瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)
    「きみが夏を走らせる」というタイトルには、
    夏が早くすぎるという意味のほかに、走る意欲をかき立てるという意味があったんですね
    先輩の鑑識眼と人選にあっぱれ
    子供が生まれたらまた読み返したいです
  • 僕らのごはんは明日で待ってる
    二人の人間がいい夫婦になっていくまでのお話。
    心の深いところについては一切語られずあっさり描かれているのがちょっと残念。
    タイトルの意味はわからずじまい。
  • 僕の明日を照らして
    「優ちゃんに殴られるより、もっと怖いことが僕にはあった〜」
    世間の社会通念から考えると、優ちゃんと隼太の絆は児童虐待であり、当然引き離すべきな事
    しかし被害者である隼太はそれを拒んで二人で克服しようと努力する
    愛情は錯覚なんだろうか・・・
    あくまで隼太視線のストーリーで優ちゃんと母親の関係は希薄
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  • わたしの名店
    三浦しをんを始め、様々な作者がそれぞれ気に入っているお店を紹介する本。その中に芸人のバービーや山田ルイ53世もそれぞれ書いているという不思議な組み合わせだったので思わずすぐ買った。
    それぞれの思い出が明確に描かれていて自分だったらどのお店を紹介するかな、紹介できるくらい通っているお店もないかな、など...続きを読む
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?
    全部ラブラブした感じかと思いきや、ハッピーエンドだけじゃないところや人との運命的な繋がりが題材となってるのもあって、恋愛だけじゃないのが良かった。
    最後の話が好き。
  • インドはむりめ/運命の人はどこですか?
    全部ラブラブした感じかと思いきや、ハッピーエンドだけじゃないところや人との運命的な繋がりが題材となってるのもあって、恋愛だけじゃないのが良かった。
    最後の話が好き。
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?
    全部ラブラブした感じかと思いきや、ハッピーエンドだけじゃないところや人との運命的な繋がりが題材となってるのもあって、恋愛だけじゃないのが良かった。
    最後の話が好き。
  • 春、戻る
    2023.12.30
    一ヶ月しかないのに大丈夫かな
    一ヶ月もあれば十分。それだけ時間があれば、僕だったら新しい手品を三つは身につけられるよ
  • わたしの名店
    匂いに関する記憶は当時の感情と共に思い出されるものが多いように、食べ物に関する随筆であれば筆者の記憶が辿れて面白いと期待しておりました。
    この本の素晴らしい点は、作家さん各々の飲食店に関するさまざまな記憶が、それぞれの持ち味で描かれており、新しい読書のきっかけになったり笑ったりさせられるところだと思...続きを読む
  • 僕らのごはんは明日で待ってる
    すいすい読めたんだけど、なんか刺さるものがなくそのまま流れていったような感じでした。この方の作品はちょっとタッチが軽すぎるのかも。
  • おしまいのデート
    話が綺麗にまとまっている。するする読めるし、良い話だとは思うが、短編のせいかどれも引っ掛かりなく読み終えてしまい、やや物足りない感じがした。
  • わたしの名店
    作家28人が選んだ名店を紹介したエッセイ。
    好きな作家さんがたくさん含まれていたので手に取った。なんとも豪華なメンバー!
    それぞれが選んだお店に個性が出ていて面白かったけど、予想通りほとんど東京のお店だった。一人5ページ程なので読みやすい反面、物足りなさもあったかな。
    これだけたくさんの美味しそうな...続きを読む
  • 図書館の神様
    初の瀬尾まいこさん作品。
    試合後の反省会で厳しいことを言ってしまった相手の同級生が自殺、恋人は既婚者。
    読んでいるときは気にならなかったけど、よくよく考えてみればいくらでも重たくなりそうな要素があったにも関わらずさらっと読めてしまえるのは作者の技術なのかなぁと。

    自分以外の世界に触れる。
    その方法...続きを読む
  • 春、戻る
    正体のわからない謎のお兄さんが、最終的に記憶と繋がっていくのが良かった。
    教師をしていてしんどかった1年間。自分と照らし合わせ読むのが辛くなった。
    「思い描いたとおりに生きなくたっていい。つらいのなら他の道を進んだっていい。自分が幸せだと感じられることが1番なんだから」
    この言葉を次は僕が誰かにかけ...続きを読む
  • 春、戻る
    望月さくら
    三十六歳。通っている料理教室に突然兄と名乗る男が現れる。六月に結婚する。小さな卸売会社に事務員として十二年勤めていたが結婚のために退職。十三年前に一年だけ小学校で教師をしていた。母親の通う太極拳教室の先生に山田を紹介される。


    さくらの兄を名乗る。二十四歳。医療器具の会社の営業。

    ...続きを読む
  • 図書館の神様
    文芸部ってそういう活動をしているのね。いや垣内くん独特だから実際どうなんだろう?
    垣内くんが魅力的な登場人物でした。独特だけれどそばにいても嫌じゃない。主人公が垣内くんとのやり取りの中で次第に変わっていくのがよかった。
  • 温室デイズ
    読んでいる間中
    辛かった

    これを読む前の2冊が思った感じの本ではなく
    すっきりしたかったのだけれど
    もっと落ちた…
  • 卵の緒
    7’s bloodが面白かった。なんとなく切ない気持ちになった。ちょっとだけ血の繋がった兄弟と暮らすってどんな感じなのかな。家族の形っていろいろあると思うけど、誰かと生活をともにするって、いいなと思った。
  • 温室デイズ
     瀬尾まいこさんの物語からは、いつも〝癒し〟をもらっていました。でも本作を読み進めながら、心がざわつき、違和感をもってしまいました。

     当然ながらその正体は、本書の大きなテーマとなっているいじめによるものです。
     いじめは、これまでも多くの小説で取り上げられ、実際の学校でも後を絶たず、この場で持論...続きを読む
  • 図書館の神様
    本を通じて時間や空間や自分を超えて出会える世界は格別だ。そう強く思える一冊だった。

    「それ」、つまり、清にとって自分以外の世界に触れる方法とはなにか?学校でどきどきしていること?それには、教師でいること?
    花を長持ちさせるこつって?

    瀬尾まいこさんの作品をまた読んでみたい。