あらすじ
混雑した駅中、彼女は驚いた様子でまっすぐ僕の方へ歩いてきた。それが僕たちの出逢いであり、恋人同士になるきっかけだった。でも、心も身体もすっかり馴染みきったある日、唐突に知ってしまう。彼女が僕に近づいた理由を――。(表題作「優しい音楽」)ちょっと不思議な交流が生みだす、温かな心の触れ合いを描いた作品集。
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ありきたりでない、ひどい立場に立たされた主人公たちがそれでもそれをカラッと受け入れる、そんなお話たちが三篇入った短編集。
私の目から見たら、どの立場に立たされてもかなり嫌なんですけども、主人公たちがみんな優しく受け入れているのが印象的。それも何も感じていないとか、変わった考えの持ち主というのではなくて、少しモヤっともしてるというリアリティもちゃんとあるから読める。
なにより作者の優しさがほんわか滲み出てるのが感じられていいなあ。
今度は長編を読みたいな☺️
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大好きな一冊。
瀬尾まいこさんは、心暖まるカテゴリーの女王だとおもいます(勝手に)。
なんでこんなに優しい話がかけるんでしょう。。。
ほっこりだけでなく、最後に驚きもあって読後感がめちゃくちゃ良いです。
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サクッと読みやすいけど不倫相手の子どもと過ごしたり拾ってきたおじさんと過ごしたりどの話も変わった世界観で楽しめた。最初は歪な人間関係だけど読み進めると関係性が変わっていくのが面白い。
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2023.11.9
「いつもなみちゃんは、僕が家に行くことをとても嫌がる。」
――「優しい時間」の1行目。ここに伏線がある。
何気なく読み始めたときは心に残らなかったが、読み返してみると、この1行目がとても重要だと気づく。たけるくんとちなみちゃんの心の動きが、ここにすでに表れている。
2度目に読むと、きっとまた違って見える。
タイトルの「優しい時間」も、まさにこの章のためにつけられたものだと思う。優しさにはタイムラグがあり、それが心に刺さった。
P95の一文。
「なんか深雪さんってイザベラに似てるね」
さなちゃんが深雪に言った言葉。
馬みたいなイザベラは意地悪だけど、ピンチのときにはおいしい食べ物を食べさせてくれて、優しい気持ちにさせてくれる存在。
「相手に優しくして勝つんだもん」
さなちゃんは、パパの不倫相手である深雪を劇場に見に来たけれど、その中で深雪の優しさに気づいていたのではないか。
ピンチのときに助けてくれるイザベラのように、深雪もまた、さなちゃんにとってそういう存在だったのかもしれない。
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少し不思議な出会いが、初めは「こんなことある?」と思わせる。
読み進めるうちに、その不思議な出会いからいつの間にか気持ちがあたたまる、そんな短編集だった。
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どのお話もどう言うこと?!と思う始まり。不思議な話なのかと思いきや読んでいけば謎というか疑問がクリアになるお話し。それぞれ少しずつ変な話だけど、実際にありそうとも思ってしまう。最後の佐々木さんが出てくる話は、現実には無さそうだけど面白いストーリーだった。
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なかなか無い男女の関係の在り方(出会い方、繋がり方)だけれど、なんかそういうこともありそうだなってしっくりしながら読んでしまった。面白かった。
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主人公の女性が一目惚れした男性は結婚しており、 子供もいたのだが、その子供を主人公と奥さんが旅 行中に預かり、親戚の内に連れて行ってやったり、 一目惚れした男性が妻と別れ主人公となったあとも 元大学の講師で公園で一人暮らしをしている男の人 を家で匿ってあげたりする人の良い人の話でした。
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3作の短編が盛り込まれた短編集でした。
どの作品もほっこりとして読み終わると優しさが自分の心の中に広まるようでした。
特に2作目の不倫相手の子どものお守りをするおはなしはありえない世界観ですが、この不倫相手の主人公の優しさに触れられてよかったです。
瀬尾さんの作品を読むといつもこういう気持ちに浸れるので、これからも読んでいきたいです。
Posted by ブクログ
現実にはありえない設定の人間関係で展開される3編の短編集。
「優しい音楽」は、まず出会いの時点で私ならかなり警戒してしまうだろう。
「タイムラグ」で不倫相手の子どもを預かる設定は、私だったら絶対引き受けない。
「がらくた効果」では、同棲相手がホームレスのおじさんを拾ってきて同居生活を。
これも絶対ありえない!
