瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    無気力男子高校生の夏休みの成長を見せてもらった心温まる物語でした。
    最初は嫌々なバイトだったかもしれないけど、小さな子どもの気持ちに寄り添うことができたこと、誰かのために行動するようになること、成長だなぁと思いました。子どもの成長って本当に早いんだろうな、走って走って頑張ることを続けていくんだろうな。これからの太田くんに、幸あれ。

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    2026年04月11日
  • あと少し、もう少し

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    中学生最後の駅伝大会を目指す中と、駅伝大会自体を舞台に、登場人物達の人間模様を描く本作は、それぞれ別の登場人物で同じ場面を描くことでその時の人物同士の感情がわかり、ページを進めるごとにその場面場面のレイヤーが増えていき、物語自体も、そして登場人物たちの思いや背景も深くなっていく。伏線ではないがその時の誰かのセリフや行動は、本人はどういった思いで行ったのか、それが読み進めるたびに分かっていくのはある種ミステリーに似たような感覚にも思えた。

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    2026年04月11日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    なんて気持ちの良い作品だろう。瀬尾さんは初めて読んだけど、人気があるのがよく分かった。
    口の悪い店長が段々可愛く思えてくる笑

    主人公の梨木くんは人の良いところを見ようとするし、実際に見ている。人の様子にもよく気がついて、その上で相手にそっと寄り添える。それは全然平凡なことではなくて、むしろ宝物でしょう。
    彼のお陰もあって、つまづいてる人たちが進んでいけるようになっていくのが嬉しくて読後感が良かった。

    常盤さん、苦しかったね。
    先の道でどうか笑顔が増えますように。

    店長の大竹さんの言動が途中から可愛く感じられてニヤニヤしてしまった。随分捻くれてはいるけど困ってたら助けてくれる人ではあるもん

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    2026年04月11日
  • 幸福な食卓

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    主人公のヘンテコな関係の家族のお話。
    お父さん、心病んでしまって父を辞めるとか。お母さんは、別居してるけど、まだ家族との関係仲良くつづくなど。兄は、知能高いが女に弱いとか。そして、一番まともな主人公と周りは盛りだくさんの変な人たち。でも、憎めなく、なぜか愛着湧く。

    時は、主人公の中学時代から始まり大学受験までのストーリー。
    主人公、佐和子の周りでは、とにかく騒がしい。いい事もあれば、辛い事、悲しい事もあり、読んでいる私も心情穏やかになれない。

    しかしなぁ、ボーイフレンドの彼とハッピーに終われば満足なんだろうけど、それはそれで、普通の終わり方でつまらんしなぁ。でも切なかった(T ^ T)

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    2026年04月08日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    ちょっと現実離れしたところもあったけど、読みやすく暖かい話だった。
    口の悪い大竹店長が主人公のアフターデイズも面白かった。
    ずっと彼女を作らなかった梨木くんの彼女って誰?河野さん?
    もう少し続きが読みたかったなあ。

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    2026年04月08日
  • 幸福な食卓

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    星3と4で迷ったけど、やっぱり4!
    一つ一つのエピソードやキャラクターは正直言って「えっ?」と思うような個性なんですが、全体的にみると、家族や身近な人をもっと大切にしたくなるような、心が温かくなるストーリーでした。

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    2026年04月06日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    夢中になれるものもなく、日々をやり過ごしていた大田君が先輩からの頼みをきっかけに、幼児に真剣に向き合う姿がとても良かった。「自分なんて、、」と思っていたけど、「走ることは得意」と自分の得意なことを活かしてこどもたちを楽しませている大田君は、鈴香との関わりを通して前を向いていったと思う。

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    2026年04月05日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    2023.11.9

    「いつもなみちゃんは、僕が家に行くことをとても嫌がる。」
    ――「優しい時間」の1行目。ここに伏線がある。

    何気なく読み始めたときは心に残らなかったが、読み返してみると、この1行目がとても重要だと気づく。たけるくんとちなみちゃんの心の動きが、ここにすでに表れている。

    2度目に読むと、きっとまた違って見える。
    タイトルの「優しい時間」も、まさにこの章のためにつけられたものだと思う。優しさにはタイムラグがあり、それが心に刺さった。

    P95の一文。
    「なんか深雪さんってイザベラに似てるね」
    さなちゃんが深雪に言った言葉。

    馬みたいなイザベラは意地悪だけど、ピンチのときには

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    2026年04月03日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    兄弟どちらも全く違うけれど魅力的。
    兄、弟、お互いがお互いを自分より恵まれていると思っている。悩みを正直に言える人もいれば、要領良く順風満帆に見えても、本人はものすごい葛藤をしていたり、心って難しい。
    自分の短所に悩んだり、人を羨んだり妬んだりしてしまう時におすすめ。

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    2026年04月02日
  • その扉をたたく音

