瀬尾まいこのレビュー一覧
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なんの取り柄のない普通の大学生の梨木君。唯一特別と感じることは、「人の心を読めること」。人の心を読めることを悪用することはなく、誰かの一歩踏み出したい気持ちを後押ししてくれるそんな男の子。アルバイト先のオムライス屋さんの大竹店長は、口が悪く、暴言など言うため、バイトが続かない。そんな中、物静かな女の子、常盤さんがアルバイト仲間として加入。大竹店長は、口が悪いけど、そこにはたしかに愛がある。うまく言葉では言えないだけの不器用な人。きっと、大竹店長は梨木君がだいすきなんだなというのか伝わってきて、ぽかぽかした気持ちになった。この本は、ちょっと前に進めないときやほっこりしたいときに読むといいと思った
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実母との関係に悩まされながら
シングルマザーとしてひとり娘の子育てに
全力で頑張る美空
世話を焼いてくれる義理の弟である颯斗
職場の同僚
保育園のママ友
颯斗のパートナー小林さん
みんな、とても温かく優しい物語。
ママ友三池さんと美空のセリフが心に響く
『子育てって終わりの連続だよね
抱っこが終わる
手をつなぐ相手もかわる
ママママって言われなくなるの、
嬉しいけどさみしいよね』
『でも、きっとさみしくなる前に
強くしてもらえるのかな』
私も子育てして悩みながら成長させてもらって、
ありか(居場所)があって、家族には感謝しかないと思う。
そして、
どんな家族の形であれ 自 -
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結婚を間近に控えた望月さくらのもとにある日兄を名乗る年下の男の子が現れる。まったく覚えのない(しかも年下の)兄にさくらは戸惑うもいつのまにかこの「お兄さん」のペースに巻き込まれて自然と心を許していく……と同時に過去のトラウマが顔を出す……。
再読。何回読んでもお兄さんの自由な振る舞いが可愛くて癒やされる。
瀬尾まいこの作品に出てくる男性って良い意味で現実味がなくて好き。生臭さがなくて掴みどころがなくてどこかおとぼけてて。こんな人がいたら絶対に仲良くなりたい!実際に見ず知らずの男から意味不明な理由で付きまとわれたら恐怖以外の何物でもないけど、さくらがお兄さんに心を許してしまうのもわかる。
引き -
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前作の「あと少し、もう少し」を読んでから本作品を読みました。
主人公の太田くんは前作の中学生から高校生になっていましたが、何となく中学生の時と悩みや物事の捉え方が変わらないような印象でした。
しかし、鈴香ちゃんと出会い、やり取りをしたり、その中で太田くん自身の感情の変化を実感し成長していく部分は読み手側としても彼と一緒に成長出来た気がしてとても読み終わってから嬉しく思いました。
確かに、鈴香ちゃんと一緒に過ごした夏は終わってしまったかもしれませんが一緒に遊んだ記憶や写真の記録などは無くなる訳ではないので 読み手側としては最後は切ないと感じますが人生の中でも忘れない出来事の1つがこの様な経験体 -
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「仕事が大事だとか未来だ夢だ責任だとか。だけどさ、僕はここで二十年以上働いているけど、驚いたことに今まで目の前の命より大事なものなんて見たことがない。たった一度もだよ」
「亮太、どんな時だって食べなきゃもったいない。明日、お前のほうが食べられなくなるかもしれないのに」
「神様が乗り越えられる試練しか与えないって」
「もちろん。まあ、私はずいぶんと神様に過大評価されてるけどね」
「でも、昨日本を探してる時さ、すごいわくわくしたんだ。この本読んだら小春どんな顔するだろって。そしたら、もっといろんなことを小春に教えたいと思った。読んだことのない本とか、見たことのない景色とか、食べたことのないも