瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 強運の持ち主

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    占い師ルイーズ吉田のもとを訪れる人々の悩みを描いた連作短編集です。
    特別な奇跡が起こる物語ではなく、言葉や出会いによって少しずつ前を向いていく姿が丁寧に描かれています。
    その中でも私は、おしまい予言に登場する武田くんの存在が印象に残りました。
    武田君はおしまいを感じ取ることができますが、その結末まではわかりません。だからこそ、おしまいを告げられる怖さが強く伝わってきました。
    しかし私は、おしまいは終わりであると同時に、新しい一歩の始まりでもあるのではないかと感じました。
    いつか終わりが来るからこそ、今そばにいる人を大切にしたいと思わせてくれる作品でした。

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    2026年02月11日
  • その扉をたたく音

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    なんとなく、老人ホームのみんなの終着点は想像出来たけど、ばあさんからの手紙は思わず泣いちゃったな。
    自分の殻を破けたとき、周りが見届けたとき、分かりやい話の展開で読みやすかった。
    夢って何歳になっても付き纏うものなのかなぁ

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    2026年02月08日
  • 天国はまだ遠く

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    田村さんの大雑把さと優しさの塩梅がちょうど良くて、すごく素敵な人だなーーと思いました。

    初めは小さなことでウジウジして死にたがっていた千鶴も、田舎で自然の広大さと人の優しさに触れ合っていくうちに本当の自分を取り戻せていてとても良かったです。

    死にたいほどツラい時は、一旦その場から離れるための大きな一歩を踏み出すことも大切なのだと感じました。

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    2026年02月06日
  • 春、戻る

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    6年前の高3の頃にこの本を買ったのであろう、当時のプリクラが挟まっていた、、、。あの頃の私は、まさか自分が社会人になり新米教師で大挫折するとは知る由もない、、。

    春という季節への解像度がめちゃくちゃ高く、何かが切り替わる気がするという主人公や、春の夜空について語るおにいさんと同じく、春が好きな私にとってもお気に入りの作品となりました。

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    2026年02月06日
  • 幸福な食卓

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    話としては好きだった。家族は崩壊しかけてたけど、なんとか保っていたし、主人公も幸せそうだった。
    途中までは。
    あんなエンディングになるとは想像もしてなかったから、ちょっとショックだった。けど、それもまた現実なのだろう。
    物語を通して、直ちゃんの存在が救いでした。

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    2026年02月04日
  • 幸福な食卓

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    「父さん」をやめた父親と、家を出ていった母親と、なんでもソツなくこなしていく兄と、歪な家族の中で佐和子はとても大人で、読みながら心配になってしまった。
    中学生、家族に守られ幸せであれ。

    そして読み進めていくうちに、気付きます。
    確かに歪な形をした家族。
    けれど、それぞれきちんと家族を思いやる気持ちは本物です。

    なんて素敵な家族像!とはならないけれど。
    人が人を思いやる気持ちは大切であたたかくて、それが家族ともなればもうちょっとお互いに甘えることもできる。
    家族というのは不思議な枠組みだなと思いました。

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    2026年01月31日
  • ファミリーデイズ

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    教師だった瀬尾さんが妊娠し、子育てをする日常を描いたエッセイ。
    旦那さんずっと寝てて、私はこんな人とは結婚したくないなと正直ちょっと思ってしまったが、ほんわかした日々と可愛らしいエピソードでほっこりした。
    私も早く子育てしてみたいな〜って思ったり。

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    2026年01月30日
  • 幸福な食卓

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    摩訶不思議な家族一人ひとりの生き方。
    バイトの内容からして勘づいたけど
    そうか、やはり最後はそおいう落とし方なのかと思った。

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    2026年01月24日
  • 強運の持ち主

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    260122

    読んでいて気分が良くなる。
    占いって根拠はないけれど、知らないプロに話を聞いて結論を出してもらうことに価値があるのかもしれないなって思った。

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    2026年01月22日
  • 図書館の神様

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    文庫本の解説が秀逸でした。
    2人の関係。ところどころ生徒と先生の一般的な関係とはズレてるけど、文学でお互いがつながり合ってる、でもあくまで生徒と先生という関係性にしみじみ感じました。純粋にいいなぁと。別れが切ないけれど、お互いの通過点であり、また時折お互いのことを思い出すんだろうなと感じました。人との出会いと別れってこういうのの積み重ねだなぁと思える作品でした

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    2026年01月19日
  • おしまいのデート

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    色々な形のデートでほっこり!
    前向きになれる話たち
    ランクアップ丼とドッグシェアが
    特に好きだった!

