瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 本屋さんのある街で

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    今やどんどん街から消えている本屋さんを舞台にしたアンソロジー。
    正直、自分の街には歩いて行ける本屋さんはBOOK・OFFしかないんだよね。
    どの作品も読後感が良くて、甲乙つけ難いけれど一穂ミチ先生の、主人公と中国の青年の交流を描く「歌うように生きて」が一番好きかな。あの後の物語が読みたいな。
    最初の瀬尾まいこ先生の「続きは書店で」も大好きです。
    全員女性作家かと思ったら坂木司先生は性別不明なんだね。

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    2026年10月02日
  • そして、バトンは渡された

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    昔本屋大賞を受賞していたから読もうと思って手に取った本。

    主人公が今まで短期間で何度も親が変わってきている中で、それぞれの親にそれぞれの形で愛情を注いでもらったと感じ取れていることがすごいなと感じた。私だったら、もっと被害者意識が芽生えたり、親が変わっていくことを素直に受け入れられなかったりすると思った。けれど、とても強いように見えた主人公もいちいち寂しさを感じていたら自分が壊れてしまうと、家族と一線を引いていたということを知り、主人公の中の葛藤を感じた。

    最後、主人公から森宮さんに目線が変わるシーンで、今までの主人公の親たちがそれぞれ心から主人公のことを大切にしていることがよく読み取れて、素敵だなと感じた。

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    2026年10月02日
  • 本屋さんのある街で

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    すごくよかった。本屋って温かい。
    本屋さんは時代的に経営が難しいのかもしれない。でも、コミュニティスペースという憩いの場としての役割もある。
    本屋×駄菓子屋、本屋×カフェ、素敵。私も働きたいなと思った。

    凪良ゆうさんの小鳥たちが1番お気に入りでした。

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    2026年10月02日
  • 本屋さんのある街で

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    学生時代の4年間、本屋でバイトしていました。個人経営の本屋で、そりゃもう時給は安い。450円って、どれだけ昔やねんと思われそうですが、当時でもおかしかったはず。正月三が日はどこの店もきっちり休んでいたような時代に営業すると社長が言い出し、時給割増しするからと言われて行ったら500円でした(笑)。所持金があったのに恥ずかしくて買えないフランス書院文庫を万引きした高校生とかいたなぁと、いろんなことを思い出します。本の感想になっていないけど。どの話もなんだか切ない。こんな書店は消え去りつつある。でも、本屋のある街で過ごしたい。

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    2026年10月01日
  • 天国はまだ遠く

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    さながら現実逃避のスローライフ
    一回「死んだ」ことと、ただただのんびり生活をすることによって「生きる」ことを無意識に千鶴は選び取っている。
    大きな物語ではないし、おそらく、読み終えた先のエピローグこそ、人生の本番なのだろう。

    しかしまあ他人を気にして、自分の気持ちを押し殺すくせにわがままでがめつく、正直嫌だなあこの人、と思うけど、私と似ている感じがあるし(同族嫌悪だ)
    別のステージ(ひと・もの・場所)に移れば、うつうつもやもやが晴れていくのも今にしてはよくある話で。

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    2026年10月01日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    瀬尾さんの書くもの、ホントに大好き。心地よく入ってきて、じわじわ染み込む。

    今回の主人公はちょっと毒舌。おばあちゃんとのテンポのいいやりとりが超絶面白い。そして、毒舌だろうとなんだろうと、根っこがきれいだから、とても気持ちがいい。

    今回は料理の話。読んでいると、料理ができるってカッコいいなと思えてくる。食べる人に喜んでもらえる料理っていいなぁ。

    瀬尾さんの描くものを読んだら、もう全部OK。笑

    終わり方もまた良き。

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    2026年10月01日
  • 幸福な食卓

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    言葉の端々から丁寧さと登場人物の繊細さを描いているように感じた。
    佐和子が父に対して酷い言葉をかけた時の直ちゃんの言葉は衝撃だったが、頭がいいとはこのことを言うのだなと同時に思い納得した。
    優しいだけじゃない物語だが確かな包容力に包まれる作品だった。

