瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 戸村飯店 青春100連発

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    長子、末子の心の葛藤や、親・周りに対する自分の位置付け、評価が気になりながら成長してきた過程、色々あってもやっぱり兄弟って大切だ、などが上手に面白おかしく描かれていてサラッと読めました。
    自分のコンプレックスになってた事で似たような描写があったので、どこの家庭も同じことがあるのかなとも思いました。
    子が思うより親はちゃーんと子供をわかってるんだって事もどこも同じ、とも。

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    2026年05月02日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    兄の死から殻に閉じこもった男の子と、実は両親がいない女の子の温かな成長の話です。
    色々な試練が襲いかかりますが、それでも2人で乗り越えていく様子はシンプルに良かったです。
    イエス(と男の子)の行動力がどんどん芽生えていき、大人の男性へと成長していく様子は、どこか自分の息子を見ているかのような気持ちになりました。

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    2026年04月29日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    読み出したら止まらない瀬尾先生の本。順不同で4冊目になる。最初に瀬尾先生のを読んだ時はいびつ?な家族構成に戸惑いながら、それでも途中から面白くて止められず、寝不足になっていたが、いまも止まらないが、本作品は短編3話なので助かった笑。今回はどんな家族の話だろう、もうネタは尽きたかなと思うと、こんな話もあるのかと驚きを通り越して感動すらする。本作品は現代小説で、金持ちでも貧乏でもなく一般的なよくある人物で、主人公だけでなく周囲にいる人たちの綿密な性格描写や食事シーン、決してハラハラする展開はないのに先が読めないストーリー展開で、疲れた時でもすんなり入り込める作品だ。読んだ後、為になった、気付きがあるというより、鈍感な人でも分かる人物描写が心地よい。

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    2026年04月26日
  • ファミリーデイズ

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    同じやんちゃな娘を持つ親として共感しかなかった。
    旦那さんの朝ご飯食べて準備済ませてから出勤前に二度寝するの私も学生時代やってたから同じ人いるんだ!てなった笑
    断乳ってこんなに大変なんだ!と驚いた。娘は何事もなく乳離れしてくれたから何て親孝行なの…と今更思った。
    娘も幼稚園に行く日がくると思うと寂しくなるな。

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    2026年04月22日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    なんだか様子のおかしな人たちが出てくる短編集。一般常識から見ると変な人たちだけど、優しくて優しくて、タイトルがピタリとハマるお話ばかり。なんじゃそりゃ!?と思いながら読んでいくけど、ほんのり心が温かく前向きな気持ちになれる。人として大切なことは何か、考えさせて気づかせてくれる作品だった。

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    2026年04月20日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    ちょっとだけ切ないけどほっこりする話。
    嫌な人が誰も出てこないし悲しいことも起きないので安心して読めた。

    とにかくかわいい二人のやりとりに癒されるので、重めの本を読んだ後にはぴったり。

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    2026年07月16日
  • 図書館の神様

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    元バレー部で、バレー部顧問を目論んで高校の国語教師になったものの、任されたのは部員1人の学芸部顧問。元サッカー部キャプテンの3年生部員との関わりで、先生が成長していく様子が面白かった。正直、どっちが先生か生徒かわからない。

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    2026年04月11日
  • 強運の持ち主

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    ネタバレ

    ショッピングセンターの片隅で占いをするルイーズ吉田と、占いに来るお客さんの連作短編集。

    瀬尾さんはありふれた日常にちょっとした不思議を共存させるのがお上手で、本作も身近でなくてもどこかでこんな暮らしがあるのかなあと想像させてくれました。
    個人的には占いをあまり信じていないので、どんな人が占いに行くのか、何を相談するのか興味深かったです。

    ルイーズのようにショッピングセンターの一角で占いをする人って見かけたことないんですが、都会(田舎民丸出し)では普通の光景なんですか…?
    占い師にも良いこと悪いことをそのまま伝える人、相談者の雰囲気を見て直感で伝える人、様々だからお客さんとの相性も大事だなあと思いました。
    悩みの深刻さは大小あれど、毎日一対一で人と向き合うのは職場の人間関係とはまた違った辛さがありそうですよね…。
    ルイーズはお客さんのことや相談された内容をサラッと恋人に話していたので、気持ちは分かるけどプライバシー保護して!と心配になりました。笑

    通彦のようにマイペースで懐の深い人が強運の持ち主なのは妙に納得です。
    未来はどっちにも転がる可能性があって、占いの結果は自分次第で変えていける。
    ひとつのことに囚われず立ち止まって視点を変えてみることは、この先の自分の心にも留めておきたいです。

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    2026年04月11日
  • 見えない誰かと

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    面白かったんだけど、もう少し教員時代の、子どもと関わるときの瀬尾さんを知りたかった。
    でも、瀬尾さんは本当に子どもたちが好きなんだなぁって思えたのでそれだけでもう胸がほっこり。
    ロバートとたぬきの話は笑えたし、カナダのホームステイの話もわたし的には爆笑。
    瀬尾さん最高すぎる…!

