瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 強運の持ち主

    Posted by ブクログ

    ほっこりする。一つの判断材料で決断せず、自分自身の直感を信じることも大事。でも時には占いなんかで一喜一憂するのもいいかも。

    0
    2026年08月17日
  • 夏の体温

    Posted by ブクログ

    お話3つとも、主人公と1人の登場人物との数日間のお話だった。それぞれよくある場面なんだけれど、主人公もその相手の登場人物も、人を決して否定せず、俯瞰して見られるのがすごいと思った。それぞれ小学生、大学生、中学生と学生なのに…いや、年齢なんて関係ないのかもしれない。私もそんな人間になりたいと思う。

    0
    2026年08月11日
  • おしまいのデート

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    5つのさまざまな「デート」を描いた短編集。孫娘と祖父、元不良男と老教師、男子高校生ふたり、バツイチOLと大学生バイト、園児と保育士、それぞれのデートの話。
    どの話も瀬尾まいこらしく、最後はあたたかい気持ちになれる話だった。瀬尾まいこ、めちゃくちゃ感動する!というよりか、じんわりあたたかくなれる。
    特に不良男と老教師の「ランクアップ丼」の話が好きだった。結局人が死んでしまう話に弱い。でもこういうお涙頂戴展開を読んでも冷笑せずにしっかり感動できる自分でよかったなとも思う。上じいと三好の関係値がよかった。
    バツイチOLと大学生の「ドッグシェア」も、変に恋愛っぽい雰囲気にならずよかった。

    0
    2026年08月07日
  • 春、戻る

    Posted by ブクログ

    あったかい気持ちになりたいなら、の瀬尾まいこ。
    今回はちょっと突飛なお話。
    12個年下のお兄さんが突然現れる(が、ファンタジーではない)。
    謎が解かれるのは本当に終盤でちょっとモヤモヤするも、いつも通りの温かさ。

    なにより、周辺人物がだいたい鷹揚で、度量が深く、どっしりしてる。多くを聞かずとも相手を信頼し、信じることができる大きな人たち(憧れる。。。)。
    その人物像に、いつも癒されるのかもしれません。

    そんな人物に、なりたいものです。

    0
    2026年08月07日
  • 温室デイズ

    Posted by ブクログ

    題材としてはかなり苦手。
    いじめ、学級崩壊、暴力、、、かなり重い話だけども瀬尾さんが描くからこその優しさもあった。
    それでも結構読んでいてきつかった。
    みちると優子の頑張りで起きた奇跡はある。
    でもあまりにも途中のクラスメイトの言動だったり、教師の役に立たなさとか、これって本当に中学の教室で起きていることなの??
    温室ってそういうことか、と思いつつも
    正直社会だってほぼ温室だぞっとなった。
    むしろ社会の方が生ぬるいのでは〜〜〜環境による?
    優子や斉藤くんみたいな子ばかりならいいのにね。
    みちるは小学生のときのことが……あったのでどうしても好きにはなれなかった……

    0
    2026年08月02日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    実在の店について語られているから、ガイドブックにもなっています。

    書き手28名の中には物書きが本職の人もそうではない人も。中にはちょっと鼻につくなぁって感じであまり好きになれない人もいるけれど、総じて楽しい。

    余談ですが、数日前に『仮面ライダーゼッツ』でイカつ過ぎるミムラを見たばかりだったので、書き手の中に彼女の名前を見つけたときには笑ってしまった。ごめんなさい。

    私は大の酒好きゆえ、ついお酒の章に目が行きつつも、酒だけじゃアカン、美味しいものも食べたい。ほかの章との合わせ技で存分に楽しませてもらいました。

    コロナ下でアルコールの提供禁止になったとき、ノンアルコールの一人呑みじゃやっぱり酔えんのよと思いながらも、おかげで読書が捗ったことを思い出します。

    0
    2026年08月02日
  • 温室デイズ

    Posted by ブクログ

    学校って行かないといけないものという認識だった私。必ずしも行くことが正解でないことを教えてくれました。自分が壊れる前に自分のことを守ってくれる人がいる時だけなど少し心が楽になりました。これは社会人になった今、職場でも言える気がします。

    0
    2026年08月02日
  • 天国はまだ遠く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2026/07/19

