瀬尾まいこのレビュー一覧
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大好きな作家さんたちが寄せていたそれも大好きな本屋が舞台のアンソロジーだったので迷わず手に取りました。
どれもじんわりくる短篇でした。
瀬尾まいこさんの「続きは書店で」は、以前読んだ「強運の持ち主」と主人公が同じっぽいなと思ったら、ほんとにそうで、続編っぽいエピソードで嬉しかったです。
一穂ミチさんの「歌うように生きて」は、人生大変だよね。でも決めれば強く生きて行ける!と思わせてくれる話だった。
坂木司さんの「手に取って見てみろよ」は、坂木司さんらしいお話。こんな本屋近所にあったらなと思いました。
凪良ゆうさんの「小鳥たち」は、最近地元に戻ってきた自分の境遇にも少し近い感じがしてしっとり沁みました。
三浦しおんさんの「見晴らし書店の一日」も家業の本屋を継いだ次女の仕事ぶり?気持ちが描かれていてそんなに大きな事件が起きるわけじゃないけど、わかるなぁとこうやって生きていこうと思える話だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの『私たちの世代は』は、感染症の流行(コロナ禍)により小学校生活の制限を受けた「マスク世代」の2人の少女、冴(さえ)と心晴(こはる)が大人になるまでの成長を描いた物語だ。
2人が小学3年生の春、未知のコロナウィルスの流行により、学校が長期休校になる。冴は父を亡くし、母と2人暮らし。明るい母のもとでたくましく育つ。また心晴は私立の小中一貫校に通う。休校をきっかけに学校へ馴染めず不登校になる。
2人の物語がパラレルに進むが、冴は、今度は病気がちだった母を亡くすという大きな悲しみに直面するが、互いに支え合ってきた男子生徒との絆を糧に強く生きていく。
一方で心晴はネット仲間のカナカナとの交流や家庭教師との出会いを通じて少しずつ外の世界と向き合い、自らの意思で歩み始める。
物語の中盤まではこの二人には接点がないのだが、10年以上が経過したのち、冴と心晴は、ある企業の採用面接の会場で偶然顔を合わせ、お互いが気になる。そして同じ時期に制限された子ども時代を懸命に過ごしてきたことを知り、思いを共有する。またある不思議なことが点と点が一つに繋がっていき、二人ともそれぞれの未来に向かい歩き出す…
『私たちの世代は』というタイトルは、これからの未来に向けて『新型コロナウィルスにより、様々な制限があった(世代は)…』という意味合いを含むのかな。立場も環境も異なる2人の視点が交互に描かれ、就職活動での出会いに向かって交錯していく流れがなかなか面白かった。
(ふたりは別々の仕事を選ぶが)
コロナの困難に直面しても、だからこそ出会えた人たちもいるという前向きな気持ち。他人にあたたかい手を差し伸べる周りの人に育まれ、成長してきた二人のこれからの幸せを祈りたくなるようないい小説でした。
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瀬尾まいこさん、やっぱり安定に好きだな。
主人公は金髪ピアスな高校生。小学校3年生からグレはじめ、中学の駅伝参加で改心するも、ヤンキー高校に進学し、ふたたびグレる。
シングルマザーだからこうなるのか、という部分も気になる。母自身にはそんなに問題はないように思えるが。
学生時代の先輩に第2子が生まれるとなり、奥さんの体調の関係で1か月入院する夏休みのあいだ、長女のベビーシッターをする。
1か月のベビーシッターで8月の1~2週目ぐらいに終わるって、夏休みに入るのが早いのか、ヤンキーだからいいのか。
シングルマザーの設定はぐれていることと、母子家庭だから料理が得意という部分のためか。走るのが得意で、日々駅伝に向けて頑張っている、中学生にすら僅差、というのはかなり天性のもののような気がする。
子どもの成長は一瞬で、3歳までの記憶はほぼ残らない。
抱っこ、って言ってもらえるのがいつが最後になるか...という話もあるけど、家事もなくなりはしないので、ちょっと待ってって言うこと自体は仕方ない。貴重な時間を大切にできるサポートが必要。 -
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2026年本屋大賞7位。
母親との関係に悩みながらも、一人娘のひかりを慈しみ育てる、シングルマザーの美空。
義弟で同性のことが好きな颯斗は、兄と美空が離婚した後も、何かと二人の世話を焼こうとするが。
柔らかな読みやすい文章でさらっと読めてしまいました。
瀬尾まいこさんの作品はそうなのかしら?
日々、子育てに追われている親には刺さる内容ではないでしょうか?
子育ては忙しく果てしないと思ったけど終わりの連続との文章があって確かにと思わされました。
ご飯を食べさせたり、抱っこしたり、手を繋いだり、一緒にお風呂に入ったり…以前は当たり前にしてたことが年齢が上がるにつれしなくなっていったなと思いました。
いつまで子供と居られるか分からないと思うと少し寂しさもあり、今日は美味しいご飯を作って笑顔にしようと思います。