瀬尾まいこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
瀬尾まいこさん、中学校教師と作家の「二足の草鞋」時代のエッセイ第二弾です。
担任目線で観察した学校生活や生徒のあれこれが盛り沢山です。一見些細なことでも、何気ない日常から切り取った生徒との思い出には、限りなく愛情が溢れています。
気になる子に対しても、よさを探し見つけて丸ごと認めようとし、子どもの言動から何かしら学ぶ姿勢があり、教師としての資質もバッチリですね。
加えて、中学生のもつ未来へのエネルギーや可能性を信じて止まない様子からは、生徒との関係性のよさと共に、保護者の理解と信頼を得ているのも当然と思えます。
ほぼ2〜3ページで1話という、日記あるいは学級通信のような印象で、軽〜くスルスル読み進められます。
先生という職業、最近は多忙化が叫ばれブラック扱いですが、安心してください! 本書には深刻な話は一切ありません! 軽やかに書いているのが逆に凄いです。一貫して共通する瀬尾まいこさんの人柄が滲み出ているエッセイで、日常の、小さくても大切なことに気づかせてくれる一冊でした。
教員の成り手不足の話も聞こえてきますが、瀬尾さんに憧れて教員を目指す人が増えてもいいような気がしますが、どうでしょう? 文科省も中高生への必読書指定してみては? と、余計な提案で終えるんですか! 悪しからず。 -
購入済み
ホッとする作品
代表作の「そして、バトンは渡された」とやや似た親子関係の父と息子の物語である。この作家らしい軽妙な語り口でどんどん話が進んでゆく。途中でいくらか考えさせられる場面が出てくるが、基本的には人の優しさ、善良さを信じる 姿勢に変わりはない。やや食い足りないところはあるがホッとする作品である。
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Posted by ブクログ
心温まるお話。
だけど、「もし自分が優子の立場だったら…」と考えたら、一概に幸せな人生だとはいえないなーと思った。
親になってくれたのはみんないい人なのは間違いない。
それでも、家族の形態が17年間で7回も変わるのなんて自分ではとても対応しきれないし、梨花さんも世間一般的な視点から見れば、身勝手で自己中心的な毒親に見えたから。
やっぱり1番すごいのは、子である優子で、優子が親に感謝していたように、5人の親たちも優子に助けられ感謝していたのだと思う。
そういう意味では、「楽しいときは思いっきり、しんどいときもそれなりに笑っておかなきゃ。」という言葉を優子に伝え、そしてお手本として示し続けた梨花という存在の大きさに気付かされたように思う。 -
ネタバレ 購入済み
面白かった。
大阪の人の人情がわかる素晴らしい作品。どこか懐かしく、ホッとできるような世界観がとてもよかった。またところどころ笑いもあり最後はちょっと泣ける。そんな素敵な作品だった。軽快な会話もリズムもどんどん読み進めていけるし、なによりシンプルに面白かった。