瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 天国はまだ遠く

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    ネタバレ

    2日で読み終わってしまった。
    自分と主人公の考え方、感じ方、行動にすごく重なる部分があったので心地よかった。
    一つ一つの経験を通じて、自分とゆっくり向き合い、繊細な感性を持つからこそ気づける生活の中の綺麗さ、喜びなどを実感するところが素敵だなと思った。
    「あんた、自分のこと繊細やとか、気が弱いとか言うとるけど、えらい率直やし、適当にわがままやし、ほんま気楽な人やで」
    「ほめてるんやで。あんたみたいな人は、長生きするわ」
    これを言われて落ち込まないところに、主人公の田村さんへの信頼が培われていたことが現れていると思う。自分の考え方に必要以上に「〜べきだ」と干渉せず、でも生きることを実感できる美味

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    2025年08月03日
  • 私たちの世代は

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    ネタバレ

    冴ちゃんのお母さんに感動した。考え方・生き方が衝撃的だった。自身が見落としていた大切なことに気づかされた。

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    2025年08月01日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    ネタバレ

    とてもおもしろかったし、しんみりもしたし、大満足な一冊。
    関西弁のテンポの良い会話を読むのは楽しい。

    岡野からの手紙をコウスケが書いたと見抜いているヘイスケはさすが。
    コウスケが進路に悩んだとき、東京のヘイスケに会いに行くところが特によかった。
    こんな兄弟いいね!

    ヘイスケと古嶋の会話で印象に残っている言葉がひとつ。
    「本当に人々を救うのは文学」
    これからもたくさん本を読みたいなと思った。

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    2025年07月26日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

    購入済み

    あと少しもう少し

    を、拝読してからの方が10年の連続性
    が、分かって良かったかも?

    また順番間違えた様です
    ハラハラもドキドキもそれ程なく
    ただただふたりの微笑ましい日常が
    流れていきます。

    暑い夏にゆっくりできる作品です
    自分の子育てを思い出しながら‥

    #癒やされる

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    2025年07月16日
  • その扉をたたく音

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    今の自分にちょうど良かった。自分自身に何らかの燻りを感じている人に読んでほしい。
    主人公はガキっぽいけど、悪いやつじゃないし読み進めるうちにどんどん可愛げが出てくる。
    水木のばあさんも渡部も本庄のじいさんも良い。
    綺麗事だけじゃないのがいい。

    9の最後の宮路の気持ちと、16の最後の水木のばあさんの手紙の締め括りが、ニュアンスは違えど同じ思いを抱いていたんじゃないかと思い、良かった。ただ、良かった。

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    2025年07月13日
  • 私たちの世代は

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    おもしろかった!
    小学校の時 コロナ禍を過ごしてたら...
    たしかに大人でもあんなにしんどかったのに
    小学生とかは本当に我慢我慢だったろうなと
    思います...。
    その中でもその経験を踏まえて大人になって
    生きていこうとする姿はすごく心打たれました。

    冴の母親のように子どものために
    あそこまで自分はできるだろうか?など
    いろいろ思いながら読み進めてしまいました。

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    2025年07月12日
  • その扉をたたく音

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    親からの仕送りで暮らす夢追い人の宮路と、介護士で苦労人の渡部が織り成す笑いと涙の物語。結末はうっすら予想していても、やはり鼻の奥が熱くなりました。瀬尾まいこさんの他の本も読みたいです。

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    2025年07月09日
  • 強運の持ち主

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    一人の占い師が占いによって色んな人たちと言葉を交わしプライベートな部分にまで優しく接する優しい小説だとおもいました。
    またそんなにまでして人の悩みを聞いてあげることに感心させられました
    その占い師さんも一人の人間なんだなってわかる部分もあってほっこりしました。

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    2025年07月09日
  • おしまいのデート

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    愛を深めていく1対1の人間関係は、なにも男女や恋愛に限らない。性別、年齢、肩書き、血縁を越えて築かれるものなのだと思う。
    「デート」という言葉には、やはり恋愛を前提としたイメージが強いけれど、以前友人がこう言っていたのを思い出した。

    「誰かと1対1で会うときは、たとえ仕事でも“デート”だと思って出かける。そうすればいつもハッピー♪」

    その言葉の意味が、この本を読んで少しわかった気がする。誰かとの関係を深めることって、すごくハッピーなことなんだ。

    昔から私は、“仲良し◯人組”のようなグループよりも、マンツーマンの関係が好きだった。
    たとえ複数人の集まりでも、それぞれの人と丁寧に関係を深めた

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    2025年07月13日
  • 私たちの世代は

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    たくさんの理不尽や苦しみがある世界で登場人物達が育っていく物語。ものすごく優しい話で心が揺さぶられた。読み終わりは外出先だったけど、思わず涙が滲んだ。

