瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 夏の体温

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    3話からなる短編集。

    入院先で出会った少年2人の話。
    大学で出会った男女の話。
    転校先で出会った少年2人の話。

    出会う人次第で人生が大きく変わる。
    私個人的にもそう思う。
    素敵な人と出会えたら大切にしたいと思う一冊。

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    2025年11月07日
  • 夏の体温

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    小学3年生の少年ふたりの入院中の友情物語などの短編集。彼らの今後は分からないけどまた出会うことがなくても夏になると思い出す存在になるのだろうな。
    標題の良かったが「魅惑の極悪人ファイル」が面白かった。

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    2025年11月07日
  • 夜明けのすべて

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    PMSの現れかたがちょっと突発的すぎる所がちょっと現実感がやや薄いが、全体的な雰囲気がリアルな世界という感じでは無かったので、良いのかもしれない。
    2人のキャラが凄く良くて、セリフや頭で考えてることが面白すぎて何度も笑った!
    展開も凄く良い!

    続けてすぐに映画版も観た、、が、
    個人的には小説の絶対このシーン使って欲しい!とかこのセリフ好き!というのが省かれてたり、2人のキャラの良さがあまり出ていなくて残念だった、、
    けど上白石萌音ちゃん、って配役がもの凄くぴったりだった

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    2025年11月06日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    「また違ったものを見せてくれる人がきっといる」

    こんなお店にはもう出会えないかも?こんな人にはもう出会えないかも?というような思いで、新しい未来に向かって、旅立つ時、さよならするときの言葉で、出てきました。

    出会って別れて繰り返していくけれど、その時々を大切に、出会う人たちとの関係性を大切にしていけば、いつでも、自分の周りには、素敵な人たちがいるはずだと、光が見えるラストでした。

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    2025年11月06日
  • あと少し、もう少し

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    中学生らしく人の目が気になってなかなか本当の自分を周りに曝け出すことが出来ない。

    それが周りからも理解され、自分もそれに安堵できるはずだと信じてやまないのだが、、、

    でも、実際には中学生なりにそれぞれが、それぞれをしっかり見ていて、その人の本当の内面に気づいている。

    周りを気にせず本当の自分を理解してくれる「ともだち」となら一緒に前に進んでいける。

    襷にそれぞれの想いと気持ちを込めて

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    2025年11月05日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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     読み終えて、「瀬尾まいこさんらしい優しい物語だな」と思ったのですが、過去にどんな作品を読んでるかな?と本棚内検索してみたら、なんと「あと少し、もう少し」の1作品だけでした。人の記憶とはいかにいい加減なのか...
     走ることが好きで、元不良で、自分を持て余している高校生が、同じく元不良だった先輩から1歳10ヶ月の女の子の面倒を見てほしいとお願いされるところから物語は始まります。
     まだ幼い女の子との生活が進むにつれ、漫然と怠惰に過ごしてきた過去を見つめなおし、前向きに生きようと思えるように変わっていくさまを丁寧に表しています。
     人間って、特に日本人はネガティブ思考の人が多いように思えるのです

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    2025年11月05日
  • ありか

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    188p程
    自分の過去の幼少期、思春期の記憶と照らし思いあせながら進める。この物語はどういった結末を迎えるのか。全くもって予想できない、、



    とても穏やかでゆっくり時が流れる物語だった。

    小さな幸せ
    人との距離のはかりかた
    無償の愛
    親との関係

    ふわっと将来への安心へ繋げてくれるような本

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    2025年11月05日
  • 幸福な食卓

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    瀬尾まいこさんの作品は、何冊か読みましたが、ちょっと風変わりな家族の物語が多いような気がします。でも、読後はいつも家族って良いなと温かい気持ちになれる物語です。この物語の家族もそうですが、いきなりから「お父さんを辞めようと思う」から始まったのは驚きでしたが、家族の事情がだんだん分かってくると、それぞれの家族には、その家族にとって一番良い関わり方があるのかなと思いました。その中にお互いを思いやる優しい気持ちがあれば良いのかなと。

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    2025年11月04日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    人の心が読める不思議な力、最初はそれを信じながら読み進めていたが、それはその人その人が相手を思う人間力なのだと思った。でも読み取れたからといってその後どうしたら良いか分からず動けないこともあるのに、主人公の、相手のためならどんどん動くその行動力に尊敬。また自分自身も、相手のことは聞きつつも自己開示をすることが少なく上辺の付き合いになっていることが多いのかな?とも考えさせられた。相手を信じて自分を出すことって難しいなと思う。

