あらすじ
兄の死以来、人が死ぬ小説ばかりを読んで過ごす亮太。けれど高校最後の体育祭をきっかけに付き合い始めた天真爛漫な小春と過ごすうち、亮太の時間が動きはじめる。やがて家族となった二人。毎日一緒に美味しいごはんを食べ、幸せな未来を思い描いた矢先、小春の身に異変が。「神様は乗り越えられる試練しか与えない」亮太は小春を励ますが……。
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この本、好き。
ドラマとか映画になってほしいような、自分の脳内だけの映画にしておきたいような。
坂本裕二的なセリフ回しで再生されたような。
(知ったかぶりー)
自分勝手な人にうんざりして、
とはいえ、、自分が悪いからかなーとか、
自分を責めて、さらにうんざりしてたけど、
素敵な学生さんたちのやりとりで少し心が緩やかになりました。
上村さんに会いたいなー
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兄の死以来、人が死ぬ小説ばかり読んできた主人公は正反対の小春と出会い、付き合うことに。
この話は途中で2人の関係が怪しくもなりましたがラストは自分的にはいい感じです!その後の2人を見てみたいです。やっぱり先が気になるような描写と会話のテンポがいいのでスラスラよめちゃう。
瀬尾まいこさんの暖かいような雰囲気は超絶好みです。
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ぐだぐだ言ってんじゃないよ、と面倒くさい男と女のものがたり。ご飯の友、ふりかけ程度の味付け、でもその種類は山ほど有る。さて今日はどれにしようか?
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感動しました。私は3人の娘人恵まれ、主人も優しく、頼れる姉がいるし、何も不足はないなずなのに、3人の娘が結婚で家を出てしまい寂しさで鬱病になってしまいました。良い心療内科で診てもらい波はありますが、なんとかパートもしています。それでも何か心に穴が空いていましたが、この本を読み終えてすごく大きな力をもらいました。主人と二人なら楽しいと心の底から思えました。主人の為に美味しい夕飯をつくります。
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ごく当たり前の若者たちの恋愛の話のようで、死や別離がさらりと混ざっている
でもそのことが重くて重くて、しんどくて、辛くて、というのは感じない
読み終えたあとはなんとなく一呼吸、ふぅ、と吐いて、穏やかになる感じ
イエスと小春のこれからの幸せを願いたくなる
でもきっと彼らは私が願わなくても幸せになる
そう思います
その展開はどきどきする
高校生の葉山くんは、いつもたそがれている。そんな、葉山くんを陽の当たる場所へ引っ張りだした上村さん。自分もたそがれている時期があった。そんなことを思い出しながら読んだ。人にはいろんな試練がある。その乗り越え方も様々。手を差し伸べてあげられる人にならたらいいなと思う。
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不遇な生い立ちや身内の不幸から影のある二人。会話が面白くてテンポよく一気読み。別れもありながら結婚し小春が病気になったりするけど二人は幸せである。良き。
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日常を描かれているのにページを捲る手がとまらない。いつかの自分と重ね合わせる部分があった。幸せの定義って結局わからないけれど大切な人を大切にしたいと思える本だった。
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もともと明るかった亮太は兄の死後、心ここにあらずで人が死ぬ本ばかりを読んでいる孤独な性格になってしまう。
そこへ颯爽と現れた上村さんと付き合うことになり、少しずつ亮太の心が解きほぐされていく。
中学生から高校生、大学生と青春真っ只中のふたりにさまざまな試練が訪れる。
そして家庭を持ったふたりは命の尊さとお互いの絆を感じていく。
人との触れ合いなしでは人は生きてはいけない。
瀬尾さんの温かい作風で重いテーマもすんなり心に入ってきた。
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会いたいっていう理由だけで会える関係、明日もこの先も一緒にいることが前提で話せる未来のこと。人と生きていくって苦しくて面倒なことも多いけど、愛おしいなと思えた。
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展開が気になって一気に読み進めた。性格の異なる登場人物がともに時間を過ごすことで、かえってそれがお互いの心の支えになっているところに惹かれた。
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兄の死、親に捨てられたことを乗り越えてきた2人になぜまた病が…と本人並みに思ってしまう。それでも特別感は少なくて至るところに日常を感じる描き方が大好き。
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「存在」の大切さを教えてもらえた一冊
ゆるい成長物語恋愛物語と思ったら
つるっと、死や病気を考えさせられた
悪いことした訳じゃないのに。って、
身近な人が窮地に立つのをみたら、なんて言葉をかけてあげられる?
