瀬尾まいこのレビュー一覧
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梨花さんが言っていた、「明日が二つになる。自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日がやってくる。」というセリフがとても記憶に残りました。自分はまだ結婚もしていないし、子供もいないが、未来が2倍以上に感じるそんな家族を作ってみたいなと思えるような作品でした。Posted by ブクログ
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何度読んでも最後で号泣してしまう。
現実的でないストーリーなのに妙にリアル
家族とは育児とは育つ環境とは。非常に考えさせられる作品で本の世界にどっぷり浸かりたい時に再読していますPosted by ブクログ -
親が何人も変わっても皆んなに愛情をたっぷり与えてもらえる優子さんは幸せ者です。血のつながらない子を100%の愛情を与え続ける親たちの優しさに心が癒されました。母を亡くしてばかりの私には愛情たっぷりに育てて見守ってくれた母への感謝の心で一杯になりました。素敵な本との出会いにも感謝です。Posted by ブクログ
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よく内容も知らずに、本屋大賞というだけで読み始めました。直前、知り合いが偶然「良かった❣️」と投稿して期待大。
そして期待を裏切らない小説でした。
親との死別親の離婚、様々な理由で家族が変わってきた優子。「どんな名字にも合う」と言うごとくどんな親にも大切に育てられた彼女が自分の家族を作るまでのお話。...続きを読むPosted by ブクログ -
血のつながらない親を転々とする主人公。物心つく前から名前を変えること4回。何が普通かわからないが普通ではない家庭環境の主人公の物語。
複雑な家庭環境といってしまっては元も子もないが、それぞれにえも言われぬ家庭環境があり、人人間模様があり、さらに影響を受ける義理の母の存在もあり、主人公は成長していく...続きを読むPosted by ブクログ -
とても、とても優しい話でした。
産みの母親、実の父親。梨花さんと、泉ケ原さん、森宮さん。愛情の形は全く違うけれど、みんな優子の親として彼女をとても大切にしていて。
特になるほどなぁと思ったのは
『自分の明日と、自分よりたくさんの可能性を未来を含んだ明日が、やってくるんだって。親になるって、未来が二...続きを読むPosted by ブクログ -
みんな、それぞれのやり方で優子を大切に育てていると思うと、心が温かくなりました。
親がコロコロ変わって可哀想。
本当の親じゃないなんて不幸。
それは、周りが決めつけているだけであって
優しさのふりをした差別なんじゃないかなと
ときどき思います。
最初と最後は森宮さんの視点で描かれているのがまたグ...続きを読むPosted by ブクログ