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    まさか駅伝で推しメンだった渡部くんが再登場するとは!!
    始めは本当にあの渡部くん?!と思うほど大人になっていたが、宮路がウジウジし出すと昔のズバズバ言う渡部くんが出てきて懐かしくなった。

    本庄のばあさんはせいぜい70代後半くらいかと思ってたら、まさかの91歳だったことにも少し驚いた。とにかく悪役が出てこない、心地のよい物語だった。

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    2026年04月02日
  • あと少し、もう少し

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    寄せ集めのメンバー6人と新しく顧問になった頼りない先生が、中学最後の駅伝にのぞむ青春小説。

    同じ時系列を1区から6区を走る生徒の視点で語られ、それぞれが「襷を繋いで走る」想いを受け取り次の走者へと引き継いでいきます。
    メンバーは中学生らしく、物事を斜に構えている子、グレている子、いじめられっ子など様々。
    それをまとめる部長の桝井くんも、掴みどころのない子に見えていちばん闇があったり…。
    わたしは特に渡部と俊介が一緒にお弁当を食べるシーンがすきです。
    駅伝がなければ関わることがなかった2人が、お互いに誰にも打ち明けられなかった心にほんの少し触れる。一緒に過ごすうちに目に見えない友情や信頼が築か

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    2026年04月01日
  • 強運の持ち主

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    占い師である主人公は占いで出た結果の伝え方の技術や表情•態度からその人の将来を読み解く技術が長けていてとても勉強になった。

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    2026年04月01日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    鈴香との出会いで前向きになる大田のまっすぐさに感情移入してしまった
    ラストで名残惜しさを感じながら部屋を出るシーンが1番心に残っている

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    2026年03月31日
  • おしまいのデート

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    5つのおしまい
    おしまいははじまりに必要
    読後は少し切ない気持ちになるが、それと同時に温かい気持ちが湧いてくる

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    2026年03月30日
  • 天国はまだ遠く

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    初めて瀬尾まいこさんの本を読んだ。
    主人公がもう一度歩き出した時、背中を押してもらった気持ちになった。

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    2026年03月28日
  • あと少し、もう少し

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    中学の陸上部を描いた傑作!
    大きな事件が起こるわけでもなく淡々と物語が進んでいくが、それが妙にリアルな青春時代を感じさせられました。懐かしくも苦しい、誰しも感じたことのある気持ちがくすぐられるような思いになります。
    それぞれの視点で繰り返し同じシーンが描かれるところがとても良く、後半になるにつれて登場人物にどんどん入り込めます。陸上というスポーツに打ち込むことで見えてくる人間味というか人生観みたいなものがとても味わい深いです。読後感も爽やか!

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    2026年03月25日
  • ファミリーデイズ

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    瀬尾まいこさんほどの作家さんでも、妊娠・出産、子育て…となると、同じようなことに悩み、同じような道(アンパンマン、いないいないはぁ)を辿るのか…と、すごく親近感が湧く本だった。

    小さな子を育てながら、元中学生教師としての視点が交わるエピソードに、子供の成長があっという間であることや、子育てで大切にしたいヒントが沢山あった。

    ラストはあの、大ヒット小説の名言が書かれていて思わず泣いてしまった。

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    2026年03月25日
  • 春、戻る

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    兄を名乗る青年が突然現れ、料理を教えてもらったり、
    婚約者の実家(和菓子屋)に偵察に行ったり。瀬尾まいこさんの作品には、飄々とした雰囲気の人物がよく出てくる。今回はこの兄。カラリとした態度の奥にある素顔や、過去が明かされる場面をいつも楽しみにしている。
    悩みが無さそうに見えても、誰だって何かしら辛い記憶を持っているんだなと思わせてくれるから。
    最後の方、「今まで誰にも話さなかった出来事は、口にしてみると取るに足らないことに変わっていた。これぐらいの挫折は、生きていくうえでごく自然に起こることだ。ふたを閉めて自分で重苦しい記憶に変えていただけで、その時々にすてきな出会いも出来事もあった。表に出せ

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    2026年03月24日
  • 幸福な食卓

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    穏やかなタイトルから「癒し」を求めてしまったが、真逆な内容だった。
    冒頭から不穏な朝食の場面。訳ありの父に、家を出た母、何でもできる秀才の兄に普通な妹。だんだん背景が分かって来ても、違和感が続く。最後に本当の「幸福な食卓」に辿り着くかと思ったら衝撃的な展開。絶望的な状態から、多少の明るい兆し。
    何とも激しい内容だった。

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    2026年03月22日
  • 幸福な食卓

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    家族は作るのは大変だけど、その分、めったになくならないからさ。あんたが努力しなくたって、そう簡単に切れたりしないじゃん。だから、安心して甘えたらいいと思う。だけど、大事だってことは知っておかないとやばいって思う。

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    2026年03月20日