瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 卵の緒
    卵の緒と7’s bloodのふたつの話が入った一冊。血の繋がらない親子と、腹違いの兄弟といったそれぞれの愛のある心温まる話だった。世の中にはいろんな形の家族や愛があるし、自分が持たないものには憧れもあるけど、持っているものに目を向けて幸せを感じていけたらいいな、と思えた本だった。
  • あと少し、もう少し
    これぞ瀬尾まいこさん。中学生の話、本当に好き。中学校の先生なだけあって、中学生や教師の書きぶりがとても素敵。最後の解説が三浦しをんさんなのも良き。
  • その扉をたたく音
    やっぱり瀬尾まいこさんは素敵。ハートウォーミングな話。そして死についても結構書いてあることが多い。まさか「あと少し、もう少し」と繋がっているとは思わなかった。これから「あと少し、もう少し」を読もう!
  • 強運の持ち主
    何か深いメッセージ性を感じられたわけではないけれど、
    全部読み終わった後は心がほんわかしました。

    誰かと生きていく、
    瀬尾まいこの小説には描かれるとこが多いことにも気づきました。

    難しいことは考えず、誰かの人生を覗き見させてもらっていた
    そんな、読書タイムでした
  • 優しい音楽 <新装版>
    3話収録の短編集。
    それぞれ独特の設定で、読み始めはその設定に違和感や、「うーん。。。」というすんなりとは飲み込めない感情を受ける。
    「うーん。。。」は、一般的に考えてNGに思えるから感じる。
    でも、不思議なことに,読み進めると、その「うーん。。。」は、脇に置いておいて、素直に主人公たちを応援し始め...続きを読む
  • 戸村飯店 青春100連発
    高校生から大学生になるの兄弟の物語
    阪神タイガース、吉本新喜劇、宝塚歌劇‥関西あるあるネタと関西で育って東京で暮らすようになって感じる変化、すっごくわかる!!
    そして、ちょうど息子たちの年齢と重なるので、やっぱり母親として全然わかってあげてないことや誤解して決めつけてしまっていたことがいろいろあった...続きを読む
  • 掬えば手には
    人が思っていることが読み取れる少年と、心閉ざした少女、そして口が悪い店長のお話。少年は家族の中で自分だけ普通であることに悩み、大学から一人暮らし。その大学生活の中でのお話。最初はどうかな?と思っていましたが、後半はぐいぐい読めました。初版だけなのかな?アフタートークみたいなのがついていて、それも楽し...続きを読む
  • 幸福な食卓
    とても大きな悲しみに直面し、生きていけないのではないかと思うときがある。人とのつながりが自分を支えてくれる。大切な人が苦しんでいるとき、自分もそうでありたいと思う。
  • 天国はまだ遠く
    人生が嫌になって死のうとするが死ねなかった、泊まった旅館で癒されていく、人生を再出発していくことになる。作家の実体験も含まれているとのこと。
  • 幸福な食卓
    ここからどうなるんだろうと不思議に思いつつ読み進めた。うん10年前の自分の高校生時代を思い出したり、ラストの展開に胸が詰まったり、一見穏やかなストーリーに、想像以上に心が揺さぶられた。
  • その扉をたたく音
    文章がとても読みやすくてすっと入ってくる、そして心あたたまる作品でした。なかなか前に踏み出せずにいる宮路が老人ホームの入所者や介護士の渡部と関わっていく事でようやく自分の人生を歩みだそうとする。そしてその独りよがりだった宮路の音楽で救われた人もいる。音楽ってやっぱり人の心を動かす力があるんだな。ちょ...続きを読む
  • 掬えば手には
    瀬尾まいこさんの本が大好きで
    読んだことなかったので詠みました!

    今までにないすこしファンタジー気味の
    お話でした。
    たしかに 人間なにか特別な力が欲しい
    と思っている部分はあるよなと思ったりしました。

    個人的には大竹さんの人柄が好きでした。
    口は悪いけど だんだんと態度が変わっていく様子がみえ...続きを読む
  • その扉をたたく音
    ☆4

    「あと少し、もう少し」に登場した渡部くんが、とっても素敵な大人に成長しておりました!
    作中にたくさんの曲が登場するので、音楽が好きな方はそちらも楽しむことが出来るかと思います。
    サクッと読める作品なのですが、読後はとても前向きな気持ちになることが出来、さすが瀬尾まいこさんの作品!だと思えまし...続きを読む
  • 幸福な食卓
    家族といえども他人。他人といえども、簡単には壊れない絆で結ばれているのが家族。
    バラバラに見えた家族だったが、彼氏の突然死に打ちひしがれる佐和子のそばにいてくれたのは、家族だった。

    まさかの展開に涙がこぼれました。
  • 天国はまだ遠く
    時に過ごしていく中で価値観が変わるような出会えいがある。自然に触れることで、死のうと思っていたことが思わなくなる。疲れたら、自然がたくさんあるところへ行ってみようと思う。
  • 幸福な食卓
    父さんは今日で父さんを辞めようと思う。
    出だしから引き込まれる。
    独特な家族の形だがお互いにつかず離れずで絶妙なバランス。
    そしてみんながやさしい。
    悲しいのに心がスッキリするような不思議な感覚になる。
  • その扉をたたく音
    宮路くんの素直な性格が、最初は空回りしてるなぁと思ってたけど、どんどん変わっていくのを見れたのが良かった。
    どんどん読み進められた一冊でした。
  • その扉をたたく音
    もったいないほどにするすると読み進められてしまった。さらっとして優しい文中に、小さくもがいている主人公のやり切れなさや悩んだ長さの分のプライドが散っていて、気になって気になって読み進めてしまった。
    大切なことに拘ったり気付いたり、自分に正直に生きていられることは純粋に生きているという事なんだろうな、...続きを読む
  • 戸村飯店 青春100連発
    戸村兄弟、高校卒業し一歩踏み出す。
    将来について模索しながら進む、若い頃を思い出すような、ちょっと懐かしいような、ワクワクするような…(*´˘`*)
    私にもこうやって将来について考えていた10代があったなぁ〜と微笑ましくなった‪ ·͜·♡‬
    瀬尾さんの書く小説は、前向きで好きです。
  • 掬えば手には
    初めは、どんな話なんだろう?
    と読み進めていくうちに、登場人物それぞれの人生が描かれ、一人一人自分の人生に悩みがある。
    それを、向き合ったり乗り越えたり
    そんなことを改めて考える機会になりました。

    私自身も人生を振り返ると、ものすごく嫌な思い出もありますが、そのおかげで今があって
    家族との関係性が...続きを読む