瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 本屋さんのある街で

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    大好きな作家さんたちが寄せていたそれも大好きな本屋が舞台のアンソロジーだったので迷わず手に取りました。
    どれもじんわりくる短篇でした。
    瀬尾まいこさんの「続きは書店で」は、以前読んだ「強運の持ち主」と主人公が同じっぽいなと思ったら、ほんとにそうで、続編っぽいエピソードで嬉しかったです。
    一穂ミチさんの「歌うように生きて」は、人生大変だよね。でも決めれば強く生きて行ける!と思わせてくれる話だった。
    坂木司さんの「手に取って見てみろよ」は、坂木司さんらしいお話。こんな本屋近所にあったらなと思いました。
    凪良ゆうさんの「小鳥たち」は、最近地元に戻ってきた自分の境遇にも少し近い感じがしてしっとり沁みました。
    三浦しおんさんの「見晴らし書店の一日」も家業の本屋を継いだ次女の仕事ぶり?気持ちが描かれていてそんなに大きな事件が起きるわけじゃないけど、わかるなぁとこうやって生きていこうと思える話だった。

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    2026年09月11日
  • そして、バトンは渡された

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    ネタバレ

    とても面白くていっきに読んだ。出てくる人皆良い人だけどやっぱり りかさんのしたことは理解できない。実の親と引き裂くのは酷い。でも登場人物が魅力的で素敵な話だった。

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    2026年09月11日
  • 夜明けのすべて

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    PMSもパニック症候群もきっと本人にしかわからない苦しみがあって、完治する保証もない暗闇みたいなものなのかなぁと想像する。2人はお互いの境遇ゆえに自分の事は棚に上げて世話を焼き続けるが、それがかえって自分の気持ちを楽にしてくれるきっかけになったりする。そうしたお互いの歩み寄りがあったからこそ、心が軽くなっただろうなと思うと、他者との繋がりを持つことの真の意義を思い知らされる感じがした。

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    2026年09月10日
  • 私たちの世代は

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    ネタバレ

    この『私たちの世代は』は、感染症の流行(コロナ禍)により小学校生活の制限を受けた「マスク世代」の2人の少女、冴(さえ)と心晴(こはる)が大人になるまでの成長を描いた物語だ。

    2人が小学3年生の春、未知のコロナウィルスの流行により、学校が長期休校になる。冴は父を亡くし、母と2人暮らし。明るい母のもとでたくましく育つ。また心晴は私立の小中一貫校に通う。休校をきっかけに学校へ馴染めず不登校になる。

    2人の物語がパラレルに進むが、冴は、今度は病気がちだった母を亡くすという大きな悲しみに直面するが、互いに支え合ってきた男子生徒との絆を糧に強く生きていく。
    一方で心晴はネット仲間のカナカナとの交流や家庭教師との出会いを通じて少しずつ外の世界と向き合い、自らの意思で歩み始める。

    物語の中盤まではこの二人には接点がないのだが、10年以上が経過したのち、冴と心晴は、ある企業の採用面接の会場で偶然顔を合わせ、お互いが気になる。そして同じ時期に制限された子ども時代を懸命に過ごしてきたことを知り、思いを共有する。またある不思議なことが点と点が一つに繋がっていき、二人ともそれぞれの未来に向かい歩き出す…

    『私たちの世代は』というタイトルは、これからの未来に向けて『新型コロナウィルスにより、様々な制限があった(世代は)…』という意味合いを含むのかな。立場も環境も異なる2人の視点が交互に描かれ、就職活動での出会いに向かって交錯していく流れがなかなか面白かった。
    (ふたりは別々の仕事を選ぶが)

    コロナの困難に直面しても、だからこそ出会えた人たちもいるという前向きな気持ち。他人にあたたかい手を差し伸べる周りの人に育まれ、成長してきた二人のこれからの幸せを祈りたくなるようないい小説でした。