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    2025年11月02日
  • 私たちの世代は

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    いじめられちゃった子も引き籠っちゃった子も
    すっかり立派になって・・;;
    希望があってよかった。
    樋口君のつながりはビックリ。

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    2025年10月31日
  • 強運の持ち主

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    答えを求めて占いに行くけど、結局決めるのは自分自身。実は自分の中の答えは既に決まってたりする。

    「今後3年間悪いことが続く」ではなく、「3年頑張れば道が開けてくる」。悪い占い結果でもお客さんを勇気づけれるよう上手く伝えていたように、結局捉え方次第で、前向きに行動を起こせたらいいんだなと思えた。

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    2025年10月30日
  • 夏の体温

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    3遍の短編集だが、2編目の魅惑の極悪人ファイルがすごく面白かった。
    「夜明けのすべて」の、藤沢さんと山添くんを思い出すような、好きな空気感と面白さだった。2人のやりとりを、いつまでも見ていたい気持ちになる心地よい作品だった。

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    2025年10月30日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    素直にとても良い話。兄弟、家族、地元、うっとおしくて、愛おしい。忘れたくても忘れられない。正反対だと思っていた兄弟がぐるっと回った正反対に進んでいくの、それもいいね。

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    2025年10月29日
  • 掬えば手には

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    単行本で読んでたのに、内容をさっぱり忘れていました。それぞれのキャラクターが本当に良いし、エピソードを通じてそれぞれが変わっていくさまもいい塩梅で、さすが瀬尾さんという感じ。巻末の店長目線のアナザーストーリーがこれまた楽しい。間違いなくお勧めできる1冊。

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    2025年10月29日
  • 強運の持ち主

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    ネタバレ

    読みやすかった。

    どこか適当で、なぜかじんわり温かい気持ちになった。どんなに強運の持ち主でも良い時、悪い時があるけど、結局は直感と信じる力かなと思った。過ごしてきた経験と直感が大事で、あとは自分次第!

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    2025年10月28日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    551の豚まんを食べながらみる吉本新喜劇、皆んなが笑いを取ろうと息巻く謎の空気感、お節介なおばちゃん、安くておいしい粉もん料理、夜更かししてみる探偵ナイトスクープ。
    私の地元、大阪ってやっぱりなんか独特。

    思春期の私はヘイスケと同じく、早く東京に行きたくて就職を機に離れてしまったけど、そういう些細だけど当たり前の日常だったあの日々を思い出してぎゅっと胸が締め付けられる気持ちになった。

    あーーー年末は大阪の実家でごろごろしたい!

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    2025年10月27日
  • 私たちの世代は

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    だって瀬尾まいこだもの。
    優しくてつらくて、切なくって強くって、温かいのだよ!最後は勇気が背中を押してくれるのだよ。涙。

    コロナ禍に小学生時代を過ごし、コロナ後の生活でつまずいた2人の十数年にわたるお話。
    夜のお仕事、をする母に愛されて育った冴と、コロナ明けの登校日に投稿させてもらえなかったことで大学卒業後一年までずっと不登校だった小晴の、物語が、過去と現在を行き来しながら語られる。

    泣ける。のはもちろんだ。

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    2025年10月26日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    おすすめポイント
    ・エッ?!あのさわやか青春小説の名作、「あと少し、もう少し」のスピンオフ公式同人誌(語弊)だって?!?!
    ・「赤ちゃんと僕」
    ・2歳児のお世話をさせられるうち、まんまと母性を目覚めさせていく、「根はいいヤツ」ヤンキー男子高校生…カーッ!おばちゃんキュンキュンしちまうぜ
    ・彼にキュンとしたら、ぜひ皆さん、「あと少し、もう少し」を読んでください。
    ・大田、オマエ、まじか…

    残念ポイント
    ・ストーリーに猟奇性もドラマもなく、淡々と日常を追うだけではある

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    2025年10月25日
  • 幸福な食卓

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    ネタバレ

    最後の展開が意外で、切なさでいっぱいになった。
    このまま大浦君と幸せになるものだと信じながら読んでいたので、人生の難しさを感じた。一見崩壊している家族に見えるが、実際にはそれぞれがそれぞれに対して愛があって、形態よりも気持ちがある方が温かい家族に思えた。

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    2025年10月25日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    どのお話もどう言うこと?!と思う始まり。不思議な話なのかと思いきや読んでいけば謎というか疑問がクリアになるお話し。それぞれ少しずつ変な話だけど、実際にありそうとも思ってしまう。最後の佐々木さんが出てくる話は、現実には無さそうだけど面白いストーリーだった。

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    2025年10月24日