瀬尾まいこのレビュー一覧
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両親の離婚時に、母親に選んでもらえなかったことがトラウマになり、自己肯定感の低いリリーちゃんですが、あなたの作る料理の数々は、いつも食べる人のことを思って作るスペシャルなもの。料理で人を喜ばせたり助けたり癒したりできることってすごいことなんだよ。もっと自信を持って、自分を褒めてほしい。そして周りをよく見て。あなたのことを好きでいてくれる人はたくさんいますよ。かく言う私もあなたのことがどんどん好きになり、応援しながら読んでいました。性格の悪い(?)大家さんとのトークにハラハラしたりニヤニヤしたり。そして、最後のエピソードが素敵すぎて、思わずにっこり!してしまいました。読めてよかったです。中高生に
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読後にほっこりと心が暖まる3つの短編。表題の『夏の体温』は入院中の小学3年生の男の子たちの短い出会いと別れの物語。子供の時間の流れと密度は本当に大人のそれとは全然違うのだろうと思う。だからこそ瑛介と壮太の過ごした病院での夏休みは生涯忘れられない宝となっていくことだろう。退屈な病院の中でも楽しいことを探して遊ぶその好奇心とか創造性とか、かつての私たちも持っていたのだろうか…?そんな気もするような、忘れていたものを思い出させてくれたような気分になった。
大学生の女子が小説のアイデアのため、腹黒いという意味のストブラという異名で学内で呼ばれている男子に接近して話を重ねていくうちに友達になっていく『魅 -
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最後の最後、そうきたか!とうるっとしてしまいました。
大家の守屋おばあさんと中森リリーの掛け合いが途中から楽しくて楽しくて。減らず口をたたきながらも信用し合う2人が良い!
育った家庭環境から自己評価の低いリリー。上手なだけで料理好きではない。上手く作れるからお金を稼ぐ手段にしている。
個性豊かな人たちとの出会いは、リリーの存在や料理が彼らの助けになるだけではなく、リリー自身を少しずつ前向きにさせていく。
帯にある『おいしいが明日の私を連れてくる』、まさにそのとおりでした
私の意欲が落ちてしまい集中できずに読み進めたのが悔やまれるぐらい、大満足の瀬尾まいこさんの世界。 -
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温かな気持ちにさせてくれるおいしい料理のお話にお腹も満足にさせてくれて、おまけに胸いっぱいって感じ。
中森リリーは、飲食店を転々としながらのバイト生活だったが、家賃を滞納して料理コンテストの賞金を目指したはずが、優勝には至らず…
だがフリーペーパーの編集者である下倉にスープを作ったところ泣かれるほどの感動を与えてしまったり、食堂「あらき」のバイトではお店のメニューを整理して効率よくしたり、看板になるような親子丼を開発したりと貢献する。
大家のばあさんとの掛け合いは毎日の日課のようで楽しいのだが、それだけではなくちゃんとばあさんの体調を気にして作るお粥や牛乳小豆シャーベットなど最高ではないか -
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ネタバレPMSに悩む藤沢さんと、パニック障害を抱える山添くんの話。
互いのことを知っていくうちに、生きづらさを少しずつ共有し、直接的とか分かりやすくとかではなく
気付いたら助け助けられている、そんな関係性
山添くんは最初、穏やかな職場の中で周りと距離を取っている。パニック障害故に、それまで勤めていた会社を辞めざるを得なかったからだ。
「ほんとはこんな職場に来るはずじゃなかったんだ」という気持ちがひしひしと伝わってくる描写が辛かった。
私には、山添くんよりも藤沢さんの方が今の現状を受け入れつつある人なのかなと思っていて、(もちろん罹患してからの時間もあると思うが)
そういう山添くんを藤沢さんがそっと -
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瀬尾まいこさんの本を読むのは、「そしてバトンは渡された」に続き2作目だが、どちらも人のぬくもりに触れられる素敵な本だと思った。
PMSに苦しむ藤沢と、パニック障害に苦しむ山添は、最初はお互い病気のことで諦めていたり、イライラしていたが、藤沢の思い切った行動(本人は無自覚)により関係が変わっていき、お互い素の自分を出せる気楽で居心地の良い関係を築いていく。
友情も恋愛感情もないが、おせっかいな性格から相手の事を思って行動して、それが相手にとって救われて…ということが繰り返されていて、とてもいい関係だと思った。
やっぱり、人と関わることはいいなと思った。私も大切に思ってくれる友達をとても大切に