ありえない設定なのにどの作品も何だかほんわかと話が進み、温かく締めくくられる。
解説で池上冬樹さんが
「倫理の綱渡り」と語っているように、
実際には許されない状況も、登場人物の人柄の影響で、いつの間にか感情移入してしまっていた。
瀬尾さんの策略に見事にはまってしまった。
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3つの短編小説だったけど、どの物語も現実には起こらないのに、どこかで起こっているような気持ちになった。
最後の短編に登場した、佐々木さんに会って見たいなぁ…
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どの本にするか選んでいる時間は至福の時間 「そしてバトンは渡された」「夜明けのすべて」などなど、瀬尾まいこさんの作品が好きで手に取りました。どの本にするか選んでいる時間は至福の時間です。
「優しい音学」は途中できっとお兄さんなんだろうなと思いましたが、お兄さんが吹けなかったフルートを吹いて家族で演奏したところは、さすが瀬尾まいこさんだなって思いました。
あと、「タイムラグ」「ガラクタ効果」の入った3編の短編集でした。どちらも面白い作品でした。「タイムラグ」も「ガラクタ効果」も設定が出鱈目(いい意味で)で、不倫相手に自分の子どもは預けないだろうし、ホームレスを家には上げないと思うのだけど、それがいつの間にか日常になっているのが瀬尾まいこさんの良いところだなと思いました。
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瀬尾まいこさんの書く文章はどうしてこんなに優しいんだろう。
一文一文を読むたびあったかいスープをのんだときと似たような幸福感を得られる。
この本もそうだった。
登場人物がお互いの違いを認め合い尊重する優しさを感じられる本だと思う。
文末が
尾瀬さんの物語は、最後
この人達はこれからどうなるんだろう?という
余韻を残した終わり方なので。
もう少し続きを読みたくなるのは、私だけでしょうか(笑)
Posted by ブクログ
読み出したら止まらない瀬尾先生の本。順不同で4冊目になる。最初に瀬尾先生のを読んだ時はいびつ?な家族構成に戸惑いながら、それでも途中から面白くて止められず、寝不足になっていたが、いまも止まらないが、本作品は短編3話なので助かった笑。今回はどんな家族の話だろう、もうネタは尽きたかなと思うと、こんな話もあるのかと驚きを通り越して感動すらする。本作品は現代小説で、金持ちでも貧乏でもなく一般的なよくある人物で、主人公だけでなく周囲にいる人たちの綿密な性格描写や食事シーン、決してハラハラする展開はないのに先が読めないストーリー展開で、疲れた時でもすんなり入り込める作品だ。読んだ後、為になった、気付きがあるというより、鈍感な人でも分かる人物描写が心地よい。
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なんだか様子のおかしな人たちが出てくる短編集。一般常識から見ると変な人たちだけど、優しくて優しくて、タイトルがピタリとハマるお話ばかり。なんじゃそりゃ!?と思いながら読んでいくけど、ほんのり心が温かく前向きな気持ちになれる。人として大切なことは何か、考えさせて気づかせてくれる作品だった。
Posted by ブクログ
瀬尾さんの作品出でてくる家庭って大抵どこか変なのですが、この短編集、3編ともなかなか設定がぶっ飛んでいます。表題作はまあ分かるのですが、2作目は私が主人公なら間違いなく1発(いや3発くらいか)殴ってから別れますし、3作目も確実についていけないです。
ところが本作の登場人物達ときたらどこまでも優しく、あり得ない状況を戸惑いながらも受容してしまう。あれ?これ勝手に怒っている自分の心が狭いのかしら?と不安にさえ駆られます。どこまでも優しい世界。これこそが瀬尾さんの世界なのですよね。フィクションとしては俄然アリです。
突飛な設定なのに強引さを感じる間もなく引き込まれてしまう。不思議な作品群です。
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タイトル通りの優しい短編集。
言葉1つ1つはありふれているのに、なぜか読み進めてしまう。読んでよかったと思える、素敵な文章でした。
旅先でたまたまサイン本と出会って、偶然この作品を選びました。
読めてよかった。この作家さんの長編も読んでみたいです。
Posted by ブクログ
瀬尾先生っぽい日常を描いた3つのお話
よくよく思うと3篇ともに変なお話しやなぁ〜って
死んだ兄さんによく似た彼氏と家族?不倫相手の子供と祖母?拾ってきたおじさん、、、結末がほっこりとしたいいお話のように感じますが騙されてません?ありえないって、、、まいこマジック炸裂です。
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三つの物語を収録した短編集。
ありえないような変わった設定が目を惹きますが、その中に人の優しさや温かさが溢れているところが素敵だと思います。
現代のおとぎ話と言えそうな、ちょっと不思議な雰囲気を感じる短編集でした。
Posted by ブクログ
○本のタイトル『優しい音楽』
○著者 瀬尾まいこ(せおまいこ)
○どんな本?
