瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 優しい音楽 <新装版>

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    短編3話。
    1話目は表題でもある『優しい音楽』は、ちょっと不思議な始まりで、これってファンタジー小説?と思わせるような運命的な出会いから、最後には想像を超えてほっこりさせてくるところが凄い。
    2話目、3話目も同じく現実ではありえないような、でもありえそうな話で面白かった。

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    2026年05月06日
  • 私たちの世代は

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    中学生の妹は、ほとんど学校に通わなかった。
    今って感染症の名残で、家から出なくても過ごせてしまうのだ。

    学校に行かず、家で多くの時間を過ごした子たちは、きっと誰よりも、一人でいろんなことを考えてきた。
    環境も、考え方も、一人ひとり違う。
    だから、その気持ちを本当にわかることは簡単ではない。

    でも、私たちはその子たちより少しだけ大人だ。
    その分、できることもあるだろう。
    その子の歩幅を急かさず、そっと隣にいることも、そのひとつかもしれない。

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    2026年05月05日
  • 天国はまだ遠く

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    大きな展開は起きないのに、文章が凄く肌に馴染んで、じんわり胸に残るお話だった。
    その後が気になるなあ。

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    2026年05月04日
  • 強運の持ち主

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    重すぎず、さらさらと読める本だった。
    自分のことや通彦のことだと考えたりモヤモヤしたり、人間て一緒だなぁと。
    通彦のお料理でもほっこり

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    2026年05月03日
  • あと少し、もう少し

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    一つの小説で6人分の視点を追体験しても良いのだろうか。そんな贅沢な小説だった。

    毎年、県大会に出場している中学の陸上部は今年も県大会出場を目指す。しかし、陸上部の熱血顧問は異動となり、新たにやってきた顧問は美術部。更に、出場メンバーがなかなか定まらない。追い討ちをかけるように、主力の不調。

    そんな不協和音な状態でもなんとか、もがき苦しみ這いあがろうとする青春小説。

    当たり前だが、一人一人が別のバッググラウンドを持ち、異なる価値観を持つ。そんなまだまだ成長段階の彼らの思考や見方の変化が丁寧に描写されている。

    中学の部活がもたらす人間的成長。これが大会出場が叶おうが叶わなかろうが、1番大事

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    2026年05月02日
  • 幸福な食卓

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    淡々とした家族生活。読んでると心が落ち着く。
    ストーリーは1つだけ大きい事件があってびっくりしたけど、基本的には日常。
    行動とか性格とかは現実にはいなさそうなものばかりだけど、当然のように進行していくところが心地良い。

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    2026年05月02日
  • 天国はまだ遠く

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    ネタバレ

    目の前の世界が全て、そこに希望が持て無いと
    「死」に行き着いてしまうのかも。

    もっと世界は広くて、自由なのに視野が
    ぎゅーっと狭くなる。辛くなる。

    どこまでも自由な自然の中に入って
    千鶴は心の中を断捨離して
    帰って行ったんだろうな。

    千と千尋の神隠しを思い出した。
    居心地は良いけど本来居るべき場所
    では無い、帰らなくちゃ。と。


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    2026年05月01日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    父はカメラマン、母はバイオリニスト、姉は画家を目指しアメリカにいる。そんな中、自分は何の取り柄もないと悩む梨木。小学、中学で困っていそうな同級生を助けたことで、人の心を読める能力があるね、と褒められる。
    でも本当にすごいのは、気付いた異変に対してとことん考えて答えを出す辛抱強さ。そして、何とかしなきゃ!と、下手すると困っている本人より必死に解決策を出そうとする優しさと、行動に移せる勇気じゃないかな?
    店長の大竹や、大学の友人たちと接するうちに、人の心なんて一緒にいれば図らずとも分かるものだ、誰かの思いに触れるのは何も特別なことではない、と気づき始める。それでも誰かを救っていることに変わりはない

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    2026年05月02日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    半分読んだ今のところうーんすぎる、、
    期待値高かったからかも

    ↑前半はこんな感想だったけど

    読み終えると
    大竹さん愛しいになってた

    登場人物ひとりひとりの
    心情の表現が素敵で
    ひとつひとつ丁寧に読める本が
    いつも瀬尾さんの本。

    みんなに幸あれ!
    そして人と人との巡り合いに感謝して
    明日からまた頑張ろう。

    "人の心を掬える人に"

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    2026年05月06日
  • 夏の体温

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    友情にまつわる二つの中編と一つの掌編を収録。

    『夏の体温』
    主人公は病気のためにもう1ヶ月も入院している。病院は低身長の外来もやっていて、2泊3日の検査入院の子供たちもよく来る。次々入ってくる子たちは皆、自分より先に退院していく。先の見えない入院に、なぜ自分ばかり……と不満に思う一方、入院当初入っていた重病患者棟では自分よりはるかに深刻な状態の患者もたくさん見てきた。それに比べたら自分なんか不満を抱いてはいけないのではないか…?
    そうやって心は揺れ動き、入院して自分は性格が悪くなった。外にいた時はもっと朗らかだったはずなんだけど…。
    そう思っていた頃に、同年代の壮太が検査入院でやってきた。

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    2026年04月30日
  • あと少し、もう少し

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    ・走っている時の心情がリアルでうるっときた
    ・駅伝練習を頑張っている人にとって励みになる
    ・キャラクターのユニークさが面白くすいすい読める

