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混雑した駅中、彼女は驚いた様子でまっすぐ僕の方へ歩いてきた。それが僕たちの出逢いであり、恋人同士になるきっかけだった。でも、心も身体もすっかり馴染みきったある日、唐突に知ってしまう。彼女が僕に近づいた理由を――。(表題作「優しい音楽」)ちょっと不思議な交流が生みだす、温かな心の触れ合いを描いた作品集。
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Posted by ブクログ
切なさを抱えながらも、人と人とのつながりの温かさが心に残る物語。 “無念な思いをしていても、走らなければいけない。全てをなくしてしまっても、先に向かわなくてはいけない。” 読後、その優しさが静かに心に残った。
癒される。短編中のタイムラグの設定は八日目の蝉。でも瀬尾ワールド。優しい縁の話。女の子可愛いな。トゲトゲしいとこも可愛い。皆むかしは女の子だったのに笑
初めての瀬尾まいこの短編集。 やっぱりこの人は冒頭の文で惹き付けてくるなあ。 どの短編もおもしろかった。 ただ、瀬尾さん。押しピンは関西弁です。
どの話も読んだあとは穏やかな気持ちになった。 どれもおもしろかった。 経験することがないような内容だからこそ楽しむことができたのかもしれない。 個人的に1番おもしろかったのは「がらくた効果」かな。 瀬尾まいこさんならではの温かいお話だった。
瀬尾まいこさんの短編集 3作どれも優しさと驚きを与える短編だったけど、特にタイトルにもなっている優しい音楽は最初どう言う意味から掴まれて最後は優しい音楽に繋がる意味で締めくくり、2作目のタイムラグも驚きと優しさが伝わる話で3作どれも良かったです 個人的にはタイムラグが好み
瀬尾さんの本はあっさり読めるので大好き。 個人的にタイムラグのお話が好きでした。 不倫相手に子どもを預けるというのは 普段では考えられない話ですが... 誰も不幸にならないのが瀬尾さんの本の魅力なのかな?と思いました。
瀬尾さんの小説は、やっぱり好きだと感じる。『優しい音楽』は途中でドラマで観たことがあることに気付いた。おじさんを拾ってきた話が特に気に入った。人間臭さがなくて、ほっこりできるのが好み。
短編3話。 1話目は表題でもある『優しい音楽』は、ちょっと不思議な始まりで、これってファンタジー小説?と思わせるような運命的な出会いから、最後には想像を超えてほっこりさせてくるところが凄い。 2話目、3話目も同じく現実ではありえないような、でもありえそうな話で面白かった。
サクッと読みやすいけど不倫相手の子どもと過ごしたり拾ってきたおじさんと過ごしたりどの話も変わった世界観で楽しめた。最初は歪な人間関係だけど読み進めると関係性が変わっていくのが面白い。
2023.11.9 「いつもなみちゃんは、僕が家に行くことをとても嫌がる。」 ――「優しい時間」の1行目。ここに伏線がある。 何気なく読み始めたときは心に残らなかったが、読み返してみると、この1行目がとても重要だと気づく。たけるくんとちなみちゃんの心の動きが、ここにすでに表れている。 2度目に...続きを読む読むと、きっとまた違って見える。 タイトルの「優しい時間」も、まさにこの章のためにつけられたものだと思う。優しさにはタイムラグがあり、それが心に刺さった。 P95の一文。 「なんか深雪さんってイザベラに似てるね」 さなちゃんが深雪に言った言葉。 馬みたいなイザベラは意地悪だけど、ピンチのときにはおいしい食べ物を食べさせてくれて、優しい気持ちにさせてくれる存在。 「相手に優しくして勝つんだもん」 さなちゃんは、パパの不倫相手である深雪を劇場に見に来たけれど、その中で深雪の優しさに気づいていたのではないか。 ピンチのときに助けてくれるイザベラのように、深雪もまた、さなちゃんにとってそういう存在だったのかもしれない。
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