瀬尾まいこのレビュー一覧

  • ありか

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    『ありか』は、美空と娘ひかりが“新しい居場所”を見つけていく物語。
    美空を縛ってきた実母の歪んだ依存には胸がざわつくが、悪意だけでは語れない弱さもにじむ。一方で、周囲の大人たちは美空とひかりを自然体で支え、温かい関係が心地よい。ひかりは現実の同年代よりませているが、その素直さと可愛らしさが物語を明るく照らし、読後に幸福感が残る。

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    2026年06月09日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    瀬尾まいこさんの描く世界はいつも、人の善意や温かさを信じたいと思わせてくれる。 ちょっと素行不良で周囲から誤解されがちな高校生・太一が、1歳の女の子、鈴香の子守を引き受けたことから始まるひと夏の物語。 最初は戸惑い、振り回されてばかりだった太一が、鈴香の純粋さや真っ直ぐな感情に触れる中で少しずつ変わっていく姿が丁寧に描かれていて、一見交わるはずのない二人の間に築かれていく言葉を超えた信頼関係に心がじんわりと温かくなる。 鈴香とのひと夏を経て、自分の足で未来へと走り出した太一を、これからも応援したい。爽やかな疾走感と、 温かい余韻を残してくれる作品だった。  

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    2026年06月09日
  • 春、戻る

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    瀬尾先生、不覚にもどれを読んでも最後は泣いてしまうな。
    岡山の部分は実体験なんだろうな。リアルすぎる。古い話だと思うけど。

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    2026年06月08日
  • 夜明けのすべて

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    自分が病気でなければ、なかなか気づけない視点に触れることができた。
    また、女性特有の月経にまつわる病にも目が向けられており、新鮮な気持ちで読み進められた。
    自分では決して経験できないことを学べた点も大きい。
    小説ならではの魅力が存分に発揮された一冊で、自分とは異なる人生を追体験できるところが何よりも素晴らしいと感じた。

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    2026年06月08日
  • そして、バトンは渡された

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    後半はふふふっと笑ってしまう
    終盤はそっと泣けてしまう
    温かい気持ちを思い出したい時に
    読んで欲しい

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    2026年06月06日
  • 幸福な食卓

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    ネタバレ

    2026.06.04

    ちょっと変わった、でもどこか明るくポップな家族。「普通」とは違うけど、それなりに幸せな暮らしをしていると思っていると、急にどんより暗いエピソードが混じる。この緩急がなんとも言えず、引き込まれて一気読み。

    明るく楽しい家族に見えても、見えないところで辛く苦しい出来事があったりする。
    見えないように振る舞っている人たちほど、強いのだと思う。

    佐和子は失ったものは大きいけど、それ以上に佐和子を想い、気にかけ、大切にしてくれる人たちに囲まれているのできっと大丈夫だと思う。

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    2026年06月04日
  • 夜明けのすべて

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    読みやすくてすぐ読めた。

    二人の関係性が素敵。
    あと、社長と上司がそっと思ってくれてるのが素敵。こんな上司が周りにいるっていいな。分かっていて、でも口出ししてくるわけでもなく、陰からそっと支えてくれていて。心がじんわり温かくなるって、こういう話のことを言うんだなと思った。

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    2026年05月31日
  • 掬えば手には

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    安定の瀬尾作品。
    心にビタミン欲しいときに読むと元気が出る。

    このオムライス店で出会わなければ決して交差しない3人の人生が、緩やかに穏やかに絡み合っていく。

    大竹店長好きだな。

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    2026年05月31日
  • あと少し、もう少し

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     あまり見たことのない、構成の小説だった。駅伝を通した生徒同士のわだかまりやふあんをバトン越しに渡してたくしていく物語。

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    2026年05月30日
  • 強運の持ち主

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    お客さんに寄り添う瞬間がすきだった。
    誰かに相談したい時って、何よりも背中を押す言葉を欲しい時だなと、あーそうだと思った

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    2026年05月28日
  • 天国はまだ遠く

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    辛い時に読んで、少し元気をもらった。宿の主さん、素敵な人だった。息を吸って、自分を大切に考えさせてくれる場所に私も出会いたい。

