瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 幸福な食卓

    Posted by ブクログ

    佐和子があまりにも高校生という若さなのに人生経験重ねすぎていて、まっすぐ普通の感覚を持って生きていることに驚きます。もっと家族に甘えたほうが良いと最後にアドバイスもらっていたけど、なかなか甘えやすい家族じゃないと思う。

    0
    2026年01月17日
  • 天国はまだ遠く

    Posted by ブクログ

    とにかく優しい物語。
    23歳で仕事や人間関係に限界を感じ、誰も自分を知らない場所で自殺を試みる千鶴。
    自殺を失敗してしまった千鶴に、自然体で接する民宿の田村さんとのやりとりに心が温かくなった。
    木屋谷の大自然を感じながら、本当の自分を見直していく千鶴。
    何のしがらみにも囚われず、スマホも持たずに、自然の中でのびのび過ごせば本当の自分は見えてくるのかな。
    町内の飲み会で千鶴が泥酔するシーンが面白かった。

    0
    2026年01月17日
  • 夜明けのすべて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    心温まる小説でした。

    特に、藤沢さんが虫垂炎で入院する場面。
    山添くんが藤沢さんに対してできることを、ほぼ無意識の範囲で自発的に考えて行動に移すようになっている場面が印象的でした。

    優しさの連鎖とはこういうことなのかもしれない、と思いました。
    損得勘定や相手への期待を込めて行動するのではなく、相手のことを思って行動する優しさは素敵だなと改めて感じました。

    しかしこの話はあくまでフィクションなので、現実世界と真っ向から照らし合わせるようなことをすると、苦しい感情を抱かれる方もいるかもしれません。
    ただ、あくまでフィクションとして読む分には心の安定材料となりうる、非常に素敵な作品であると感じ

    0
    2026年01月17日
  • 掬えば手には

    Posted by ブクログ

    かわいいタルトを取り分けている表紙だけど、最初読んでいる時はどう繋がるのかが全く想像できなかった。

    勉強も運動も全て普通の大学生、匠。
    アルバイトしているオムライス店の店長の大竹さんは、恐ろしく口も態度も悪い。
    新人のアルバイト常盤さんが来たけれど、彼女は頑なに誰にも心を開かない。

    読み進めていくと、そう来たかー! という感じで、清々しい。
    匠が人を思いやる気持ちの強さ、勇気。それが巡り巡って、彼自身をも変えていく。

    大竹店長が主役の「アフターデイズ」も収録されている。いいキャラ。

    0
    2026年01月16日
  • 図書館の神様

    Posted by ブクログ

    文芸部の顧問と部員ひとり
    鼻血のことが描かれてる川端康成「抒情歌」「骨拾い」
    山本周五郎「さぶ」の主人公は誰か
    夏目漱石「夢十夜」などが描かれてる
    「文学を通せば、何年も前に生きてた人と同じものを見れるんだ。」私も本を開いて同じものをみよう

    0
    2026年01月15日
  • 天国はまだ遠く

    Posted by ブクログ

    仕事や職場の人間関係に疲れてしまった千鶴は人生を終わらせようと北に向かう。民宿田村に辿り着き、思いを遂げようとするけれど、、、。

     田村さんが面白い人だったな。
    民宿の子だからら距離感がうまいのか、持って生まれたものなのか。民宿の子かぁ、久々に吉本ばななさんの『TSUGUMI』読んでみようかな?

     大らかな2人のやり取りや、丹波の描写に癒されるので、お疲れの方にもオススメです。

    0
    2026年01月12日
  • 掬えば手には

    Posted by ブクログ

     勉強も運動もいたって普通で何の取り柄もないことがコンプレックスな梨木匠は、人の心の声が聞こえるという能力を持っている。
     その力を悪用せず、いつも人を救うことに使っている所に梨木くんの人柄の良さを感じた。
     心に傷を抱えた河野さんや、香山くん、口の悪いバイト先のオムライス屋さんの店長が梨木くんとの交流で心が解きほぐされていく様子は、私までほっこりしてしまった。
     なかなか心が読めなかった常盤さんと秋音ちゃんのシーンは少し切なくもあった。 
     そして、周りの人と打ち解けていく中で、梨木自身も自分の存在価値を見出していく。
     ラストの、大竹店長の心情を描いた「アフターデイズ」も温かい気持ちにさせ

    0
    2026年01月12日
  • 掬えば手には

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本人は普通だと思っていることも、他人からしてみれば特別な力なのかもしれない。
    主人公の力はどう考えても特別な力だけど、あまり本人にその気がなさそうなのが本書の魅力になっていると思う。人の気持ちが読めるのは思い込みだったかもしれないけど、霊と会話しておいて自分を平凡だと言うのは無理があるぞ梨木。
    複数の登場人物との関わりが描かれる物語で、中でも香山との関係性が好きだった。
    河野さんの存在は途中まで意味ありげで読み落としがあったのかと何度かページを往復してしまったけれど、中盤で詳細が明かされる仕組み。
    文体もあっさりとしていて読みやすかった。

    読み終わって表紙を見た時に、良い本に出会えたなと感じ

    0
    2026年01月08日
  • 掬えば手には

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全体的に読みやすかった。まず表紙がかわいいし、私が好きなオムライス屋さんのお話しなのもグッドポイント◎
    大竹さんすきー!実際関わるのは嫌かもしれないけど、普段ツンツンしてるのにさりげなく相手を思いやった行動ができるとこがすてき。私もさりげない優しさをもった人になりたいな。特にアフターデイズの3人のやりとりが面白い。

