【感想・ネタバレ】優しい音楽 <新装版>のレビュー

あらすじ

混雑した駅中、彼女は驚いた様子でまっすぐ僕の方へ歩いてきた。それが僕たちの出逢いであり、恋人同士になるきっかけだった。でも、心も身体もすっかり馴染みきったある日、唐突に知ってしまう。彼女が僕に近づいた理由を――。(表題作「優しい音楽」)ちょっと不思議な交流が生みだす、温かな心の触れ合いを描いた作品集。

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Posted by ブクログ

ありきたりでない、ひどい立場に立たされた主人公たちがそれでもそれをカラッと受け入れる、そんなお話たちが三篇入った短編集。

私の目から見たら、どの立場に立たされてもかなり嫌なんですけども、主人公たちがみんな優しく受け入れているのが印象的。それも何も感じていないとか、変わった考えの持ち主というのではなくて、少しモヤっともしてるというリアリティもちゃんとあるから読める。

なにより作者の優しさがほんわか滲み出てるのが感じられていいなあ。

今度は長編を読みたいな☺️

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2025年06月07日

Posted by ブクログ

大好きな一冊。
瀬尾まいこさんは、心暖まるカテゴリーの女王だとおもいます(勝手に)。
なんでこんなに優しい話がかけるんでしょう。。。
ほっこりだけでなく、最後に驚きもあって読後感がめちゃくちゃ良いです。

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2025年03月01日

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ネタバレ

1番印象に残ったのは「ガラクタ効果」

最初は「なんだこの女?」と彼氏側の立場に共感しかなく、理解不能だった。
でも佐々木さんがいることで、彼女のいいところに気づくことができたし、彼女だったから今まで一緒にいることができたんだなと感じた。

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2024年12月09日

Posted by ブクログ

2024/11/17
瀬尾まいこさん入門編の本。(とあとがきに書いてありました笑)
とても読みやすい3つの短編からなるお話しです。
一つ目の話は、おそらくこのタイトルと1番関連が深いものだと思うのですが、通勤途中に駅で自分のことを探している喋ったこともない鈴木千波という大学生の女の子からもうアプローチを受けて、付き合うことになった永井タケル。千波の家に行くと、何で彼女が猛アプローチをしていたのかが明らかになる。
家族も巻き込んでみんなで音楽がきっかけで打ち解けていくようになるのだけど、何でそうなれたのかは読んでみてわかるので割愛。
二つ目の話は、不倫してる女の人の話。ある日不倫相手の平太と本妻の子供である佐菜ちゃんという8歳の子を預かることになった。
最初はお互い気まずい感じだけど、色々と一緒に行動しているうちに打ち解けていく。
三つ目の話は、カップルで同棲している家に、彼女が公園でホームレスの男性を拾ってくる話。普段からいろんなものを集める癖がある彼女だけど流石に人間を拾ってきて彼氏は当然困惑。佐々木さんという家を無くした元大学教授との謎の共同生活が始まる。でも佐々木さんと過ごしたおかげで2人の日常にも色々と良い変化がある。
そんなあり得ない設定だけどあり得なくもないかなと思えてしまうのと、何か常識から外れてるよな…?っていうことでもあったかい物語として読める不思議な感じを味わえる一冊だと思います。

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2024年11月17日

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少し不思議な出会いが、初めは「こんなことある?」と思わせる。
読み進めるうちに、その不思議な出会いからいつの間にか気持ちがあたたまる、そんな短編集だった。

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2025年11月19日

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どのお話もどう言うこと?!と思う始まり。不思議な話なのかと思いきや読んでいけば謎というか疑問がクリアになるお話し。それぞれ少しずつ変な話だけど、実際にありそうとも思ってしまう。最後の佐々木さんが出てくる話は、現実には無さそうだけど面白いストーリーだった。

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2025年10月24日

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3作品あって、特に優しい音楽が良かった。真相がわかるまでも、恋人同士のやり取りが温かくて、理想の恋人だなぁって感じる。ラストもとても感動的。

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2025年08月29日

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なかなか無い男女の関係の在り方(出会い方、繋がり方)だけれど、なんかそういうこともありそうだなってしっくりしながら読んでしまった。面白かった。

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2025年07月30日

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 主人公の女性が一目惚れした男性は結婚しており、 子供もいたのだが、その子供を主人公と奥さんが旅 行中に預かり、親戚の内に連れて行ってやったり、 一目惚れした男性が妻と別れ主人公となったあとも 元大学の講師で公園で一人暮らしをしている男の人 を家で匿ってあげたりする人の良い人の話でした。

