瀬尾まいこのレビュー一覧

  • その扉をたたく音

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    ネタバレ

    きっと誰にでもその瞬間は訪れるんだと思う。誰にとってもそれは突然で、だからいつ訪れてもいいように、なるべく前を向けるように備えたい。結局水木さんも渡辺君も、ぼんくらもみんな世話焼きだったんだなー。

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    2025年09月01日
  • 春、戻る

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    ときめきはないけれど穏やかな婚約者との日常に、突然現れた見ず知らずの「兄」。本作は、封印していた過去の記憶に、他者との出会いを通して新たな光を当てていく物語です。婚約者が見せる、静かでありながらも確かな優しさが、頑なだった主人公の心をゆっくりと解きほぐしていく。そんな温かい心の機微が、深く胸に響きました。

    特に、かつて住んでいた土地を婚約者が表現する場面は最高に良かったです♪主人公自身、そんな風に感じたことすらなかったその場所が、他者の視点を経ることで、かけがえのない大切な場所へと生まれ変わっていく。重苦しいだけだと思っていた過去の記憶が、未来を照らす温かい光へと変わっていくその瞬間は、読み

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    2025年08月23日
  • ありがとう、さようなら

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    自分や他人のために一生懸命頑張る生徒たちの姿は本当に微笑ましく可愛らしく輝かしい。
    自分も教員になったとき、進路指導をしたいだとか、古文の面白さを伝えたいだとかいうことも思っていたけれど(今も思っているけれど)、今はそれ以上に、生徒と一緒に成長したいという気持ちの方が強い。「教室という仕事」の章を読みながら、自分が教員を目指したときのことを思い返していた。
    そんなんだから〜とかつい言っちゃうけれど、学校という場でせっせと大きくなっている生徒たちは本当にキラキラしていて、そんな生徒たちと毎日一緒にいられる仕事は、やっぱりすばらしい、と思った。

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    2025年08月17日
  • 夏の体温

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    穏やかな時間が過ごせるような物語が
    読みたいなぁ と思っていました。

     

    書店で探していると
    紙飛行機が沢山飛んでいる中
    子供達が手を繋いでいる優しい色彩の本を
    みつけました。
    瀬尾まいこさんの作品!

     夏の体温

    とても穏やかな気持ちで本を開きました。


    全三遍の物語はどれも瀬尾まいこさんの
    温かい世界観で溢れていて思っていた以上に
    穏やかな優しい色彩を感じられる物語でした。

    最初の 夏の体温 
    ずっと瑛介君の優しさを感じながらの
    時間でした。自身の事で沢山の痛みや不安が
    あるのに、こんなにも思い遣りをもてる強さ。
    壮太君と超楽しかった時間を過ごせて
    良かったです!

    入院して何時

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    2025年08月15日
  • 夏の体温

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    友達。
    いつ、どこで、どんな人と、
    友達になるかなんて誰にもわからない。
    身長が違ったって、見た目が違ったって、
    年齢が違ったって、性別が違ったって。
    なにかきっかけがあれば誰とでも友達になれる。
    自分はそう思ってなくても相手は友達と思っていてくれることだってある。
    いつどこで″友達″になれる人と巡り会えるかを、考えるとなんだかわくわくする。


    個人的に代表作の《夏の体温》が面白かった。

    病院の中での話で低身長の検査の辛さとか、瑛介がいつ退院できるかわからないのに病院で過ごさなければいけない辛さとかは苦しい気持ちになったが、壮太との出会いから始まり、楽しい時間を過ごしてる姿が本当に心温かか

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    2025年08月06日
  • その扉をたたく音

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    私は、今は自分のために小説を書いている。でも、いつかは誰かのために言葉を紡げたら、そう思わせてくれる物語でした。今のタイミングで読めてよかったです。

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    2025年08月04日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    ネタバレ

    とてもおもしろかったし、しんみりもしたし、大満足な一冊。
    関西弁のテンポの良い会話を読むのは楽しい。

    岡野からの手紙をコウスケが書いたと見抜いているヘイスケはさすが。
    コウスケが進路に悩んだとき、東京のヘイスケに会いに行くところが特によかった。
    こんな兄弟いいね!

    ヘイスケと古嶋の会話で印象に残っている言葉がひとつ。
    「本当に人々を救うのは文学」
    これからもたくさん本を読みたいなと思った。

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    2025年07月26日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    あと少しもう少し

    を、拝読してからの方が10年の連続性
    が、分かって良かったかも?

    また順番間違えた様です
    ハラハラもドキドキもそれ程なく
    ただただふたりの微笑ましい日常が
    流れていきます。

    暑い夏にゆっくりできる作品です
    自分の子育てを思い出しながら‥

    #癒やされる

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    2025年07月16日
  • おしまいのデート

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    愛を深めていく1対1の人間関係は、なにも男女や恋愛に限らない。性別、年齢、肩書き、血縁を越えて築かれるものなのだと思う。
    「デート」という言葉には、やはり恋愛を前提としたイメージが強いけれど、以前友人がこう言っていたのを思い出した。

    「誰かと1対1で会うときは、たとえ仕事でも“デート”だと思って出かける。そうすればいつもハッピー♪」

    その言葉の意味が、この本を読んで少しわかった気がする。誰かとの関係を深めることって、すごくハッピーなことなんだ。

    昔から私は、“仲良し◯人組”のようなグループよりも、マンツーマンの関係が好きだった。
    たとえ複数人の集まりでも、それぞれの人と丁寧に関係を深めた

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    2025年07月13日
  • 温室デイズ

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    ネタバレ

    これも中学生のときに国語科の先生にオススメされた1冊。

    宮前中学は荒れていた。不良たちが我が物顔で廊下を闊歩し、学校の窓も一通り割られてしまっている。教師への暴力は日常茶飯事だ。三年生のみちると優子は、それぞれのやり方で学校を元に戻そうとするが……。