    瀬尾まいこ氏の本を読むのは初めてだったが、勝手に作品に対してやわらかくて、生きていく希望があるような作品の印象を持っていた。

    今回、人から勧められてこの本を読んだが、物語のスタートがセンセーショナルなわりに、進行は穏やか、円滑に読み進められる起伏がある揺蕩う波のような内容だった。
    穏やかさというのは退屈さを生むが、「一度死んでいるはずだった」ことで、もう一度、ゆっくりと自分と向き合うための充電期間には、それがなかった。

    五感で「味わう」ということが生きることに向いている人が、そこを働かせることなく一度死んでしまった話なのだろう、と思う。再生の話であり、回復の話であり、営みの話でもある。

    主人公のアパートでの生活が、きっと向いている人もいる。しかし、無機質な「生きていない」暮らしでは、主人公は生きる希望すら無くしてしまうほど消耗していた。好きなことも、味わうことも、自分に向いている生活が行えない。それを自覚できない。

    自分に合った息継ぎができないと、苦しくなってしまうのは当然のことで、彼女は民宿での21日間によって、自分なりの息継ぎの仕方を思い出す。文字通り「生活」できていたからなのだろう。
    それでも、彼女にとっての天国というのを、一度死んだ身だからこそ、彼女は享受しきれなかった。

    p5-l2
    一度切ろうと思ったものを引き延ばすのには力がいる。

    はじめの主人公の言葉は、本当だった。一度切ろうと思ったものを引き延ばす力を、主人公は田村とあの土地によって蓄えることができた。別れというのは切なかったが、続けたいと思ったものを断ち切るのにも力がいる。

    主人公はその力も、この21日間で手に入れたのだろう。だからこそ、もう一度海に出ることができたのだと、私は感じた。

    0
    2026年07月30日
  • おしまいのデート

    Posted by ブクログ

    私が1番好きだったのは
    「ドッグシェア」

    それぞれ異なる2人が補い合って捨て犬を見守る話
    得意なものと不得意なもの
    知ってることと知らないことがうまくハマってて

    0
    2026年07月30日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    大田君、他の作品も出てるんですね。瀬尾まいこ先生の作品は順番に読んでいないので、気づきませんでした。全体的にほんわか要素強め、何かを考えさせる部分は少なめかな。

    0
    2026年07月29日
  • 戸村飯店 青春100連発

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    温かだー!!!!
    笑いと、ちょっとしんみり涙と。
    大阪弁を話す兄弟の掛け合いもあり、明るくカラッとしたお話だけど、ヘイスケと同じく上京した身からすると最終章は刺さるところも。
    多分書こうとすると、自分の将来であったり家族のこと、居場所、いくらでも重くできる題材なんだけど…
    安心と信頼の瀬尾まいこさんなので、
    笑顔で締めくくってくれる。前向きにしてくれる。
    また好きな作品が増えました〜〜〜
    ヘイスケもコウスケも愛しくて仕方ないよ!!!
    コウスケの大学編も読みたいし、
    ヘイスケが将来もしかしたらいるかもしれない、
    戸村飯店編も読みたいよ。(これは私の妄想です)

    0
    2026年07月29日
  • あと少し、もう少し

    Posted by ブクログ

    一気に読んだ!多感な中学生の初々しいまっすぐな走りを、自分の内側と向き合う瞬間に触れて涙。良いなぁ、良い。自宅の書棚の三浦しをんの「風が強く吹いている」も引っ張りだして再読しようと思う。あっ、その前に、続編を読もうっと!

    0
    2026年07月26日
  • 優しい音楽 <新装版>

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    星3.5
    不思議な話が多いのに、なぜか心が温まる短編集だった。

    1章目は、付き合っている彼女の家に初めて行くことになった主人公が、亡くなった彼女の兄に自分がそっくりだと知る話。2章目は、不倫をしている女性の視点で描かれ、不倫相手の男性から旅行中の娘を預かってほしいと頼まれる話。3章目は、同棲しているカップルの家に佐々木さんというホームレスのおじさんが加わり、3人で不思議な共同生活を送る話だった。