私が学生の時、何か言ってよと思った事があるけど、
ないと思う。
瀬尾まいこさんのヒロインはサバサバしたタイプが多い?特異な感じで読んでて楽しい
上村と葉山の話のやりとりが、訳がわからないようでいて、ちゃんとしっくりくるところが好き
関西のおばちゃんはさりげなくいいこと言うな〜
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2012年にハードカバーでも読んでいたので再読。
テンポ良い会話の文章ですいすい読んだ。
人と別れることの痛みを知る二人が少しずつ距離を縮めていく過程がよかった。
前回読んだ時は上村の方の印象が強かった気がするけど、今回は葉山の臆病さや、生真面目さや、優しさが沁みた。
Posted by ブクログ
自殺する人が病気になればいいのに。
虐待する人が子供に恵まれないようになればいいのに。
これは病気に経験出来ないと実感は出来ないと思う。
日常を大切に。
一緒にご飯を食べてくれる人がいることに感謝。
今はいないけど…笑
今後の楽しみに取っておく!
神様は乗り越えられる試練しか与えないはず!
Posted by ブクログ
久しぶりに読んだ恋愛小説。サバサバした上村が妙に可愛い。
兄を失った葉山が、その時の自分の醜い心のうちを語る場面が一番良いかな。「あぁ、そういうことあるよな〜」と共感。
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運命の相手とは結局別れてもまたくっつくものだとわかった。2人はほんとにお互いのことを大事にしているというのが伝わってきた。せめて夏生が産まれてから病気になったらよかったと思った。ケンタッキーのフライドチキンが食べたくなった。
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一般的な恋愛小説だと思いながら
読み進めていくと、「家族の形」「人が与える影響力」を個人的に深く感じさせられる小説だと感じた。
「家族=子供が必要」ではなく、様々な家族の形について改めて考えさせられるきっかけの一冊になった。
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面白かった
場面がいきなり変わり
時間が進んでいることはよくあり
少し困惑した
インスタント味噌汁みたいな感じで
少ないページで色々な内容が含まれていた
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運命のように引き合う関係ってあるんだな。引き合う関係でも、タイミングとか、周りの期待とか、いろんな要因で上手くいかない方が多いのかな。若い二人がやっぱりこの人!って認識できて、一緒に人生を歩むことが、羨ましい。
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兄の死を引きずる男の子、親に捨てられた過去を持ちながらも明るく生きる女の子。2人が抱える心の傷は深く痛いものだが、物語の雰囲気はいつもカラッと明るく、重すぎなくて良かった。
ただ女の子の考えていることがあまり分からず、、感情移入できなかったかな。感情移入できればいいってわけでもないけれど。
Posted by ブクログ
葉山の成長を楽しむ物語かな。落ちたり上がったり忙しい。
上村も励ましたり、振り回したり情緒大丈夫なのかと不安を煽られる。いつもいきなりなんやもん。
神様が与える試練と過大評価の表現が面白い。なんだかんだで二人で乗り越えていくのだね。
全ての愛情をイエスに向ければいい、その後のドロドロした関係を想像しているのも何か微笑ましい。
それでも幸せな二人の未来が確信できる。
表題もよくわからない日本語のようだけど、なるほど納得。
Posted by ブクログ
今まで読んだ瀬尾さんの作品とは色合いが違うものでした。
小春とイエスは、不器用だけどとても周りに気を使う人なのだと思った。2人が結婚を選択したことは自分に正直な選択をした結果なのではないかと感じました。よい家族になれる。
えみりもいい子だし、山崎さんもいい人。人生はいろいろなことがあるし、必ずしも平等ではない。幸せとは言えないことを受け入れて、進んでいくのは大変だけど、支えてくれる人がいれば、向き合っていこうという気持ちがわいてくる。周りの人を大切しなければ。
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上村の返す言葉、発する言葉が好きだった。
フラれた女の子が可哀想に思えてしまったが、他人を傷つけてしまっても1番自分が好きだと思える人を選ぶのが良いんだと思った。
フラれちゃった子にも幸あれ!
Posted by ブクログ
☆3.8
久しぶりの瀬尾まいこさんの作品!
瀬尾さんの作品と言えばほっこり系が多いので、本作もそうなのかなぁと思って読み始めたのですが…内容は少し重めのお話でした。
ただ亮太と小春の会話のテンポが良く、淡々と物語が進んでいくので、とても読みやすかったです。
私はアクエリ派なのですが、小春の影響でポカリが飲みたくなりました(笑)
あと…ケンタッキーも久しぶりに食べたくなりました(*´˘`*)
Posted by ブクログ
人はみんな色々な過去を抱えながら過ごしている。その人の発言や行動の裏には様々な思いがあること、それを汲み取り理解することも愛だなと感じた。「普通」でいることが幸せなことだと気づかせてれる。読み終わった後にタイトルを見返すと、すごく心が温まる。
個人的に好きな文
会いたい人とか一緒にいて楽しい人って何人かいるけど、でも、色々なことを平気にしてくれるのはイエスだけだって。