瀬尾まいこのレビュー一覧

  • おしまいのデート

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    ネタバレ

    以前から気になっていて、夏の文庫フェアで購入したもの。瀬尾さんの作品を読むのはたぶんこれが2作目。サクッと読めた。

    表題作の『おしまいのデート』は、切なさを含みながらも希望の兆しが見えるラストで良かった。祖父から新しい弟へ、関係性のバトンが無事に引き継がれたんだな、と思う。

    一番良かったのは『ドッグシェア』。こんなふうに、お互いに「え?」って思う部分も受け入れて楽しめる関係性に憧れる。同棲とか結婚はこういうのを乗り越えていくことなんだなーと感じた。(内村君が素直に謝れるいい子だから成り立っていたのかもしれないけど)

    解説で、瀬尾さんの作品は「薬膳スープのよう」と喩えられていたけど、いまの自分にはその優しい味がちょっと物足りなかったのかもしれない。可もなく不可もなく、という読後感だった。

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    2026年09月13日
  • 夜明けのすべて

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    とてもホッとする作品でした。
    まずは作者の登場人物の描き方がしっかりとしていて、どうして自分が経験してない感情とか感覚をこんなにも表現できるんだと思わされる。
    読んでいると凄く納得感があるというか、登場人物の気持ちがすっと入ってくる感じでした。
    自分が不完全だと感じるから相手を受け入れられる、傷の舐め合いのようなものではなく、お互いを認め合える、とても優しい素敵な世界。
    最後もどんでん返しのような事はないが、こうなって欲しいと思ったところに話が進んでいってくれて、『ありがとうございます』と作者にお礼を言いたくなりました。

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    2026年09月13日
  • 天国はまだ遠く

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    おそらく丹後あたりが舞台なんでしょうね…呼んでて食べ物はホント美味しいだろうなと感じました。
    内容的には解る気がする作品ですが、自殺先であそこまで良い人に出会えるコトがもはや奇跡でしょ!立ち直った後の描写が欲しかったです。

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    2026年09月12日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    どんな過去があっても、大竹さんの態度や口の悪さを、肯定はできない。でも、その背後にあるものを知るのと、知らないのとでは、ぜんぜん違う。
    p107

    「梨木君は、自分がどう見えるかより、相手の気持ちを感じ取って進むことを選べる人だよ。その場で変わる空気なんかじゃなくて、人の気持ちを読んでくれる人」p181

    自分ですら気づかないところで、誰かがぼくのことを見ているんだ。p291

    どんな人でも経験や感じてることはあって、他人からそれは見えないから表面的なものだけで判断することになってしまう。
    関わる人で少しずつ人は変わっていくんだと思う。
    私はそういう価値観を持っているからこの小説を読んで、嬉しく感じた
    真剣に向き合うこと、想いを伝えること、相手のことを考え思うこと、大切にしていきたい
    常磐さんの抱えてたものはなんとなく途中から予想できてしまったからもう少しわーー!ってなりたかった

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    2026年09月10日
  • 夜明けのすべて

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    親切やおせっかい、気遣いや思いやり、言葉は違えど、相手を思いやる気持ちは必ず相手に伝わるものだと感じた。藤沢さんや山添君だけではなく。

    ほんの少しの勇気が誰かの人生を変えることもある。

    PMS(月経前症候群)やパニック障害といった他人に理解されにくい病気を抱えながら、「助けられることはある」と、相手のことを考え実際に行動に移していくその姿に、逆に自分が励まされた。

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    2026年09月10日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    タイトルからギャグやわちゃわちゃが溢れてると思いますよね?むしろ静かな落ち着いた空気感の物語。兄弟それぞれの対比が読みやすくじんわりきます。

    きょうだいならではの、あいつは要領がいい、優遇されているという妬みや葛藤、ありますよね。ヘイスケとコウスケもそうでした。でも視点を変えるとあの行動の裏にはそんな意味があったのかと、2人の感情を知ることができるのが読者の特権。

