瀬尾まいこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
星5に近い星4
↓
以下ネタバレです
親が子供を虐待する悲しいニュースを時折目にする。大切に扱えない理由は「血のつながりのあるなし」だろうか?
優子の保護者が転々と変わってしまう人生を歩むことになったのは、幼くして母親が亡くなった事から始まる。
優子は与えられた環境の中で、幼心にも、常に常識的に振る舞っていた。甘えたいだろうに、わがままをいいたいだろうに。親に逆らいたいだろうに。うざい、むかつくと言いたいだろうに。
実の父親が、ブラジルに行く時、無理にでも優子を連れていくべきでした。
ブラジルへ行ったらこの話は続かないけど(笑)
優子の歴代の保護者たちは、自分の立場を理解して -
Posted by ブクログ
読み終わった、長かった
でも主に森宮さんだけど
声に出して笑う箇所が何箇所かあった。
また、主人公の人生とか
どういう経緯で親がたくさんいるの?!?!
という解がどんどん解き明かされていって
読んでて飽きない。
物語はほぼ後半にさしかかって2章に入る。
そこの文章や会話がすごく胸にくる。
涙が喉まで上り詰めるような、
心臓から目ん玉まで湧き上がってくるような
熱いものを感じるシーンが何箇所かあった
p279 明日が二つになる、いい言葉だな
p不明 大人になった今向き合うと簡単にいろんなことが見える、あるよなぁ
p339 早瀬くんの寄り添うピアノの描写、心があったかくなる
p341 早瀬く -
Posted by ブクログ
「清く、正しく」生きることの難しさ。自分の「正」は他人にとっては正解ではないのかもしれない。
人を変えてしまうのは人間、けれども変えてくれるのも人間。
瀬尾作品に必ず出てくる「ぐいぐいプライベートに入り込んでくる善良キャラ」は弟さんでした。そして垣内くんいいな。自分の「正」を人に押し付けないところが「清」なんだと思う。
真面目に食生活やってたら、ジャンキーなものが食べたくなる。もう駄目だと思っていたら、偶然救われることもある。月並みだけど、人生は、毎日は、平坦じゃない。
もう一つの短編集「雲行き」は、瀬尾先生の「血縁じゃない家族愛」のルーツかもしれない。色々と語りたくなっちゃうけど、まずは -
Posted by ブクログ
瀬尾まいこさん、12冊目。
設定がとんでもなくて物語に入っていけない話が多い、とかブツブツ言っている割に結構読んでいるのだな、これが。
この本も迷った挙句に買ってしまったが、今回はスルスルサクサクと読めて、且つとても良い話だった。
小学3年生になる頃にコロナ禍に見舞われた二人の少女、冴と心晴の物語。
「夜の仕事」をする母親からたっぷりの愛情を注がれながら暮らす冴、教育熱心な母親と微妙に心を通わせられずにいる心晴。
母の仕事を理由にいじめを受ける冴、あることをきっかけに不登校になってしまった心晴。
同じコロナ禍を描いた辻村深月さんの「この夏の星を見る」とはまた違った視点で、感染症の流行で不自由 -
Posted by ブクログ
本屋でうろうろして購入。もっとコロナ禍(感染症、という表現だが)に焦点を当てた作品かと思ったが、コロナ禍以降を含めた、少女2名の成長記だった。
公立と私立で対応違うのか…確かに給食はライフライン…祖父母じゃ無く父親が病気ってのも気を遣ったよな…といった当時を振り返らせる記載は前半にあるが、中盤以降はコロナ関係ない、どの世代もぶつかりそうなもの。心晴の甘えっぷりコロナ関係ない。
コロナで失ったもの、得られなかったものは膨大だろうし、世界中の異常事態であった事に間違いない。しかし、家庭環境、学校の人間関係、進学…つまづく内容にコロナは関係なく、トリガーが引かれやすかっただけなのかもしれない。
瀬