瀬尾まいこのレビュー一覧

  • ありか

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    「子どものためなら何でもできる」という覚悟と、「子どものために何でもしてあげたい」という願い。その似て非なる二つの感情の狭間で、私たちはどれほど自分を削りながら親という役割を全うしているのでしょうか。

    物語の序盤、義務感と理想、そして逃げ場のないほど色濃い現実に胸が潰れそうになりました。けれど読み進めるうちに、ふとした日常の隙間に宿る、誰にも邪魔されず、誰にも奪われることのない幸せが溢れ出していく。その光景があまりに尊くて、涙が止まりませんでした。

    特に心に突き刺さったのは、美空が実の母親と対峙するシーンです。強くなきゃと自分を鼓舞し続けてきた彼女が、本当の意味でのたくましさを手に入れ、一

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    2026年03月22日
  • 私たちの世代は

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    コロナ禍の自分は大人でしたが、子供達にとっては友達と遊べなかったり、イベントができなかったりと普通ではなかったんだと改めて感じた。コロナは人生を左右してしまうほどの異様な事態でしたが、この本はそんな状況でもちょっとした出会いとか、思い出など人が繋がっていく様子がよくわかる小説でした。
    感動もありオススメです。

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    2026年03月22日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    普通に悩む梨木は性格の悪いオムライス屋の店長の元でバイトする。普通の中でも唯一、人の心を読めると思っていた梨木だが、バイト仲間になった常磐さんだけは何も掴めず心を開いてくれない。
    冒頭の文章から私も昔から思ってた事すぎて一気に引き込まれた。さすが瀬尾さんってなった。
    優しい梨木がどんどんたくましさをも備わっていき、自分や周りの人と向き合っていく様子が素敵だった。
    パワハラすぎるけどなんだかんだ店長が好き(笑)

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    2026年03月22日
  • 夜明けのすべて

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    PMSの症状の辛さと葛藤に共感して泣きそうになりました。
    人のためになりたいとか仕事が好きとか、何かやりがいを見つけられるってとても素晴らしい!
    今日から自分の行動考えたくなる本でした!

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    2026年03月22日
  • ありか

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    今年26歳になる独身(&彼氏なし)、ほとんど全ページ泣きながら読みました。
    子どもがほしいとかママになりたいとか思ったことがなかったのに、これを読みながら、わ、子どもを授かれたら嬉しいかも、なんて考え始めた。
    同時に母に、今まで感謝の気持ちをまったく伝えてきてないことにも気づけた。

    こんなぶっ刺さる作品は久しぶりかも。

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    2026年03月21日
  • 掬えば手には

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    瀬尾まいこさんの作品を初めて読んだ一冊。

    まるで他人の心が読めるかのように――いや、正確には「読もうとしすぎない距離感」で寄り添う会話が、とても印象に残った。踏み込みすぎず、それでいて見過ごさない。その絶妙なやりとりに、じんわりと心がほどけていく。

    登場人物たちは、それぞれに「言わなくてもいい」「言いたくない」過去を抱えている。それを知ってしまっても、暴いたり正したりするのではなく、相手を傷つけないように言葉を選び、そっと掬い上げていく。

    タイトルの“掬う”という行為が、そのまま物語全体の在り方を表しているように感じた。強く救うのではなく、こぼれ落ちないように手を添えるような優しさが、静

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    2026年03月21日
  • ありか

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    瀬尾まいこさんの本が好きだ。
    心が温かくなって、苦しくなって、涙が止まらない。登場人物が温かさに勇気をもらって、生きづらさを乗り越えていく姿が私の生きる力になる。

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    2026年03月20日
  • そして、バトンは渡された

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    瀬尾さんの作品は、どれも「いい人」ばかり出てくるなんて言われているが、この作品はその最たるものだと思う。
    こんなに優しい世界あるの?とは確かに思うけど、
    現実世界も普通に生きていれば、そんなに悪人に出会うこともないし、なんだかんだ優しい愛のある世界で生きてきた自覚があるからこそ感動する。
    そして、これが本屋大賞に選ばれているということは、そんなふうに感じて生きてきた人達が多いからこそだと思うので、世の中は捨てたもんじゃない。

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    2026年03月20日
  • 私たちの世代は

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    コロナ禍から少し時間が経ってあの時の気持ちが少し遠くなってきた今読むと、そうだったよな、本当に不思議な時代だったと振り返れた。
    涙がぼろぼろ止まらないということはなかったけど、ほんのりした温かさと不安と意志の強さとかを感じれて読み終わっても温かな気持ちだけが残る作品でした。

