瀬尾まいこのレビュー一覧
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ネタバレ中学生の駅伝を舞台とした青春小説。
襷を繋いでいく章の構成が面白くて一気読みした。
駅伝を走る男子生徒6人+陸上部顧問それぞれの魅力があって、読み終わる頃にはみんなのことが好きになる。
私の中でスポットライトが当たったのは渡部君。
頼み事を断れないジローにたいして、「俺は選んでするべきことを決めている」と言い切った場面は、
まだ中学生なのに判断軸をしっかり持っているなんて素晴らしすぎないか?!
と感心したが、彼の章を読み終えた後だと、ある事情のためどういうふうに自分を見せるか考えて行動しているのだとわかり、このセリフの印象が変わる。おばあちゃんの「中学最後になって、孝一もやっと好きなことがで -
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作者は『感染症』としか書いてません。一言もコロナだと明記しておりませんが、コロナだと仮定すると、2020年から2037年ぐらいまでのお話です。
『今でもふと思う。あの数年間はなんだったのだろうかと。』
と冒頭に書かれていますが、本当にそう思います。特に子供たちにとっては大切な数年間が奪われたのですから。
ですが、死亡率が高く、感染力も強い時がありましたし、生きていればこそ『何だったんだよ!』と思えるんだよな、と複雑な思いになります。
冴ちゃんのお母さんの、明るくてサバサバしたキャラクターが好きでした。それでいて人が困っていることを汲み取るのが上手いという。
心晴ちゃんの家庭教師の樋口さん -
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表紙のイラストもノスタルジック
どの作家さんの話も良かった。
特に気に入ったのは、
坂本司さんの《手に取ってみろよ》
凪良ゆうさんの《小鳥たち》
一穂ミチさんの《歌うように生きて》は
驚きの展開だった。
本屋を舞台に、登場人物達それぞれの
恋愛や失恋、結婚、離婚など、様々な事情が
描かれている。派手な出来事はないけれど
淡々とした日常の中の、ちょっとした出来事が
丁寧に描かれていて、とても優しい気持ちになった。
今、本離れや書店の減少など、いろいろと
問題になっているけれど、町の本屋さん、
本当に頑張って欲しい。
(本屋さんは私の心のオアシスです!)
出版取次という仕事を、この本を読ん -
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4.3
思わずぶんぶーとこちらも口真似したくなってくる。
子どもをもったことはないけれど、おいでと呼んだら笑顔で走ってこられたら、それだけで子育ての辛いこととか吹き飛んでしまうんだろうなあ。
小学生時の頃になぜ親戚のおじさんやおばさんはいつも会うたびに、こちらをにこにこと見ているのだろうと思うことがありました。
きっと、私が忘れているだけで、おじさんおばさんの中にも小さい頃の私の記憶や、思い出が残っているんだろうな。
だから、私がモジモジしだす年齢になっても、モジモジしている姿さえもおじさんおばさんにとっては、大きくなったなあ、可愛いと思える姿だったのかも知れないと思いました。
たく -
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ネタバレ終始、なんとなく予想できるような展開で物語が進んでいき、穏やかな気持ちで読み進めることができました。ハラハラしたり、感情を大きく揺さぶられたりする場面はあまりありませんが、その穏やかな空気感が心地よく感じられる作品です。
主人公のように、人のことばかり考えて相手の気持ちを汲み取り、自分のことは後回しになってしまう人は意外と多いのではないでしょうか。でも、それを否定するのではなく、そんな人が少しずつ自分自身にも目を向けられたらいいな、と感じさせてくれる物語でした。
今は、人と人とのつながりが少しずつ薄くなり、おせっかいを焼く人も昔より少なくなっているように感じます。だからこそ、主人公のおせっ