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    2026年09月30日
  • 夜明けのすべて

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    人との出会いで少しずつ自分の思考が変化していく、行動が変化していく。知らず知らず変化した自分に気づいたタイミングで自分と向き合っていく。さらに人との繋がりに喜びを感じる。PMSとパニック障害、人物に特徴を持たせることでわかりやすく物語が進む。運命的な出会いでもなく劇的でもない緩やかに変化だけど微笑ましい展開で、藤沢さんと山添くんが距離を自然と縮めていく様子を微笑ましく見守ってしまう作品であった。ずっと『あの頃の自分に戻りたい』と思い続け、戻れないと諦めていた山添くんが、気付けば『あの頃の自分』以上に『今の自分』が好きになりつつあることに気付けるところが良かった。『輝かしいあの頃』よりも輝ける自分をほんの少しでも見いだせるのは希望だと思うし私もそうで在りたい。

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    2026年09月30日
  • 本屋さんのある街で

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    本屋さんが大好きな私のための本だぁ!と、手に取った一冊

    短編で詠みやすく、好きな作家さんばっかりで…
    とっても切ないけど優しく温かい物語達だった

    中でも一穂ミチさんの『歌うように生きて』が心に残った
    潤とリウが時を経て縁を結び直せますように…

    凪良ゆうさんの『小鳥たち』はすでに単行本で読んでいましたが、やっぱり素敵なお話…

    これからもずっと本屋さんは私の癒しの場です

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    2026年09月30日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    親が離婚した時母は妹を連れて行った
    姉の百合(リリー)は父親に引き取られ料理上手な娘
    しかし母に選ばれなかったというトラウマがあり仕事が長続きしない
    大家のオバアさんも憎まれ口をききながらお互い気にかけて生活している
    憎まれ口の叩き合いが面白い

    料理上手なリリーは料理コンテストに
    参加したリ
    閉店予定の定食屋でバイトして
    老いた店主が働きやすいように整えたりメニューを考えたりして黒字に
    変える

    母の期待通りに大きい会社で働く妹の
    花梨
    彼女のSOSに気づいた姉は妹が食べたいゼリーをいっぱい作り
    彼女の部屋を訪ねる

    心がほっこりする作品
    彼女の作品は日常が感じられて好きだ

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    2026年09月29日
  • 本屋さんのある街で

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    平日は通勤時や昼休みに本を読んでるのですが、シルバーウィークなどで読書自体久々。
    アンソロジーはガツンと面白くなる前に終わるからなぁ、と嫌々手に取ったけど、久しぶりなのもあってかめちゃくちゃ面白かった!
    一穂ミチさん目当てだったけど、凪良さん、瀬尾さん、三浦さん、皆超一流。
    坂木さんだけ知らないなと思ったら『和菓子のアン』の方。
    似たような話もあったけど、それでもよかったです。

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    2026年09月29日
  • 本屋さんのある街で

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    書店にまつわる短編5編。読んでから1週間経って内容はもうすでにうろ覚えだけど、5編ともみんな良かった!
    読書って内容をずっと覚えていられなくても(私の記憶力の問題かも)読んでる時が楽しくてワクワクしていればその時間を楽しめてるってことでもうじゅうぶんな気がする。
    その点でこの本は合格!
    特に一穂ミチと三浦しおんの短編が好きだった。
    三浦しおんは書店勤務があるかのように書店員の仕事内容に詳しかった。
    商店街にある小さな書店、でもしっかり固定客もついていてパートとバイトも雇える余力がある。カブで配達ついでに見守りもして(お得意さんが倒れてるのを救ったり)こんな書店が実際あったら働いてみたいなぁ。と思ったなり。

