瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 幸福な食卓

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    「ちゃんと幸せに生きてる?」
    誰かにそう聞かれたら、少し答えに詰まってしまう――そんな人に読んでほしい。

    瀬尾まいこ『幸福な食卓』は、“普通”の家族が壊れていく中で、もう一度“幸福”を探しなおす物語だ。
    冒頭の「父さんは今日で父さんをやめようと思う」という言葉から始まる家族の再構築。
    娘・佐和子は戸惑いながらも、父、兄、恋人との関わりを通じて「自分の生き方」を少しずつ見つけていく。

    どの登場人物も、とても愛おしい。
    そして瀬尾まいこの文体は、まるで湯気のように柔らかい。日常の温度をすくい取るその筆致に、いつの間にか自分の記憶が溶けていく感じ。

    涙と静かな温もりが心に残る。
    生きることに少

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    2025年11月11日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    読んでいると「あと少し、もう少し」の太田くんだと気がついて驚いた

    育児に関して何も知らない高校生が奮闘しているのが面白い

    中学校の時に変わった想いが高校に入って諦めてしまった主人公
    そんな簡単に変わらせてくれないんだと人生の厳しさを痛感会いました

    育児に関わっていくうちに、また走り出せるようになる成長具合に感動しました

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    2025年11月11日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    大田くんと鈴香のやり取りの丁寧な描写に妊娠中である自分にこれから待ち受ける子育てのリアルを垣間見るとともに、その子供と過ごす瞬間瞬間の喜びや感動がじんわり伝わってきてとてもよかった。
    最後の鈴香との別れのシーンは本当に胸がギューっとなって切なかった。

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    2025年11月09日
  • 図書館の神様

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    有名どころの文学作品がたくさん出てきて、こんな書き方、自分も読まなきゃ気になっちゃうじゃん!という感じ!そして、人間の素敵なところも、もちろん表現されてますが、一般的に負とされているドロドロな場面もあり、ギャップがより面白かったです。
    読書好きにはたまらない一冊で、この本に出会えて嬉しかったです。

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    2025年11月05日
  • 夏の体温

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    短編集、とても読みやすく1日で読んでしまった。自分が感じている普通と相手の普通は同じではない。周りの評価と真実は同じではない。人の優しさがこぼれ落ちていく瞬間を感じることができた。

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    2025年11月03日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    瀬尾まい子さんの作品の中で今のところ1番好きです!!
    クスクス笑ってしまうほっこりするお話♪またいつか読み返したい!

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    2025年11月02日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    悪い人は出てこない。人が嫌な感じだと思うのには理由がある。青春時代ははあっという間に終わる。青春時代じゃなくてもあっという間に過ぎる。人生、どう転ぶかわからないよね。みんな幸せになあれ。

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    2025年11月02日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    ネタバレ

    ヘイスケ目線とコウスケ目線での話が交互にきて面白かった。自分が苦手だと感じて離れた場所、でも実際は敵ばかりじゃなかったんだとほっこりした。

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    2025年11月01日
  • その扉をたたく音

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    コメディかと思ったらちゃんと青春だった。遅咲きのやつ。なんて言うか、恵まれているとか貧しいとかって、結局相対評価でしかなくて、自分自身の中で当たり前のことが、意外と他人からは凄いと思われているのかなぁと、思いました。
    「自分だけが分かってるお笑いが一番つまらん」ってパンチラインが最高。

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    2025年10月14日
  • 夏の体温

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    今回も、「あぁ〜やっぱり瀬尾さんの作品だなぁ、好きだなぁ」と読み終えて、心がポッと温かくなりました。
    人って、表面だけじゃわからない――。
    そんなことを静かに感じさせてくれる一冊でした。

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    2025年10月11日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    出てくる人みんな、あったかい。やさしい。おもろい。
    ヘイスケ、コウスケ兄弟の両方大好きになりました。
    新喜劇が見たくなりますね。

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    2025年10月09日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    ネタバレ

    ほんとにほんとにいい話で、続きが読みたくて読みたくてしょうがなくなった。
    瀬尾まいこさんの本はどれも読みやすくてスラスラ読める!






