瀬尾まいこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
そうなんだよなぁ。自分と親の関係とは違うようになりたかったのに、なりたいと思ってるのに、うまくいかない。
当たり前だ。だって、私は私だし息子は息子。親も親でみんな違う人間でみんな、親になるのもこどもになるのも初めてのことで、こんなふうになりたいなってほしい。なんて思っても、自分の気持ちでさえ思うようにならないのに、自分以外の誰かを自分の思うようにすることなんか無理に決まってるのに。苦しくなっちゃう。
本当に伝えたいことはシンプルなただただシンプルなことなのに。あなたに幸せでいてほしいってことだけなのに、そのためにこうした方がいいとか、あなたのために私はこうしてるとか、言わなくていいし、言うくら -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価で★5をつけることが増えてきてしまっているので、これからはもう少し厳選して★5をつけていきたい。
美紗と山添の気を使いすぎない距離感の会話が心地よくて、読んでいて癒された。
同じように何かを抱えているからこそ分かち合えることや、経験しているからこそ言える言葉には重みがあると感じた。山添の彼女もただ経験してなかっただけで、分かろうとはしていたんだと思う。自分の身近な人が、自分が分からないことで苦しんでいたら、どうしたらいいか分からなくなりそうだなと思った。
読んでいる中で、
「楽しいことがないから楽しくないだけで、面白そうなことがないからやる気が起きないんだよ」
という言葉が印象に残った -
Posted by ブクログ
「親の恩を忘れるな」と呪文のような母親の言葉に縛られて親になった美空。悪い人間ではないけれど軽薄で浮気性な奏多と別れて、ひとり娘を育てている。
母親との関係に苦しみながらも、奏多の弟やママ友、仕事場の人に助けられながら親としても人間としても成長していく美空。
その原動力はひとり娘のひかりへの愛。
私も子供たちを育てることは義務ではなく愛情だけだったので、いつも「育ててやった」と言う母の言葉に違和感を覚えていた。
子供を育てることは自分の楽しみだったと言ってしまって良いんだ❗️と納得させてもらいました。
最後に美空の母が「あんたの生まれたのはこんな風に空の美しい日だった」と言ってくれたので救われ -
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今は小学生になった我が子たちが鈴香ちゃんと同じくらいの頃を思い出しながら読んだ。金髪ピアスで言葉はぶっきらぼうながらも、とても誠実な主人公。自分の見た目が周りにどう思われているか想像したり、その場所や役目に合わないと思いながらも、お世話になった先輩の頼みを引き受けて立派に勤め上げる姿は、私よりもちゃんと保護者でした。そして、鈴香ちゃん始め、登場する子供たちが可愛い!!公園の場面を想像するだけで、私は今とても優しい顔をしていると確信しながら読んでいた。鈴香ちゃんとのお別れをさみしく思いつつも、中学時代の先生の言葉「あと少し、もう少し」という願いを持てることは幸せなことだと感じながら、日常としてさ
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本屋大賞ノミネート作品。
瀬尾さんの作品が好きで読んでみました。
シングルマザー(美空)とその娘(ひかり)の2人の暮らしの話。親とは何かが描かれている。
親が子に対して与える無償の愛。
親子とは異なるが、私が直近で感じたのは、入社以来ずっとサポートしてくれた先輩のこと。たくさん面倒見てくれたし、私が迷惑をかけてしまったその先輩が、先日退職してしまった。
自分の仕事があるのに気にかけてくれたり、そのサポートがあって今の自分があるし、そのサポートがあってさえもあまり成長できていない自分がいる。
そのような先輩を感謝しつつ、手本にしたいと思う。(作品と話が逸れてしまい、すみません。)
Audi -
Posted by ブクログ
感染症の流行により、普通の小学校生活を過ごすごとができなかった冴と心晴。
そんな二人が大人になるまでに経験する悩みや成長を描いた小説。
序盤は、教育熱心な母に翻弄される小晴、学校でイジメられる冴の姿に、心が重くなりました。
小学生の頃は親が言うことが全て正義。
親が間違っていようが、正しかろうが、全て正義で、それに抗うことは小学生には困難。
物語を読み、小学生の子どもを育てる親として、自分の意見を子どもに押し付けるのではなく、子どもとともに考え、選んでいかなければいけないと改めて思いました。
イジメも物語の中で描かれています。
私の学生の時にもイジメは学校にありました。
集団があった