瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    梨木くんとアルバイト先の店長、大竹さんのやり取りが、途中から好きでたまらなかった。笑

    特に、常盤さんとの接点を持つために、大竹さんの誕生日会を開くことにした梨木くんの行動力。勢い良すぎて、その後の梨木くんと、大竹さんの会話が最高でした。
    「常盤さんに知られたらいけないので、この話は、終わりにしましょう。」「俺の誕生日会だよな。秘密にするなら俺にだろ」のくだり。笑

    今回も瀬尾さんの温かくて、爽やかな読み心地に癒されました。

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    2026年04月27日
  • 図書館の神様

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    自分がきっと犯してしまった罪。自分がもがき、変わることで、許され、新しい世界に飛び立つことが出来る。
    色々な文学作品が出てくる。川端康成、石川啄木、夏目漱石、山本周五郎。
    舞台は明確に書かれてないけど、盛岡かな、岩手のどこかかな。あ、盛岡じゃないわ、違うわ。海辺の街だから。

    私、間違ってないよね?。そんな押し付けがましい事、恋人にしか言わないよね。→これは、小説の中の高校の講師である主人公と、主人公がつとめる文芸部のたったひとりの男子高校生とのやり取り。

    私、間違ってないよね、という言葉。
    よく発する人います。自分の正しさを他人に強要する人。あー確かに押し付けがましい!とこの文を読んで納得

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    2026年04月26日
  • ありがとう、さようなら

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    中学生って子供扱いしたら怒るし、かと言って頼りなかったり、幼稚な我儘言ってみたり、、我が子のことを思い出しても、先生にとったら1番めんどくさい時期だと思う。
    可愛い盛りの小学生でもなく、大人へあと一歩の高校生でもなく、中学校の教師を選んだ瀬尾先生。柔らかな文章、素敵なエピソードの数々に、生徒を見つめる暖かな眼差しを感じる。大好きな作家さんであり、良い先生だったんだろうなぁと思う。瀬尾さんの物の考え方や捉え方が、すごく好き。本当どこかで、ランチしながらおしゃべりしてみたい方だなぁ。

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    2026年04月26日
  • 夏の体温

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    友達にまつわる短編集。温かい気持ちになれて、クスッと笑えて、人と繋がることの楽しさを改めて感じる。読むと人生がキラキラしていくような一冊だった。

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    2026年04月25日
  • 強運の持ち主

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    占いには縁がないけど、ルイーズさんにはみてもらってもいいかな。好感の持てる登場人物達にほっこり。食べるのには抵抗あるけど、通彦の変な料理が楽しい。

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    2026年04月23日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    サクッと読みやすいけど不倫相手の子どもと過ごしたり拾ってきたおじさんと過ごしたりどの話も変わった世界観で楽しめた。最初は歪な人間関係だけど読み進めると関係性が変わっていくのが面白い。

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    2026年04月23日
  • あと少し、もう少し

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    中学生の陸上部のお話。中学校最後の駅伝大会、陸上部の顧問は、新しく代わり、どんくさそうでとろそうでひよろひろよろの先生に。そして6区のそれぞれのメンバーも寄せ集め。メンバー6人のそれぞれの物語が、襷をつなぐように、描かれていて、悩みも境遇もさまざま。読んだ後、力をもらえる青春小説。

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    2026年04月22日
  • おしまいのデート

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    初めての瀬尾作品。
    中でもランクアップ丼は涙した。つい先日会った実母が老い、筋力なく体調も悪そうなのに、会えばニコニコとしてる姿がちらついて。。涙しながら読んだ。きっとその時点で結末を予想。やっぱり涙が止まらなかった。天ぷらは熱いうちに食べる
    誰かと一緒に食べるご飯は一人で食べるご飯からの卒業だった。

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    2026年04月21日
  • 幸福な食卓

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    家族とは特に平和でそれこそ毎日幸福な食卓でありたい。辛すぎる現実が自分に起こった時家族との関わりはどうなっているんだろう。友達とは。身近な人とは。そんな時周りの気遣いに気がつけるのか。個の集まりだけど家族だとそれだけで自由でない感じもするし、強力な環境でもある。自分では気づかない自分の質を良くも悪くも気づかせてくれたり。辛いなあとその描写で感じたけど、最後の感想は人によって変わるのかな?瀬尾さんの本は特に好きでかなり前に読んだけど、すっかり忘れていた。でも初めて読んだ時とは確実に読後感が違う。必要な時に立ち止まれる本を読むことができるものだなーと読書に関しては感じた。

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    2026年04月16日
  • 幸福な食卓

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    とても読みやすく、さくさく読めた。
    家族の形は多種多様で、何が良いかは人それぞれだと感じた。

    それでも、家族のありがたみを改めて強く実感することができた。
    自分自身、結婚して実家を離れて暮らしているが、これからはもっと両親を大切にしていこうと思わされた。

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    2026年04月14日
  • あと少し、もう少し

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    中学生の駅伝をテーマにした物語で、1区から6区まで6人それぞれの視点で描かれているのが印象的。それぞれ同じ出来事でも受け取り方が違っていて、「こう見えてたんだ」と気づかされる場面が多かった。一つの行動や会話にも、それぞれの思いや背景があるんだと改めて考えさせられる内容。

