瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 幸福な食卓

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    主人公の中学生〜高校生の女の子目線で淡々とショッキングな出来事が起こっていく… きっと主人公を取り巻く周りの方達、色んな悩みも抱えているだろうけど、ずっと主人公目線だから、語られずに終わる… 読者と主人公目線が終始一致。主人公と同じ感覚で物語を体験していくという構想が作者さんのすごいとこだなって思った!
    個人的な感想は、これまで恋人いないし、家族と絶縁状態なので、全然共感できなかった〜笑 いろんな悩みを持ちながらも、食卓を囲める家族がいるのは幸せですよね✨

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    2026年08月10日
  • あと少し、もう少し

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    ネタバレ

    中学生の駅伝を舞台とした青春小説。
    襷を繋いでいく章の構成が面白くて一気読みした。
    駅伝を走る男子生徒6人+陸上部顧問それぞれの魅力があって、読み終わる頃にはみんなのことが好きになる。

    私の中でスポットライトが当たったのは渡部君。
    頼み事を断れないジローにたいして、「俺は選んでするべきことを決めている」と言い切った場面は、
    まだ中学生なのに判断軸をしっかり持っているなんて素晴らしすぎないか?!
    と感心したが、彼の章を読み終えた後だと、ある事情のためどういうふうに自分を見せるか考えて行動しているのだとわかり、このセリフの印象が変わる。おばあちゃんの「中学最後になって、孝一もやっと好きなことができるんだね」というセリフは芯をついている。

    とはいえ、彼の行動基準はそれだけではないはず。
    物事の本質を見抜く力があり、またその本質から目を逸らさない強さと勇気がある。
    周りの雰囲気に呑まれずに、「ジローが100パーセント正しいだろ?」と言う場面も私の中で拍手喝采。彼は社会人になっても、【誰が正しいか】ではなくて、【何が正しいか】で物事をきちんと見ることができる大人になるだろうなと勝手に妄想。

    そしてもう一つ特筆したいのは俊介君とのやり取り。俊介君自身も避け続けているある質問をズバリするけど、それって相手が打ち明けてきても受け止めるという覚悟や度量がないと、こんな質問できない。その前に出てきた俊介君の友人修平君との対比になっているなと思った。

    なんだかんだ渡部君は、短い言葉ではあるけれど、随所で仲間のこと救ってるよなと。一見わかりにくいけど、優しさトップクラスだと思う。
    これは私の勝手な考察だが、両親の離婚により父母どちらにも受け入れてもらえなかった痛みと、今一緒に暮らすおばあちゃんからの愛情、どちらも知っているからこそ、状況を俯瞰して見られるし他人の気持ちや傷ついた可能性に気付けるのでは?愛されてまっすぐ育ってきた人が持ってる優しさとはまた違う、静かな優しさを渡部君は持ってるなと感じた。

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    2026年08月08日
  • あと少し、もう少し

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    私は田舎の陸上部出身だったんだけど、
    なんかビミョーに違うんだよな、
    (しっくりこなかったのは、太田の中途半端な不良感とか、激励会での太田の行動を批判したジローへの対応とか、上原の頼りなさとか諸々)
    俺たちの箱根駅伝を読んだ直後だからか、
    とか思ったけど桝井の賞で泣いた。


    桝井の純度の高さよ。

    青春小説だから、中高の時に読めればまた違った感情だったんだろうなー。

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    2026年08月06日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    なかなかない設定ではあるけど、1人の高校生がひと夏で今まで知らなかった世界を知って、大きく成長するお話。
    なんか大田くんを応援したくなる!

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    2026年08月05日
  • そして、バトンは渡された

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    華々しい喜劇も御涙頂戴の悲劇もなく、でも誰もが人並みに等身大の喜びや悲しみや葛藤を抱えて生きていることを自分の知っている温度で受け取れる本。胸を熱くする本というより、懐にカイロを忍ばせてくれるじんわりとあたたかい本。小説向きのクセがある登場人物というより、確かにこんな人いるかもーくらいのテンションで共感できる登場人物の「普通さ」もよい。読みながら世界に置いていかれることはなく、世界と点ではなく面で繋がっている本。

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    2026年08月05日
  • 掬えば手には

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    面白かった!最初、あれ、ファンタジー系?と一瞬思いきや、そこには人間同士の関わり合いの機微や、つい持ってしまう固定観念みたいなものが詰まってたりして。
    読んだ後に幸せな気持ちになれる本でした。
    そして瀬尾さんの小説には高頻度で走る描写が入ってる気がするけど、今回のマラソン部分の描写も良かった。

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    2026年08月03日
  • あと少し、もう少し

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    中学駅伝を舞台に友情の大切さだったりが描かれていて読書感想文に書いているけどものすごくいい話だなと思った。

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    2026年08月02日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    4.3

    思わずぶんぶーとこちらも口真似したくなってくる。
    子どもをもったことはないけれど、おいでと呼んだら笑顔で走ってこられたら、それだけで子育ての辛いこととか吹き飛んでしまうんだろうなあ。

    小学生時の頃になぜ親戚のおじさんやおばさんはいつも会うたびに、こちらをにこにこと見ているのだろうと思うことがありました。

    きっと、私が忘れているだけで、おじさんおばさんの中にも小さい頃の私の記憶や、思い出が残っているんだろうな。

    だから、私がモジモジしだす年齢になっても、モジモジしている姿さえもおじさんおばさんにとっては、大きくなったなあ、可愛いと思える姿だったのかも知れないと思いました。