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    2026年10月01日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    ネタバレ

    太田くんの心の根底の温かさや、周りの環境に流されず正しくありたいと思う気持ちに感動した。また、だんだんと鈴香との時間を心待ちにし、料理まで考えて作り出す太田くんがかわいらしかった。子育てに関してはとくにトラブルが起きることもなく、本当に高校生か?と現実味が薄い話ではあったものの、だからそこ安心して読めたところもある。最後妹が生まれたあとの所、別れの描写がもう少し詳しければさらに感動したかも。

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    2026年09月28日
  • 天国はまだ遠く

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    よかったです。

    死を覚悟してたどり着いた山奥の民宿。
    自然に囲まれて、ゆっくりと流れる時間に身を任せ、自分を取り戻していく。

    やろうと思えば人はどこでも生きていけるし、死ぬほど辛い環境ならさっさと離れて遠くに行ったらいい。
    戻りたくなったらまた戻って、新しい自分で前に進めばいい。
    この作品を読んでそう思えたし、子供が大きくなってなにか辛い思いを抱えていたら、そう伝えてあげようと思いました。

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    2026年09月28日
  • 私たちの世代は

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    「泣いていても時は進む。どれだけ悲しい出来事が起きても、大事なものを失っても、止まるものは何1つないのだ。」

    目に映ったものが、そのまま止まってしまう
    目に映った世界が、全てだと思い込んでしまう

    感染症に翻弄され、
    視界と世界が狭くなっていった…

    実際、
    そうだったような気がする…

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    2026年09月29日
  • 天国はまだ遠く

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    ゆったりとした時間が流れる優しい話だった。ときどきくすりと笑ってしまった。

    瀬尾さんの作品、どれも好きだな。

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    2026年09月28日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    「今までで一番おいしい小説ができました!」と著者自身が語っているように、料理を題材にした優しい物語です。まあ、よくあるパターンと言ってしまえば、それまでですが。

    主人公は自己肯定感が低く、職場での人との関わりを避け、バイトで暮らす 26 歳の百合(と書いてリリーと読む)。家庭環境から子供のころから料理をしており、金が無くなると賞金目当ての「料理コンテストあらし」に走るという設定です。
    この主人公なら、何処でも上手くやっていけそうだし(実際、この話の中では全職場で受け入れられている)、両親離婚時のトラウマがあるにしろ、ここまでは引き摺らないと思うのですが……。

    出てくる料理も美味しそうですね。凝ったものでは無いし、最後にはレトルトの加工なんて手抜き料理まで出てくるのも一興です。また、83 歳の大家の婆さんとの、口の悪い同志のやり取りも面白く、安定の瀬尾まいこさんです。

    リリーがバイトに入った料理店「あらき」のその後や、フリーペーパー編集者の下倉との関係など未回収の伏線が多いので、続編が出るのでしょうか。

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    2026年09月28日
  • そして、バトンは渡された

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    読んでる時はお腹が空くし、読み終わったら親に会いたくなった。無償の愛を捧げるって、しんどいことだと思ってたけど、生きる理由になるんだと知れた。自分よりも大切な存在があることで、自分の人生がより楽しく明るくなる。泣きながら読み終わったあとに、1ページ目に戻り読むと、また泣けてくる。

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    2026年09月28日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    こんなに食べる相手を思い、考えて作ってあげられるリリーは本当はとても観察力があり優しいのに、どうして口が悪く自分を卑下してしまうのか…
    とても勿体ない
    下倉との出会いから素敵な人達と次々と出会えていき、きっとリリーは変わっていける
    だって本当はとても優しい女性なんだから…

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    2026年09月27日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    リリーのように料理上手だといいな〜
    口の悪さもなかなか可愛い。

    “フリーズドライのお味噌汁に豆腐と乾燥ワカメをプラス”さっそく真似させて頂きました。

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    2026年09月27日