瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    「夏」を表題に冠するにふさわしく爽やかな内容でした。
    登場人物が重複する同著者の『あと少し、もう少し』を先に読むんだ方が良いかもしれません。装丁のかわいらしさに惹かれ、こちらを先に読んでしまいましたが、それでも良さは変わりません。

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    2026年05月11日
  • 図書館の神様

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    「清く、正しく」生きることの難しさ。自分の「正」は他人にとっては正解ではないのかもしれない。
    人を変えてしまうのは人間、けれども変えてくれるのも人間。

    瀬尾作品に必ず出てくる「ぐいぐいプライベートに入り込んでくる善良キャラ」は弟さんでした。そして垣内くんいいな。自分の「正」を人に押し付けないところが「清」なんだと思う。
    真面目に食生活やってたら、ジャンキーなものが食べたくなる。もう駄目だと思っていたら、偶然救われることもある。月並みだけど、人生は、毎日は、平坦じゃない。

    もう一つの短編集「雲行き」は、瀬尾先生の「血縁じゃない家族愛」のルーツかもしれない。色々と語りたくなっちゃうけど、まずは

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    2026年05月08日
  • 天国はまだ遠く

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    たまには、田舎で“のんびり“するのもいいかも。田村さんが優しくていい人だった。瀬尾さんって、中学の教師をされてたんだ…。

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    2026年05月08日
  • その扉をたたく音

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    中学時代に駅伝を走った6人のその後を描くスピンオフ作品。今回は元吹奏楽部の渡部が勤める老人ホームを舞台に、ミュージシャンの夢を諦めきれない30歳手前の男性が主人公。

    将来への不安や夢への未練を抱える主人公が、高齢者たちとの交流を通して少しずつ前を向き、「一歩踏み出す勇気」をもらっていく姿が温かく描かれていた。実際の楽曲の歌詞に重ねながら、自分の人生について思い悩む場面も印象的で、音楽好きには特に刺さる作品だと思う。

    人生や夢という重いテーマを扱いながらも、爽やかでユーモアのある読みやすい一冊だった。

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    2026年06月17日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    瀬尾まいこさんの短編集
    3作どれも優しさと驚きを与える短編だったけど、特にタイトルにもなっている優しい音楽は最初どう言う意味から掴まれて最後は優しい音楽に繋がる意味で締めくくり、2作目のタイムラグも驚きと優しさが伝わる話で3作どれも良かったです

    個人的にはタイムラグが好み

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    2026年05月06日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    瀬尾さんの本はあっさり読めるので大好き。
    個人的にタイムラグのお話が好きでした。
    不倫相手に子どもを預けるというのは
    普段では考えられない話ですが...

    誰も不幸にならないのが瀬尾さんの本の魅力なのかな?と思いました。

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    2026年05月06日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    瀬尾さんの小説は、やっぱり好きだと感じる。『優しい音楽』は途中でドラマで観たことがあることに気付いた。おじさんを拾ってきた話が特に気に入った。人間臭さがなくて、ほっこりできるのが好み。

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    2026年05月06日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    短編3話。
    1話目は表題でもある『優しい音楽』は、ちょっと不思議な始まりで、これってファンタジー小説?と思わせるような運命的な出会いから、最後には想像を超えてほっこりさせてくるところが凄い。
    2話目、3話目も同じく現実ではありえないような、でもありえそうな話で面白かった。

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    2026年05月06日
  • 天国はまだ遠く

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    大きな展開は起きないのに、文章が凄く肌に馴染んで、じんわり胸に残るお話だった。
    その後が気になるなあ。

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    2026年05月04日
  • 強運の持ち主

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    重すぎず、さらさらと読める本だった。
    自分のことや通彦のことだと考えたりモヤモヤしたり、人間て一緒だなぁと。
    通彦のお料理でもほっこり

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    2026年05月03日
  • あと少し、もう少し

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    一つの小説で6人分の視点を追体験しても良いのだろうか。そんな贅沢な小説だった。

    毎年、県大会に出場している中学の陸上部は今年も県大会出場を目指す。しかし、陸上部の熱血顧問は異動となり、新たにやってきた顧問は美術部。更に、出場メンバーがなかなか定まらない。追い討ちをかけるように、主力の不調。

    そんな不協和音な状態でもなんとか、もがき苦しみ這いあがろうとする青春小説。

    当たり前だが、一人一人が別のバッググラウンドを持ち、異なる価値観を持つ。そんなまだまだ成長段階の彼らの思考や見方の変化が丁寧に描写されている。

    中学の部活がもたらす人間的成長。これが大会出場が叶おうが叶わなかろうが、1番大事

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    2026年05月02日
  • 幸福な食卓

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    淡々とした家族生活。読んでると心が落ち着く。
    ストーリーは1つだけ大きい事件があってびっくりしたけど、基本的には日常。
    行動とか性格とかは現実にはいなさそうなものばかりだけど、当然のように進行していくところが心地良い。

