瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 本屋さんのある街で

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    瀬尾まいこ、一穂ミチ、坂木司、凪良ゆう、三浦しをんによる書店をめくるアンソロジー。
    それぞれの作家さんの「らしさ」に溢れる物語。

    瀬尾まいこさんらしく優しくて温かい人たちにほっこり。
    凪良ゆうさんの透明感あふれる、心に響く物語に胸がきゅっとなる。
    偶然か、失恋や離婚をした主人公が本屋さんをつぐ物語が3つ。
    本屋さんを経営する舞台裏が垣間見えて、わくわく楽しいです。
    中でも、胸が苦しいほどせつなくなったのが、一穂ミチさんの物語。
    中国語の発音の美しさと繊細な心情がリンクして、胸に響きました。

    私の住む街は数年前に閉店してしまって以来、本屋さんのない街になってしまいました。

    「本屋とはおかしなものだ。そこで売っているものをいくら手に入れても、おなかはいっぱいにならないし、暖も涼も取ることはできない。でも、町に一軒も本屋がなかったら、なんとなくさびしく物足りない気持ちになるだろう。」
    (三浦しをん『見晴らし書店の一日』)

    本屋さんのある街って素敵。
    老若男女が集う場所ってなかなかないですよね。

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    2026年10月18日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    やさしさに包まれる物語。栄養を取るということだけに焦点をあててみると、プロテインだったりサプリがある昨今。実際の食事をすることによって思い出だったり、人との繋がりであったり得られるものが多い。こういう作品が心の栄養になればいいなと思わせる作品。ずっと手元に置いておきたい1冊。

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    2026年10月18日
  • そして、バトンは渡された

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    何度も父親、母親が変わる女の子が主人公のお話。
    終始温かい雰囲気で、最後は感動できた。
    2人目の母親、梨花さんの言葉が心に残った。
    主人公は色々なことを経験してきた分、一歩引いたような、冷静な価値観を持っていて、特殊とはいえ、幼少期から思春期の多感な心を繊細に書いていて、多くの人が感情移入することができると思う。

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    2026年10月18日
  • その扉をたたく音

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    読みたいリストから手に取った1冊。

    ありふれた日常だけど、私達が普段忘れているであろう日常を思い出させてくれる作品です。

    渡部くんの物腰柔らかながらズバッと物いう性格と、宮路の29歳にしてあなた…だけど、素直で明るい2人の掛け合いが私は特に好きでした。

    何かが起こるわけではないけれども、1人の人物が人との関わりを通して変わっていく素敵な作品でした。

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    2026年10月18日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    ポッドキャストや王様のブランチで紹介されていて、おいし…面白そうだったので手に取った。

    複雑な家庭環境で育ち、少しこじらせ気味な26歳無職の中森百合(リリー)。彼女の作る料理には人の心をつなぎ直す力にあふれている。海の味のスープや食べ終わると同時に恋しくなる親子丼、牛乳小豆シャーベットなどなど。誰かとご飯を食べたくなる、優しさに満ちた物語。

    自分はミステリ好きだとずっと思っていた。もちろん、今でも間違いなくミステリは大好き。だけど、こんな優しい物語も好きだったんだ。特に料理がテーマになっているものが、どうやら好物らしいことを気づかされた。振り返ってみれば『カフネ』も大好き。

    登場人物がみんな素敵なんだけれど、やっぱりリリーが魅力的。自己肯定感0でこじらせ気味だけれど、根はまっすぐで真面目。そして、作る料理に優しさが込められている。あとはなんと言っても、大家のばあさんとの掛け合いが面白すぎる。

    もっと続きを読みたいと思わせる絶妙なボリューム感が、満腹で飽きさせない料理のようだった。

    作ってみたい簡単そうな料理がいっぱいあったけれど、レシピは公開されていないのかな〜

    こんな素敵な物語に出会えてラッキー!

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    2026年10月17日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    ネタバレ

    ずーっとあったかい気持ちになった作品。
    そしておいしいご飯が食べたい気持ちになる作品。笑

    リリーの、自分では気づいていない情熱が
    素敵でした!!!

