瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 夜明けのすべて

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    なんで自分がと思いたくなるような困難を抱えながら、時に助け合いながら信頼を築き、完治しないながらもどこか希望を感じさせる終わり方で素晴らしかった。出来ないことの代わりを探すのではなく、それがだから良いのだと感じられる生き方は大事だし、表面上で目に見えているものだけを肯定するのも過ちだと感じられた気がする。

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    2026年10月20日
  • ありか

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    ⁂ 子どもがつらい目に遭うのはどうしたって耐えられない。どうか、みんなが苦しまないでいられますように。何もできない私でも、そう願ってしまう。

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    ランドセルのロックをこっそり開ける/開けられるやつ、何億回もやってたなー、って子供の頃を思い出したり
    母親がどんな思いで育ててくれてたのかなって、あたたかい気持ちになったり。

    ただ、私は子供を産んだことがないから、子供を産んでたらもっとこの本に寄り添われてたとも思う。

    装丁がとっても素敵!


    〜〜〜

    ⁂ ひかりが私の手を引っ張る。
    「ひかりは誰に似たんだろうね」
    「そんなのママだよ。ひかり、ママにそっくりでしょう」
    「そうかな」
    私とは全然違うよ。違うほうがいいんだよ、と思う。だけど、ひかりは、
    「そっくり。ひかりとママ、ほとんど一緒なんだよ。だからね、ひかりはラッキーなの」
    「そっか。じゃ、ママもやっただね」
    子どものころの私を、ひかりは知らない。ひかりが見ているのは今の私だ。今の私やこれからの私は、自分で作れる。だったら、ひかりが私に似ていることを否定しなくてもいいのかもしれない。
    (※中略あり)


    自分の人生を考えた時に
    子供を産むことで、生きがいができるのかもな、って思うこの頃。
    一方でそんな重圧を子供にかけてしまうのは、子供にとっても、自分にとっても怖いな、とも思う。

    そして、親が子供に愛情を注がない(注げないのも同じく)のは、どんな理由があろうと許せないと強く思う。子供は産まれたくて産まれた訳じゃないからね。

    両親が愛情を持って育ててくれたことには感謝しつつ、産まれてきた意味と生きがいは、まだ模索中。

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    2026年10月21日
  • 夜明けのすべて

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    PMSに悩む藤沢さんと、パニック障害に悩む山添さん。
    2人の出会いが過去を紐解いていき、諦めていたこと、押し込めていた気持ちがあらわになっていき、タイトルの通り“夜明け”に必要なすべてが見えてくるお話です。

    お互い、完治が難しく、あまり周知されていない病に悩んでいた。
    尽くせる手は尽くして、完治に対して絶望になっていた。
    しかし、病に関して軽く受け止めてくれる存在や、押し付けがましくなく、見返りを求めない、ささやかで優しいおせっかいをしてくれる存在のおかげで、気持ちがどんどん晴れやかになっていくストーリーがほっこりしました。
    周りからのサポートについては、前向きな言葉をかけ続けるより、快方に向かうための行動を促すより、静かに祈る気持ちが人を癒すこともあると学びました。

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    2026年10月20日
  • 夜明けのすべて

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    優しい物語だった。
    【素直に私らしく生きていきたい。】
    藤沢さんが、私と重なった。
    いろんなひとに気遣って。優しくて。疲れて。

    でも、私もひとに悪く思われたくないから気遣うのではなく、喜んでもらうことが好きなことがわかった。

    好きなものは遠ざけないこと。

    そして、何も考えず素直にそのままで率直に意見や思いを伝えられる相手がいるのっていいなと思った。こんな人に出会えたら幸せだ。
    でも他人と完全にわかりあうなんて無理なんだろうな。

    だれもが心のままに曇りなく生きている人はごく稀だとかいてあって、ハっとした。
    私も私のままで生きていきたい。

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    2026年10月19日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    一話目の展開が唐突で「えっ?なんで泊まるの?」と戸惑った。
    でも二話目からは面白かった。登場人物みんなクセが強いけど、なんか好き。
    続きが気になる。続編が出たらいいなぁ。

