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『そして、バトンは渡された』『夜明けのすべて』の著者による書下ろし長編
いまを生きる私たちの道標となる物語の誕生!
「明日が怖いものではなく楽しみになったのは、あの日からだよ」
今でもふと思う。あの数年はなんだったのだろうかと。
不自由で息苦しかった毎日。
家で過ごすことが最善だとされていたあの期間。
多くの人から当たり前にあるはずのものを奪っていったであろう時代。
それでも、あの日々が連れてきてくれたもの、
与えてくれたものが確かにあった――。
【著者より】
何かと制限され思いどおりに過ごせない毎日を、大人も子どもも、
誰しもが困難を抱えながら進んできたと思います。
そして、これから、また違う日々に向かわないといけない中で、
ほんの少しでも明るいものを差し出せる物語になれれば。
そう思っています。
明日が怖いものではなく楽しみになったのは、あの日から――
『そして、バトンは渡された』『夜明けのすべて』の著者による書下ろし長編。
Posted by ブクログ 2024年04月21日
あの時あれって、どうなったんだっけ?
その話は聞いていたけれど、その後のことは知らなかった。
そんな、少し気になっていたことが丁寧に描かれ、ページが進めば進むほどに
あぁそれ知れてよかったなー、と気持ちがほぐれる小説でした。
それにしても、構成が上手い。
推理でもミステリーでもなく、
日常の何気...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月13日
岸間冴、江崎心晴、小学3年時代から24歳の今まで。
2人は、家庭も育った環境も全く違うのに、コロナ禍で数年の間これまでの日常生活を過ごすことが出来なかった、その点は同じ。
二人別々の過去と未来が行き来するので、途中、あれ?どっち?ってわからなくなりかけたり…だけど、2人の経験した子供時代、どちらが...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月10日
「コロナ禍を体験した人全てに読んで欲しい」というのは大袈裟な話ですが、あの期間をみんな乗り越えたというか、過ごしてきただけでも歴史上私達みんな偉いんだよ、すごいよと褒め称えたくなるお話でした。
コロナによる分散登校、不登校、ネットの繋がり、悪い事に拍車がかかり、良かったものが薄れていく、どうにもなら...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月09日
2人の少女が小学3年生になる頃に流行した感染症。
その後の15年間をそれぞれの目線で追う物語。
もし感染症が無ければ、学校生活が普通に送れていたら、違ってたであろう未来。
きっと当時はそう感じていた大人も子供もいたけれど、それと共に時代を生きている自分たちには刺さるものがありました。
瀬尾さんの...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月06日
子ども達と母親達がコロナ禍で抱えていたであろう様々な思いが丁寧に描かれていて、両者のすれ違いに共感したり、切なくなったりしました。
子ども達がコロナ禍で母達の言動に不満を感じていたのはとても共感できる。それでも、母は我が子に絶大な愛を注いでいたということに大人になる過程に気づくことができた彼女達は...続きを読む
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