    自分のことに無頓着なのに、
    人のことになると頑張れる気持ち分かるなぁと
    思いつつ、
    あそこまでは頑張れない。笑

    人に認められたり、感謝されることって
    本当に自分を救ってくれるよな〜と。
    その見返りで頑張りすぎてしまうと妹ちゃんみたいに
    重荷になってしまうけど、、

    特技の料理を通して人のために行動する姿、
    その繋がりで新たな自分を見つけていく姿に
    ワクワクした気持ちになりました。

    最後は涙出ました、、、
    私自身家族のことで苦労してきたぶん、
    兄弟姉妹って同じ目線で分かり合える存在なので
    とても共感しました!

    大人になって分かることもあるし、
    これからの親の介護とか向き合い方も
    考えないとな〜って思わされました。

    未来が負担ではなく、
    前向きに考えられる作品でした!

    今日もおいしいご飯を食べよう!!!!

    大家のババア一生生きててね!!!笑

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    2026年10月17日
  • 夜明けのすべて

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    面白かったです。読みだしたら止まらなくて、通勤中、寝る前、ご飯の後、、、本を手放せなくてあっという間に読んでしまいました。
    最初はのろりと始まったのに、少しずつ少しずつ歩みが見えてきて、主人公たちが本当にいるかのように、動きが目に見えてくるようでした。
    あ~面白かった!
    もう少し読みたいと思うところで終わるところがまたいいのかも。

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    2026年10月17日
  • 夜明けのすべて

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    異なる病気だけどお互い工夫しながら、生きやすさを探していく物語で、読んでて面白かった!だんだんと2人が仲良くなっていくとこも良かった。このまま付き合っちゃえば良いのにーと思いながら読んでました!PMSもパニック障害も違う病気なのに2人がそれぞれの事を思って行動してるのが温かい世界だなと思った。

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    2026年10月16日
  • ありか

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    ここ最近で読んだ中で1番好きな本。
    買ってよかった。
    カフェで読みながら、泣いてしまいそうになった。
    登場人物が皆、優しくてあったかい。
    愛はここにある。幸せはここにいる。
    言葉に出来ないけど、幸せはきっと近くにいる。
    大人になると見えなくなることもあるけど、子どもはすぐに幸せを見つけだす。些細なことでも幸せって思う。例えば晩御飯のメニューが好きなものだった、とか、公園に行けた、とか。
    私たち大人から見ると、それは些細なことだけど、子どもから見ると些細なことが幸せなんだなと、そしてそれはとてもキラキラしてていいなと思う。
    私も昔は、例えば席替えで仲の良い友達と隣になったとか、夜ご飯がハンバーグだったとか、運動会が晴れだったとか、そんな小さなことで「幸せ!」って思ってた気がする。子どもの発言は幼いけれど、私たちが忘れている大切なことを思い出させてくれる。

    本音で話さなくても、話せなくても、心の奥底には優しさがあるんだなと。

    美空は親からの愛情を感じることができなかったけど、でも自分への子どもは愛情をたっぷりかけて、最後親にも向き合えて、やっと言いたいことが言えて。でも責めなかった。本当にかっこいい。
    でもさ、それができたのは周りの人達のおかげだと思うの。ママ友や義理の弟、義理の母など、、、
    優しい人たちに囲まれて生きてきたから、そういう考え方ができるようになったと思うんだよ。

    しんどい経験をした人ほど、周りに優しくなる。しんどい思いをしたのに、してるのに、周りに優しくする。それは素敵だけど心配になる。だからこそ、その人の周りは優しい人達がたくさんであってほしい。

    同性愛者だからって関係ない。その人はその人。確かにそう。でもね、美空みたいにサラッと言える?
    おそらく、颯斗も美空に救われた。

    本当に優しい人って見返りを求めないよね。やってあげたのに、とか言わないし、私がしたいからしたんだよってサラって言ってくれる。

    美空とひかりに共通点があったように、
    美空と美空の母にも共通点があった。
    なんか、それだけで救われた。

    「ありか」は、物や人などの所在・居場所 を表す名詞。そのような場所がみんなにありますように。

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    2026年10月16日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    瀬尾まいこさんの新刊を首を長くして待ってました。待った甲斐あり最高の一冊。
    主人公の中森リリー、中学生になる前に両親が離婚し母と妹、リリーと父の生活が始まりリリーが夕食を作るようになったのがきっかけで料理をするようになった。家賃滞納をすれば料理コンテストで賞金を狙い出場する。審査員の年齢や審査順を考慮してメニューを決めるのがリリーのやり方。食べてくれる人のことを一番に考えるのがなるほど!たくさんのゼリーにも感動した。