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    2026年05月02日
  • 天国はまだ遠く

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    ネタバレ

    目の前の世界が全て、そこに希望が持て無いと
    「死」に行き着いてしまうのかも。

    もっと世界は広くて、自由なのに視野が
    ぎゅーっと狭くなる。辛くなる。

    どこまでも自由な自然の中に入って
    千鶴は心の中を断捨離して
    帰って行ったんだろうな。

    千と千尋の神隠しを思い出した。
    居心地は良いけど本来居るべき場所
    では無い、帰らなくちゃ。と。


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    2026年05月01日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    父はカメラマン、母はバイオリニスト、
    姉は画家を目指しアメリカにいる。そんな中、
    自分は何の取り柄もないと悩む梨木。

    小学、中学で困っていそうな同級生を助けたことで、
    人の心を読める能力があるね、と褒められる。
    でも本当にすごいのは、気付いた異変に対して
    とことん考えて答えを出す辛抱強さ。そして、
    何とかしなきゃ!と、下手すると困っている本人より
    必死に解決策を出そうとする優しさと、
    それを行動に移せる勇気じゃないかな?

    店長の大竹や、大学の友人たちと接するうちに、
    人の心なんて一緒にいれば図らずとも分かるものだ、
    誰かの思いに触れるのは何も特別なことではない、
    と気づき始める。
    自分だけ

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    2026年05月02日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    半分読んだ今のところうーんすぎる、、
    期待値高かったからかも

    ↑前半はこんな感想だったけど

    読み終えると
    大竹さん愛しいになってた

    登場人物ひとりひとりの
    心情の表現が素敵で
    ひとつひとつ丁寧に読める本が
    いつも瀬尾さんの本。

    みんなに幸あれ!
    そして人と人との巡り合いに感謝して
    明日からまた頑張ろう。

    "人の心を掬える人に"

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    2026年05月06日
  • 夏の体温

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    友情にまつわる二つの中編と一つの掌編を収録。

    『夏の体温』
    主人公は病気のためにもう1ヶ月も入院している。病院は低身長の外来もやっていて、2泊3日の検査入院の子供たちもよく来る。次々入ってくる子たちは皆、自分より先に退院していく。先の見えない入院に、なぜ自分ばかり……と不満に思う一方、入院当初入っていた重病患者棟では自分よりはるかに深刻な状態の患者もたくさん見てきた。それに比べたら自分なんか不満を抱いてはいけないのではないか…?
    そうやって心は揺れ動き、入院して自分は性格が悪くなった。外にいた時はもっと朗らかだったはずなんだけど…。
    そう思っていた頃に、同年代の壮太が検査入院でやってきた。

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    2026年04月30日
  • あと少し、もう少し

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    私が大好きなランニング小説です。
    中学生6人と顧問の先生との心温まる作品です。私も足が故障するまで走っていました。だから、ランナーの気持ちは分かるつもりでいます。一つの目標に向かいひたすらに努力する姿や、相手を思いやる気持ち、誰にも打ち明けられず葛藤する姿など、複雑な展開の先に全員で目標に向かう姿に感動します。
    ランニングものの小説に、また、出会いたいです。
    最後に、あとがきに三浦しをんさんが『思いと言葉は襷のように』との標題で書かれています。素晴らしい内容です。

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    2026年04月30日
  • おしまいのデート

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    ネタバレ

    きっかけ:ほんタメで瀬尾まいこさんの作品は温かいと聞いたから

    ◆一時の期間が終わっただけで、関係は終わらない。ただ区切りがついただけ
    ◆登場人物に苛々、自己投影してソワソワ

    (おしまいのデート)一番良い!
    (ファーストラブ)眩しい 共感はしないけど羞恥感ある 狭い恋愛じゃなくて広い愛
    (犬)これは嫌い 犬によくない
    (デートまでの道のり)保育士の担当の子の父親(not不倫)と良い関係? 幼児とはいえ見てるよ 良い未来の家族になれるのかな?

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    2026年04月29日
  • わたしの名店

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    テーマごとにお気に入りの店ととっておきの一皿、それにまつわるエピソードがまとめられた1冊。
    大好きな作家の澤村伊智が寄稿しているというので読んだ。澤村伊智、なかなかエッセイなどは書かないので……。
    タイトルの通り、書き手がこよなく愛する料理のことを書いているのと、そうに至ったエピソードがあり、読んでいて楽しかったし料理の描写がおいしそう。お腹すく。
    前後で読んでいた本がわりと重めだったからいい息抜きになった

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    2026年04月29日
  • 強運の持ち主

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    「当たるも八卦当たらぬも八卦」という言葉の通り、占いは必ずしも正しさを求めるものではなく、その曖昧さ自体に価値があるのだと感じた。

    占いに求められているものは大きく二つあると考えた。
    一つは意思決定のサポートである。人はすでに心の中で答えが決まっているにもかかわらず、最後の一歩を踏み出せないことがある。そんなときに占いは、自分の選択に対する責任や不安を担いでくれる役割がある。
    もう一つは秘密の共有である。誰にも相談できない悩みや不安を打ち明けることで、気持ちが整理され、問題の半分は解決することもある。占いは、単に未来を示すだけでなく、安心して本音を吐き出せる場としての機能も持っていると感じた

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    2026年04月28日