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    2026年04月30日
  • あと少し、もう少し

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    私が大好きなランニング小説です。
    中学生6人と顧問の先生との心温まる作品です。私も足が故障するまで走っていました。だから、ランナーの気持ちは分かるつもりでいます。一つの目標に向かいひたすらに努力する姿や、相手を思いやる気持ち、誰にも打ち明けられず葛藤する姿など、複雑な展開の先に全員で目標に向かう姿に感動します。
    ランニングものの小説に、また、出会いたいです。
    最後に、あとがきに三浦しをんさんが『思いと言葉は襷のように』との標題で書かれています。素晴らしい内容です。

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    2026年04月30日
  • おしまいのデート

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    ネタバレ

    きっかけ:ほんタメで瀬尾まいこさんの作品は温かいと聞いたから

    ◆一時の期間が終わっただけで、関係は終わらない。ただ区切りがついただけ
    ◆登場人物に苛々、自己投影してソワソワ

    (おしまいのデート)一番良い!
    (ファーストラブ)眩しい 共感はしないけど羞恥感ある 狭い恋愛じゃなくて広い愛
    (犬)これは嫌い 犬によくない
    (デートまでの道のり)保育士の担当の子の父親(not不倫)と良い関係? 幼児とはいえ見てるよ 良い未来の家族になれるのかな?

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    2026年04月29日
  • わたしの名店

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    テーマごとにお気に入りの店ととっておきの一皿、それにまつわるエピソードがまとめられた1冊。
    大好きな作家の澤村伊智が寄稿しているというので読んだ。澤村伊智、なかなかエッセイなどは書かないので……。
    タイトルの通り、書き手がこよなく愛する料理のことを書いているのと、そうに至ったエピソードがあり、読んでいて楽しかったし料理の描写がおいしそう。お腹すく。
    前後で読んでいた本がわりと重めだったからいい息抜きになった

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    2026年04月29日
  • 強運の持ち主

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    「当たるも八卦当たらぬも八卦」という言葉の通り、占いは必ずしも正しさを求めるものではなく、その曖昧さ自体に価値があるのだと感じた。

    占いに求められているものは大きく二つあると考えた。
    一つは意思決定のサポートである。人はすでに心の中で答えが決まっているにもかかわらず、最後の一歩を踏み出せないことがある。そんなときに占いは、自分の選択に対する責任や不安を担いでくれる役割がある。
    もう一つは秘密の共有である。誰にも相談できない悩みや不安を打ち明けることで、気持ちが整理され、問題の半分は解決することもある。占いは、単に未来を示すだけでなく、安心して本音を吐き出せる場としての機能も持っていると感じた

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    2026年04月28日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    梨木くんとアルバイト先の店長、大竹さんのやり取りが、途中から好きでたまらなかった。笑

    特に、常盤さんとの接点を持つために、大竹さんの誕生日会を開くことにした梨木くんの行動力。勢い良すぎて、その後の梨木くんと、大竹さんの会話が最高でした。
    「常盤さんに知られたらいけないので、この話は、終わりにしましょう。」「俺の誕生日会だよな。秘密にするなら俺にだろ」のくだり。笑

    今回も瀬尾さんの温かくて、爽やかな読み心地に癒されました。

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    2026年04月27日
  • 図書館の神様

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    自分がきっと犯してしまった罪。自分がもがき、変わることで、許され、新しい世界に飛び立つことが出来る。
    色々な文学作品が出てくる。川端康成、石川啄木、夏目漱石、山本周五郎。
    舞台は明確に書かれてないけど、盛岡かな、岩手のどこかかな。あ、盛岡じゃないわ、違うわ。海辺の街だから。

    私、間違ってないよね?。そんな押し付けがましい事、恋人にしか言わないよね。→これは、小説の中の高校の講師である主人公と、主人公がつとめる文芸部のたったひとりの男子高校生とのやり取り。

    私、間違ってないよね、という言葉。
    よく発する人います。自分の正しさを他人に強要する人。あー確かに押し付けがましい!とこの文を読んで納得

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    2026年04月26日
  • ありがとう、さようなら

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    中学生って子供扱いしたら怒るし、かと言って頼りなかったり、幼稚な我儘言ってみたり、、我が子のことを思い出しても、先生にとったら1番めんどくさい時期だと思う。
    可愛い盛りの小学生でもなく、大人へあと一歩の高校生でもなく、中学校の教師を選んだ瀬尾先生。柔らかな文章、素敵なエピソードの数々に、生徒を見つめる暖かな眼差しを感じる。大好きな作家さんであり、良い先生だったんだろうなぁと思う。瀬尾さんの物の考え方や捉え方が、すごく好き。本当どこかで、ランチしながらおしゃべりしてみたい方だなぁ。

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    2026年04月26日
  • 夏の体温

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    友達にまつわる短編集。温かい気持ちになれて、クスッと笑えて、人と繋がることの楽しさを改めて感じる。読むと人生がキラキラしていくような一冊だった。

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    2026年04月25日
  • 強運の持ち主

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    占いには縁がないけど、ルイーズさんにはみてもらってもいいかな。好感の持てる登場人物達にほっこり。食べるのには抵抗あるけど、通彦の変な料理が楽しい。

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    2026年04月23日