    たくさんの大人に可愛がってもらえて、今度は私が可愛いがってあげる番だな。きっと君が忘れてしまっても。

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    2026年07月29日
  • 幸福な食卓

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    瀬尾まいこさんの「ありか」が刺さったので、久しぶりにこちらを。中学生以来、たぶん20年ぶりの再読。
    大人になってから読むと、娘たちとの関係、自分の両親との関係、いろんな角度から家族を改めて見つめ直すきっかけになる一冊。新鮮な気持ちで読み返しました。

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    2026年07月24日
  • 幸福な食卓

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    主人公の佐和子は4人家族。でも、お母さんは一人暮らしをしていて、お父さんは「お父さんをやめる」と言い、仕事も辞めます。お兄さんは元天才、だけど大学に進学せずに農業をしています。このような少し変わった家族ですが、彼らがさまざまな出来事を乗り越えていく姿に、家族や人との繋がり、温かさを感じることができます。くすっと笑えてちょっと切ない、でも心温まるストーリーです。読みやすくて1日で読んでしまいました。

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    2026年07月24日
  • その扉をたたく音

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    ※風呂に落としてシワシワになって買い取ったやつ
    感想書いたと思ってたのに忘れちゃった。
    めちゃよかった記憶。4.5くらい

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    2026年07月23日
  • 天国はまだ遠く

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    自分にとっての居場所はどこなのか考えるきっかけになった。あと、本当にしんどいときに自分を繋ぎ止めてくれるのはやっぱり人間関係。

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    2026年07月23日
  • あと少し、もう少し

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    これまでの人生で駅伝に興味を持ったことはなかったけど、激アツだった。

    章ごとに各6走者の視点に切り替わるため、同じ場面が繰り返されて飽きるかもしれないと思ったけど、片方の立場からでは見えていなかったことが分かってとても良かった。
    現実では相手の気持ちや状況などを想像で補うことしかできないから、様々な目線で1つの話を読んでいくと脳みそが広がっていくみたいで楽しかった。

    登場人物の1人が心に抱える尊敬?淡い恋心?
    表にはきっと出さないと思うけれど、若々しくてエネルギーに溢れててとても美しかった…。

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    2026年07月22日
  • あと少し、もう少し

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    大人でも子どもでもない6人の、いろんな思いが何重にも重なった数ヶ月を一緒に見届けさせてもらった。それが読み終わったあと1番に感じたことだった。同じ場面をそれぞれの側面から見ていくことで、誰もが誰かを思い、自分の気持ちと戦ったり時には逃げ出したりして、みんなそれぞれの日々と向き合っているんだと、それが積み重なって人生になるんだと思った。人と人とのつながりの尊さを感じた作品だった。

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    2026年07月22日
  • そして、バトンは渡された

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    バトンって何だったのんだろう。
    主人公かな?主人公のパートナーーという役割かな?
    ともかく、あんまりそこは主題に感じなかった。親が成長する物語に感じた。
    子供が環境が変わればそれに順応しやすいけど、大人になるとそうでも無い。必死にその環境での自分の役割とか、できること、やるべき事を探すものだ。
    いきなり女児の親になるってのはすごい変化だし、そのための努力も半端ないはず。

    家族の形って、人間関係のあり方の数だけ存在すふんかな?

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    2026年07月22日
  • 幸福な食卓

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    瀬尾まいこさんといえば、の家族の物語。

    「父さんを辞める」と宣言する父。
    別居している母。
    真剣さを捨てて生きる兄。
    そして、佐和子。

    一見してみんなバラバラで、破天荒ともいえそうな家族。
    でも、お互いを思い合っている様子からは、紛れもなく4人が家族であるということを感じさせられる。
    この距離感、与えられた型から抜け出すことこそが、中原家の4人が、それぞれ自分を大事にしながら、家族でいるために必要なことのだとわかる。

    家族は難しい。
    世の中に、これ!と思われてるデフォルトの型が強すぎるから。
    でももっともっと色んな形があっていい。
    そう思わせてくれる作品。

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    2026年07月19日
  • 図書館の神様

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    ネタバレ

    皆が色々な経験をした上でそんな風になってるんだなぁと感じれる作品。弟のキャラクターが私には絶対なれない性格で好きだった。垣内くんは高校生だけど精神的に大人で主人公を慰めたり鼓舞したりしてるのが印象的だった。でも最終的に主人公の真っ直ぐさに垣内くんも少し影響受けてるのが面白かった☺️

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    2026年07月19日
  • わたしの名店

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    作者名のラインナップの、朝井リョウ目当てで手に取った。安定の、早稲田学生ライフの片鱗が伝わるクオリティ。
    でもどの文章も、地方民の自分が読んで「あー、観光目的じゃなくこの本に出てくる料理目的でそのお店行ってみたい!」と思える店+料理紹介で、軽い気持ちで手に取って想像以上の満足度が味わえる一冊だった。

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    2026年07月19日
  • 夏の体温

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     入院先で出会った少年との友情が眩しい表題作と、自分の容姿にコンプレックスがある大学生小説家が学内で有名な極悪人を取材する『魅惑の極悪人ファイル』に掌編が1編。底抜けに明るい低身長の少年が良い子すぎて、年齢の割に悟り切っているような性格がやや現実味に欠けるように感じた。退院後の再会は恐らくないであろう、ほんのひと時の友情が夏の陽射しのように眩しい。表題作も良いが『極悪人ファイル』の方が好み。大学に入るまで友達を作れなかった主人公の初めての友達が、極悪人と渾名される善人という設定が良い。友達になる過程もとても自然だった。

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    2026年07月18日
  • 天国はまだ遠く

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    ネタバレ

    読みやすかった。
    ここでずっと過ごすのかと思って読み進めていたが、ここは私の居場所ではないと判断し戻っていったのが予想外だった。
    別の場所に行くことだけが全てではないし、人には人の居場所があると感じた結末だった。

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    2026年07月15日