あらすじ
あなたはひとりじゃない。きっとどこかにつながっている人がいる。人見知りが激しくて他人と打ち解けるのにも時間がかかったという筆者。親しくもない人と一緒に何かするくらいなら、一人でいたいという性格が、出会いによってどう変わったか。大好きな先生、かわいい後輩、一緒に働きたい友達…。誰かとつながっているよろこびを綴った初エッセイ。
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Posted by ブクログ
2025/01/21
瀬尾まいこさんのエッセイ。主に教員として働いていたときのエピソードやできごとを中心に短編が多く収録されている。
昔ながらの生徒と教員の関わりなどを通して瀬尾さん自身が感じたことがとてもよくわかる言葉で表現されているので、情景を思い浮かべやすい。
一つひとつの短編も短めな文章になっているので気軽な感じで読み進めることができます。
Posted by ブクログ
私はもともと教師になりたくて大学時代は教職を取った。学校という世界だけでは自分の視野を狭めるのではないかと一般企業に入ったが、そのまま教師になることなく今に至っている。
本書では瀬尾まいこさんの教師として経験した日々(学生時代もチラホラあるが)を書き綴ったエッセイである。多くの生徒や同僚の教師、保護者との関わりが今の瀬尾まいこを作り上げていることが分かり、そして何より文体や出来事が温かい。読めば読むほど教師としてのやりがいや喜びの一端を感じる。辛いことも多いことは言及されているが、それでも尚、教師という職業の素晴らしさが伝わる。特に好きなエピソードは『T先生』『図書室の神様』。
教師という道も悪くない。
Posted by ブクログ
サラッと読める短編のエッセイ集で、一つ一つが普通に起きる出来事なのに心に沁みました。瀬尾まいこさんらしい優しさに心が今日も癒されました。素敵な人達と沢山の出会いが瀬尾まいこを作り上げたと、感じました。
Posted by ブクログ
人見知りで他人と関わるのが苦手だった著者。教師になり、生徒や保護者そして同僚と...人との繋がりに喜びを見出していく。ひとつひとつの出会いを大切にされていて、この経験が瀬尾さんの温かな作品に通じているのか〜と納得でした。
Posted by ブクログ
瀬尾まいこ先生のXを見て、この本をきっかけに教え子に再会したというエピソードを見て思わず手に取った。ドラマみたいな出会いの本だなとほっこり。
瀬尾まいこ先生のエッセイは読みやすくて、くすっと笑えるエピソードが多くて読んでいて笑いそうになる。でも時々、ものすごく感極まりそうになることもあり、電車の中で読むと一人で泣きそうになるのを我慢することもある。
でも読み終えた後はいつも前向きな気持ちになれる。
Posted by ブクログ
何気ない日常に、ふんわりとした優しさがにじんでいる瀬尾まいこさんの短編エッセイ。
激しい起承転結などはないが、楽天家で、自然なポジティブさが、読んでて幸せな気持ちにしてくれる。
中学校の先生の一面を覗いているような面白さもあり、とても良かった。
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あー楽しかった!
瀬尾まいこさんのお母様のこと、お母様のお友達のこと、バイト先のおばちゃん…
そして、非常勤講師の時代に出会った校長先生やちょっと変わった生徒などなど。
「えっ?」と思える人が実はすごくおもしろくてあたたかい。
自分が学生の時にも、楽しくて親しみやすい先生がいたけど、こんなふうに色々思ってくれていたのかな~。
なんだか懐かしい気持ちにもなりました。
Posted by ブクログ
とても短い短編小説が集まったもの。
瀬尾まいこさんのエッセイだそうですが、「え?本当にこんなことあるの?」と言うような物語がたくさんありました。その度に、クスッと笑ってしまいます。また、様々な人を温かく迎える瀬尾さんがとても素敵。しんどい事があっても、後であははと笑えるんじゃないかと勇気をもらえました。
Posted by ブクログ
まぁ面白かった、かな。中学校の教師なんて大変なことだらけだと思うが、それを表に出さず、楽しいこと、心あたたまること、前向きなことだけを書く瀬尾さんって素晴らしい。全作品読みます。
Posted by ブクログ
瀬尾まいこさんの本が大好きで読む度に毎回ほっこり、温かい気持ちになっていたのだがなぜここまで温かい小説になるのだろうと不思議だったけど、このエッセイを読んで納得した。瀬尾さんの日常が、感情が温かく優しいんだろうなと感じた。
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短編エッセイ
著者の先生時代が中心に 描かれている作品
幸せ体質で捉え方がポジティブなお人柄
沢山の子供たちから学び 培ってきたものが
小説に反映し 活かされているんですね
小説同様に 心温まるお話が満載でした
P80「言葉」が特に心に残りました!
