瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 温室デイズ

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    逃げた人には その助けとなる空間や新たな場所は用意されるけど、いま苦しい中で戦っている人・辛い想いをしながらも それに堪える人には何の助けもない
    大人と子供との中間の多感な時期に、同級生からの無視や暴力、あてにならない大人(教師)の存在が今後どのように影響していくんだろう
    高校では幸せに過ごしていてほしいな

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    2024年07月20日
  • ありがとう、さようなら

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    私も教育業界で働いていて、小・中学生と関わっている。もちろん言うことを聞いてくれないこともあるし、やめなさいと言ってもやめてくれなくて、ブチギレることもある。でも、何気ない子どもの笑顔や言動に心が救われることもある。このエッセイを読みながら、作者も私も同じように心が救われたり、温かくなっているんだなと思った。

    「やらせれるのではなく、やらせてもらっていると思って全力でやる」とてもいい言葉だと思った。
    私もまた明日から頑張ろうと思った。

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    2024年07月14日
  • わたしの名店

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    どのお店もその人にとってほんとに名店。
    美味しそうで行けるとこかなとおもわずググっちゃった。
    朝井リョウの高田馬場にある居酒屋「丸八」学生たちですんごくうるさそう。でもガリガリ君がそのまま入ってるサワーってちょっと飲んでみたい。
    三浦しおんの近所のビストロも素敵。
    こんなお店がいきつけでふらりとひとりで入って食べて軽く飲んで帰る…なんて贅沢な時間なんだろう。
    藤岡陽子のおばあちゃんちでいつも出前でとってくれるキッチンゴンの”ピネライス”このエッセイに心揺さぶられた。
    まったく同感!

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    2024年07月12日
  • わたしの名店

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    ネタバレ

    以前食を題材にした小説を読んだが、本当にあるのか調べたりしたので
    本作は有難い。
    それこそ温泉、とか喫茶店、とか細かくジャンル分けしても作家さんそれぞれのオススメがあるはずなので
    シリーズ化しないかなぁ。。
    雰囲気や、ピンポイントの品物目当て、また何を食べても美味しくて通う、と色々なエピソード。
    また個人店の儚さと切なさも。。


    三浦しをん 京王線千歳鳥山 『Ho 100%drunker』 ベルギービール煮込み
    →たかぎなおこ氏のバクダン納豆といい、京王線沿いには魅力的なお店が。。
     
    西加奈子 渋谷 『虎子食堂』スパイス系
    →渋谷も新宿も駅近ですますので、開拓したい。。

    中江有里 三軒茶

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    2024年07月03日
  • 図書館の神様

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    野暮ったくない優しさとか、最低な大人の振る舞いとかが淡々と描かれていて軽やかにおもしろいな、と読み進め、終盤の手紙でぐっと持っていかれました。

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    2024年06月09日
  • 温室デイズ

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    優しい世界だった。(話自体は崩れゆく中学校とかいじめとか、けんか不登校スクールサポーターとか、決して穏やかでないものだったけども...)
    自分は教師に向いてないだめだめ人間だって言う吉川を、それでも私はあの一言に救われたんだよって思うみちるとか。
    学校は行くものだっていう考えの枠から出られないだけで、皆んな自分を買い被りすぎだって否定するみちるに、いじめられる毎日を逃げ出さずにいるのがすごいことだし、そういう枠から出られないところがみちるらしくて好きだよって伝える吉川とか。

    自分の中のだめだ〜〜って思う部分を肯定してくれる人がこの物語にはたくさんいて。読んでいて自分も救われた。
    私は誰かの美

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    2024年05月29日
  • わたしの名店

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    大好きなお店の一皿で、気分があがる! 自身にとっての「名店」と特別な一品を28人の作家たちが想いを込めて綴るエッセイ集。登場するお店の情報も掲載。『asta*』掲載を文庫化。データ:2023年10月現在。

    行ってみたいお店もちらほら。

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    2024年05月26日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    「存在」の大切さを教えてもらえた一冊

    ゆるい成長物語恋愛物語と思ったら
    つるっと、死や病気を考えさせられた
    悪いことした訳じゃないのに。って、
    身近な人が窮地に立つのをみたら、なんて言葉をかけてあげられる?
    私が学生の時、何か言ってよと思った事があるけど、
    ないと思う。

    瀬尾まいこさんのヒロインはサバサバしたタイプが多い?特異な感じで読んでて楽しい
    上村と葉山の話のやりとりが、訳がわからないようでいて、ちゃんとしっくりくるところが好き

    関西のおばちゃんはさりげなくいいこと言うな〜

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    2024年05月19日
  • 天国はまだ遠く

    匿名

    購入済み

    なんでもない田舎での暮らし。辛い時に読んだら、心が少し和らぎます。

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    2024年05月17日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    2012年にハードカバーでも読んでいたので再読。
    テンポ良い会話の文章ですいすい読んだ。
    人と別れることの痛みを知る二人が少しずつ距離を縮めていく過程がよかった。
    前回読んだ時は上村の方の印象が強かった気がするけど、今回は葉山の臆病さや、生真面目さや、優しさが沁みた。