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    2025年07月09日
  • 温室デイズ

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    ネタバレ

    これも中学生のときに国語科の先生にオススメされた1冊。

    宮前中学は荒れていた。不良たちが我が物顔で廊下を闊歩し、学校の窓も一通り割られてしまっている。教師への暴力は日常茶飯事だ。三年生のみちると優子は、それぞれのやり方で学校を元に戻そうとするが……。

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    2025年07月06日
  • 私たちの世代は

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    ネタバレ

    めちゃくちゃよかった〜〜〜
    コロナを生きていた小中学生はどう思うのか気になる。人に会えず顔も見れず他者との距離が縮まらない関係性とどう向き合っていたのだろう。
    それが辛いことだったとして、それを誰かに言えてたりしたのでろうか。
    冴や青葉をみているとどんな環境下の親のもとに生まれてもやっぱり人なんだなと思った。冴が愛情をもって育てられたことをちゃんと実感して生きていけるのは母との関係が良好だったからだと思うし、母がそうやって冴を愛情を込めて育てたことがちゃんと冴にも伝わっていたのがほんとうによかった。
    青葉は親だけいったら恵まれて環境だったとはいえないけど、冴と冴の母親と過ごした時間が、青葉が人

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    2025年07月06日
  • その扉をたたく音

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    一気読みだった…純朴ではないけど素朴そのもの、ひねくれてはいないけど人生を飛び出せずにいる、そんな主人公。
    音楽の力。人が人と関わるということ。
    心にそっと、でもグッと、沁み入る本。

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    2025年07月02日
  • その扉をたたく音

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    瀬尾さんはすごい。
    日常誰にでもあり得る悩みや葛藤をスラスラと描いている。飽きることなく一気読みできた。
    何か励まされるような。
    前を向いて、次の一歩が軽く出せるような。
    そんな前向きになれる一冊。

    緩やかな展開は賛否両論ありそうだが、主人公の生活や心理的変化を想像させるのには必要な表現なのかもしれない。

    「あと少し、もう少し」からの流れでの読み始め。あの渡部くんの変化、成長を知ることができて本当に嬉しかった!

    老人ホームでのいくつかの物語。
    老いや死に関する話は展開が分かりやすいとマイナス評価もあるが、自分は老人ホームの入所者たちの生がリアルに表現されていて感動した。

    瀬尾さんすごい

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    2025年06月30日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    すごく好きᥬ☺️ᩤ
    亮太みたいに、目の前のことに全力で向き合える人でいたいな。
    海外ひとり旅自分も行きたいな。
    子供は早い方がいいんかもね。

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    2025年06月28日
  • 僕の明日を照らして

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    ・人間がモラル的、法律的にタブーを犯した場合、それ以外の定められた枠組を著しく逸脱した時は、その行いと同等の贖罪が必要であることを再認識できた
    ・思春期に多い「こうではなきゃダメ」「これはダメ」という執着心がだんだんと薄れていく様子は現代人に刺さる描写のように思う
    ・なんとなく始めたことを頑張って続けて、なんとなく日常に成果が滲み出てきて、ふとした瞬間にようやく成果に気づく、それが本当の成長の仕方なんだと気付かされた

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    2025年06月26日
  • ファミリーデイズ

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    のんびりとした旦那さんと新たな家族となった娘さんの成長を記録したほのぼのエッセイ。

    出会う人出会う人が魅力的で面白い人達。
    商店街の見知らぬおばちゃんの一言で育児に対して、最初頑張ってと言ったことを、頑張るんじゃなくて無理しないでとわざわざ言い直して伝える優しさが特に印象的だった。

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    2025年06月20日
  • 卵の緒

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    気持ちを穏やかに温かくさせてくれた。大人びた優しい子供は素直で純粋で誰もが幸せな気持ちになる。大人でもこうなれないだろうなと思うし、なりたいとも思う。純粋に人を思いやることは素晴らしい人間性だ。

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    2025年06月16日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    ありきたりでない、ひどい立場に立たされた主人公たちがそれでもそれをカラッと受け入れる、そんなお話たちが三篇入った短編集。

    私の目から見たら、どの立場に立たされてもかなり嫌なんですけども、主人公たちがみんな優しく受け入れているのが印象的。それも何も感じていないとか、変わった考えの持ち主というのではなくて、少しモヤっともしてるというリアリティもちゃんとあるから読める。

    なにより作者の優しさがほんわか滲み出てるのが感じられていいなあ。

    今度は長編を読みたいな☺️

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    2025年06月07日
  • そして、バトンは渡された

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    そして、バトンは渡された

    読了。大きい事件は起こらないのに、最後の結婚式のシーンは泣きそうになった。森宮さんの頭良いのにお茶目なところが好きだなーと思った。

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    2025年06月03日