    特に印象に残ったのは2章目で、子どもが不倫相手の女性を「イザベル」に例える場面だった。イザベルは、相手においしいご飯をあげたり優しく接したりして仲良くなる、見た目は悪魔だけど天使のような存在として語られていた。一見すると親の不倫相手なんて嫌な存在のはずなのに、子どもの目にはそう映っていた。その見方が新鮮だったし、物事には単純な正解・不正解だけでは語れない部分があるんだなと思った。

    それから好きだった言葉が、「みんな知ってることが違う」という一文。知らないことはついマイナスに捉えられがちだけど、よく考えれば興味のあることも育った環境も違うのだから、知っていることが違うのは当たり前だと思う。もし誰かに「そんなことも知らないの?」と言いそうになったり、逆に言われて落ち込んだりしたときは、この言葉を思い出したい。

    全体を通して、新しい出会いっていいなと思った。それを受け止める力や余裕も含めて、人との出会いが人生を少しずつ豊かにしていくのだと感じた。

    0
    2026年07月21日
  • 幸福な食卓

    Posted by ブクログ

    すごく読みやすかった。
    映画ばかりじゃなく本も読んでいこうと思えた。
    ヨシコのセリフが素晴らしかった

    0
    2026年07月15日
  • 僕の明日を照らして

    Posted by ブクログ

    瀬尾まいこさんの『僕の明日を照らして』を読んだ。いつもの瀬尾さんの作品とは少し違う雰囲気を感じて戸惑ったけれど読み終えてみれば、根底にあるのはやっぱり瀬尾さんの温かく優しい世界だった。ラストはちょっと唐突な終わり方で希望を感じさせる流れではあったものの、珍しく不穏な読後感だった。

    0
    2026年07月12日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    知らず知らずのうちに「あと少し、もう少し」のスピンオフ。
    個人的には不良で、でもどこか俯瞰的に自分を見れている太田に再会できて嬉しい。

    あらすじ的には不良先輩の子守を頼まれて数週間に渡る一歳児との共同生活から少しずつ学びを得る成長物語。小説に必ずと言っていいほどある、読者をヒヤッとさせるような危機的状況はなく若干の肩透かし感。
    あと、子どもの成長を見て気づきを得るという意味ではいい小説なんだけど、よくよく考えたら観測者側も16歳なんだから少し視点が大人びすぎている感じも否めない。
    平均的な作品でした。

    0
    2026年07月04日
  • 強運の持ち主

    Posted by ブクログ

    私もよく占いに行くので、占い師目線の話は面白そうだなぁと思いながら手に取ってみました。

    統計やカードで占いをしてる人が多くて、占い師本人に特別な力なんてないことが多いのはわかっているけど、実際にこんな感じで占いされてたらちょっと悲しいなあと思いました。

    通彦の独特な料理センスは面白すぎました。

    0
    2026年07月03日
  • 夏の体温

    Posted by ブクログ

    瀬尾さんの、たんたんと進む優しい世界が大好き
    辛い思いをしたり、理不尽な悪意を向けられたりしても、それを消化して前に進んできた人のんじゃないのかな、と勝手に思ってます。
    瀬尾さんの、たくましい明るさが大好き

    0
    2026年07月03日
  • 強運の持ち主

    Posted by ブクログ

    ルイーズ吉田『吉田幸子』の占い館でお客様との占いを中心にコミカルなハートフル短編。
    なんかこのネタで深夜連続ドラマができそうな感じ…
    誰かに背中を押してもらいたくて占い館に来るお客様はやはり多いのかな…そういう意味ではルイーズの結局のところお客様を見て直感を頼りに背中を押してあげるスタイルが良いのかも…
    この物語に出てくる登場人物がお客様も含め良い人ばかりなので疲れた時の読書にちょうどよいと思われる。

    0
    2026年07月02日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    食にまつわるエピソードを集めた短編集。
    大好きな三浦しをんの文字が見えたので、読んでみた。

    さらには髭男爵山田ルイ53世も短編もあり、私的に大興奮。
    しかも、ラジオ(髭男爵山田ルイ53世のルネッサンスラジオ)でも話していた内容なので、隠れ檀家(ラジオリスナーネーム)としては思わずニヤリ。

    今回は佐藤雫という作家が気になったので(源頼朝への愛をものすごく語っていた)、作品を読んでみようと思いました。

    こういう不思議な出会いがあるから、たまには短編集も読んでみるものですな。

    0
    2026年07月02日