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    2026年04月10日
  • その扉をたたく音

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    ネタバレ

    ポンポン育ちの無職の男が介護施設の出入りで、やっと自分の力で金を稼ごうと思うような出会いをする日々を送っていた。

    現実なんかより理想で生きてる主人公と現実を生きてる渡部くんとやり取りは何も知らない学生時代の自分と親みたいだった。

    本庄さんにウクレレを教えている主人公は楽しそう。高齢者の成長は読者にも嬉しい出来事。
    きっと2階で行われてた演奏が3階まで届いてたと思う。

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    2026年06月11日
  • 春、戻る

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    兄だと名乗る年下の人が現れて、主人公の女性が変わっていく話。

    いや、あんまし変わらないかな笑
    良くも悪くも引っかかるところなく読んでしまい、少し物足りない印象でした。

    おにいさんを誰しもが抵抗なく受け入れ過ぎてて、あんましリアルに感じられなかったからなのかも。

    春らしい本を読みたいと思って、手に取ってみましたが、タイトルは季節的な春という意味合いではなかったようで、その点も思ってたのと違いました笑

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    2026年04月10日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    ネタバレ

    序盤中盤と、サクサクと展開が進んでいき正直感情移入する暇がありませんでした。じっくりその人の思考やらしさを読み進めるのが好きは私としては少し思うこともありましたが、最後の話を読み切り、タイトルの意味を知った時、この登場人物達に愛着が湧きました。そして、すごいなとも思いました。その人と私は合う、合わないで二極化して終わらせてしまう私ですが、合わないの部類に入ったとしても自分に心残りがあるなら関係を切らずに変化させてしまうという姿勢は、学ばないとなと感じました。心が暖かくなる貼るの陽気のようなお話でした

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    2026年04月07日
  • おしまいのデート

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    ネタバレ

    気に入りました!色々な形のデートの話がつまった短編集。ナツイチで購入しましたが、対象になってなかったら買わなかったと思います。巡りあえたことに感謝。「おしまいのデート」孫と祖父のデート。タイトルから想像もしていなかったデートの組み合わせに驚きました。「ファーストラブ」同級生の男同士のデート。ダメなことを妄想してしまいそうなタイトル。ありだと思います。「ドッグシェア」バツイチのOLと学生のデート。ほほえましくて、未来が明るそうな終わり方が好きです。

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    2026年03月23日
  • わたしの名店

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    読んでいる度に食べたいなっと思いました☺️♡
    ひとつひとつの作品を読んでその後にごはんの絵が書いてあって、もっと食べたくなりました!
    読み応えがあってとても面白かったです!

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    2026年03月11日
  • 春、戻る

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    大好きな作家さん、瀬尾まいこさんの作品。結構読んできていると思ったけど、先日書店の文庫コーナーで「あれ?こんなタイトルのあったんだ」と見つけまして、即購入。かなり薄い(文庫で200Pちょい)なので、サクッと読めました。味わいは、やはり瀬尾さん作品らしく、クスッと笑えつつほっこり温かくなるお話。瀬尾さん作品は、主人公or主人公に近いところに"いい意味で常識離れしてる変わった人物"がいで、その人がいろんな固定観念とかを踏み越えさせてくれるような仕掛けになっているものがいくつかあるけど、これもそんな感じ。ただ、今回はあまりにも突飛だったので正直ストーリーの中身より「この人の正体何者なんだろう…」が気になりすぎてしまった感はあった…笑。

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    2026年03月10日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    瀬尾さんの作品出でてくる家庭って大抵どこか変なのですが、この短編集、3編ともなかなか設定がぶっ飛んでいます。表題作はまあ分かるのですが、2作目は私が主人公なら間違いなく1発(いや3発くらいか)殴ってから別れますし、3作目も確実についていけないです。

    ところが本作の登場人物達ときたらどこまでも優しく、あり得ない状況を戸惑いながらも受容してしまう。あれ?これ勝手に怒っている自分の心が狭いのかしら?と不安にさえ駆られます。どこまでも優しい世界。これこそが瀬尾さんの世界なのですよね。フィクションとしては俄然アリです。

    突飛な設定なのに強引さを感じる間もなく引き込まれてしまう。不思議な作品群です。

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    2026年03月04日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    小春に付き合うのやめようって言われた時自分までドキッとした。
    それぞれの現実に真剣に向き合う2人をみて、希望を感じられる話。

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    2026年02月22日
  • おしまいのデート

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    デートをテーマにした5つの短編。
    ランクアップ丼という高校の恩師と給料日ごとに食事をする話とこれまで仲良くもなかったはずの男子高校生同士で出かける話がよかった。

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    2026年02月18日
  • わたしの名店

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    出先でちょっと読み物が欲しくて電子書籍で読みました。行ってみたいお店を探ししたいわけじゃなくて、美味しいものとそれにまつわるお話を読みたくて。
    藤岡陽子さんのコラム、胸がきゅーっとなったな。
    読んでみたいな、小説。
    美味しい思い出って素敵だな!

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    2026年02月17日
  • その扉をたたく音

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    小さい頃から夢は何?と何回聞かれた事か...
    その度私の夢は諦める事との闘いだった様な気がする。私の人生はいつしか色褪せ諦める事がゴールになって行った気がする。
    29歳で夢をまだ諦めない宮路は私的には凄いと思う。当然宮路を支える家族あっての事だとは思いますが、そよかぜ荘での出会いが自分は何を愛し、何を目指すのか初めて自分の心に気がつくのではないかなぁ。ぼんくらと呼ばれながらお使いをしたりウクレレの先生をする宮路ははっきり言ってとても素直で純心過ぎる。最終的に宮路がどうなったのかは描かれていないがそれ故に皆んなで想像してみて下さい。私は介護施設で介護士をしている宮路が想像出来ます。楽観的な宮路の最高の武器で多くの人に希望を届けてくれる事を願います。

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    2026年02月15日