瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)
    すずかが今日は何ができるようになるだろうってワクワクしながらページをめくってた。きっとすずかは大田くんを覚えてないだろうけど、「愛された」という記憶が残っていればいいなと思った。
  • あと少し、もう少し
    私自身も陸上部で部長を務めた経験があるので、桝井の気持ちにものすごく共感しました。
    駅伝大会までの日々が、襷を繋ぐ6人それぞれの視点で描かれているので、とても奥行きのある物語になっています。
  • ファミリーデイズ
    子育てって楽しいそう思わせてくれる一冊
     以前働いていた中学校で、私が尊敬していた英語の先生が、
    「Today is beautiful. But tomorrow will be more beautiful.」
     とよく生徒に言っていた。その時はなんとなくいい言葉だなと思っていただけだけど、今は...続きを読む
  • 掬えば手には

    読めてよかった

    心が温まり励まされるお話でした。

    河野さんと主人公の関係が心地よかった。
    一気に読んでしまいました。なんどでも読みたいです。
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)
    「理由はどうであれ、幼い我が子を、高校生の知人に日中見てもらうって…」と読み始めはハラハラしました。

    でも鈴香の可愛い表情や仕草が、手に取るように
    伝わってきて、主人公が、鈴香の喜ぶ顔を楽しみに、食事を作ったり、公園デビューしたり…
    とても微笑ましかった。

    読みながら、我が子の小さかった姿も思い...続きを読む
  • 戸村飯店 青春100連発
    学校と実家ではお調子者であまり外に出たことのない弟・コウスケは、思い込みが激しく意外とネガティヴ。
    兄・ヘイスケは社交性に長けており、自然と人が集まるタイプ。ただ関西人のノリに少しうんざりしている。だけど実は心底大阪が好き。

    ちょっと自分に自信がない似たもの兄弟の、まさに青春を描く作品。最終的にそ...続きを読む
  • あと少し、もう少し
    君が夏を〜の大田くんをまた見たくて。

    大田くんだけでなくみんながそれぞれ何かを抱えててでもそれは特殊すぎる悩みではなくて。それを解決するために動くわけでもなくて。ただ自分自身を見つめて、お互いを感じて、ひたむきに走る。練習期間のエピソードの中に入ってくる駅伝シーンで毎回ほろほろ涙した。
  • 強運の持ち主
    誰が強運の持ち主だったのだろう?

    とても楽しく読むことができ、心がほっこり暖かくなりました。
    読み終えた後、1つ疑問に思いました。強運の持ち主とは誰のことだったのだろう?
    父と母のどちらを選ぶか悩む少年、占いが何度外れてもやって来る女子高校生や、おしまいが見える青年、彼氏の通彦や主人公のルイーズ吉...続きを読む
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)
    16歳の元(?)不良少年が、夏休みの間、もうすぐ2歳になる子供の世話をするというアルバイトを頼まれる。

    これだけ聞くと、まったく現実味のない話のように思える。しかし、まだ言葉もしっかり話せない小さな女の子との悪戦苦闘から始まる物語は、どんどんリアリティを持ち、気づけばすっかり応援してしまっていた。...続きを読む
  • あと少し、もう少し
    陸上経験者が読んでも違和感のないストーリーでした。
    駅伝6区間を走る選手それぞれの視点で描かれています。
    駅伝を走ることになるまでの背景や人間模様がとてもよく表現されています。
  • 強運の持ち主
    占い師のお仕事ってどんな感じだろう。
    そう思って読み始めました。
    はじめから最後までとても面白く読めました。
    笑いあり、涙あり、読み終わる頃にはきっと占い師になりたくなる。そんな素敵なお話でした。
  • 天国はまだ遠く
    瀬尾まいこ先生の作品の中でも凄く大好きな1冊です。寒い日に読み終わったあと、心がぽわーっと暖かくなった感覚が忘れられないです。田舎での暮らしの情景がありありと伝わる表現で、特におにぎりと味噌汁を食べる場面は本当にお腹が空いてくるくらいでした。素敵な作品でした(^ ^)
  • ファミリーデイズ
    瀬尾まいこさんの小説も大好きだけど、生き方や人間性まで好きになってしまった。。。中学教師だったことや旦那さんとのやりとりに共感できることもあり、今後の人生も楽しみになれた!
  • おしまいのデート
    ほっこりする話ってこういう話のことなんだろうと思った
    1話めの『おしまいのデート』の彗子とおじいちゃんのやりとり、とても面白くて可愛くて素敵。
    2話めの、『ランクアップ丼』が一番好き。
    人間に凹凸があるなら、上じいと俺がまさにそれだと思った。
    吉田伸子さんの解説も良かった。
    『「おしまい」という言葉...続きを読む
  • 天国はまだ遠く
    ネット検索で、「癒される本」で、検索してたまたま見つけました。
    ゆっくりとした田舎の生活を擬似体験できる
    とにかく登場人物が優しいなぁと感じる作品でした。私はこれまで数える程度しか小説を読んだことがないのですが、読んだ中で1番穏やかな気持ちになりました。良い意味で刺激が少なく、仕事に疲れた時に読むと...続きを読む
  • そして、バトンは渡された
    母を亡くし、実の父とは離れながらも、継母や何人もの継父に大切に育てられる。
    血の繋がりよりも強く関係を結ぶ愛情が読んでいて伝わってきました。
    ラストの結婚式シーンではなぜか涙が出てきました。
  • 夏の体温
    とても良かったです。どの物語も“出会い”をテーマに書かれた温かな作品でした。

    「夏の体温」
    読む世代によって感じ方は変わると思いました。
    瑛介や壮太の気持ちに共感したり、または子どもの成長を見守るような温かな気持ちになると思います。

    最後の「花曇りの向こう」は中学国語の教科書にも掲載されていて、...続きを読む
  • そして、バトンは渡された

    育児のすすめ

    ⚫️少子化時代の「育児のすすめ」である。何をしたら自分が満たされるのかはよく分からないから、自分のために生きることは案外難しい。しかし、自分より大事な子供のために生きることは、自分を確実に満たしてくれる。⚫️育児のある人生は幸せで、育児のない人生は多分つまらない。お金で買えない生きがいを得られる育児...続きを読む
  • ファミリーデイズ
    家族との何気ない日常がほっこり楽しく幸せ
    子供っていいなって思いました。

    自分が遊ぶことに夢中で、結構願望が薄かった私も、この本を読んだら結婚して子供が産まれて、家族で過ごす日々も楽しくて幸せそうだなって思いました。

    子育ては、お金もかかるし、大変ことや悩むこと、苦労ももちろん多いとは思うけれど...続きを読む
  • 僕らのごはんは明日で待ってる
    人生らしくちゃんといろんなことが起きて、救いや報いがなかなか来なくても、やさしさに溢れたふたりの掛け合いがずっとああたかい。