瀬尾まいこのレビュー一覧
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ネタバレ子どもというものは無条件に親を好きでいてくれる。そのことが自分に何よりの勇気や強さを与えてくれる。しかし、そのことに甘えてないがしろにしてしまう瞬間がどうしてもある。
主人公と母親との関係に胸が締め付けられる。
反抗期みたいなこというけど、私は母親に育てられた感覚なし。家の中では自信たっぷりだから、小言は全部払い除けてきた。今でも反抗期みたいなもんか。
私の母親は自分のことばっかりと思ってた。だけど、親になった今、俺も自分のことばっかりだなあ。あの人とは違うと思いたかったけど、全然そうじゃなかった。
三池さん好き。俺もサングラス買おうかなと割と本気で思った。少し怖い人と思われた方が、必要 -
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子育てをしていると感じることが言葉になっていて、あぁ、そうだよね、とめちゃくちゃ刺さる。
皆が子どもを好きなわけではない。悪気がある訳ではない、でも毒親からの呪縛に抜けられない。
どんどん強くなっていく美空をみてスカッとするし、ひかりちゃんが可愛いし、全てが優しい世界感で心が温かくなった。
子育てって永遠に続くものだって、だからゴールがなくてしんどいって思ってたけど、終わりの連続だよね
早く成長して手がかからなくなったら楽だろうな。そう思うけど、もう少しこのままでいてほしい。すっぽり私の体でくるんでしまえる大きさ。ひかりの体の心地いい温度と柔らかさにほっとする。この小さな体で一日を過ごして -
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ネタバレひかりが終始まぶしくてかわいくて愛おしかった。
毒親の話とか、自分の昔と重ねながら子育てしているところや、途中、子どもの全身麻酔から入院のシーンなんかも娘と重なり泣いた。母が強くなっていくところは読んでいてスカっとした。
『いい人間に育てるのが正解なのか、楽しい子ども時代を送らせてやるのが正解なのか』ーーというところが脳裏に焼き付いた。極端だけど、親が適当で放任で子どもがしっかりするパターン、親が甘やかしすぎて子どもは遊んでばかりのパターン、どっちが正解なんだろうね…。前者は、親の顔色伺ってどう言えば怒られないかな、嬉しそうな顔するかな?と思いながらしっかりさせるのは違うと思うし、後者もなんで -
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主人公の美空が子育てを通して、揺れ動く感情を描いている本。
私自身、先月娘を出産したばかりなので、ここに描かれている言葉や状況をリアルに当てはめて、今後の自分に照らし合わせるようにして読んだ。
多様性が認められてきたとはいえ、「母親は子どもを愛せるのが当然」「子どもは持つべきだ」など固定概念がまだあるからこそ、そこから外れた人は苦しむ人も多いと思った。
どんな自分も認めてあげること、子どもはどう育つかは分からないけど我が子の人生に携われることはすごいこと、この本から教えてもらったことを道標にこれから子育てに励んでいきたい。
このタイミングで出会えて心から良かった本。 -
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「おいしい」といってくれる人がいて、はじめて自分が生かされてる
読後がすっごく爽やか!
リリーは「周りの人たちに幸せにしてくれる」人だなぁ。
特技ないって言ってるけど、料理は十分特技。
「おいしい」「ごちそうさま」と言ってくれる人がいるってことは、その経験は試行錯誤をした結果であり、それだけ魅力のあるご飯が作れる。
それに気づいているような気づいてないような。もしかしたら気づいてるけど「ふり」をしているのかな。
謙遜しすぎちゃって自己肯定が低め。自分も同じです(笑)
リリーの過去は悲しいし、その経験がリリーの性格として作られてしまった部分はあるけど手に職をつけた功績は大きい。
自分が思っ -
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2026/08/15
若いときに兄を亡くした高校生の葉山と、高校の同じクラスで米袋ジャンプという競技をきっかけに話すようになった上村の2人の物語を描いた本。
クラスでもずっと浮いていて誰とも話さない根暗の極みみたいな葉山は、上村という対極的な存在の人間と交流することで色々な新しい世界に身を投じていくことになる。
2人の人生の過程が描かれるのだが、この本の中で特に大きな何かが起こる訳ではなく、まあ、人生の中でこういう苦難とかには出くわしたりするよなぁ…みたいな感じなのだけど、話がストンと落ちてきてどんどん続きのページ、先のストーリーが気になるような不思議な感じになれる。
とにかく瀬尾さんの小説は -
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中森リリーは、自分への評価が低く、バイトを転々としている26歳。料理を作るのが好きで、料理コンテストにも応募し、生活費のために賞金稼ぎをしている。リリーが作るのは、相手を思いやる優しい料理。愛嬌がないと自分では思い込んでいるが、人の気持ちがわかり、相手にさりげなく寄り添うことのできるリリー。タウン誌の編集者の下里、閉店間際の店主夫妻、その娘の恵実、口の悪いへそ曲がりの大家のおばあさんとその孫と、次々に登場する人たちにも少し個性的ではあるが悪人はいない。「おいしい」が明日の私を連れてくるというこの物語の紹介コピーが、ストンと胸に落ちる、美味しくて温かくて優しい物語。
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11冊目の瀬尾まいこさん。
26歳の中森百合(リリー)は、高校を卒業以来一人暮らしをしているが、人付き合いが苦手で定職には付かずアルバイトもなかなか長く続かずにいた。
アサリのスープに鯵の出汁茶漬け、鶏の角煮親子丼、熱した胡麻油のかかったお粥に牛乳と小豆のシャーベット、豚キムチにカラフルなゼリーなどなど、もうねぇ、おいしそうな料理盛りだくさんでした。
私はどちらかというと「あらき」の大将の娘・恵美タイプで料理はあまり得意ではないので、主人公がめちゃめちゃ手際が良くて尊敬。
あっ、つい、料理描写の感想が先になってしまいましたが、瀬尾まいこさんの描くお話、本当に好きです。こちらも大好きでし -
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訳あって何人もの親がいる優子と、いまの優子の父親である森宮さんの今を軸にした物語。
優子の高校生活は平凡そのもので、決して大事件が起こるわけではないものの、小さないざこざやそれに向き合う優子や友人の心の動きが手に取るように分かり、古傷がチクチク。
その合間に描かれる優子の生い立ちは、平凡な高校生活とは対照的にダイナミックで、読み応えがある。
そして、何よりの魅力は、いつの間にか、通奏低音のように、その全てが大きな優しさに包まれていたことに気づいた瞬間の心地よさ。
瀬尾さんの小説はいつも優しさに溢れているけれども、この作品も例外ではなかったです。
夢中で読み進め、読み終えた瞬間はふと涙が -
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泣ける。 うう、泣くつもりもなかったのに、読後涙がじわ、っと込みあげてきた。
この気持ちをどう発散すればいいのか…。
すっごく面白かった。
すっごく、心の柔らかいところで出てくる言葉に、たくさん心温まるような…。
本当に、人としてあるべき温かい心のあり方をしている人たちに、心救われるというか…。
私がリリーだったら、もっと妹に嫉妬すると思う。
リリーの、相手に喜んでもらえた時に、すごく満たされるような、与え上手な根っこの部分、尊敬する。
最初、いきなり料理コンテストに参加してるところでは「?」となったけど、どんどんどんどんのめり込んで、次に次にと読みたくなる話だった。
会話で進むことが多くて、