瀬尾まいこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とても素敵な一冊に出会えました。
冴と心晴、2人の少女が感染症の時代に翻弄され、色々な感情を抱きながら進む物語には、苦しさ、切なさ、焦り、不安、希望、愛…全てが詰まっていた。
感染症が広がり、ソーシャルディスタンスを強要され、主人公2人が3年生になった途端休校になった。
私の子どももまさにその流れと同じ道を辿った。1つ年上の4年生だった。休校になり、オンライン授業に分散登校、一斉登校が始まってからもマスクは必須で誰とも話せない。給食は前を向いてアクリル板を立てて食べた。音楽の授業は歌うことやリコーダーなどの楽器も使えず机を叩いてリズムを取る。みんな先生の言いつけを守った。運動会や林間学校を -
Posted by ブクログ
大好きな瀬尾まいこさんの楽しみにしてた新刊。
瀬尾さんの物語に出てくる主人公は、育った環境のせいで自分に自信が持てないけども、決してそれを人のせいにするのではなく、飄々と受け止めながらも隠せない心根の優しさが自然に周りの人と自分をも変えていく力になる。読み進めるうちに読者が1番の応援団になっていることに気づくはず!
今回の主役リリーちゃんも本当に可愛い!!
あらきの大将のグフグフした笑顔が目に浮かぶくらいリリーへの愛情が読んでいて心地良い。
両親と妹との家族関係やタウン誌の編集長との今後をもっと〜プリーズ!!あらきにも顔出して〜!とスピンオフや続編を強く強く求めます!!
樹木希林みたいな長屋の -
Posted by ブクログ
ネタバレ瀬尾まいこさんの本が好きだ。
そのため新刊が出ると未だに単行本で買っている。積読はある。
購入店舗では「下倉に話したクラッシュゼリー」のレシピ付き。
誰だ下倉と思いつつ購入。おまえか下倉。怪しいな下倉。
この話は中森リリーの4月から夏の終わりまで、はじまりのスープから夏ゼリーの話。
登場人物たちのそれぞれの人生の誰かに話すことなく秘めている悲しみや孤独を美味しそうな料理の描写とともに軽やかに描いた作品。
瀬尾まいこさんらしい軽やかで、読みやすく、そして切なくて爽やか。
作品中に出てくる中森リリーが自分にフォーカスをしたときの切なさにぐっとなる。その上で中森リリーの真面目さ、誠実さに脱帽。は -
Posted by ブクログ
本当にめちゃくちゃ良かった。
読んだあと、今を受け入れて進むということの本当の意味に気づかされた。
今のままで十分だって自分を納得させられるところが、自分にもきっとある。
それは自分を慰めるような意味じゃなくて、本当に今のままの自分にちゃんと素敵な部分があるんだってこと。
自分ではなかなか気づけないけど、良い部分がきっとあるんだと、心から思わせてくれる物語だった。
それを踏まえて、それがあればまたちょっと先に進むこともできるんだと、温かいエネルギーをもらった。
そして、店長のキャラが最高。
最初に登場したときは「いくらなんでもこのキャラは好きになれるか不安…」って思っていたのに、読み進め