Posted by ブクログ
☆4
瀬尾まいこさんが教員をされていた頃のお話が多めのエッセイ。
瀬尾さんのエッセイは初読みだったのですが、このエッセイを読んで、瀬尾さんがほっこり温かい気持ちになれる素敵な作品を書かれる理由がわかったような気がしました❁⃘*.゚
瀬尾さんのような素敵な先生に恵まれた生徒さんたちが羨ましいです(*´˘`*)
Posted by ブクログ
本書の中で瀬尾まいこさんは、自身のことを大雑把、面倒くさがり、人見知りで人付き合いが悪い等と様々形容・自己分析しています。 え? 学校の先生だったのに?
そんな著者が、多くの著書(小説)で家族や親子関係の優しさ・他者との共生を温かく描き、共感を得ているのはなぜでしょう…。
初のエッセイである本書を読み、上記の訳が少し理解できたように思いました。
学生時代、教師を目指していた講師時代、採用試験に合格して正規教員の各時代に、人との関わりを中心にして、これまで支えてくれた人たちへの感謝の気持ちが溢れるように表れている気がするのです。
勝手ながら、これが多くの人を魅了する瀬尾ワールドの原点になっているのかなと思わせてくれる作品でした。人との出会いが大きな財産になっているんですね。
Posted by ブクログ
瀬尾まいこさんのエッセイ。
瀬尾さんの作品が大好きで、去年もたくさん読んだけど、年末年始に本棚を整理していたら数年前に買ったエッセイが出てきて、改めて読んでみた。
教師や講師をされていた頃の話。親近感が持てる感覚。こんなに名の知れた作家さんになった今、きっと教え子たちは嬉しいだろうなあ。
Posted by ブクログ
大好きな瀬尾まいこさんのエッセイ。恐らく教員になる前に一回読んだのだが、すっかり内容を忘れてしまっていたので再読。やっぱり、いい。読んだ後の心の温かさとほっこり感。わたしは基本的に読書をした後はこういう気分になりたい。
めちゃめちゃ笑った話→ホストファミリー
好きな話→ストーカー、アイラブ二組
教師の仕事って大変なことも多いし悩むこともたくさんあるし、さっさと辞めて山奥でうどん屋でもしながら生きていこうと思うこともある、というのに共感。でもいつも子どもにすくわれて、もう少し頑張ってみようかな、って思える。瀬尾さんの教師観というものが垣間見えて、いい先生なのだなって思う。
Posted by ブクログ
著者の紡ぎ出すほっこりとする日常の原点を垣間見た感じ。どこか牧歌的な雰囲気が漂っているのは、故郷への憧憬の念のような、過去を懐かしむような自分の心根と共振するからなのだろう。
「秋でも探しに行きませんか?」なんてさらりと言える高校生ってすごい!
Posted by ブクログ
カバーの小動物がいい。再読はしなくともたまに見返したくなる。
著者は大雑把で人付き合いが苦手と言っているが、そんな人が教師を目指したりバイトが楽しみにするのだろうか?と思ったが、読み進めてみるとそのことと人や人との付き合いはまた別なんだということがみえてきた。著者のような思い返すことが楽しくなるような人付き合いができたら楽しいだろうな。
Posted by ブクログ
学校の先生をしていた頃を振り返ったエッセイ。大変なことも多かっただろうに、あくまでも優しくポジティブな読み心地。
瀬尾さんの小説には例え脇役でも、適当に描かれた嫌な人が出てこないのが好き。本人がきっと誰のことも嫌いにならないから、かな。
Posted by ブクログ
瀬尾さんのエッセイ。
この方、学校の先生をやってらっしゃったとは初めて知った。
物事の捉え方がすごくポジティブで、とても素敵だなと思う。
良いところにフォーカスして、それを尊敬したり、自分もそうなりたいなあと前向きに捉えているので、読んでいて気持ちがいい。
そんな方だから、すてきな同僚・先輩・後輩・上司・生徒・家族・親戚に恵まれるんだろうなぁ。
Posted by ブクログ
瀬尾さんの人柄の良さが分かるエッセイだった。私も瀬尾さんのような生徒の良さを引き出せる先生なりたいと思った。
「能力開発センター」そこで実際に働いてる友人がいるので、世間は狭いのだなと思った。(能力開発センターが正式名称なことも今回初めて知った)
Posted by ブクログ
瀬尾まいこさんの作品はほぼ読んだ…と思っていたところ、この素敵なエッセイを見つけました。
短く優しいエッセイ集。瀬尾さんの人柄が滲み出ているようです。
Posted by ブクログ
吹き出してしまうこともありつつ、
楽しく読めた。
瀬尾さんの素敵だと思う感覚、親近感が湧きます。
でも、いろんな人の素敵なところを心で感じることを最近忘れてたな〜
反省。
Posted by ブクログ
出会った人たちの悪いとこも良いとこもちゃんと見て付き合ってすごいなと思う。1人1人との思い出を凄く大事にしている印象で自分もその時々の出会いを大切にしようと思えた。
Posted by ブクログ
優しくて穏やかな世界。
エッセイの中で人のいい所を見つけることが上手い海の男がでてきたけれど、瀬尾まいこさんも人のいい所を見つけるのが上手いからこそ、こんなに柔らかい優しい世界を表現できるのだなと思った。