    「きっと、おばあさん、思い残すこと一つもなく大竹さんに愛情を注いだんだと思います。心残りがないくらいに大事にできたんだと。だから、大竹さんのこと、きれいに忘れられたんじゃないでしょうか。不確かな頭で記憶を探ってわざわざ思い出す必要がないほど。そんなにも、誰かを愛しきれたってすごい

    0
    2026年01月05日
  • 掬えば手には

    Posted by ブクログ

    読めば読むほど登場人物が大好きになっていく。
    大竹さんが可愛すぎる!笑
    アフターデイズもすごく良かったし、さらにその後も気になる

    0
    2026年01月04日
  • 天国はまだ遠く

    Posted by ブクログ

    何もかもうまくいかない時にまた読みたい
    どこか知らない場所で休養を取れば、死ぬこと以外の選択肢を考えられるのかなと思った。

    0
    2026年01月04日
  • 天国はまだ遠く

    Posted by ブクログ

    田村さんがカッコ良すぎてああいう人と結婚したい!笑
    仕事が辛くなったらまた再読しようと思う。
    経験とか環境とか、関わる人ってやっぱり自分を変えるんだなって思った。
    よく物より経験にお金を使った方がいいっていうけど、やっぱり20代はたくさん経験にお金を使いたい。

    0
    2026年01月04日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

    Posted by ブクログ

    もう何冊目かわからない瀬尾まいこさんの小説。
    その中でも上位にランクインする好きなお話でした!
    瀬尾さんらしい、ほっこり心温まるストーリーで読みやすくてあっという間に完読!

    P211の病室での2人のやり取りが好きです

    0
    2026年01月01日
  • 天国はまだ遠く

    Posted by ブクログ

    転勤族だったせいか、『住めば何処でも都』になる自分。正確には“何処でも“ではなく、“そこに一緒に居る人”が肝なのだけど。
    でもこの主人公は穏やかな暮らしに安心を覚えつつも、自分の居場所ではないと気づいてしまう。
    この違いは一体何なんだろうなぁとずっと考えてしまう。でも、、
    息が詰まるような日々が続いたら
    ちょっぴり休めばいい 休めばいい 休んじゃえばいい

    0
    2025年12月29日
  • あと少し、もう少し

    Posted by ブクログ

    中学生6人による駅伝の話。陸上部員だけでは走ることができず、様々なメンバーを集めて走ることごできた。6人の目線から物語が描かれており、心情の読み取りがおもしろかった。

    0
    2025年12月25日
  • 戸村飯店 青春100連発

    Posted by ブクログ

    何事も卒なくこなす兄と、出来が悪くても皆んなに好かれる弟と、好対照な兄弟の物語。
    大阪で中華料理を営む両親の元で、常に店を手伝う弟、小さい頃にトラウマとなって手伝わない兄。兄は明確な目的もなく東京で学校に通うが、すぐ辞めてアルバイト生活に。弟は家を手伝おうと進路も安易に考えていたが、親子面談で父親に怒られて進学へ。
    この父親が素晴らしい。兄の東京行きに無言で大金を渡し、弟には家を出ることを薦める。最後は父親が密かに思い描いたところに落ち着いたように思う。
    大阪生まれの作家が、吉本の漫才のノリで描いたような軽快にクスッと笑えて、ジーンと感動が来るような作品だった。

    0
    2025年12月24日
  • 強運の持ち主

    Posted by ブクログ

    『おしまいのデート』からすっかり瀬尾さんの作品にハマってしまい、あっという間に6作品目。
    涙を誘われたり、心を大きく揺さぶられることはなかったが、自分と主人公の性格に少し通ずるものがあり、通彦のおおらかさが心地よかった。
    現実世界だと、いまのわたしは完全に占いを“してもらう側”だったのだが、読み終わってからは「もう少し気楽に生きてもいいのかな」と思えるようになった。
    通彦のような生き方に出逢えて、少なくともいまのわたしは救われました。

    0
    2025年12月23日
  • 夏の体温

    Posted by ブクログ

     「友情」をテーマに描かれた3作品。

     「夏の体温」では病院に入院中の小学生の瑛介が、低身長の検査入院に来た壮太との短くても濃い友情を描いている。
    検査や治療の不安の中、瑛介の芯の強さに胸がぎゅっとなった。
     あとがきで瀬尾さんが、ご自身の娘さんも低身長の治療を受けていると語っている。

     「魅惑の極悪人ファイル」では、空想癖のため、現実の人間関係がうまくいかない大原さんと、過去を引きずり自己肯定感が下がったままのストブラくんの大学生同士の恋愛とも違う心の繋がりにほっこりさせられた。 

     「花曇りの向こう」はサクッと短い作品だったが、転校生の緊張感、そして温もりが伝わってきた。

     人間関

    0
    2025年12月23日
  • あと少し、もう少し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    正に駅伝の襷を渡していくように、スムーズに繋がっていく物語でした。区間ごとの走者それぞれの気持ちや状況といった背景がどんどん次の走者(章)に受け渡されていくにつれて、自分自身も駅伝に参加して襷を受け渡していく一員となったように引き込まれていきました。駅伝というと個人競技だと単純に考えていたのですが、この物語を読んで駅伝は走る人達の思いがどんどん受け渡されていく団体競技であるということを強く実感しました。熱い青春を感じると同時に、爽快感にも包まれる読後感でした。

    0
    2025年12月21日
  • 強運の持ち主

    Posted by ブクログ

    やさしい雰囲気で、ふとした言葉にほっと安心を得ることができる物語。ゆっくりゆっくりと、歩いていきたいという気持ちが高まる作品。

    0
    2025年12月21日