瀬尾まいこのレビュー一覧

  • ありか

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     母一人子一人の何でもない日常生活の中で立ち塞がる問題に手を差し伸べてくれる人々との心温まる親交を描いた物語である。母子の純粋な愛情と対比するように登場する主人公の毒親から、理不尽な要求を受ける中で葛藤し、周りに助けられて成長していく主人公の描写がさりげなく感動できた。全体として一つの目標に向かったり、勧善懲悪等のテーマに沿って物語が展開するというよりは、日常描写が中心の物語のため、伏線回収や劇的な物語展開はなくテンポの遅い物語に感じたが、純粋な母子の愛情を物語の中心に据えて、親や配偶者等の近縁者と他人との関係性の比較や、LGBTQやネグレクト、ヤングケアラーを連想させるような問題提起が織り込

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    2026年02月22日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    登場人物は少なくて読みやすい。誰でも周りより秀でた才能が欲しいと思ったことはあるだろう。目の前に見える人のほんの一面しか私達は知らないのではないか。そう考えさせられる本だった。

    主人公は平凡平均を生きる梨木。それをコンプレックスに思いながらも、人の心を読み取れる能力を発見し、1人ずつ掬っていく。
    人の心を読むのは特別なことなんかじゃなくみんなができると気付きながらも、梨木はほんの少しの気付きと勇気を持ち、誰かの時間を進める。
    自分が気が付いていないだけで、周りの人はとっくに主人公の人柄を認めていたんだね。温かくなるお話だった。

    -自分がどう見えるかより、相手の気持ちを感じ取って進むことを選

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    2026年02月22日
  • ありか

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    娘の言動がよく書けていてドキッとした。子どもは親が大好きなんだ。いつか巣立っていくけど、それまでこの子との一つ一つを大切に過ごしたい、って自分の時には毎日大変で思えなかった。残念に思ったど今のところ、まあ、よし!かな。大きな不幸がやってくる事件がなくてよかった。

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    2026年02月22日
  • そして、バトンは渡された

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    自分は、周りの人に大切にされているということに改めて気付かされた。そして、周りの人との関係をどう大切にしていくかを考えさせられた。登場したどの親にも感情移入できたし、それぞれの立場からの愛情表現もよく理解できた。深い感動や涙はなかったが、じんわり心が温かくなるストーリーだった。個人的には「幼少期の友達は一時的なものであり、家族より優先する必要はない」というくだりがとても腑に落ちた。

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    2026年02月22日
  • ありか

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    人との関係って、必ずしも血縁が第一ではなくて。

    でも、やっぱり、「お母さん」って偉大で。

    でもでも、親子にも相性があるし、
    母親だからって、育児向いてる人ばかりじゃない。
    (それを言い訳にしちゃいけないと思うけどね)

    自分の足で立って歩こうとする姿に、
    自分の子育てに不安いっぱいな姿に、
    共感して、応援したくなった人は
    多いんじゃないかな◎

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    2026年02月22日
  • 強運の持ち主

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    ネタバレ

    占いかぁ…
    若い頃は恋愛、それから仕事の悩み
    イベントみたいにいろんな占いに行ってみたりしてたな。

    占い師側の目線って新鮮だなと。
    でも確かに、背中押して欲しいだけだったりするよね。
    答えなんてホントは自分の中で出てるというか。
    違うこと言われると却ってムカつくというか…
    なんてワガママなんでしょ。

    強運の持ち主ってホントに居るのかな。
    そう思い込むことも大事かも。
    後は自分の直感を信じること!だね。
    良い読後感でした。



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    2026年02月22日
  • そして、バトンは渡された

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    楽しいときは思いっきり、しんどいときもそれなりに笑っておかなきゃ。
    その通りです。
    とても良い家族にめぐまれて幸せだと思う。


    家族よりも大切な家族

    幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。
    その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない〝父〟と暮らす。
    血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。
    大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。
    解説・上白石萌音

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    2026年02月22日
  • ありか

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    ネタバレ

    厳しい現実。だけど美空さんとひかりちゃんの周りには、心を寄せ、力を貸してくれる頼もしい大人たちがいた。きっと、腹を括って真剣に生きているのが分かるから、周りは手助けしてくれるのだろう。

    こんなにも幸せは自分の周りに溢れているものなのか…
    改めて気付かされた作品でした。

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    2026年02月22日
  • 幸福な食卓

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    大浦くんと佐和子の二人の会話のやり取りや関係性にほっこりした。
    大浦くんが佐和子のことを大好きなのが伝わってきて可愛いなと思った。
    最初の始まりでいきなり佐和子のお父さんが今日から父さんをやめる、って言ったところは意味がわからなくてちょっとイライラしたけど、読めば読むほどこの物語の世界が好きになっていった。
    なにかでこの本は結構暗い?っていう感想を見た気がして意気込んで?読んでたけど、たしかに最後のほうで思わぬ展開があり、あまりにもびっくりしたのと悲しくて泣きそうになった。電車の中で読んでて止まらなくなりそうだったので読むのを一旦中断した。

