瀬尾まいこのレビュー一覧

  • その扉をたたく音

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    コメディかと思ったらちゃんと青春だった。遅咲きのやつ。なんて言うか、恵まれているとか貧しいとかって、結局相対評価でしかなくて、自分自身の中で当たり前のことが、意外と他人からは凄いと思われているのかなぁと、思いました。
    「自分だけが分かってるお笑いが一番つまらん」ってパンチラインが最高。

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    2025年10月14日
  • 幸福な食卓

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    ネタバレ

    瀬尾まいこさんはちょっと変わった日常ながらも主人公の前向きさ故ポップな日常コメディのような作品が多く、最後の展開は油断していました。
    中盤までは外から見ると家庭崩壊している佐和子の家庭のあり方について描かれています。
    天才少年だった兄や父を辞めると言う父とのやり取りは面白く、それぞれの苦悩があるのだと分かります。それでも愛されて佐和子がここにいる事実は変わらないのがひしひしと伝わってくるのです。
    最後の展開はぶっちゃけ無くてもいいじゃないか、と思ってしまうのですが、家族の存在について伝える為に必要だったのかもしれません。

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    2025年10月14日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    「あと少し、もう少し」も好きな作品だけど、この本を読んでさらに好きになった。
    大田くんがすごく良くて、うるうるジーンとしながら読んだ。
    やり直そうとしてるのに、上手くいかない歯痒さがなんとも言えず応援したくなる。

    鈴香も可愛くて小さい子ってこうだったなと懐かしかった。大田くんが戸惑いながらもちゃんとお世話できてるのがすごい。

    その後の大田くんがどこかで走っていることを期待したい。

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    2025年10月13日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    目標や楽しみを見失った主人公の高校生が、ひょんなことから一歳の子供の面倒を見ることになり、人を愛しく思う気持ちや自分を大切にする気持ちを取り戻していく話。
    ヤンキー高校生だけど、他人を大切にするし、行動力もある。家事能力も高い!きっかけがあればこんなに前向きに変われるんだなと清々しい気持ちになれました。

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    2025年10月11日
  • 夏の体温

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    今回も、「あぁ〜やっぱり瀬尾さんの作品だなぁ、好きだなぁ」と読み終えて、心がポッと温かくなりました。
    人って、表面だけじゃわからない――。
    そんなことを静かに感じさせてくれる一冊でした。

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    2025年10月11日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    2歳になったばかりの娘を育てている身としては、鈴香ちゃんの言葉や行動が娘と重なる部分が多く、クスッとしながら読み進めました。
    あと少し、もう少しに出ていた不良少年が鈴香ちゃんと向きあい自分自身にも向き合う様子に胸を打たれました。最後は号泣。笑

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    2025年10月11日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    とてつもなく癒された作品。
    さすが瀬尾まいこさんだなと思いました!

    16歳の高校生、大田くんはある日
    先輩の子守りをお願いされる。
    ご飯を作ったり、あやしたり、オムツを変えたり
    初めは慣れないことばかりでバタバタしていたが、
    徐々に鈴香ちゃんも慣れてきて
    公園へでも一緒に遊ぶことになる。

    この作品の前に『あと少し、もう少し』が
    前作であることを知らずに読んでいました!
    そちらの作品も積んでいるので
    この後に続けて読んで、子守りを頑張っていた
    大田くんに会いに行こうと思います!

    この作品はなによりも
    大田くんと鈴香ちゃんのやり取りに癒されます!
    『ぶんぶ』という一生懸命にコミュニケーション

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    2025年10月10日
  • そして、バトンは渡された

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    2019年本屋大賞の作品。書店でよく見かけ、映画化され、共演者2人の不倫騒動で話題にあがっていて、まだ読んでなかったのに、一周回って読んだ気持ちになってた(; ・`д・´)イカンイカン

    主人公の家族が奇妙な形になっているにもかかわらず、当の本人が不幸だと思ってもいないし、暗くならない。とんかつ、餃子、オムライス、ケーキと食べ物から力を貰う描写も愛おしい。瀬尾まいこさんの本も久々に読みましたが、とってもよかったです!

    『梨花の言う通りだ。優子ちゃんと暮らし始めて、明日はちゃんと二つになったよ。自分のと、自分のよりずっと大事な明日が毎日やってくる。-第1章-』
    『おいしい食事も励ましの言葉も誰

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    2026年02月28日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    出てくる人みんな、あったかい。やさしい。おもろい。
    ヘイスケ、コウスケ兄弟の両方大好きになりました。
    新喜劇が見たくなりますね。

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    2025年10月09日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    ネタバレ

    ほんとにほんとにいい話で、続きが読みたくて読みたくてしょうがなくなった。
    瀬尾まいこさんの本はどれも読みやすくてスラスラ読める!