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    2025年07月06日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    すごく好きᥬ☺️ᩤ
    亮太みたいに、目の前のことに全力で向き合える人でいたいな。
    海外ひとり旅自分も行きたいな。
    子供は早い方がいいんかもね。

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    2025年06月28日
  • 僕の明日を照らして

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    ・人間がモラル的、法律的にタブーを犯した場合、それ以外の定められた枠組を著しく逸脱した時は、その行いと同等の贖罪が必要であることを再認識できた
    ・思春期に多い「こうではなきゃダメ」「これはダメ」という執着心がだんだんと薄れていく様子は現代人に刺さる描写のように思う
    ・なんとなく始めたことを頑張って続けて、なんとなく日常に成果が滲み出てきて、ふとした瞬間にようやく成果に気づく、それが本当の成長の仕方なんだと気付かされた

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    2025年06月26日
  • ファミリーデイズ

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    のんびりとした旦那さんと新たな家族となった娘さんの成長を記録したほのぼのエッセイ。

    出会う人出会う人が魅力的で面白い人達。
    商店街の見知らぬおばちゃんの一言で育児に対して、最初頑張ってと言ったことを、頑張るんじゃなくて無理しないでとわざわざ言い直して伝える優しさが特に印象的だった。

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    2025年06月20日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    ありきたりでない、ひどい立場に立たされた主人公たちがそれでもそれをカラッと受け入れる、そんなお話たちが三篇入った短編集。

    私の目から見たら、どの立場に立たされてもかなり嫌なんですけども、主人公たちがみんな優しく受け入れているのが印象的。それも何も感じていないとか、変わった考えの持ち主というのではなくて、少しモヤっともしてるというリアリティもちゃんとあるから読める。

    なにより作者の優しさがほんわか滲み出てるのが感じられていいなあ。

    今度は長編を読みたいな☺️

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    2025年06月07日
  • そして、バトンは渡された

    ネタバレ 購入済み

    そして、バトンは渡された

    読了。大きい事件は起こらないのに、最後の結婚式のシーンは泣きそうになった。森宮さんの頭良いのにお茶目なところが好きだなーと思った。

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    2025年06月03日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    めっちゃおもしろかった!
    初めはどんな話?と思いながら読み進めたら、笑いあり、青春あり、成長あり!
    そして2人ともええこ!!
    「出発」と「帰る」の違い、戻ることが出来る温かい場所があることのありがたさ を私まで感じることができた。

    ウルフルズの曲はなんやったんやろな〜とあれこれ思いを巡らせてみる♪

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    2025年05月29日
  • おしまいのデート

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    うう…泣かされました。号泣です。嗚咽です。

    心を震わせる、涙腺を刺激するストーリー。それもわざと「泣け泣け」という感じではないんだよね。淡々と感情表現を抑えた筆致なのに泣かされる。不思議だ…。

    でも、もちろん不快ではなくて。押し付けがましくないからこそ、とっても爽やかで、好みドンピシャでした。

    瀬尾作品は小説はこちらが初読みなんだけど、なぜ今まで避けてきたんだろうと少し後悔するくらい。

    嗚咽が我慢できないくらい号泣したのは「ランクアップ丼」です。少しネタバレすると、ちょっとネグレクトされたっぽく育った主人公の話なんだけど、母親への恨み言のようなものがほとんどない。もちろんらネグレクトは

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    2025年05月26日
  • ありがとう、さようなら

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    話題の作家のエッセイ。

    本作を読んでいて気づいたんだけど、私、この作家さん初読みでしたわ。

    もっと情緒的な文章やテーマを扱う方なのかと思っていたんだけど、感情的になりすぎず、なんだか飄々とした視線で自分の受け持つ中学生たちを描く、軽やかな文体でした。

    解説によると「教える人、という立ち位置で、上から目線でなくフラットに学校のことを書くのは、実はとても難しい」んだそう。これを読んでハッとしたんだけど、そうなのよ、上から目線じゃないの、まったく!!

    それが読んでいて心地よく感じさせるんだろうなーと思う。

    ぜひとも小説も読まなくてはと思いました✨

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    2025年05月25日
  • 図書館の神様

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    ネタバレ

     垣内君と清の距離感にとてつもなく心地よさを感じつつ一気読みしてしまった。なんとたとえたら良いか、海辺の防波堤の上を歩いてるようなそんな感覚。2人はプライベートを明かさず、明かしたら関係が壊れてしまうのかなと危なげを感じつつも、お互いを信用し潮風に身を任せるように会話を繰り広げていく。そんなやり取りがとても心地よかった。

     私にとっての垣内君と清の「それ」はなんだろう。時に全力で時に緩めながら「それ」を探しにいこうと思う。

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    2025年05月20日
  • 春、戻る

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    「思い描いたとおりに生きなくったっていい。つらいのなら他の道を進んだっていいんだ。自分が幸せだと感じられることが一番なんだから。」というセリフにぼろぼろ泣いてしまった。思い通りに行かなくてもがいてる時にスッと心に沁みた。大好きな作品。

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    2025年04月25日