瀬尾まいこのレビュー一覧
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短編集は、どんな受け止め方をしたらいいかな、共通点は何かなと思いながら読むのが常だ。この作品は、そういう意味では捉えどころがなかった。とはいえ、どの作品も読み終える頃には前向きになれるところがとてもいい。
生きていると、思いもよらないところで意外な出会いがある。ほんのちょっとのきっかけが、大きく人生を変えるかもしれない。そんな予感めいたものがあって、読後感が爽やかだった。
知り合いはもちろん友人も、一緒に過ごしている時間以外の顔を知ることはほとんどない。どんな生き方をしてきたのか、自分に見せる顔以外はわからないものだなと思った。それでも一緒にいる限りは楽しかったり笑っていられたりする関係って -
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映画がよかったので購入。映画だと石原さとみ演じる義母の梨花がだいぶフォーカスされてるけど、マンガでは主人公と義父の森宮との生活や関係性に重きが置かれている感じです。主人公と義母、義父は血の繋がりはないけど、娘への愛に溢れている姿は心打つものがある
【主人公】親の再婚の繰り返すで義父と暮らす女子高生
【概 容】義理の父と娘の血の繋がりはないが堅い絆で結ばれている親子関係を描いた物語
【文字の量】少なめ ●〇〇〇〇 多め
【コマ割り】少なめ 〇●〇〇〇 多め
【非日常性】薄め 〇●〇〇〇 濃いめ
【目の描写】薄め 〇〇●〇〇 濃いめ
【このマンガ好きな人にオススメのマンガ】
・やじろべ -
Posted by ブクログ
真実がわからなくても、今自分が知っているその人がどうか、自分がその人に何を思い何をしたいと思うかの方が大事なのかもしれないと思った。
山田さんのように、事実がわからなくても、目の前の人をおおらかに信じられる人になりたいなと思った。
そして、おにいさんの率直な優しさがさくらの心を解いたように、大事な人にしてあげたいと思うことは行動や言葉にしていこうと思った。
さくらが蓋をしていた記憶が、振り返ってみればそう暗いことばかりではなかったことは、わたしの思い出したくない記憶も少し明るくしてくれた気がする。
事実じゃなくて、自分が幸せと感じることが大事。周りの生活の変化や漠然と想像してた人生と今が違 -
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ネタバレ宮路がだらしないようでいて、すごくいいやつなので、読んでいて気持ちがいい。
人の欲しいものにぴったりなものを選び、ウクレレを教えてほしいと言われれば買って練習し、本が欲しいと言われれば10冊買って自分でも読んでみる。
作中で演奏される曲がストーリーに合っていて、聴きながら読んだらとても心に沁みた。舞台が老人ホームということで、「上を向いて歩こう」とか「東京ブギウギ」などの往年の名歌が多かったが、本作を読むまで知らなかった「Wake Me Up When September Ends」という歌はとても心に残った。
『あと少し、もう少し』の渡部が成長して登場していたのもとても嬉しく、ちょっとと -
Posted by ブクログ
3編からから短編集です。
子どもの病棟で出会った小学生同士の友情を描いたこの物語は、想像していた以上にやわらかくて優しい世界が広がっていました。
登場人物に「悪人」が一人も出てこない安心感。その分、子どもたちの小さな不安や寂しさ、そして友情がまっすぐに胸に届きます。読んでいると自然と笑顔になり、でも少し涙もこぼれそうになる——そんな感覚。
「もっと読みたかった」と感じるのは、短編だからこそ。“物足りなさ”ではなく“もっとこの世界に触れていたい”という余韻なんだと思います。
初読みでこの読後感。
次の作品に手を伸ばしたくなる予感がしています。