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    2026年09月10日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    短編小説(100ページ弱)くらいの話が4つ入っててサクサク読めた。寝る前に読むのがおすすめで、ほっこり系の話が多いから悪夢を見なくなった。
    第1話の話が特に、好きだった〜

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    2026年09月10日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    悪くいうと中身のないどうでもいい本だけど
    戸村兄には強く共感してしまう
    自分のいる場所が居心地が悪いわけではないのに、自分たちの居場所ではないと感じてた
    田舎だからかなのかはわからない
    そうなると東京行くことしか考えなかった
    どうしても東京だった
    そこは、誰も自分のことを知らない世界であり
    故に、途方もない自由を感じることができる場所である
    で、そういう人は、たぶん2度と戻らない。

    関西弁の掛け合いの場面は、クスクスしてしまうので電車では難儀した

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    2026年09月10日
  • 強運の持ち主

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    占いってあんま信じてないけど、主人公は才能あって人を元気にできる 言霊とゆうか、やる気があればいい方に向かっていく 感じがしてほくほく!

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    2026年09月10日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    ネタバレ

    勝手に駅伝の話かと思っていたら…
    鈴香があったかくてかわいくてふわふわなんだろうなあ〜というのが想像できて、それも相まってとてもあたたかい気持ちで読むことができた〜ほっこり!
    順番は反対だけれど、あと少し、もう少し、読みたいな〜

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    2026年09月09日
  • 夏の体温

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    お互いに病気を抱えているからこそ相手を気遣い、明るく振る舞う主人公ふたりの優しさが素敵。片方が退院しても、きっと交流は続いていくんだろうなと思わせてくれる終わり方も良かった。ずっと空調の効いた病室にいるからこそ実感の湧かない猛暑に、退院して初めて感じる「やっぱ暑いわ〜」というリアルな熱気。『夏の体温』というタイトルはぴったりだなと思った。もう一つの「腹黒人間」を観察するお話も、クスッと笑えてどこか共感できる内容で、どちらのお話も、読み終えたあとに心がフワッと柔らかくなるような気がした。

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    2026年09月09日
  • 図書館の神様

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    垣内くんも弟もいい人。
    過去の出来事はともかく、取り立ててなにか事件が起こるわけでもない、新任教師の1年間の話だけど、心がほっこりなりました。

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    2026年09月09日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    瀬尾まいこさん、やっぱり安定に好きだな。
    主人公は金髪ピアスな高校生。小学校3年生からグレはじめ、中学の駅伝参加で改心するも、ヤンキー高校に進学し、ふたたびグレる。
    シングルマザーだからこうなるのか、という部分も気になる。母自身にはそんなに問題はないように思えるが。
    学生時代の先輩に第2子が生まれるとなり、奥さんの体調の関係で1か月入院する夏休みのあいだ、長女のベビーシッターをする。
    1か月のベビーシッターで8月の1~2週目ぐらいに終わるって、夏休みに入るのが早いのか、ヤンキーだからいいのか。
    シングルマザーの設定はぐれていることと、母子家庭だから料理が得意という部分のためか。走るのが得意で、日々駅伝に向けて頑張っている、中学生にすら僅差、というのはかなり天性のもののような気がする。
    子どもの成長は一瞬で、3歳までの記憶はほぼ残らない。
    抱っこ、って言ってもらえるのがいつが最後になるか...という話もあるけど、家事もなくなりはしないので、ちょっと待ってって言うこと自体は仕方ない。貴重な時間を大切にできるサポートが必要。

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    2026年09月08日
  • ありか

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    「これ以上に私を満たしてくれるものも、これ以上に私を動かしてくれるものもない」
    本当にそう。娘のすべすべのほっぺを触るだけで、身体の暖かみ、小さな寝息を感じるだけで、本当に満たされる。親孝行なんて、産まれてきて健やかに育つだけでそれだけで済んでるんだって、子を持って初めて理解した。
    毒親からの呪縛が、最愛の娘と周囲のやさしい人たちとの出会いによって解けていく、とってもやわらかな気持ちになるお話でした。

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    2026年09月08日
  • その扉をたたく音

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    主人公が個性豊かな登場人物を介して、人生が静かに動き出す感じがとてもよかった。
    読んだ後は、前向きで温かい気持ちになれます!