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    2026年01月18日
  • その扉をたたく音

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    大学卒業後、親の庇護のもと社会に出ずに音楽の夢だけをなんとなく追いかけて過ごしてきた宮路が老人ホームで神の音を聞き、自分の生き方を見つけていく。
    読み進めると親の脛を齧り甘い考えで生きている姿に少し嫌悪感を感じつつ、社会に揉まれてないからこその素直でばか正直な性格を垣間見れて、その素直さゆえ老人との関係性を築くことができると共に、少しずつ人生を踏み出していくことができる、町田そのこさんらしい心温まる物語でした。
    世の中こんなに良い人ばかりじゃないぞ!と穿った見方をしてしまう自分は社会の荒波に揉まれ過ぎて歪んでるなあと反省。
    でも、どの世代でも音楽は人を幸せにするのですね。久しぶりに歌いたくなり

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    2026年01月18日
  • わたしの名店

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    様々な著者一押しの名店紹介。
    居酒屋からカフェまで幅広く、
    食には皆さんこだわりを持っているもんなんだなぁ、と思いました。

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    2026年01月18日
  • その扉をたたく音

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    最後宮路が一歩踏み出している姿を見て、目頭が熱くなった!

    水木さんのツンデレな感じのキャラが愛おしくて好き

    音楽って奥深いな!

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    2026年01月13日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    ちょっとエキセントリックな女性に振り回される男の話。
    主人公・亮太は人生に醒めた結果、暗くて嫌われている高校生活を送っているが小春に出会ったことで徐々に変わっていく。大学時代には他人に対して全て寛容な態度から「イエス」とあだ名されるほどになる。この主人公がそれほど魅力的ではない。またパートナーの小春は天真爛漫というよりもかなりエキセントリックだ。彼女の言動にはなかなか共感できる部分がなく、そういう意味ではこれと相思相愛になれる「イエス」はすごいなと感心はした。
    映画にもなったらしいが、映画の説明にある「切なくて、あたたかくて、はじめての“うるキュン”体験・青春ラブストーリー」とは程遠い感じ。

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    2026年01月13日
  • 春、戻る

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    あとがきの解説でもあったように、瀬尾まいこさんは、最初の一文がすごく上手い。導入がすごく上手で、すっと物語の中に入れる。
    きっとそういう関係なんだろうな、というヒントをちょいちょい散りばめながら、結末まで飽きずに読み進めることができる。山田さん、良い人だな。大福食べたくなった。

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    2026年01月11日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    ごく普通の、どこにでもいる2人の、失敗して、挫折して…、そんな2人の道を見ました。

    誰にでもある心の葛藤、誰にでも分からない2人の未来、思っていた通りにならないことを乗り越えていく姿が自分と重なってとても考えることがありました。

    近づいて、離れて、そしてまた近づいて、人の流れを感じる作品でした。

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    2026年01月11日
  • あと少し、もう少し

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    08.01.10
    初めての瀬尾まいこさん。
    私が通ってた中学校でも秋の駅伝大会へは寄せ集めのチームが参加してたことを思い出した。
    中学生という多感な時期ならではの心情も散りばめられていて、情景がやすやすと浮かぶ時間でした。

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    2026年01月10日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    荒れた高校生活を送っている16歳の少年と、1歳の女の子が少しずつ距離を縮め、少しずつ成長していくとても心温まるストーリー。
    2人で過ごす最後の日はこちらまで寂しくなって泣いてしまいました。
    私自身、1歳の娘がいるので子どもの行動に共感してクスっと笑えたり、気付かされることも多かったのですが、逆に「16歳の少年に1ヶ月も子ども預けるのは怖くない?しかもこのご時世、女の子を身内でもない少年に?」「絶縁している親に写真を送るのはさすがに出過ぎてはいないか?」などと現実的なことを考えすぎてしまいました。笑
    子どもがいなければもっと物語に入り込めたと思います。笑

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    2026年01月08日
  • その扉をたたく音

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    宮路のお父さん、甘過ぎでしょう。
    心を震わせる音楽を奏でる人が、音楽を仕事にしているとは限らない。
    人をハッとさせる絵を描く人が、絵を仕事にしているとは限らない。

    以前、富山県の『つくりもん祭り』で素晴らしい作品を見たとき、宮路と同じ思いをしました。「すごい!この才能をもった人は普段は何をしているんだろう?」と。
    懐かしいな。

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    2026年01月08日