    最初弟が主人公として始まっていくのかな〜?って
    思ってたけど、兄視点と弟視点が交互に展開されていって、弟から見た兄と実際に兄が考えていたことが違っていたり、弟自身が思ってる自分と兄が思ってる弟もまた違って、あ〜こんな感じで人と自分の意見が交差してしまうんだなぁ〜って思った。

    兄はなんでもできて家が嫌いで、すかしていて、モテていて、家の手伝いをしない。っていうちょっとえー!最悪!って感じから、兄視点になって家のお手伝いをしたくて包丁の練習とかしてたけど、

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    2025年10月02日
  • 夏の体温

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    表題作の「夏の体温」は、血小板減少症で入院している瑛介が、長引く入院の中でなんとかして適応しようと奮闘し、2泊3日で検査入院していく小さな子たちをうらやみながら、その子たちの相手をしてあげている。めったに入ってこない同じ学年の荘太が検査入院してきて、限られた時間の中ですごく気があって、二人とも楽しく過ごせた入院となった。荘太が退院してからくれた手紙で、二人の関係が続くことを期待できるのが良かった。入院していると外の暑さを実感できないが、荘太はヤバい暑さだぞって教えてくれた。あと書きから、瀬尾まいこさんの子供さんも低身長で、検査入院をしたのだろうと想像される。
    もう一つの中編、「魅惑の極悪人ファ

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    2025年09月24日
  • 幸福な食卓

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    読み終えた最初は、本当に悲しい。でも愛おしい作品。

    どんなに不格好でも、少し歪でも、家族は安心して甘えられる場所。
    もちろん環境によってそうじゃないこともあるかもしれないけど、不恰好で少し歪なくらいなら、大切にしていきたいと思う。

    だからこそ対照的に、坂戸くんも、大浦くんも、、、
    悲しすぎるけど、最後の弟の描写のように、家族はどんな状況でも簡単には離れられない。
    そんな家族の存在をありがたいし、大切にしないといけないと思います。

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    2025年09月23日
  • 幸福な食卓

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    本を読んでいてじわっと涙が溢れるみたいなことはあるけど、この本はしんどくなるくらい声も漏れるくらい泣いてしまった。
    辛くてどうしようもないことが自分にふりかかった時、自分は耐えられるのかな、時間が解決してくれるのかな、どう立ち直れるのかな、と怖くなった。
    辛いことは起こってほしくないけれど、起こったことを受け入れる強さを持った人でありたいと思った。

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    2025年09月23日
  • その扉をたたく音

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    ネタバレ

    音楽が繋げてくれた暖かい心の繋がり。

    主人公が育ってきた環境には全く共感できなかったけど、唯一共感できたのは、昔感じた胸踊る瞬間がまた訪れることを信じてる姿かな。最近ギターを始めた私が読んで正解すぎる小説だった。誰かと音楽を奏でることの「最高」、それが上手くても下手でも、そこに誰がいるか誰を想って歌うかが大事なんだなって考えさせられたし、その「最高」を感じてみたいと思った。

    主人公の宮路、最初のイメージは親のお金でただ音楽に縋って生きてるだらしない奴かと思ってたけど、読んでいくうちに宮路の内面はただ純粋で綺麗なままな気がした。本庄のおじいさんにウクレレを教えるために今まで弾いたこともないウ

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    2025年09月22日
  • ファミリーデイズ

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    瀬尾まいこさんらしい、柔らかだけどくすっと笑える文章。
    中学教師だった頃の話、夫さんとの結婚や子育ての話、日常を、(*´꒳`*)←こんな顔で読めるような表現力が素敵だし、好きだなーって思いました☺︎

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    2025年09月21日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    表紙に書いてある通り、「めっっっちゃあったかでほんま、おもしろい」本でした。

    関西弁だからかな、笑いながらどんどんページが進みました。
    関西弁は人との距離が縮まる言葉なのかもしれないですね。

    ヘイスケの最後のセリフ、戸村飯店の扉をあける場面はじーーんとしました。
    ええ店や、ええ町や!

    「バトン」から瀬尾まいこさんの作品に苦手意識があったのですが、他の作品も読んでみたくなりました。

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    2025年09月19日
  • 夏の体温

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    「友達」がテーマとなった小説。過去に少しだけ入院したことがあり一週間くらいだったけど、とても心細かったことを思い出した。倉橋と大野は人付き合いが下手なだけでとてもいい人たちだった。

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    2025年09月06日
  • その扉をたたく音

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    ネタバレ

    きっと誰にでもその瞬間は訪れるんだと思う。誰にとってもそれは突然で、だからいつ訪れてもいいように、なるべく前を向けるように備えたい。結局水木さんも渡辺君も、ぼんくらもみんな世話焼きだったんだなー。

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    2025年09月01日
  • 春、戻る

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    ときめきはないけれど穏やかな婚約者との日常に、突然現れた見ず知らずの「兄」。本作は、封印していた過去の記憶に、他者との出会いを通して新たな光を当てていく物語です。婚約者が見せる、静かでありながらも確かな優しさが、頑なだった主人公の心をゆっくりと解きほぐしていく。そんな温かい心の機微が、深く胸に響きました。

    特に、かつて住んでいた土地を婚約者が表現する場面は最高に良かったです♪主人公自身、そんな風に感じたことすらなかったその場所が、他者の視点を経ることで、かけがえのない大切な場所へと生まれ変わっていく。重苦しいだけだと思っていた過去の記憶が、未来を照らす温かい光へと変わっていくその瞬間は、読み

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    2025年08月23日
  • ありがとう、さようなら

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    自分や他人のために一生懸命頑張る生徒たちの姿は本当に微笑ましく可愛らしく輝かしい。
    自分も教員になったとき、進路指導をしたいだとか、古文の面白さを伝えたいだとかいうことも思っていたけれど(今も思っているけれど)、今はそれ以上に、生徒と一緒に成長したいという気持ちの方が強い。「教室という仕事」の章を読みながら、自分が教員を目指したときのことを思い返していた。
    そんなんだから〜とかつい言っちゃうけれど、学校という場でせっせと大きくなっている生徒たちは本当にキラキラしていて、そんな生徒たちと毎日一緒にいられる仕事は、やっぱりすばらしい、と思った。

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    2025年08月17日