瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 図書館の神様

    Posted by ブクログ

    自分がきっと犯してしまった罪。自分がもがき、変わることで、許され、新しい世界に飛び立つことが出来る。
    色々な文学作品が出てくる。川端康成、石川啄木、夏目漱石、山本周五郎。
    舞台は明確に書かれてないけど、盛岡かな、岩手のどこかかな。あ、盛岡じゃないわ、違うわ。海辺の街だから。

    私、間違ってないよね?。そんな押し付けがましい事、恋人にしか言わないよね。→これは、小説の中の高校の講師である主人公と、主人公がつとめる文芸部のたったひとりの男子高校生とのやり取り。

    私、間違ってないよね、という言葉。
    よく発する人います。自分の正しさを他人に強要する人。あー確かに押し付けがましい!とこの文を読んで納得。
    私、間違ってないよね、から主人公は少しずつ脱皮する。それも文学と文学を愛する人との関係性から。なんて素敵で、でも脱皮は痛みを伴う。

    0
    2026年04月26日
  • ありがとう、さようなら

    Posted by ブクログ

    中学生って子供扱いしたら怒るし、かと言って頼りなかったり、幼稚な我儘言ってみたり、、我が子のことを思い出しても、先生にとったら1番めんどくさい時期だと思う。
    可愛い盛りの小学生でもなく、大人へあと一歩の高校生でもなく、中学校の教師を選んだ瀬尾先生。柔らかな文章、素敵なエピソードの数々に、生徒を見つめる暖かな眼差しを感じる。大好きな作家さんであり、良い先生だったんだろうなぁと思う。瀬尾さんの物の考え方や捉え方が、すごく好き。本当どこかで、ランチしながらおしゃべりしてみたい方だなぁ。

    0
    2026年04月26日
  • 夏の体温

    Posted by ブクログ

    友達にまつわる短編集。温かい気持ちになれて、クスッと笑えて、人と繋がることの楽しさを改めて感じる。読むと人生がキラキラしていくような一冊だった。

    0
    2026年04月25日
  • 優しい音楽 <新装版>

    Posted by ブクログ

    サクッと読みやすいけど不倫相手の子どもと過ごしたり拾ってきたおじさんと過ごしたりどの話も変わった世界観で楽しめた。最初は歪な人間関係だけど読み進めると関係性が変わっていくのが面白い。

    0
    2026年04月23日
  • おしまいのデート

    Posted by ブクログ

    初めての瀬尾作品。
    中でもランクアップ丼は涙した。つい先日会った実母が老い、筋力なく体調も悪そうなのに、会えばニコニコとしてる姿がちらついて。。涙しながら読んだ。きっとその時点で結末を予想。やっぱり涙が止まらなかった。天ぷらは熱いうちに食べる
    誰かと一緒に食べるご飯は一人で食べるご飯からの卒業だった。

    0
    2026年04月21日
  • あと少し、もう少し

    Posted by ブクログ

    中学生の駅伝をテーマにした物語で、1区から6区まで6人それぞれの視点で描かれているのが印象的。それぞれ同じ出来事でも受け取り方が違っていて、「こう見えてたんだ」と気づかされる場面が多かった。一つの行動や会話にも、それぞれの思いや背景があるんだと改めて考えさせられる内容。

    現実でも、自分の気持ちや受け止め方だけで完結しがちだけど、その裏には必ず相手の考えや思いがあるんだなと感じた。読後に「もう少し相手の立場で考えてみよう」と思わせてくれる、そんな一冊だった。

    0
    2026年06月17日
  • 優しい音楽 <新装版>

    Posted by ブクログ

    2023.11.9

    「いつもなみちゃんは、僕が家に行くことをとても嫌がる。」
    ――「優しい時間」の1行目。ここに伏線がある。

    何気なく読み始めたときは心に残らなかったが、読み返してみると、この1行目がとても重要だと気づく。たけるくんとちなみちゃんの心の動きが、ここにすでに表れている。

    2度目に読むと、きっとまた違って見える。
    タイトルの「優しい時間」も、まさにこの章のためにつけられたものだと思う。優しさにはタイムラグがあり、それが心に刺さった。

    P95の一文。
    「なんか深雪さんってイザベラに似てるね」
    さなちゃんが深雪に言った言葉。

    馬みたいなイザベラは意地悪だけど、ピンチのときにはおいしい食べ物を食べさせてくれて、優しい気持ちにさせてくれる存在。
    「相手に優しくして勝つんだもん」

    さなちゃんは、パパの不倫相手である深雪を劇場に見に来たけれど、その中で深雪の優しさに気づいていたのではないか。
    ピンチのときに助けてくれるイザベラのように、深雪もまた、さなちゃんにとってそういう存在だったのかもしれない。

    0
    2026年04月03日
  • 戸村飯店 青春100連発

    Posted by ブクログ

    兄弟どちらも全く違うけれど魅力的。
    兄、弟、お互いがお互いを自分より恵まれていると思っている。悩みを正直に言える人もいれば、要領良く順風満帆に見えても、本人はものすごい葛藤をしていたり、心って難しい。
    自分の短所に悩んだり、人を羨んだり妬んだりしてしまう時におすすめ。

    0
    2026年04月02日
  • その扉をたたく音

    Posted by ブクログ

    まさか駅伝で推しメンだった渡部くんが再登場するとは!!
    始めは本当にあの渡部くん?!と思うほど大人になっていたが、宮路がウジウジし出すと昔のズバズバ言う渡部くんが出てきて懐かしくなった。