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    2026年03月19日
  • 私たちの世代は

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    冴と心晴のコロナ禍とその後を描いたストーリー。だんだん引き込まれて、心が温かくなりました。瀬尾先生ありがとうございます。

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    2026年03月19日
  • 掬えば手には

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    どの登場人物も優しかった。そして心の奥底に触れられたくない気持ちを持っていて、もやもやしながら、でも真摯に生きている。傷ついた気持ちは本当は誰かにわかってほしい。ひとりひとりがその気持ちを掬ってもらえて歩き出す。心から優しくないと人の気持ちは掬えないと思う。そんな人に出会い、そんな誰かの人になりたい。

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    2026年03月18日
  • 春、戻る

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    「思い描いたとおりに生きなくたって、自分が幸せだと感じられることが一番だ。」

    おにいさんの存在がとても愛おしく
    こういう家族のありかたもあるんじゃないかと思えた作品。
    読むたびに心が温かくなる本。

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    2026年03月18日
  • 私たちの世代は

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    2人の物語がどう交わるのか気になって、夢中になって読んだ。コロナで失ったものと、コロナだったからこそ、得られたもの。胸がじんわりと温かくなる物語。

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    2026年03月18日
  • おしまいのデート

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    ほんわかしていて温かい、だけどしんみり切ないお話が詰まっていた。
    デートといえど、男女の恋愛だけじゃなく、おじいちゃんと孫、保育士と園児、社会人と学生、いろんな形の関係があって、ささいなきっかけから仲が深まったり一生忘れられない思い出ができたりする。
    別れ際に、感謝の言葉や照れくさくて言いづらい言葉を素直に口にする登場人物がたくさんいたのが印象的だった。
    どんな巡り合わせでも必ず最後には別れがあるけれど、日頃からお互いに思いを伝え合っておけば、後から温かく清々しい気持ちであの頃のデートを振り返ることができるのかもしれない。

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    2026年03月17日
  • 私たちの世代は

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    私も同じくマスク世代で大好きだった部活ができなくなり辛い時期を経験してたから共感できることがいっぱいありました!!

    でも、そんなレベルではなく感染症によって苦しんでいた子供が実際にいっぱいいたんだろうなって改めて思わされた作品でした…

    感染症が与えた影響は大きくて思ったような学生生活はできなかったかもしれないけれど、それによって作られた今があることは事実だから否定はできないと思った!!

    みんなに幸あれと願わずにはいられないです!!

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    2026年03月16日
  • 私たちの世代は

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    感染症のせいで、自分の生活・当たり前を失ったと思っていた2人が、最終的に、その時期があったから今の自分がいるのかもしれない、あの時期が今の自分を作っているのかもしれない、その"今"を大切にしたいと思っている。自分がコロナを経験したからこそ、リアルに情景が思い浮かんだ。
    これから先も生きていたら自分ではどうしようもないことが起こったり、その事実に苦しむこともあるけれど、それが将来の大切な何かになるかもしれない。と思えた。

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    2026年03月16日
  • 夜明けのすべて

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    会社員生活に馴染めない20〜30代に読んでほしい作品。精神的な不安定さと仕事との両立に、もがきながらも向き合ってるところが良かった。

    主人公はおとなしい性格でありながらも、強引でお節介な側面もあり、そこはよく掴めなかった。

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    2026年03月15日
  • そして、バトンは渡された

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    親が複数いるという生い立ちだけをみると苦労が多かったのかと想像していたが、苦労はありつつも、優子自身も優子の周りの人たちもみんな愛の溢れている人ばかりで心が温かくなりながら読み進められた。
    最後のシーンは泣きながら読んだ。
    人の温かさや、家族とはどういうものなのか考えながら、私もこの登場人物のように温かい人になりたいと感じた。
    瀬尾まりこさんの作品は温かい言葉や、食べ物の描写が印象的で、この作品もまた読み返したいと思える作品でした。

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    2026年03月15日
  • 夜明けのすべて

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    PMSの藤沢さんと、パニック障害の山添くんのお話。
    自分も、十数年うつ病と共に生きているので、共感できることが多かった。
    2人の掛け合いにクスッと笑い、山添くんの少しずつ前進していく姿に感動し、読み終わった時に心がほっこりするお話でした。

    自分も、ついつい『できないこと』に目を向けてしまいがちだけど、『好きなこと』や『夢中になれること』、できないことの『他の手段』に目を向けるだけで、自分の見る世界は少しだけ変わるのかもしれない。

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    2026年03月15日
  • あと少し、もう少し

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    バトンを繋ぎながら話が進んでいくのが面白かった。君が夏を走らせるで大田くんを知って読んだ本。瀬尾さんらしい優しい話だった。

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    2026年03月14日