    最初弟が主人公として始まっていくのかな〜?って
    思ってたけど、兄視点と弟視点が交互に展開されていって、弟から見た兄と実際に兄が考えていたことが違っていたり、弟自身が思ってる自分と兄が思ってる弟もまた違って、あ〜こんな感じで人と自分の意見が交差してしまうんだなぁ〜って思った。

    兄はなんでもできて家が嫌いで、すかしていて、モテていて、家の手伝いをしない。っていうちょっとえー!最悪!って感じから、兄視点になって家のお手伝いをしたくて包丁の練習とかしてたけど、

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    2025年10月02日
  • 夏の体温

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    表題作の「夏の体温」は、血小板減少症で入院している瑛介が、長引く入院の中でなんとかして適応しようと奮闘し、2泊3日で検査入院していく小さな子たちをうらやみながら、その子たちの相手をしてあげている。めったに入ってこない同じ学年の荘太が検査入院してきて、限られた時間の中ですごく気があって、二人とも楽しく過ごせた入院となった。荘太が退院してからくれた手紙で、二人の関係が続くことを期待できるのが良かった。入院していると外の暑さを実感できないが、荘太はヤバい暑さだぞって教えてくれた。あと書きから、瀬尾まいこさんの子供さんも低身長で、検査入院をしたのだろうと想像される。
    もう一つの中編、「魅惑の極悪人ファ

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    2025年09月24日
  • その扉をたたく音

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    ネタバレ

    音楽が繋げてくれた暖かい心の繋がり。

    主人公が育ってきた環境には全く共感できなかったけど、唯一共感できたのは、昔感じた胸踊る瞬間がまた訪れることを信じてる姿かな。最近ギターを始めた私が読んで正解すぎる小説だった。誰かと音楽を奏でることの「最高」、それが上手くても下手でも、そこに誰がいるか誰を想って歌うかが大事なんだなって考えさせられたし、その「最高」を感じてみたいと思った。

    主人公の宮路、最初のイメージは親のお金でただ音楽に縋って生きてるだらしない奴かと思ってたけど、読んでいくうちに宮路の内面はただ純粋で綺麗なままな気がした。本庄のおじいさんにウクレレを教えるために今まで弾いたこともないウ

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    2025年09月22日
  • ファミリーデイズ

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    瀬尾まいこさんらしい、柔らかだけどくすっと笑える文章。
    中学教師だった頃の話、夫さんとの結婚や子育ての話、日常を、(*´꒳`*)←こんな顔で読めるような表現力が素敵だし、好きだなーって思いました☺︎

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    2025年09月21日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    表紙に書いてある通り、「めっっっちゃあったかでほんま、おもしろい」本でした。

    関西弁だからかな、笑いながらどんどんページが進みました。
    関西弁は人との距離が縮まる言葉なのかもしれないですね。

    ヘイスケの最後のセリフ、戸村飯店の扉をあける場面はじーーんとしました。
    ええ店や、ええ町や!

    「バトン」から瀬尾まいこさんの作品に苦手意識があったのですが、他の作品も読んでみたくなりました。

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    2025年09月19日
  • 夏の体温

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    「友達」がテーマとなった小説。過去に少しだけ入院したことがあり一週間くらいだったけど、とても心細かったことを思い出した。倉橋と大野は人付き合いが下手なだけでとてもいい人たちだった。

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    2025年09月06日
  • その扉をたたく音

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    ネタバレ

    きっと誰にでもその瞬間は訪れるんだと思う。誰にとってもそれは突然で、だからいつ訪れてもいいように、なるべく前を向けるように備えたい。結局水木さんも渡辺君も、ぼんくらもみんな世話焼きだったんだなー。

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    2025年09月01日
  • 春、戻る

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    ときめきはないけれど穏やかな婚約者との日常に、突然現れた見ず知らずの「兄」。本作は、封印していた過去の記憶に、他者との出会いを通して新たな光を当てていく物語です。婚約者が見せる、静かでありながらも確かな優しさが、頑なだった主人公の心をゆっくりと解きほぐしていく。そんな温かい心の機微が、深く胸に響きました。

    特に、かつて住んでいた土地を婚約者が表現する場面は最高に良かったです♪主人公自身、そんな風に感じたことすらなかったその場所が、他者の視点を経ることで、かけがえのない大切な場所へと生まれ変わっていく。重苦しいだけだと思っていた過去の記憶が、未来を照らす温かい光へと変わっていくその瞬間は、読み

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    2025年08月23日
  • ありがとう、さようなら

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    自分や他人のために一生懸命頑張る生徒たちの姿は本当に微笑ましく可愛らしく輝かしい。
    自分も教員になったとき、進路指導をしたいだとか、古文の面白さを伝えたいだとかいうことも思っていたけれど(今も思っているけれど)、今はそれ以上に、生徒と一緒に成長したいという気持ちの方が強い。「教室という仕事」の章を読みながら、自分が教員を目指したときのことを思い返していた。
    そんなんだから〜とかつい言っちゃうけれど、学校という場でせっせと大きくなっている生徒たちは本当にキラキラしていて、そんな生徒たちと毎日一緒にいられる仕事は、やっぱりすばらしい、と思った。

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    2025年08月17日