    本庄のばあさんはせいぜい70代後半くらいかと思ってたら、まさかの91歳だったことにも少し驚いた。とにかく悪役が出てこない、心地のよい物語だった。

    0
    2026年04月02日
  • おしまいのデート

    Posted by ブクログ

    5つのおしまい
    おしまいははじまりに必要
    読後は少し切ない気持ちになるが、それと同時に温かい気持ちが湧いてくる

    0
    2026年03月30日
  • ファミリーデイズ

    Posted by ブクログ

    瀬尾まいこさんほどの作家さんでも、妊娠・出産、子育て…となると、同じようなことに悩み、同じような道(アンパンマン、いないいないはぁ)を辿るのか…と、すごく親近感が湧く本だった。

    小さな子を育てながら、元中学生教師としての視点が交わるエピソードに、子供の成長があっという間であることや、子育てで大切にしたいヒントが沢山あった。

    ラストはあの、大ヒット小説の名言が書かれていて思わず泣いてしまった。

    0
    2026年03月25日
  • 春、戻る

    Posted by ブクログ

    兄を名乗る青年が突然現れ、料理を教えてもらったり、
    婚約者の実家(和菓子屋)に偵察に行ったり。瀬尾まいこさんの作品には、飄々とした雰囲気の人物がよく出てくる。今回はこの兄。カラリとした態度の奥にある素顔や、過去が明かされる場面をいつも楽しみにしている。
    悩みが無さそうに見えても、誰だって何かしら辛い記憶を持っているんだなと思わせてくれるから。
    最後の方、「今まで誰にも話さなかった出来事は、口にしてみると取るに足らないことに変わっていた。これぐらいの挫折は、生きていくうえでごく自然に起こることだ。ふたを閉めて自分で重苦しい記憶に変えていただけで、その時々にすてきな出会いも出来事もあった。表に出せば、そのすべては懐かしい記憶になっていく」と、主人公は気づく。わたしも、学生時代は嫌なことばかりだった!と普段は思っているけど、久々に友達と話してみると案外色んなことを忘れているな、実際以上にネガティブな面ばかりを覚えてしまっているなと感じる。嫌な記憶と向き合うというのも、たまには悪くはないのかもしれない。

    0
    2026年03月24日
  • 私たちの世代は

    Posted by ブクログ

    コロナ禍に小学生で、
    別々に育っていった二人の女の子の話

    他の人のコメントで
    どちらの話かわからなくなるとありましたが
    話の切り替わりでの絵が目安になります。

    リンゴマーク:冴ちゃんの話
    チューリップ:心晴ちゃんの話
    カバン:子供時代の話の合間の大人になった二人の面接の話

    「一年で辞める宣言ってなんなの」とか
    「登校日、なんで行かせてあげないの?」とか、
    「引きこもりのキッカケって、これ?それがこんなに長くなる?」とか、
    ぷりぷりしながら読んでましたが、
    全部読み終わって、いい本だったと。

    登場人物の何人かには、
    色々思うところがあるけど、
    現実もそんなものかもね。

    0
    2026年09月16日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

    Posted by ブクログ

    ひとりで思い耽ってたそがれたり、何かの意味を見つけようとして旅に出てみたり、結局そこに満足のいく答えは見つからないのだけど、まぁ何かはある。という、人生あるあるを言語化してくれてちょっと嬉しい。
    米袋ジャンプをこんなふうに自分のものにできてしまうのは、瀬尾まいこだからなんだよな。

    0
    2026年03月18日
  • ありがとう、さようなら

    Posted by ブクログ

    瀬尾まいこさんの教師時代のエッセイ。あっという間に読み終えてしまうような気軽に読める話。
    中学生ってこんなに純粋だったっけ❓️大人になった自分が忘れてしまったことがたくさん散りばめられていた宝箱のような本だった。

    0
    2026年03月08日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

    Posted by ブクログ

    高校の同級生だった亮太と小春。
    いつも一人でたそがれている亮太だったが、小春が体育祭で米袋ジャンプのペアに亮太を選んでから二人の距離は近くなった。
    大学も小春の行く短大の近くの学校に決めた。
    順調に結婚に至った訳ではないが、それでも二人は家族になった。
    小春が入院し、小春が描いていた未来は望めなくなったが、二人の未来は幸せに満ちたものになるだろうと思わせる。

    0
    2026年03月01日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    表紙の絵から、スイーツ系名店だと思いこんでいたけれど違った(;´Д`)皆さんの名店への熱い想いや、美味しそうな食べ物を読んでいるとお腹がペコちゃん(*´﹃`*)

    0
    2026年02月26日
  • 戸村飯店 青春100連発

    Posted by ブクログ

    本当に戸村飯店だった、間違いない。
    だけど青春100連発ってなんだ?
    わからんかったわ。
    何で表紙が違うバージョンがいくつもある?
    全体的にあっさりしてて良い。
    食べものはそんなに美味しくなさそうだったな。美味しそうな食べものが出てこなかっただけか…

    0
    2026年02月26日
  • 春、戻る

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    瀬尾さんらしいほんわかなミステリーでした。
    期待をさせて読み進めさせながらも、
    読者が想像する展開によい意味で落ち着かない感じで。
    とても読みやすく、よかったですね。

    0
    2026年02月18日
  • 戸村飯店 青春100連発

    Posted by ブクログ

    「めっちゃ笑う!」というようなギャグ的な面白さとは違います。人生で1番悩んで1番楽しい青春時代真っ只中のお隣さんの兄弟を覗き見させてもらってる、そんな印象の本です。

    0
    2026年02月13日