瀬尾まいこのレビュー一覧
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登場人物全員の生き方が各々魅力的で惹かれた。それぞれのやり方で、それぞれ毎日を気楽ながらも大事に生きている感じが非常に羨ましく感じた。中原家はみんな自由人だが、それぞれの生き方を尊重し、食事を大切にしていることは共通していると思った。誰かと食事をとることは単純に楽しいし、日々の出来事を共有して、自分の日々を顧みることができる大事な時間になる。大学に入って以降、それ以前よりも1人で食事をすることが増えた。そのことに対して、特に寂しさを感じたことはなかったし、むしろ好きなものを好きな量食べられることのメリットの方が強く感じていた。でも真に「幸福な食卓」は、好きなものを腹に入れることではなく、誰か気
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Posted by ブクログ
ネタバレコロナ禍で学校が休校になった小学校3年生の二人の女の子。
「当たり前」が「当たり前」じゃなくなって、新しい「当たり前」が作られていく日々。
コロナ禍終息後の時代に就職活動をしている二人の女性。
小学生の頃に経験したコロナ禍の影響を少なからず受けている。
二人の就活生は、コロナ禍の二人の小学生の「その後」だということは予想外つくけど、どちらがどちらなのかは途中までわからない。
二つの時代を行ったり来たりするので、若干頭が混乱…
でも、その混乱も含め、続きが気になって、あっという間に読んでしまいました。
私はコロナ禍の時にはすでにいい大人で、仕事もテレワークで対応可能で、さらに周囲に学校の通 -
Posted by ブクログ
『君が夏を走らせる』に出てくる大田くんが
中学生時代のお話。
繋がりがあることを知らず、
読む順番を逆にしてしまったが
この作品もとても良かった!!
1区~6区までそれぞれの章に分けて
話が進んでいく。
構成も相まってとても読みやすく、
登場人物みんな細かい心情などが書かれていて
ドキドキしながら読むことごできました!
陸上部の名物顧問である満田先生が異動になり
代わりに顧問になったのは美術教師。
現実にあっても不安材料しかない展開だけど、
この先生のおかげで部員も集まり出す。
駅伝や陸上は個人競技であると言われているけど
個々の力を合わせて頑張れる競技だなと
元陸上部・駅伝経験者の私も