瀬尾まいこのレビュー一覧
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6人の中学生の物語。
普通に読み進めてて、普通に面白かった。
部長の桝井はとても速いランナーで、とても責任感の強い子だ。
しかし、そんな桝井に立ちはだかるのは顧問の転校だった。怖いけど強い顧問である満田先生から去年の美術部の顧問である上原先生に変わったのである。
上原先生はなんと陸上どころかスポーツをしていない人だった!!
そこから県大会に行くことはできるのか。
そんなスタートから始まる物語です。
1人1人選手の視点が走る区間ごとに移り変わっていき、上原先生のサポート、陸上部の子達の成長が見どころの小説だと思いました。
とにかくすごくみんなかっこいいのでぜひ見てください。 -
Posted by ブクログ
自分は少し斜に構えてしまうところがあるので、優しくされると、何か裏があるんじゃないかとか見返りを求めてるんじゃないかとか思ってしまうんだけど、主人公の周りには真っ直ぐに愛と優しさを届けてくれる人がたくさんいて、受け取る側も真っ直ぐに受け取ることが大事なのかなと思った。
幸せなことって、いろんなことが重なると見えなくなってしまうよね、、こんなに日常に幸せは溢れていたんだと思わされる
そして改めて親子の関係って難しい〜って思った
いわゆる毒親とも言われそうな主人公の母だけど、育児を放棄しなかったことも事実で、当たり前だけどそれは難しくて、、子どもの自分を育ててくれたことに感謝することと大人の1人の -
Posted by ブクログ
○本のタイトル『ありか』
○著者名 瀬尾 まいこ(せお まいこ)
○出版社 水鈴社
○ジャンル 家族小説
○入手方法 Audible
◯どんな本?
シングルマザーの美空と彼女の娘・ひかりの日常が描かれた家族小説。
美空は、自身の母親との難しい関係に苦しみながらも、愛情を込めてひかりを育てている。
彼女の義弟・颯斗は、優しく二人を支え、絆を深めていくが…
この作品では、親子の愛や育児の難しさ、そして人とのつながりの大切さが繊細に描かれている。
読者は、美空の葛藤や成長を経て、母親への感謝や愛の多様性について考えさせられるはず。
登場人物たちの思いやりや温かさに触れることで、心がじんわり -
Posted by ブクログ
温かい優しさで溢れてる物語だった。
唯一、主人公の美空の親は毒親で「子どもを愛せない人」は出てくるけど、そんな人には振り回されず最後は立ち向かって、自分の子どもは無償の愛情をこめて育て上げる母親の強さに感動した。
どんどん美空が強く変わっていってる。胸熱。
この物語は子を持つ母親が読んだらもっと響くんだろうな。
子どもの成長はほんとうに早いし、娘の言葉で救われたり締め付けられたり一喜一憂するものなんだ。
多感な子どもも大人の言葉や様子に感じ取るものがあるんだろう。
美空の周りにも見返りを求めず純粋に助けたいって気持ちで助けれてくれる人たちが多い優しい世界。
叔父の颯斗くんの愛情の注ぎ方も切 -
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家族とは、親である事とはどういう事なんだろうと考えた。
自分が娘や息子に与えられているもの、与えられているものはどうだろう。
登場する「家族」はカタチは違うものの皆深い愛情を持って優子と暮らしていた。
なかでも森宮さんの父としての覚悟と責任感は尊敬に値すると思った。
ズレているところや思い込んだら真っ直ぐなところはあるが、父として足りないかもと不安に思いながらも、いつだって優子にとってのベストを模索してもがいていた。
それを優子も素直に受け取っていたからこそ、森宮さんの所が自分の帰る場所であり、1番大切な家族だと、認識していたんだと思う。
父親でなくなるようなことが起きれば、暴れてでも泣いて -
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『そしてバトンは渡された』『あと少し、もう少し』で知られる瀬尾まいこの比較的初期よりの作品。処女作である『卵の緒』も読んだことがあり、それと近い時期の作品ということもあってか、非常に似た雰囲気を感じた。
自殺しようとした主人公が、自殺のための旅でたどり着いた先で展開される物語。
普通の人にとっては、非日常のはずなのだが、どこか日常のような雰囲気を感じられる、恐らく共感しやすいようなストーリーになったいるのだと思う。
卵の緒にも通じるが、明らかに少数派だが、しかし確実に同じ境遇で悩んでいる人がいるであろうと想像できる主人公像が、あまり大きな起伏を持たない作風の中にも、納得感のある共感を生み出し、 -
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コロナ禍のとき、子供に関わる仕事をしている私は、子供たちに「近づいてはいけない、おしゃべりはダメ、歌うのもダメ」と言わなければならないことに理不尽さを感じていた。今しかない大切な子供時代に制限ばかりされていてこの子たちの将来はどうなるんだろうと懸念していた。でも人ってすごい、子供たちってすごい!どんな環境でも順応してその時々の楽しみや生き方をみつけていく。「あの時コロナがなければ…」と思っている人は今でもたくさんいると思うけれど、あの時代から変わってきた良いこともたくさんある。どんな時代でもどんな環境下でも『優しさ』と『想像力』があれば人は進んでいかれる。繋がっていられるんだと感じ元気をもらえ
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ネタバレ君が、走らせてくれた夏。
ハナシノタネ(ポッドキャスト番組)であらすじを知り、ヤンキーが子どもをお世話する話なんて、面白いに決まってる!、『愛してるぜ☆ベイベ』みたいな話かな?と興味を持ち、前作『あと少し、もう少し』から読んだ。(『愛してるぜ☆ベイベ』はヤンキーではなかったか?)
前作とは違って、終始大田くん目線で書かれているから、悩みや葛藤や成長をより深く感じることができた。
本当は心のままに素直に頑張りたいのに、自分から一歩踏み出せないでいる大田くんには、なんでも素直に楽しそうに行動する鈴香(一歳十ヶ月の女の子)はそれはそれは眩しく羨ましく写ったことでしょう。
鈴香と過ごしたのは一ヶ