瀬尾まいこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
瀬尾まいこ作品 4作目
あぁ またやってしまった。
秋の駅伝シーズンになって あちこちの大学が話題になっていて
ちょっとスポーツもののつもりで借りたこの本。
主人公の太田君は見た目ヤンキーの高校生(昔は悪だったが 中学の頃にはタバコはやめたらしい)
そんな彼に、先輩が娘:鈴香(1歳10か月)の子守を頼む。
奥さんが切迫早産で入院になったからだ。
小さい子の世話なんてやったことが無い太田君の子守り奮闘記だ。
ちょっと危なっかしい太田君の子守の様子は、読み手が口出しをしたくなるような
リアルな子育て風景が繰り広げられている。
そして 出てくる人たちが優しく ほっこり。
いいなぁ こういう世界。 -
購入済み
君が夏を走らせる
の、中学生時代のお話
メンバー個人の事情も襷渡しされていく
これからの駅伝シーズン前に完読
目に見える感動も、目には見えない感動も
駅伝にあることに気づく小説
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Posted by ブクログ
もうね、この本を若い人たちに読んでもらいたい。
特に引きこもっている子に、ダメ親の元に生まれて自分までダメな人間と思っている子に、何ならODしている子に。薬よりよっぽど効くと思う。
「人は誰でも必要とされる大切な存在であること。今はそうでなかったとしてもいつかはなれる」ということを知ってもらいたい。読後そう思った。
若い世代はコロナで本当に翻弄された日々だったと思う。そしてSNSが当たり前の世の中でさらに閉鎖的になることが増えたと思う。
でも人と直接話すことや手紙で思いを綴るなど以前それが当たり前だったことがとても大切であることを教えてくれている。
どうか自分の存在を軽く考えないで、どうか自分 -
Posted by ブクログ
どうしても親の目線で読んでしまう。
あのコロナ禍での自粛期間は、私も親として、試行錯誤していた日々だったから。
感染リスクはできる限り減らしたいし、そもそも不要不急の外出は許されていなかった。
でも、この自粛期間に子どもが失う色々な機会がたくさんあるだろうことを想像して焦り、それをなんとか埋めたくて、家でできる遊びを考えたり、夜に人のいない公園に出かけたり。
それでも子どもが心から楽しめているかどうかと心配したり。
だからこそ、この物語が救いになった。
あの頃、色々やりながらも、これでいいのだろうかと不安になっていた私を助けてくれた。
小学3年生の女の子二人が主人公。
家庭環境も学校も全