    青春や成長物語という言葉では表しきれません。深い機微があり大人もそうですが特に10代からに20代におすすめする一冊です。

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    2026年09月09日
  • 強運の持ち主

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    主人公に感情移入できかった。
    依頼者の背景をどうして気がつかないのかな、ともどかしく感じながら読んだ。

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    2026年09月07日
  • 私たちの世代は

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    主人公2人&時系列バラバラで進んでいくから、途中までハマらなかった…けど後半から繋がっていって気がついたら涙出てました笑
    心暖かくなる系かな、あまり読まないジャンルだったけど良かった

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    2026年09月07日
  • 天国はまだ遠く

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    ネタバレ

    短くてさくっとよめる、ほっこりストーリー。
    瀬尾まいこ先生の丹後での生活がモデルとなった物語のようですね。
    登場人物が少なく、複雑な時系列もなく、非常に読みやすいです。

    社会に揉まれて、人生をもう終わりにしようと、街から田舎にやってきた主人公。
    その村での、どこかのんびりとした空気や、暖かな人達、怖がっても否応なくやってくる自然との共生。
    自分らしさをどんどん取り戻していくのが微笑ましかったです。
    確かに生活しているのに、どこかで夢のように感じ、居心地がいいのにここは自分の場所じゃないとどこかで感じるのがリアルでした。

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    2026年09月06日
  • おしまいのデート

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    最後ってのは何だかんだノスタルジーなことの方が多いわ

    玉子丼の上じいの話はすごくよかったけど、
    最後に上じいの娘が天丼奢ってもらうのはなんか図々しさを感じて、それはちょっと違くない?ってなった

    26.8.31

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    2026年08月31日
  • 強運の持ち主

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    ネタバレ

    元営業マンだった女性が占い師に転職して、営業で培った話術で上手い事お客さんにアドバイスする話。
    設定が面白いし、もっともらしいアドバイスをするところなんかは妙にリアリティがあった。
    最後は結局占いよりも直感を信じるべきというところも自分としては納得感があった。

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    2026年08月29日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    ネタバレ

    大学時代の友人の実家が、大阪の中華料理屋で何度か食べに行かせてもらったのを思い出した。とてもおいしくてあったかいお店だった。

    ヘイスケ・コウスケ兄弟二人ともいい子たち。兄、阪神タイガースには興味ないけど本当は野球に興味あったのに、クリスマスプレゼントがサッカーボールだったのくだり、ちょっとせつない。

    東京に出た兄がアリさんと付き合いだすところがいきなり!?に感じた。そして意外と早く実家に戻るんだ!と。弟が、高32学期の3者面談でいきなり家業を継ぐことを否定され大学受験をするというドタバタ展開もツッコみどころ多すぎて。

    瀬尾まいこさん、読みやすいんだけどそこまで私ははまらない。なんでかなぁ。

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    2026年08月26日
  • 夏の体温

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    夏の間に読みたかったもの

    口にする言葉とは
    思わぬ誰かにとっては傷つくことかもしれないし
    でも
    ものすごく安心させることもできるかもしれない

    大人になり
    天気の話は万能であることが納得で頷ける

    そして

    お別れすることになった時に

    いなくなってしまうあとの
    できるだけの時間のことも考えてくれたことがわかるできごとは
    小さな光が灯るような気持ちになる

    最近そんなことがあったので
    思い出してじんとなった!