ちょっと不思議な出来事と、心温まる交流が描かれた三つの物語。
それらのお話を通して、愛の新しい形に触れさせてくれる、心に残る一冊です。
Posted by ブクログ
瀬尾さん私には合わないのかなぁ〜
優しい音楽
声をかけられた彼の気持ちって、
こんなふうに前向きに温かくなんて
なれないんじゃないかなあ…
彼が彼女を見つけて好きになって、
でも彼女には距離を取られていて、
だんだんと親しくなるけどあと一歩近づけない。
そうして彼女と彼女の家族の秘密を知ってしまった
とかでこの結末なら分かるけど、
この出会い方と展開でハッピーエンドだって
思っちゃう彼女が怖い。
タイムラグ
どうしようも無い人が
どうしようも無い人の子供世話して
ちょっと心が変わった
って言われてもーーーーー
てか母親は素敵な人だと表現されているけど
知りもしない人に対面の挨拶もなく
自分の子供預けるって…そもそも…
がらくた効果
とりあえず優しい音楽もこれも
警察呼ぼうよって思って仕方なかった。
ファンタジーでなくこの展開は
お花畑すぎないかなぁ。うーーーーん
こんなふうに思う自分にショック受ける
Posted by ブクログ
昔はなぜだか短編集が苦手だったのだけど最近その感覚が払拭されてきたように思う。
おもしろくておいしいと余計にぽかりする。寂しいというより心に穴が開く。
モヤモヤさせながら最後には爽やかに締めるのが瀬尾まいこ的なのでしょうか
Posted by ブクログ
今までのことがチャラになってしまっても、走らないといけない。全てをなくしてしまっても、先に向かわなくてはいけない。
/ほっこりする作品。全て現実味はない。
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どれも独特な感じがあって、瀬尾さんワールドと解説にあって、納得。普通ならありえない設定で、入り込むのに少し時間がかかるけど、読み終わるとしみじみいい話だなって思う。小説ならではという感じです。
Posted by ブクログ
3話とも、設定が突飛で、
読み始めは、んー??そんなことある??
って思うものの、、優しーい話が
心地よく引き込まれていく。。
「優しい音楽」は土屋太鳳でドラマ化されている。観てみたい。
Posted by ブクログ
短編3つで成り立つ小説。それぞれのストーリーが個性的な設定や人物像で作られているのがサクサクと読めるポイント。ほっこりとした雰囲気で終われる小説が好きなので瀬尾先生らしくて良いなぁと感じました。「がらくた効果」特によかったです!
Posted by ブクログ
短編が3作。どれも読みやすかった。
一番好きなのは、表題作「優しい音楽」。
タケルと千波の出会いのシーンで、どういう事情があるのかは想像できてしまったけど、二人がそれぞれのことをじっくりと知っていく過程が素敵だなと思いながら読んだ。
千波の実家での演奏、まさに優しい音楽♪
やっぱり瀬尾さん、最高です!
しばらく読むことをお休みしてたけど、また、久々に読むと病みつきになる。登場人物がナチュラルなようでヘンテコで、ありがちな日常のようであれそうにない展開で、なんか笑ってしまう。こだわりなく、なんでも吸収するヒロインたちが素敵すぎます。やっぱり瀬尾まいこさんの作品は、最高で、大好きです。