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    2026年10月19日
  • そして、バトンは渡された

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    展開がコロコロ変わるわけでもない。でも、するすると読み進められて、止まらなくて、最後は温かい気持ちになりました。

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    2026年10月16日
  • そして、バトンは渡された

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    父親なら娘が合唱祭で歌う曲くらい歌えて当然だろう?
    に吹いた。二人の掛け合いが次第に楽しくなってキャラも面白くて。
    最後の最後もなんだか感動して寂しいような余韻に浸った。

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    2026年10月16日
  • そして、バトンは渡された

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    ネタバレ

    血が繋がっていなくても家族っていいなって思えるような作品でした。自分が親になったとしたらという目線で家族というものを見れてとても暖かい気持ちになりました。

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    2026年10月15日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    ただ優しい人ではなく、自分の中に確かな優しさを持っている人の物語。そのさりげない温かさが心に沁みる。瀬尾まいこさんらしい、優しさの本質に触れる一冊。

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    2026年10月14日
  • 夜明けのすべて

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    読んでほっとする作品。サクサク読めた
    パニック障害についてはほとんど知識がなかったので、症状や本人の気持ちについて勉強になった。

    藤沢さんと山添くんの温かい友情がとても羨ましく感じた

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    2026年10月13日
  • 夜明けのすべて

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    PMS(月経前症候群)の藤沢美紗とパニック障害の山添孝俊の二人が交互に語り手となって進む物語です。
    二人はそれぞれに病のため前職を辞めて栗田金属で働く仕事仲間である。
    自分の病でいっぱいいっぱいなのに、お互いに相手の病状に興味を持ち始める。
    病気だからと諦めていた事を二人の交流の中から自然と前へと進んでいく物語に知らず知らずのうちに感情移入してしまう。
    このような病で悩んでいる人もいるのだと知るいい機会になりました。

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    2026年10月13日
  • そして、バトンは渡された

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    家族のあり方を考えさせられる
    型にはまるからじゃなくて、大切に思う気持ちを大事にしていきたい、言葉に出していきたいなと思う

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    2026年10月12日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    心が温まってホクホクする様なstory。
    主人公料理人のちょっと捻くれた感じとか、それを囲む人達の温かさが良かった。
    お料理も本当に美味しそう。
    美味しい!有難う!と言ってもらえることが料理する人の醍醐味だね。
    大家のお婆さんも好きだなぁ〜♡

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    2026年10月11日
  • そして、バトンは渡された

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    コメダのカウンター席で咽び泣く53歳です。

    自らが望んだ形ではなかったけれど、構成員が変わり続ける家族の中で育った優子。

    でもきっと不幸じゃない。

    それぞれの形でみんながそれぞれ彼女に目一杯の愛情を注ぎ、そして彼らもまた、かけがえのない時間を優子から受け取っている。

    大切な誰かを、まだ見ぬ輝く未来に送るため、美味しいご飯を作りましょ。

    あなたと囲んだ食卓の思い出が、明日の私の背中を押してくれるから。

    日常を愛したくなる1冊です。


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    2026年10月11日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    最初は戸惑いながらも鈴香の子守を引き受けて2人で過ごす日々が始まる。不良少年で自分でもそういう自覚があるものの、鈴香との日々の中で太田くん自身も大きく変化していく。

    人が人と向き合うことで影響を受けることって本当に沢山あるんだなとすごく感じた。本能的なものなのか、目の前の子を守りたい、手助けしてやりたいという温かい気持ちになれるのが太田くんの人としての優しさで温かみを凄く感じた。そして人は見た目や過去のことだけでは分からない、潜在能力を持っていることもある。その太田くんの潜在能力を引き出してくれたのが鈴香だった!

    私も自分の気づいてない潜在能力を引き出してくれるような人に出会えたら良いな!そしてこの作品の前作があることも解説で知ったのでぜひ読みたい!

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    2026年10月11日