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2025年06月28日

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3作の短編が盛り込まれた短編集でした。
どの作品もほっこりとして読み終わると優しさが自分の心の中に広まるようでした。
特に2作目の不倫相手の子どものお守りをするおはなしはありえない世界観ですが、この不倫相手の主人公の優しさに触れられてよかったです。
瀬尾さんの作品を読むといつもこういう気持ちに浸れるので、これからも読んでいきたいです。

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2025年04月15日

Posted by ブクログ

 現実にはありえない設定の人間関係で展開される3編の短編集。

 「優しい音楽」は、まず出会いの時点で私ならかなり警戒してしまうだろう。

 「タイムラグ」で不倫相手の子どもを預かる設定は、私だったら絶対引き受けない。

 「がらくた効果」では、同棲相手がホームレスのおじさんを拾ってきて同居生活を。
 これも絶対ありえない!


 ありえない設定なのにどの作品も何だかほんわかと話が進み、温かく締めくくられる。

 解説で池上冬樹さんが
「倫理の綱渡り」と語っているように、
 実際には許されない状況も、登場人物の人柄の影響で、いつの間にか感情移入してしまっていた。

 瀬尾さんの策略に見事にはまってしまった。

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2025年02月24日

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3つの短編小説だったけど、どの物語も現実には起こらないのに、どこかで起こっているような気持ちになった。
最後の短編に登場した、佐々木さんに会って見たいなぁ…

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2025年02月05日

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3つの短編。
・優しい音楽は、ずっとモヤモヤしながら読んでいたけど、最後にスッキリ清々しく、あー瀬尾さんらしいなと思う一作。
・タイムラグは深雪と佐菜と佐菜の母の誰に感情移入すればよいやら…タイムラグの意味を考えると深雪の気持ちも軽いわけではないとは思うけど、結局不倫じゃね。
・がらくた効果の始まりは???ってなってしまったけど、佐々木効果がじわじわしてくると楽しい作品。こちらも最後は微笑ましく瀬尾さんらしい。

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2024年12月13日

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どの本にするか選んでいる時間は至福の時間 「そしてバトンは渡された」「夜明けのすべて」などなど、瀬尾まいこさんの作品が好きで手に取りました。どの本にするか選んでいる時間は至福の時間です。

「優しい音学」は途中できっとお兄さんなんだろうなと思いましたが、お兄さんが吹けなかったフルートを吹いて家族で演奏したところは、さすが瀬尾まいこさんだなって思いました。

あと、「タイムラグ」「ガラクタ効果」の入った3編の短編集でした。どちらも面白い作品でした。「タイムラグ」も「ガラクタ効果」も設定が出鱈目(いい意味で)で、不倫相手に自分の子どもは預けないだろうし、ホームレスを家には上げないと思うのだけど、それがいつの間にか日常になっているのが瀬尾まいこさんの良いところだなと思いました。

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2025年12月03日

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瀬尾まいこさんの書く文章はどうしてこんなに優しいんだろう。
一文一文を読むたびあったかいスープをのんだときと似たような幸福感を得られる。
この本もそうだった。
登場人物がお互いの違いを認め合い尊重する優しさを感じられる本だと思う。

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2025年01月09日

購入済み

文末が

尾瀬さんの物語は、最後
この人達はこれからどうなるんだろう?という
余韻を残した終わり方なので。
もう少し続きを読みたくなるのは、私だけでしょうか(笑)

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2022年03月06日

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瀬尾先生っぽい日常を描いた3つのお話
よくよく思うと3篇ともに変なお話しやなぁ〜って
死んだ兄さんによく似た彼氏と家族?不倫相手の子供と祖母?拾ってきたおじさん、、、結末がほっこりとしたいいお話のように感じますが騙されてません?ありえないって、、、まいこマジック炸裂です。

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2025年10月14日

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いずれもあり得そうであり得ない設定から、紡がれる3つの短編集。こんな設定ないでしょ?と思いつつ、心温まる展開になっていくのがすごい。

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2025年09月05日

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ネタバレ

三つの物語を収録した短編集。

ありえないような変わった設定が目を惹きますが、その中に人の優しさや温かさが溢れているところが素敵だと思います。

現代のおとぎ話と言えそうな、ちょっと不思議な雰囲気を感じる短編集でした。

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2025年08月30日

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○本のタイトル『優しい音楽』
○著者 瀬尾まいこ(せおまいこ)
○どんな本?
ちょっと不思議な出来事と、心温まる交流が描かれた三つの物語。
それらのお話を通して、愛の新しい形に触れさせてくれる、心に残る一冊です。