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    2026年10月18日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    やさしさに満ちた物語で、読みやすかったです。
    食べ物が出てくるお話好きです。
    小豆と牛乳のシャーベット覚えてたら作ってみようかな。あと、お茶漬けとかカボチャ料理とか親子丼とかレシピが気になりました。
    心が疲れているとき、読みたくなる本だなーっと思いました。癒された週末でした。

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    2026年10月18日
  • 本屋さんのある街で

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    ネタバレ

    著者5人とも馴染みのある作家でそれぞれ面白かったが、特に凪良ゆうの「小鳥たち」、一穂ミチの「歌うように生きて」が良かった。坂木司、凪良ゆう、三浦しをんの後半3作品はともに書店主の人生再生の物語であり、かつ書店とそこに集う人々が気持ちのよい距離感でつながっている感じが心地よかった。そっか、書店って本を売り買いするだけじゃないんだな、と。一方で「歌うように~」だけは毛色が少し異なり、主人公視点のみでそれが正しいのかわからないのがモヤっとするが(リウの人生とか思いとか、新しい彼氏が公安だったのか等)、そのモヤっとしていることが嫌でない味わいが残る。

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    2026年10月23日
  • 夜明けのすべて

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    ネタバレ

    月経前症候群PMAの美紗。
    生理のたびにイラつき、人に当たる。抑える事が出来ない。
    でも普段はおとなしめで、しっかり者。
    会社でも大事にされている。
    山添君、病気のせいでパニック障害になり暗い。
    でも、元は明るかった。
    事の始まりは美紗が山添君の髪の毛を切りに
    行ったことからで、あれは読んでいて傑作だった。
    コケシカット。想像しただけでも笑ってしまう。
    山添君も2年ぶりに笑った。
    それから二人は恋愛感情抜きでお互い
    自然に振る舞える事に気づく。
    その大切さが分かっていく様子がとても楽しい。

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    2026年10月18日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    瀬尾さんの作品にしては珍しく、主人公の女性の口が悪くて笑いました。
    大家さんとのやりとりがテンポ良く読んでいて気分が良かったです。
    正直、思っていた展開ではなかったですが、別に自分の思う通りにならなくても構わないタイプなので、主人公の今後にエールを送りつつ読み終えました。
    爽やかな読後感でした。

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    2026年10月18日
  • ありか

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    私も美冬みたいな母親になりたいと思った。
    シングルマザーで忙しく、お金にも時間にも余裕がないにもかかわらず、しっかり言葉を選んで子どもと向き合えるのは、すごいことだと思う。
    ましてや、自分の母親からは愛を感じられなかったという。負の連鎖が続かなくて良かった。
    美冬が少しずつ変わっていく様が丁寧に描かれていて、読んでいて心地よかった。

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    2026年10月18日
  • そして、バトンは渡された

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    母親が1回、父親が2回変わった娘の話。それぞれの親は全然違うけど、それぞれの親なりに子供に愛情を注いでいた。年齢を重ねそれを理解していく。最後は感動できた。

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    2026年10月18日
  • 本屋さんのある街で

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    ネタバレ

    読みやすい短編集。
    1つ1つの物語に本屋さんが出てきて、
    それぞれの本屋さんの個性が出ていた。

    何かすごい事件がある訳でもなく
    ミステリーのようなドキドキ感はないが
    寝る前のほっこりしたい時間にぴったりな1冊。

    個人的には「歌うように生きて」と
    「小鳥たち」が好きです。

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    2026年10月17日
  • 私たちの世代は

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    新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言によって、外出自粛など、子供から大人までみんなの生活は一変。未知のウイルスで怖かったし、いろいろな制限が続いて、当時大人だった私も大変だったのを覚えています。この大きな変化は、当時の子供たちにとって大きな影響を与えることになった。
    不登校になった子、コロナ禍があったからこそ大切な存在となる人に出会えた子。
    生きにくさを感じる日々でしかなかったけど、どんなことがあっても、どんな子たちにも、支えになってくれる人が周りにいてくれて。
    諦めず、自分のペースで前を向いて歩いて行こうよ。ってあたたかい気持ちにさせてくれるお話でとってもよかった!
    娘、息子に薦めたい本です。

