瀬尾まいこのレビュー一覧

  • ファミリーデイズ
    瀬尾まいこさんとその家族のエッセイ。
    何作か小説を読んでいたので、そのベースとなる部分が感じられる箇所がちらほら。
    家族への愛に溢れたエッセイで、読んでいてとってもほっこりとした気持ちにさせられる。

    素敵な考え方に魅力的な人柄がひしひしと伝わってくる。大変な育児も前向きで見習いたいな、と感じさせら...続きを読む
  • そして、バトンは渡された
    主人公には、育て親が沢山いて、何度も環境が変わって、一見大変な人生を送ってるけど、壁にぶつかりながらも乗り越えていく話。
    もう一回読みたい!
  • ありがとう、さようなら
    実際のところ、中学生が何十人もいるクラスで全員よい子だなんてことはまぁないと思うんです。だって中学生ですよ(笑)。これはあくまで私の場合ですが、小学校、中学校、高校、大学ときた学校生活を振り返ると、中学校が特段にややこしかった。語弊のある言い方かもしれないけれど、小学校はただ無邪気、高校大学は同じ程...続きを読む
  • 優しい音楽 <新装版>
    瀬尾まいこさんの書く文章はどうしてこんなに優しいんだろう。
    一文一文を読むたびあったかいスープをのんだときと似たような幸福感を得られる気がする。
    この本もそうだった。
    登場人物がお互いの違いを認め合い尊重する優しさを感じられる本だと思う。
  • 僕らのごはんは明日で待ってる
    知ってるストーリだなと思ってたら、数年前にみた新木優子が出ている映画の原作だった。映画はthe love story のイメージだったので、小説はより人物像の描写の方に重きがあったので読みやすかった、

    平和な日常を切り取ったようなストーリー
  • そして、バトンは渡された 無料試し読み版
    有名なお話なのでさわりだけでも読めて良かったです。苗字が変わって行く過程がよく分からないので続きも読んでみます。
  • 温室デイズ
    読み始めてすぐに、随分と気持ちが落ちてしまう作品だなと思ってしまった。
    本のカバーに小さな奇跡と書かれているけれども本当に小さな奇跡は最後におきる。
    主人公達は中学3年生。
    必死で痛い?大人達と、揉め事を起こしたくない大人達、残酷な同級生との学校生活を変えようとするけれども何をどうすれば良いのか分か...続きを読む
  • ファミリーデイズ
    私の好きな作者の著者の家庭の話だった。 ほのぼの家族は我が家でもあるあるのことばかりで、暖かい気持ちになれるエッセイでした^_^
  • 傑作はまだ 無料試し読み版

    ホッとする作品

    代表作の「そして、バトンは渡された」とやや似た親子関係の父と息子の物語である。この作家らしい軽妙な語り口でどんどん話が進んでゆく。途中でいくらか考えさせられる場面が出てくるが、基本的には人の優しさ、善良さを信じる 姿勢に変わりはない。やや食い足りないところはあるがホッとする作品である。
  • 卵の緒
    坊ちゃん文学賞の大賞を受賞した表題作と、「7"s blood」の二編を収録した、瀬尾まいこさんのデビュー作。

    複雑な家庭環境をユーモアを交えて穏やかに描くことで、そこにある絆が強く感じられます。

    家族の形とは一つじゃなく、人によって様々あるものなんだと、改めて実感しました。

    また、数多く描かれ...続きを読む
  • 僕らのごはんは明日で待ってる
    さくさく進むストーリーにどんどんのめり込んでいて、読み終わった後はほっこりする。
    「僕らのご飯は明日で待ってる」。
    この違和感のあるタイトルが読み終わった後にしっくりくる。
    どんなに辛いことがあっても「僕ら」なら乗り越えられる、この先いつまでも一緒にいたい、そう思える相手に出会いたい。そう思われるよ...続きを読む
  • 僕の明日を照らして
    血の繋がっていない父の虐待を受ける中学2年の男の子の話。名前は優ちゃんと隼太。
    急にキレて手を出してしまう優ちゃんは、感情をコントロールできない。隼太はそれでも周りには言わずに、2人で解決しようとする。
    だんだん殴ることをしないようになる。
    隼太は反抗期だが少しずつ成長してるように見えた。また、思春...続きを読む
  • 僕らのごはんは明日で待ってる
    突拍子もない話では無いけど、だからこそキャラクターが際立っていたし温かいし切なくなった。
    まだ消化しきれてないから一旦の感想。
  • 僕らのごはんは明日で待ってる
    シュールで村上春樹を意識したような、ノルウェーの森を意識したような、でも瀬尾まいこらしい喪失と再生を描いた青春ファンタジー?
  • ありがとう、さようなら
    瀬尾まいこが先生をやっていた時期のエッセイ。物事を素直にポジティブに捉えていて、こんなに心が綺麗で素敵な人なんだと感じた。こんな先生がいたら素敵だな。先生やりながら作家もやっていてすごいと思った。
  • ファミリーデイズ
    気楽に読めてよかった、後ろ向きな言葉がなくて。
    テンポは早い。5年くらいの時間を1冊でまとめられているので、もうすこし細かくてもよかったようにも思った。
  • ファミリーデイズ
    面白かった〜わたしも今の日々を忘れないように書き留めておきたいなぁ
    まだ生後半年だけどもはや忘れかけてること多い!
  • 温室デイズ
    過程が辛くても読後感が良い。さすが瀬尾まいこさん。優子と瞬くんの”カウンセリング”良かったなぁ。たった一言でも、少しの時間でも人と触れ合うことで変わるものってあるよね……。
    学校、それも中学校は特に、自分もたくさんの思い出があって色々重なってしまった。自分を少しだけ肯定してもらえたような気がした。
  • そして、バトンは渡された
    森宮さんのキャラが最高に愛おしい。
    始業式の日にカツ丼、オムライスにケチャップで長文、元気がない日は餃子50個。
    誰が自分のためにご飯を作ってくれる。帰る場所を作って待っていてくれる。
    それだけで人間生きていけるんだと。
    家族とは、を改めて考えさせれられる作品だった。
    のでぜひお父さんに読ませます。...続きを読む
  • 掬えば手には
     人の気持ちを察し、寄り添おうとする。そうすることで交流が生まれ、心が豊かになっていく。

     自身の平凡さに悩みながら、人の心中を掬い取ることでその人を苦境から救おうとする優しき青年の成長を描くハートウォーミングストーリー。
             ◇
     梨木匠。中堅レベルの大学に通う1回生だ。

     匠...続きを読む