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2025年08月28日

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ネタバレ

瀬尾さん私には合わないのかなぁ〜

優しい音楽
声をかけられた彼の気持ちって、
こんなふうに前向きに温かくなんて
なれないんじゃないかなあ…
彼が彼女を見つけて好きになって、
でも彼女には距離を取られていて、
だんだんと親しくなるけどあと一歩近づけない。
そうして彼女と彼女の家族の秘密を知ってしまっ
とかでこの結末なら分かるけど、
この出会い方と展開でハッピーエンドだって
思っちゃう彼女が怖い。

タイムラグ
どうしようも無い人が
どうしようも無い人の子供世話して
ちょっと心が変わった
って言われてもーーーーー
てか母親は素敵な人だと表現されているけど
知りもしない人に対面の挨拶もなく
自分の子供預けるって…そもそも…

がらくた効果
とりあえず優しい音楽もこれも
警察呼ぼうよって思って仕方なかった。
ファンタジーでなくこの展開は
お花畑すぎないかなぁ。うーーーーん

こんなふうに思う自分にショック受ける

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2025年08月07日

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昔はなぜだか短編集が苦手だったのだけど最近その感覚が払拭されてきたように思う。
おもしろくておいしいと余計にぽかりする。寂しいというより心に穴が開く。
モヤモヤさせながら最後には爽やかに締めるのが瀬尾まいこ的なのでしょうか

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2025年08月07日

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ネタバレ

今までのことがチャラになってしまっても、走らないといけない。全てをなくしてしまっても、先に向かわなくてはいけない。
/ほっこりする作品。全て現実味はない。

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2025年07月29日

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ちょっと吹っ飛んだスタートだけど、優しくでもちょっと吹っ飛んで終わる短編集。どれも軽い気持ちで読めた。

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2025年04月29日

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どれも独特な感じがあって、瀬尾さんワールドと解説にあって、納得。普通ならありえない設定で、入り込むのに少し時間がかかるけど、読み終わるとしみじみいい話だなって思う。小説ならではという感じです。

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2025年03月22日

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3話とも、設定が突飛で、
読み始めは、んー??そんなことある??
って思うものの、、優しーい話が
心地よく引き込まれていく。。

「優しい音楽」は土屋太鳳でドラマ化されている。観てみたい。

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2025年02月10日

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短編3つで成り立つ小説。それぞれのストーリーが個性的な設定や人物像で作られているのがサクサクと読めるポイント。ほっこりとした雰囲気で終われる小説が好きなので瀬尾先生らしくて良いなぁと感じました。「がらくた効果」特によかったです!

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2025年01月17日

Posted by ブクログ

表題どおり、「優しい音楽」が流れそうな、あたたかい時間が感じられる一冊だった。

最後の書評、池上冬樹さんより

「"一瞬のうちにいろいろなことを考えてしまう"というのが、瀬尾まいこの小説の力なのである」

とあったが、本当にそのとおりだと思った。

このような作品に出会えることは、そうあることではないと思うが、その「一瞬の出会い」を探して、今後もさまざまな作品に触れていきたいと思った。

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2024年12月16日

Posted by ブクログ

短編が3つ。全部なんか不思議で、だけど読みすすめるペースは止められなかった!
昨日から読んでたけど時間切れで今日に持ち越した!
2本目の不倫してる女の子の話が好きだったな。あの30万どうしたんかな笑
常識だって思ってることも人によってはズレてるとあったけど、本当にそうだなと思いながら読みました。
読みやすかったけど、なんだろうこれはって思うところもあった笑

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2024年11月21日

Posted by ブクログ

なかなか良かった。
最後の"がらくた効果"彼女がホームレスを拾ってくる話しなんだけど、良い言葉もあったしほっこりできて結構好き

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2024年11月01日

Posted by ブクログ

短編が3作。どれも読みやすかった。
一番好きなのは、表題作「優しい音楽」。
タケルと千波の出会いのシーンで、どういう事情があるのかは想像できてしまったけど、二人がそれぞれのことをじっくりと知っていく過程が素敵だなと思いながら読んだ。
千波の実家での演奏、まさに優しい音楽♪

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2024年04月04日

購入済み

やっぱり瀬尾さん、最高です!

しばらく読むことをお休みしてたけど、また、久々に読むと病みつきになる。登場人物がナチュラルなようでヘンテコで、ありがちな日常のようであれそうにない展開で、なんか笑ってしまう。こだわりなく、なんでも吸収するヒロインたちが素敵すぎます。やっぱり瀬尾まいこさんの作品は、最高で、大好きです。

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2022年07月14日

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