瀬尾まいこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大人目線と子ども目線で胸を締めつけられる。
子ども時代全然幸せじゃなかった。
あの頃はその選択がいいと思っていたことも、自分が親となり、くめる気持ち。
“母親という重し“に押されそうになりながらも、
何も持っていなかったと思っていた美空が、何者かになれた。と思えるほど、どんどん強くなっていく。
周りには自分を強くしてくれる人も、強くなりたいと思わせてくれる人がいる。
ひとりで生きているわけじゃない。
すごく幸せなこと。
ひかりが笑っていたら元気になる。
ひかりを笑わせている。
それがひかりを幸せにしている。
美空も幸せなのだ。
「おやすみ、ママ、ラビュー」
こんなこと言ってたよ。
みた -
Posted by ブクログ
私は美空の母に近い行動をとっていたと思い、心が痛くなるお話しでした。
子どもが小さく大変だと思っていた頃に、この本を読んでいたら、もっと優しく接してあげられたのかな…その頃に本を読むなんて時間はないだろうけど。
本当は美空の様に子どもと接していたかった。もっと愛情を注いであげたかったと自分の子育てを反省してしまいました。
義理の弟の颯斗や三池さん、宮崎さん、周りに素敵な人達がいるのは美空が素敵だから、素敵な人達が集まってきたんだろうな〜
成人になった息子達にイラッとくる時があるけれど、昔できなかった気持ちを思い出して接してみようと思える作品でした。
子ども達が大好きだから
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Posted by ブクログ
瀬尾まいこさんの物語には
いつも温かな光が差し込んでいるような
安心感があります♡
物語の中で印象的だったのは
「何気ない日常の交流」です
劇的な事件が起きるわけではなく…
誰かと食事をしたり
言葉を交わしたりする中で
主人公の固まっていた心が
少しずつ解けていく描写が
とても丁寧で 読んでいて私自身の心も
軽くなりました
表紙の絵にあるような…
明るく でも少し歪んだ形をしている
椅子やピアノは完璧ではないけれど
そこにあるだけで価値がある
「日常の断片」を表しているように感じました!
どこか遠くにある理想の場所を目指すのではなく
今の自分が立っている場所を
「ここ -
Posted by ブクログ
大学卒業後、親の庇護のもと社会に出ずに音楽の夢だけをなんとなく追いかけて過ごしてきた宮路が老人ホームで神の音を聞き、自分の生き方を見つけていく。
読み進めると親の脛を齧り甘い考えで生きている姿に少し嫌悪感を感じつつ、社会に揉まれてないからこその素直でばか正直な性格を垣間見れて、その素直さゆえ老人との関係性を築くことができると共に、少しずつ人生を踏み出していくことができる、町田そのこさんらしい心温まる物語でした。
世の中こんなに良い人ばかりじゃないぞ!と穿った見方をしてしまう自分は社会の荒波に揉まれ過ぎて歪んでるなあと反省。
でも、どの世代でも音楽は人を幸せにするのですね。久しぶりに歌いたくなり -
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Posted by ブクログ
ちょっとエキセントリックな女性に振り回される男の話。
主人公・亮太は人生に醒めた結果、暗くて嫌われている高校生活を送っているが小春に出会ったことで徐々に変わっていく。大学時代には他人に対して全て寛容な態度から「イエス」とあだ名されるほどになる。この主人公がそれほど魅力的ではない。またパートナーの小春は天真爛漫というよりもかなりエキセントリックだ。彼女の言動にはなかなか共感できる部分がなく、そういう意味ではこれと相思相愛になれる「イエス」はすごいなと感心はした。
映画にもなったらしいが、映画の説明にある「切なくて、あたたかくて、はじめての“うるキュン”体験・青春ラブストーリー」とは程遠い感じ。