瀬尾まいこのレビュー一覧
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結婚を間近に控えた望月さくらのもとにある日兄を名乗る年下の男の子が現れる。まったく覚えのない(しかも年下の)兄にさくらは戸惑うもいつのまにかこの「お兄さん」のペースに巻き込まれて自然と心を許していく……と同時に過去のトラウマが顔を出す……。
再読。何回読んでもお兄さんの自由な振る舞いが可愛くて癒やされる。
瀬尾まいこの作品に出てくる男性って良い意味で現実味がなくて好き。生臭さがなくて掴みどころがなくてどこかおとぼけてて。こんな人がいたら絶対に仲良くなりたい!実際に見ず知らずの男から意味不明な理由で付きまとわれたら恐怖以外の何物でもないけど、さくらがお兄さんに心を許してしまうのもわかる。
引き -
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前作の「あと少し、もう少し」を読んでから本作品を読みました。
主人公の太田くんは前作の中学生から高校生になっていましたが、何となく中学生の時と悩みや物事の捉え方が変わらないような印象でした。
しかし、鈴香ちゃんと出会い、やり取りをしたり、その中で太田くん自身の感情の変化を実感し成長していく部分は読み手側としても彼と一緒に成長出来た気がしてとても読み終わってから嬉しく思いました。
確かに、鈴香ちゃんと一緒に過ごした夏は終わってしまったかもしれませんが一緒に遊んだ記憶や写真の記録などは無くなる訳ではないので 読み手側としては最後は切ないと感じますが人生の中でも忘れない出来事の1つがこの様な経験体 -
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「仕事が大事だとか未来だ夢だ責任だとか。だけどさ、僕はここで二十年以上働いているけど、驚いたことに今まで目の前の命より大事なものなんて見たことがない。たった一度もだよ」
「亮太、どんな時だって食べなきゃもったいない。明日、お前のほうが食べられなくなるかもしれないのに」
「神様が乗り越えられる試練しか与えないって」
「もちろん。まあ、私はずいぶんと神様に過大評価されてるけどね」
「でも、昨日本を探してる時さ、すごいわくわくしたんだ。この本読んだら小春どんな顔するだろって。そしたら、もっといろんなことを小春に教えたいと思った。読んだことのない本とか、見たことのない景色とか、食べたことのないも -
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部長の必死の声掛けで集められた寄せ集め集団。
それぞれが内に秘めた葛藤や生きてきた世界もまるで違う。駅伝参加の声掛けがなければ関わることはなかった六人が同じ目的のために襷を繋げていかなければならない。最初は誰もが上手くいくはずがない、こんなチームで県大会出場などできるのかと不安にさせた。けれども練習をする中で、生い立ちや性格がまるで違くとも徐々にお互いの事を理解していき、何より心の底から走ることが好きで走ることが楽しいのだと思い出していくことは彼らの心に希望をもたらした。中学生という何とも難しい年頃で、どうしても気持ちが上手く伝えられない。「大人」でも「子供」とも言えない甘酸っぱい果実のような -
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私は占いをあまり信じないで生きてきた。
占いに行く人って、その時に大抵何かに悩んでることが多い。
だから話の流れでなんとなく悩みがわかってるのではないか?などと思ってしまう自分がいた。
けれど、悩みがある中でこんな風に寄り添ってくれて、そっと背中を押してくれる占い師がいたらなんか良いなと思った。
もし見えていたとしても全てを伝えるのではなく、前向きになれるようなことをたくさん伝えてくれたら皆一歩進めるのではないだろうか。
占いが当たる、当たらないは行動してみないと実際のところわからない。
自分のことは自分で選択して、選択していったなかで幸せになれることを考えていけばいい。
そうしたらきっと、幸 -
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関西のボケとツッコミが日常にあふれていて、ものすごく面白いし、人情味があって暖かい話だった。
自分も3歳下に弟がいる。自分はどちらかというと、兄のヘイスケタイプだと思う。以前は、一生懸命人を笑わそうと考えても弟のほうが面白いし、弟は自由だなと思う事もあって、兄のヘイスケの気持ちがわかるような気がした。
でも、周りの人は、実は、差別しているつもりもないし、同じだけ愛情を持ってくれてると今では思う。同じ人間は、いないし、それでいいんだと思う。
私も、ヘイスケのように暖かく迎えてくれる故郷があるのも、ありがたいし、母、姉、弟にも感謝です。
そして、妻、二人の娘にも感謝してます。
みんな、ありがとう。 -
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とても、清々しく明るく希望をもてる作品でした。
「あと少し、もう少し」を読んだ後、サックスが上手な渡部くんが出てくる「その扉をたたく音」を勧められて読んでみた。
介護士として働いている渡部くんと、ミュージシャンの夢をだらだらと追い求めている宮路くんの話。
夢を少しあきらめているような青年がしっかりと信念をもつ青年と出会い、心を動かされていく。
また、老人ホームで出会った老人たちと関わりあい自分の夢に向かっていくような気持ちになり、老人たちにも希望をあたえる存在として成長していった。
最近になって、私は、これをやっていこうとすることに出会い挑戦することにした。この主人公のように前向きに夢や希 -
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生きていた中で1番気分が落ち込んでいた時に、手に取った本でした。
自分の内側にある黒く重たい感情が主人公と似ている気がして、なんだか気持ちを分かってくれると思い、手に取りました。
文章はあたたかく、優しい世界観で読んでいる時は時間がゆっくり、ゆっくり流れていきました。
気持ちが落ち着かない時、不安で苦しい時に穏やかにのどかにすすむ物語を読むと落ち着くことが出来ました。
雪国の田舎住みなこともあり、情景が浮かびやすく、毎回毎回食べ物に感動する主人公が可愛らしかったです。
田村さんのさっぱりとした性格にもほっこりし、私も助けられながら読んでいました。
瀬尾まいこさんの 「夜明けのすべて」もでしたが