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    2026年10月17日
  • ありか

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    母と娘(保育園児)の、何気ない日常の会話。
    最初の方は、延々と続くので、眠気に襲われました。

    この娘が、ママ大好き!です。シングルマザーの主人公を、ひたすら肯定してくれます。
    主人公は、周りに気を遣ってばかり。口癖はすみません。

    物語が進むうち、周囲の人たちから、さりげなくも暖かい手が差しのべられ、主人公も人の好意を受けとることを覚えていきます。
    読んでる私も、ココロがふわりと温かくなります。

    主人公の実母は、とても冷たいです。自分のことしか考えてない。
    反対に義母は、とても優しい。

    この物語には、母と子の関係性がいろいろ描かれています。読みながら自分の過去を思い出し、なんかしらんけど、涙がホロホロこぼれました。

    いとおしい。そういう気持ちがじんわりわいてくるお話でした。

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    2026年10月17日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    ネタバレ

    本当に良かった。
    欲を言うなら、お手紙を送ったあとの話も知りたかったなあ。
    大田くんが感じてた寂しさ、私も最近約1ヶ月間実習で子供たちと関わっていたから、本当によく分かった。

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    2026年10月17日
  • 本屋さんのある街で

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    本屋さんの裏側を知ることができるお話ばかりで、本好きにはたまらない1冊。
    本屋さんなくならないといいなぁと本当に心から思います。

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    2026年10月17日
  • そして、バトンは渡された

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    ネタバレ

    映画化もされていて気になっていたので読む。
    瀬尾まいこさんらしい、食卓が見えるようなあたたかな空気の物語だった。
    大人に振り回されてはいるものの、ほとんどの大人たちが優子のことを気にかけ、あたたかく見守ってくれている。
    特に森宮さんと優子はお互いを大切に思っていて羨ましい関係である。
    森宮さんの時々、不器用なとこもあいらしいとこである。

    ラストの結婚式のシーンは、良かった。
    あぁ、これがこの物語のハッピーエンドだな、と思えるものだった。

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    2026年10月16日
  • ありか

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    とても幸せな物語でした。

    〝こんな良い人ばかりと関われるってそうそうないよ〟とツッコミたくもなりますが、わたしは幸せな物語が読めて良かったです。

    とにかくひかりちゃんが可愛い。
    トラブルも起こりますが、それをこえての颯斗くん、宮崎さん、三池さんの優しさが心地良かったです。

    こんな人たちに関われている美空は幸せだ。

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    2026年10月16日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    鈴香くらいの頃の自分の子ども達に会いたくなった。
    おにぎりを「にーにー」バナナを「ばーた」、鈴香の「ぶんぶー」のようにオールマイティに欲望を表す言葉として「なんな」と言っていたことを思い出して涙が出そうになった。
    瀬尾さんの子ども描写は可愛らしくてとても大好き。


    大田くんはどこが不良少年やねん!と突っ込みたくなるほどのしっかりした好青年だった。(脳内では30代の真面目な男性に変換された)
    16歳なんてまだまだ子どもだろうに…ただ物語なのでそこらへんのはちゃめちゃ設定も問題なし!

    最後まで読んで、この大田くんが瀬尾さんの前作キャラクターであることを知りました。
    「あと少し、もう少し」も読んでみたい。

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    2026年10月16日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    今回の瀬尾ワールドもホッコリしまくりでした(^^)

    (食べ物)出てくる小説って、それ食べたくなるぅ!

    大家のババアとの会話のやり取り(笑)(笑)(笑)

    普通に働いて普通にご飯食べて普通に過ごす。。。
    そしてスヤスヤ眠る。それでよくない?

    美味しいもん1人で食べても誰かと食べても良い!
    そんな普通のこと改めて気付かされました^^;

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    2026年10月15日