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    2026年08月24日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    瀬尾まいこさんは、『そして、バトンは渡された』『あと少し、もう少し』に続いて3作目です。
    1作目で大変感動したため、他の作品も読んでみようと2作目、3作目と手に取りましたが、あまりに作風が違っていて、びっくりしました。良作なのですが、読む順番が逆だったら、2作目、3作目はなかったかもしれません。
    題名の「戸村飯店」は、大阪の住之江にある町中華です。私の町中華のイメージは、あまり綺麗とはいえない店で、壁には短冊に書かれた青椒肉絲、麻婆豆腐、酢豚、炒飯、餃子などの定番メニューが並び、何を頼んでも、某有名牛丼チェーンの「早い・安い・うまい」が味わえる店です。
    私は小・中・高と住之江の隣の住吉で学び、仕事で2年ほど東京(偶然にも住吉)に住んだ経験もあります。そのため、大阪と東京の違いが描かれる場面には懐かしさを覚え、最後までほっとした気持ちで読むことができました。
    4作目はどうでしょうか。今から楽しみです。

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    2026年08月24日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    1日で読み切りました!
    突然ですが、作中の台詞。
    「それどころかだれも不幸にならない小説もあるんだよ。世の中はちゃんと幸せだからな」
    が刺さって抜け出せない………。
    瀬尾まいこさん、あなたの作品のことだと思います。
    いつもちゃんと幸せを届けてくれる優しい作品ばかり、ありがとうございます……。
    小春と亮太の、温度感が心地よいなと思った。
    亮太が一人旅に行った先でのお話も好きだった。
    病院で出会った、山崎さんも好き。
    明日のご飯が楽しみでいられるって幸せなこと!
    淡々とした物語ですが、優しさもたっぷりで、読めて良かった小説です。

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    2026年08月23日
  • おしまいのデート

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    中学3年女子と祖父、元不良と教師、仲良くなかった同級生、バツイチOLと大学生、園児と保育士。暖かくも切な5つのデートを瑞々しくか描いた短編集。

    3編まではとても良かった。
    とくに元不良と教師の『ランクアップ丼』はとても良かった。
    あったかい先生だし、素直な不良だったし、卒業しても心配してくれる先生に恩を返そうと頑張る元不良。1ヶ月に一度のたまご丼はきっと美味しかっただろうなぁと想像する。

    短編集なので読みやすくちょっとした合間に読めて良かった。
    最後の2編はちょっとうーん、という感じがあったので星は3つかな。

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    2026年08月23日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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     内容も前知識無しで読んだ。どういう話になっていくのだろう読むと延々とヤンキー高校生の子守りの話で、結末がずっと見えない。和音とどうにかなるんだろうか?とか。
     読み終わると、中3の駅伝で何かを掴みかけ挫折した16歳の金髪の青年の心の再生物語だった。
     鈴香の祖父母に写真と干支手紙を送ったり、太田君、いい子だ。この先が未来に繋がっていることに目覚めたひと夏、爽やかだった。

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    2026年08月21日
  • おしまいのデート

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    ネタバレ

    初めて瀬尾まいこの本を読んだ気がするけど
    非常に読みやすかった
    短編集だったのもあるからですかね

    上じいとの話と、じいちゃんとの話がよかった
    最後の話はあまり共感できず

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    2026年08月21日
  • 春、戻る

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    2025.4.10
    ★3.4

    結婚準備を進めるさくらの前に、見ず知らずの「兄」と名乗る男の子が現れる。最初は戸惑うけれど、距離が縮まるうちに、私はその正体を思い出す。封印していた過去の挫折経験とともに。


    突然兄と名乗る自分より年下の男の子の存在が不思議で、現実離れしたファンタジーみが強いお話だなっと思ってたけど、だんだんさくらの過去とその男の子との関係が明かされていって、その答えがすごく暖かかった。
    過去の自分と向き合って前を向く姿は、心揺さぶられるものがあったし、さくらの周りの人たちのあたたかさがすごく素敵だった。

    #さとの本棚

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    2026年08月20日
  • 強運の持ち主

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    占い好きな人が読めば、それなりに面白く読めるかもしれない。結局は自分次第と思っているので占いは信じていないけれど、この話も結局そーいう事なんじゃない?と作者も思ってる気がする

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    2026年08月18日