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    2024年05月15日
  • 幸福な食卓

    匿名

    購入済み

    忙しい家族、変わった家族、でも思いやりに満ちてる家族でした。恋人との別れはどうしようもなく悲しかった。辛い事が多過ぎるけど前向きに生きてゆける女の子ですね。

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    2024年05月05日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    自殺する人が病気になればいいのに。
    虐待する人が子供に恵まれないようになればいいのに。

    これは病気に経験出来ないと実感は出来ないと思う。

    日常を大切に。
    一緒にご飯を食べてくれる人がいることに感謝。
    今はいないけど…笑
    今後の楽しみに取っておく!
    神様は乗り越えられる試練しか与えないはず!

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    2024年05月04日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    どの本にするか選んでいる時間は至福の時間 「そしてバトンは渡された」「夜明けのすべて」などなど、瀬尾まいこさんの作品が好きで手に取りました。どの本にするか選んでいる時間は至福の時間です。

    「優しい音学」は途中できっとお兄さんなんだろうなと思いましたが、お兄さんが吹けなかったフルートを吹いて家族で演奏したところは、さすが瀬尾まいこさんだなって思いました。

    あと、「タイムラグ」「ガラクタ効果」の入った3編の短編集でした。どちらも面白い作品でした。「タイムラグ」も「ガラクタ効果」も設定が出鱈目(いい意味で)で、不倫相手に自分の子どもは預けないだろうし、ホームレスを家には上げないと思うのだけど、そ

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    2025年12月03日
  • 温室デイズ

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    学級崩壊したクラス(というより、崩壊した学校のひとクラス)を立て直そうとする主人公みちる。中学3年の卒業までの時間。みちるはクラスのみんなに「なんとかしよう」と投げかけるが、それがきっかけでいじめられるようになる。
    みちるの小学校の同級生(いじめが原因で転校した)優子。優子はだんだん教室に入りづらくなる。
    みちるの小学校の崩壊を立て直した斎藤君。
    みちるの小学校の同級生で親がヤクザで自身も不良の瞬。
    みんなそれぞれいいキャラだし、読みやすいんだけど、あえてだろうけどスッキリしない結末にうーーんて感じ。中学生を主人公にして(ティーン向けの作品なら)もう少し前向きなラストでもよいのでは、、?いや、

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    2024年04月09日
  • 温室デイズ

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    中学校≒義務教育というセーフティネットが充実している場に通う子どもたちの話。
    中学3年生という中学卒業を控えた1年間、温室のようで温室ではない1年間をよりよくするために、自分にできるやり方で頑張ったみちるも優子も斉藤くんもすばら。

    瞬の変わり方を見ていて、やっぱ教育は長い目で見ていくことが大事なんやなって思った。

    あと、多様化する教育界で、教員の立場がどんどんおちていってしまっているので、そこはどうにかせんと、頑張りたいと思っている子どもを守ることができなくなっていくんじゃないかなって思った。

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    2024年03月31日
  • 見えない誰かと

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    あー楽しかった!

    瀬尾まいこさんのお母様のこと、お母様のお友達のこと、バイト先のおばちゃん…
    そして、非常勤講師の時代に出会った校長先生やちょっと変わった生徒などなど。

    「えっ?」と思える人が実はすごくおもしろくてあたたかい。

    自分が学生の時にも、楽しくて親しみやすい先生がいたけど、こんなふうに色々思ってくれていたのかな~。

    なんだか懐かしい気持ちにもなりました。

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    2024年03月23日
  • ファミリーデイズ

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    瀬尾まいこさんの作品が暖かいのはお人柄なんだなと思えるエッセイでした。一気に読み終えました。私には3人の娘がいますが、子育ては忙しかったけど楽しいことばかりでした。今は大人になり孫ができたり、仕事に頑張っている子もいます。30歳を皆超えましたが、まだまだこの先楽しいことが待っていると思わせてくれるエッセイでした。

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    2024年03月10日
  • 僕の明日を照らして

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    虐待の話なはずなのに逃げてとか誰か助けてあげてとか思わない、なぜか爽やかな風が吹いている気すらする不思議な話だった。
    もちろん優ちゃんがしたことは許さないしこれを知らされず知った時には息子から泣いて気持ちをぶつけられるお母さんの気持ちを思うと辛いどころの話ではないけど、優ちゃんと隼太にしか分からない事実がそこにはあった。
    「戻ってくる」…どうかな、戻らない気はするしその方が良い気もする。

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    2024年02月29日
  • 卵の緒

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    正しい家族関係ってなんだろと考えさせられる話でした。理想の家族でなくとも、自分達で幸せを見つけれるそんな気がしました。

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    2024年02月06日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    久しぶりに読んだ恋愛小説。サバサバした上村が妙に可愛い。
    兄を失った葉山が、その時の自分の醜い心のうちを語る場面が一番良いかな。「あぁ、そういうことあるよな〜」と共感。

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    2024年02月02日