    たまにこういう展開になってしまう本に出会うことがあ

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    2026年02月22日
  • 夜明けのすべて

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    「知ってる?夜明けの直前が一番暗いって。」

    嫌な事があった後は必ず良い事があるって事ですね。

    何も起こらないような毎日を繰り返していても、いつだって時は進んでいるのだから、毎日楽しく生きて行こう。

    苦しくても厳しくても、出口は必ずあるのだから

    人に迷惑をかけただけ人を助けたり優しさを与えて生きて行きたい。

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    2026年02月22日
  • 私たちの世代は

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    当たり前が変わったあの日。感染症により不自由な学生生活を余儀なくされた世代。社会が変容を受け入れ始めても、全員が順応出来たわけではない。取り残された子たちがいた。一方で、あの時期を乗り越えたからこそ得られた、人との縁や絆、大切なものがきっとある。優しい眼差しと未来への前向きなメッセージ。人を想うことの尊さに何度も涙腺が緩んだ。

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    2026年02月22日
  • そして、バトンは渡された

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    だいたいのことは、どう動こうと関係なく、ただぼんやりと収束していくのだ。

    こういう達観した感じ、見習いたい。

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    2026年02月21日
  • 夜明けのすべて

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    見た目からはわからない病気を抱えている2人の男女。苦悩を抱えて本当に厳しい暮らしと人間関係。ただ辛いだけでない、良い関係、また良い職場に巡り合う。人生は捨てたものではない。読み終わってからほっこりとしました。

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    2026年02月21日
  • ありか

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    自分も親であるから、子に対する気持ちは大体同じだ。
    親だからこうあるべきだ、とか
    子どもは育ててくれたことに感謝して当たり前だとか、
    そんなことはもちろんない。
    でも読みながら
    自分も結局は同じようにしているのではないかと、考えさせられる瞬間もあった。

    美空の母はいわゆる毒親で
    他人から見たら ほんと「くそばばあ」としか思えないけれど
    そんな一言で切り捨てられたら 苦しまないで済むのに…
    問題が多面的で考えさせられた。
    とはいえ、颯斗や三池さんがばっさり言い切るアドバイスにはスッとした。

    颯斗くんのことは 物語全体通して 不安定で心配だった。
    悲しい出来事が起きない物語でホッとした。
    反面

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    2026年02月21日
  • 私たちの世代は

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    読後感はなんだか温かく優しい気持ちになる。コロナ禍というのは子供達には大きな影響をがあったのだなあ。
    ただ、そこで回り道をしたとしても、人生はいつでもやり直せる。何が正解なのか、何が成功なのかも自分が決めていけば良いのかなと思う。

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    2026年02月21日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    なんで表紙がタルトなんだろう?美味しそうーと思って買ってしまったが、最後まで読んで表紙のタルトの意味が分かってぐっと来た。自分だけが『平凡』と思っていても、そうじゃない。周りの人から見たら人それぞれ素敵な一面があるよね。
    アフターデイズも大竹さん目線という事で味があって面白かった。

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    2026年02月21日
  • 夜明けのすべて

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    一気に読んでしまった。
    主人公たちは結構ズバズバと発言するのに読んでいて辛くなく、心も温まるので読書のリハビリにもおすすめだと思う。

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    2026年02月20日
  • 強運の持ち主

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    言い方は良くないのかもしれないが、何も考えずサクサク読める話だった。
    占いに来る時点で何かしら溜めたものがあり、それを聞いてもらったり背中を押してもらったり、何らかの「変わる」努力をしてるんだなと思う。
    私は朝のテレビの占いさえちゃんと見てないが、占いをする側には興味が出た。

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    2026年02月19日
  • 掬えば手には

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    登場人物もみんなキャラがよくて、文章も癖がなく読みやすかった。ストーリーも暖かくてほっこり。
    自分のことを平凡だと思っている主人公だけど、相手のことを考えて即動けるというのは凄く特別で素敵な特技だと思う。嫌な奴だけど憎めない店長のオムライスが食べてみたくなった。

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    2026年02月19日
  • そして、バトンは渡された

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    「本当に幸せなのは誰かと喜びを紡いでいる時じゃない。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡すときだ。」
    自分の人生の主人公でありながら、同時に「誰かの物語の登場人物」としてバトンを渡していく。その役割の尊さに気づかされました。終わりは寂しいものではなく、新しい大きな未来の始まりなのだと思わせてくれます。
    家族とは何か、幸せとは何か。答えは一つではないけれど、この本の中に確かな一つの正解がある気がした。

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    2026年02月19日