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    2026年05月28日
  • 幸福な食卓

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    ネタバレ

    何か大切なものを失って、すべてが終わってしまったように思えても、時間は進んでく。喪失はとても辛いけど、それがあったから何かが始まることもあるし、何かを得ることもある。失ったものが、形を変えて次の何かへつながっていく。そう考えると、完全な喪失なんて、この世に存在し得ないのかな。最近の個人的なエピソードも重なって、そんなことを考えた。

    本当に辛い真っ只中の時は、ものごとを点でしか見られなくなってしまうけど、時間がたって落ち着いて、少し長い時間軸でみてみると、喪失が次の何かにつながってるんだと思える日がくるのかもしれない。

    大切なものを失うのは苦しいし、生きる意味なんてもう無いようにも思えるけれ

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    2026年05月31日
  • 天国はまだ遠く

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    ネタバレ

    自死という暗いテーマなはずなのに、クスッと笑えるところも多く読みやすい作品。
    自分の中では重大事件で逃げられないと追い詰められることも、実は大自然の中では大したことではないのかもしれない。幾三のくだり、めっちゃ面白かった。ラブアンドピース以外のことは、幾三に任せよう。

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    2026年05月28日
  • 夜明けのすべて

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    PMSの藤沢とパニック障害の山添という同じような障害を持った2人が栗田金属で働いていく中でお互いを支えながら生きていく話。
    藤沢は山添の髪を切ったり、お守りをあげたり、山添は藤沢が盲腸で入院しているときにお見舞いに行ったりと、お互いを思いやっていていいなと思った。

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    2026年05月27日
  • 図書館の神様

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    個人的には不思議な思いになる話だった
    読みやすくて面白い
    でもほんのり切なくて、爽やかで、ヌルッとしてる。そんな感じ
    ヌルッとは個人的な感想であり1%ぐらい

    主人公は清と書いてキヨ
    不本意に文芸部の顧問になった講師
    そこで垣内くんという部員に出会って…

    この文だけだとヌルッとが8割占めそうってなるけど、まあそれはない。必要ない。
    そこでの日々を、日常とは言えないけどまあ文芸部として見守る感じ。
    すごく一年での心の持ちようって変わるよね。長いようで短いし短いようで長い。そんな感じがする
    深入りしない文章って言うのかな?すごく素敵だ。




    ネタバレではないけど…
    読んでない人はまあ…

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    2026年05月26日
  • 掬えば手には

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    口は悪いが根は良い人を理解出来ればとてもいい関係が産まれるんですね
    その為には気にしない事と懐に入る無神経さと思いやりが必要かと

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    2026年05月26日
  • 夜明けのすべて

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    映画を見てから原作本を読みました。
    映画とはかなり違うストーリーの進み方でしたが、文章から読み取るとまた違う感覚になりました。
    この本は心の処方箋みたいに優しくて良い本です。

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    2026年05月25日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    初めての瀬尾まいこの短編集。
    やっぱりこの人は冒頭の文で惹き付けてくるなあ。
    どの短編もおもしろかった。
    ただ、瀬尾さん。押しピンは関西弁です。

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    2026年05月25日
  • あと少し、もう少し

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    再読☆
    中学生駅伝の物語〜青春だなぁ〜と思いながら読んでいた。

    「渡部先輩、親友っていますか?」
    「まさか。俺にいると思う?」
    親友どころか、俺には友達だと言い切れるやつもいない。ずっと自分をつくろっているんだから、当たり前だ。
    ⇧自分のことを俯瞰してみれている少年の心情にビックリした。心の成長は自分だけにしか分からない。

    俺たちの上にある空は、重い雲で覆われている。地上の水分を全部吸い取ったような灰色の雲は、少しつつけば水が溢れだしそうだ。
    ⇧本を読めば読むほど、物の例え方の奥深さに気がつく‼︎何気なく今まで見ていた雨雲なのに…

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    2026年05月25日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    今まで読んできた瀬尾さんの作品の中で、1番普通にありそうな家族、兄弟の話でした。
    料理の描写が多いわけでもないのに、町中華の油っぽい匂いが感じられて、お腹が空きました。

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    2026年05月25日