    現実でも、自分の気持ちや受け止め方だけで完結しがちだけど、その裏には必ず相手の考えや思いがあるんだなと感じた。読後に「もう少し相手の立場で考えてみよう」と思わせてくれる、そんな一冊だった。

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    2026年06月17日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    表紙でおそらく内容が察しつくだろう。主人公は不良(とは一言で言えない)の男子高校生、夏休み直前に、世話になった先輩の1歳半の子供を1ヶ月、日中の子守りをしてくれとバイトを頼まれたことから始まる。設定も理由も違和感ないのだが、何となくストーリー展開が分かってしまって、少し寝かせていた。しかし読み始めたら止まらず、一晩で一気に8割読んでしまえる面白さ。子供への奮闘、可愛さ、あるある話なのだが、瀬尾先生が描くとなぜこんなに新鮮に面白いのだろう。目の前に情景が浮かぶのだ。また主人公の描写がとても良い。子供への愛情が溢れでているのだ。本作品はたった1ヶ月の話なのだが、1年くらいの濃さを感じた。派手なスト

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    2026年04月13日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    良かった。
    鈴香が目の前にいるみたいにリアルに感じられた。
    大田くんは器用で、周りの状況をフラットに考えて受け入れて行動に移せる人で尊敬する。
    高校に入ってから宙ぶらりんな生活を送っていたけれど、大田くんなら鈴香や周りの人との関わりを経て、次の自分の居場所を探して前に進めそうだと思った。
    鈴香は1ヶ月でどんどん成長していくのに大田くん自身は成長していないという自己評価だったけど、とんでもないと思った。
    大田くんが鈴香と関わったのはひと夏よりももっと短い期間だったし、1歳11ヶ月の鈴香の記憶には大田くんとの日々は残らないかもしれないけれど、それでもこの1ヶ月間がこれからの鈴香に繋がっていてほしい

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    2026年04月12日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    無気力男子高校生の夏休みの成長を見せてもらった心温まる物語でした。
    最初は嫌々なバイトだったかもしれないけど、小さな子どもの気持ちに寄り添うことができたこと、誰かのために行動するようになること、成長だなぁと思いました。子どもの成長って本当に早いんだろうな、走って走って頑張ることを続けていくんだろうな。これからの太田くんに、幸あれ。

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    2026年04月11日
  • 幸福な食卓

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    主人公のヘンテコな関係の家族のお話。
    お父さん、心病んでしまって父を辞めるとか。お母さんは、別居してるけど、まだ家族との関係仲良くつづくなど。兄は、知能高いが女に弱いとか。そして、一番まともな主人公と周りは盛りだくさんの変な人たち。でも、憎めなく、なぜか愛着湧く。

    時は、主人公の中学時代から始まり大学受験までのストーリー。
    主人公、佐和子の周りでは、とにかく騒がしい。いい事もあれば、辛い事、悲しい事もあり、読んでいる私も心情穏やかになれない。

    しかしなぁ、ボーイフレンドの彼とハッピーに終われば満足なんだろうけど、それはそれで、普通の終わり方でつまらんしなぁ。でも切なかった(T ^ T)

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    2026年04月08日
  • 幸福な食卓

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    星3と4で迷ったけど、やっぱり4!
    一つ一つのエピソードやキャラクターは正直言って「えっ?」と思うような個性なんですが、全体的にみると、家族や身近な人をもっと大切にしたくなるような、心が温かくなるストーリーでした。

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    2026年04月06日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    夢中になれるものもなく、日々をやり過ごしていた大田君が先輩からの頼みをきっかけに、幼児に真剣に向き合う姿がとても良かった。「自分なんて、、」と思っていたけど、「走ることは得意」と自分の得意なことを活かしてこどもたちを楽しませている大田君は、鈴香との関わりを通して前を向いていったと思う。

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    2026年04月05日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    2023.11.9

    「いつもなみちゃんは、僕が家に行くことをとても嫌がる。」
    ――「優しい時間」の1行目。ここに伏線がある。

    何気なく読み始めたときは心に残らなかったが、読み返してみると、この1行目がとても重要だと気づく。たけるくんとちなみちゃんの心の動きが、ここにすでに表れている。

    2度目に読むと、きっとまた違って見える。
    タイトルの「優しい時間」も、まさにこの章のためにつけられたものだと思う。優しさにはタイムラグがあり、それが心に刺さった。

    P95の一文。
    「なんか深雪さんってイザベラに似てるね」
    さなちゃんが深雪に言った言葉。

    馬みたいなイザベラは意地悪だけど、ピンチのときには

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    2026年04月03日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    兄弟どちらも全く違うけれど魅力的。
    兄、弟、お互いがお互いを自分より恵まれていると思っている。悩みを正直に言える人もいれば、要領良く順風満帆に見えても、本人はものすごい葛藤をしていたり、心って難しい。
    自分の短所に悩んだり、人を羨んだり妬んだりしてしまう時におすすめ。

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    2026年04月02日
  • その扉をたたく音

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    まさか駅伝で推しメンだった渡部くんが再登場するとは!!
    始めは本当にあの渡部くん?!と思うほど大人になっていたが、宮路がウジウジし出すと昔のズバズバ言う渡部くんが出てきて懐かしくなった。

    本庄のばあさんはせいぜい70代後半くらいかと思ってたら、まさかの91歳だったことにも少し驚いた。とにかく悪役が出てこない、心地のよい物語だった。

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    2026年04月02日