瀬尾まいこのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
慣れる事は無いけれど
人は大切なものを奪われたり不幸には慣れる事は無いけれど、それでも人は生き物の命を奪い食べて命を繋いで生きて行くしかないので幸福
と思える日々、大切な人と囲める食卓があるのはとても大事な事だと再確認させられた一冊でした。 -
購入済み
ホクホクさせるのがうまい
やたら後味悪いものを書きたがる作家さんもいますが、この方はいつも、なんとなくほっこり、いい気分にさせてくれます。
深くはないけどリラックスさせてくれる、湯船に浸かりたくなる本です。 -
購入済み
読みやすい
原作がとてもいいのでコミック版も読んでみた。
主人公がずいぶん根暗なのだがコミック版でも比較的明るい感じに描かれていていい。
原作の平明な雰囲気をコミックでもよく表現している。 -
購入済み
中学生の駅伝小説
最近よく見かける、駅伝小説です。6区間毎の走者の視点に切り替わり、駅伝参加の経緯や仲間とのやり取りを回想しつつ、与えられた区間を走り抜ける様が描かれています。視点が変われば、それぞれの想いが違っていることが明らかになる構成が上手く、非常に読みやすい作品です。
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ネタバレショッピングセンターの片隅で占いをするルイーズ吉田と、占いに来るお客さんの連作短編集。
瀬尾さんはありふれた日常にちょっとした不思議を共存させるのがお上手で、本作も身近でなくてもどこかでこんな暮らしがあるのかなあと想像させてくれました。
個人的には占いをあまり信じていないので、どんな人が占いに行くのか、何を相談するのか興味深かったです。
ルイーズのようにショッピングセンターの一角で占いをする人って見かけたことないんですが、都会(田舎民丸出し)では普通の光景なんですか…?
占い師にも良いこと悪いことをそのまま伝える人、相談者の雰囲気を見て直感で伝える人、様々だからお客さんとの相性も大事だなあ -
Posted by ブクログ
シングルマザーの美空25歳、その娘ひかり5歳。美空は子育てして初めて自分と母親の関係がいびつだったことに気がついていく。
子供の頃は親の不機嫌が自分のせいだと思い込み、おそらく生存本能で精一杯の努力をする。それがいい子でいることだったり、あきらめることだったり、親に奉仕することだったり。
子どもが好きでない親もいる。美空は友達のいない母親の都合のいい感情のはけ口にもなっている。
けれども見返りを求めない義弟や職場の同僚、ママ友と関わることで、無条件に相手に合わせなくていいと気がついていく。
オーディブルで耳読。声優さんが見事に5歳のひかりちゃんを演じていて、こんなに手がかからなくて可愛い子 -
Posted by ブクログ
文章のリズムが良く、するすると読み進めることができる。「驚くほど読みやすい」、それがこの本に対する第一印象。
内容について。
作中で描かれるパニック障害やPMS(月経前症候群)について、当事者が読めば「リアルではない」と違和感を抱いたり、不快に思うこともあるのかもしれない。しかし、それを外側の人間である私が推測するのは、余計な想像である。
物語の大半を占めるのは、二人の間に流れるとりとめもない会話。正直に言えば、最初は「だらだらと長いな」と感じ、少し退屈に思った。しかし読み進めるうちに、この“だらだら”こそが物語の核心なのだと気づく。
ささいな冗談や、意味のないように見える会話の -
Posted by ブクログ
ネタバレ物語の構成は時系列がバラバラで、最初のうちは少し混乱しつつも、文体が柔らかでどんどん読み進めることができました。もちろん、そのバラバラな事柄をこの順番で読ませることで伝えることがあったことはよく分かります。
学生時代の女友達の少し陰湿な突っかかり方や、結婚を報告した時の森宮さんの言動に、それぞれのキツさを感じて、読むのが少し嫌な気分になりましたが、最終的には受け入れられました。
「だいたいのことは、どう動こうと関係なく、ただぼんやりと解決していくのだ」という言葉があったが、途中まで優子視点だとそういう風に見えていた気がする。でも病室で梨花から知らされた色々なこと、その後の実の父親からの手紙 -
Posted by ブクログ
本屋大賞発表ギリギリ前に読み終わりました。
5歳のひかりがあまりにも可愛くキラキラしていて、正直ちょっとお腹いっぱいになってしまった感もあります。
でも私の心に響いたのは、主人公・美空と親との関係。すべての親が子どもを無条件に愛せるわけではない。虐待するわけではないけれど、そういう親もいる。私の母も、ここまでではないけれどどちらかというと自分ファーストな人だったので、少し共感できる部分があって、読んでいて苦しくなりました。
『自分にも他人にも世間にも縛られたくはない。ひかりを見ていれば分かる。本当の自由は好きな人を好きになって、会いたい人に会って、その気持ちに戸惑わず従うことだ』
終盤のこのセ