瀬尾まいこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大好きな瀬尾さんの本は、ほぼ制覇したと思っていましたが、
見覚えのない本を見つけて
うれしくてすぐに購入してしまいました。
題名からなんとなく想像がつく
内容だとは思いながら
読みはじめると
題名の感じより、すごくコミカルな感じがたくさんあって
あっという間に読んでしまいました。
ストーリー
主人公は
何もかも嫌になってどうでもよくなり死ぬつもりで来た地で、
出会った民宿の田村さんをはじめ
あふれんばかりの自然に癒され
自分を取り戻していく。
繊細そうな子なのかなぁとおもっていたら、すごくマイペースで
ちょっとどんくさくてでもすごくかわいい主人公と大雑把だけど優しい田村さんのやりとりに何度も笑 -
Posted by ブクログ
ネタバレ好きな言葉
「きっぱりさっぱりするのは楽じゃん。そうしてれば正しいって思えるし、実際間違いを起こさない。だけどさ、正しいことが全てじゃないし、姉ちゃんが正しいって思うことが、いつも世の中の正しさと一致するわけでもないからね」
「面白くなろう、楽しくしよう。そう思ってるんだけど、そう思えば思うほど、僕はだんだんつまらない人になってしまう。難しいですね」
「健全な人間は走らないと」
「文学なんてみんなが好き勝手にやればいい。だけど、すごい面白いんだ。それは言っておきたい。だから、僕は三年間、ずっと夢中だった。毎日、図書室で僕はずっとどきどきしてた。ページを開くたび、文学について言葉を生み出すたび、 -
Posted by ブクログ
瀬尾まいこ氏はすごい上手い作家だといつも思う。
自分の中では氏のデビュー作品『卵の緒』と並ぶベスト。
セリフが絶妙。
幼いときの弟のセリフ。
一度も泣いたことがない弟が泣いたシーン。
「どうしてこんな風になっちゃうの? チョコレート食べるのは悪いことじゃないのに。どうしてきいちゃんは痛い思いをしなくちゃだめなの?」
主人の清の運命がよく現れている、小説内ではちょうど中盤にくるセリフ。
しかし本作、吉川英治新人文学賞にノミネートされたが、某有名作家から「情熱を感じない。書くことの面白さを知ってほしいと思った。」と酷評…
いやあ、変に波を立てずに湖面のように語るのが瀬尾文学な気もするのだが…
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Posted by ブクログ
読み終えて、「瀬尾まいこさんらしい優しい物語だな」と思ったのですが、過去にどんな作品を読んでるかな?と本棚内検索してみたら、なんと「あと少し、もう少し」の1作品だけでした。人の記憶とはいかにいい加減なのか...
走ることが好きで、元不良で、自分を持て余している高校生が、同じく元不良だった先輩から1歳10ヶ月の女の子の面倒を見てほしいとお願いされるところから物語は始まります。
まだ幼い女の子との生活が進むにつれ、漫然と怠惰に過ごしてきた過去を見つめなおし、前向きに生きようと思えるように変わっていくさまを丁寧に表しています。
人間って、特に日本人はネガティブ思考の人が多いように思えるのです