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    2026年09月07日
  • 夜明けのすべて

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    すごく心が暖かくなる本だった。「助けられることはある。」という文に感動した。私自身藤沢さんと重なる部分が多くて、たくさん共感した。もしかしたら、人が喜んでくれる事をするのが好きなのかもしれないと自分自身を振り返ることができた。出会えて良かった。

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    2026年09月07日
  • ありか

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    ・読み終えた直後の感情
    美空さんの子供に対する感情に常にほっこり。楓斗くんがひかりと友達のように接していて美空さんにもすごく優しすぎてこんないい人なかなかいないなとほっこり。母親、元旦那のクズっぷりにイライラ。ひかりちゃんの無限な可愛さにほっこり。子供の小さい時を思い出しながら、そうそう~という思いで読み進めた。ところところで涙腺がゆるんでしまいました。

    ・どんな時に読みたい本か
    子育てが終わった親に貸してあげたい。妻にも貸して読んでもらった。子供が家からでてったら改めて読みたい一冊。また、涙腺がゆるんでしまうかも。

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    2026年09月06日
  • 夜明けのすべて

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    260906

    PMSに悩まされている女性とパニック障害に悩まされている男性。
    精神までをコントロールできる薬のすごさ、他人との関わり合いの大切さを再実感。

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    2026年09月06日
  • ありか

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    2026年本屋大賞7位。

    母親との関係に悩みながらも、一人娘のひかりを慈しみ育てる、シングルマザーの美空。
    義弟で同性のことが好きな颯斗は、兄と美空が離婚した後も、何かと二人の世話を焼こうとするが。

    柔らかな読みやすい文章でさらっと読めてしまいました。
    瀬尾まいこさんの作品はそうなのかしら?

    日々、子育てに追われている親には刺さる内容ではないでしょうか?
    子育ては忙しく果てしないと思ったけど終わりの連続との文章があって確かにと思わされました。
    ご飯を食べさせたり、抱っこしたり、手を繋いだり、一緒にお風呂に入ったり…以前は当たり前にしてたことが年齢が上がるにつれしなくなっていったなと思いました。
    いつまで子供と居られるか分からないと思うと少し寂しさもあり、今日は美味しいご飯を作って笑顔にしようと思います。

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    2026年09月05日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    ネタバレ

    どこか憎めない、どこか感情移入してしまう
    登場人物たちが織りなす優しい物語たち。
    不倫相手の子供 佐菜を1日預かることになった深雪は最初は嫌々ながらも、だんだんと子供と心を打ち明けられるようになる。ある時、佐菜からまだ会ったことのない父方の祖父に会いたいと言われる。なぜ会ったことがないのか、そこにはある理由が隠されている。
    最初は深雪に感情移入していたのだが、段々と自分の立場が危うくなるにつれ、佐菜に心が動かされていく、どこか憎めない人たちの優しい出会いから、物語が動いていく。

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    2026年09月05日
  • 図書館の神様

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    垣内くんの詩が良かった。
    今私は仕事終わりに、仲良いメンバーとくだらない話題でお酒を飲むのが毎週の楽しみ。きっとこれは私にとって今の青春。それが終わるのが怖くて寂しくて今の仕事を辞めて前に進めない。でもこの本を読んで、別れもそんなに悪いものじゃないのかもと思い始めた。

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    2026年09月04日
  • 私たちの世代は

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    すごく綺麗な内容でした。現実に当てはめると、そうはならないこともいっぱいあると思う。でも救われることだけが書いてあると、読み終わりがホッとするし、共感できるところは泣きそうになる。瀬尾まいこ先生自身が教師の経歴をもつので、家族の在り方や子どもの気持ちなどが特に良いと思いました。

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    2026年09月04日