瀬尾まいこのレビュー一覧
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人気の作家5人が、書店への愛をこめて書かれたアンソロジー。
作家さんが豪華過ぎるし、内容もすべて面白かったです。個人的には、一穂ミチさんの『歌うように生きて』が好きです。割となんでも手に入ってきた人生を送る主人公の潤が、留学生のリウと出会い関係を育んでいきます。恋愛に発展しそうでしない状態で、2人は離ればなれになりますが、リウとの繋がりを信じて人生を歩んでいく潤の姿に、清々しいものを感じました。この短さの中に、ちょっとした驚きの展開も描いてしまう一穂さんはさすがです。
坂木司さんだけ初読み作家さんでしたが、とても読みやすく面白かったので、別の作品も読みたくなりました。 -
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『「すごいね。この家、幸せ多すぎだね」
ひかりがそう言って笑った』
美空とひかりの幸せの日々。
『大きな不安と底知れない安らぎ。ひかりの小さな体にはその二つが詰まっている。』
『どこにも自分の意志はなく、その時々の流れでなんとなく生きてきただけ。このまま年ばかりが経ち、私はどこにたどり着くのだろうか。』
読み始めは不安ばかりだった美空の生き方。
そして一番不穏なお母さんの存在。
でも、そらくんママ三池さんや、宮崎さん。そして颯斗君、林田さん。
こんな人たちがいたからこそ、美空はしっかりと立つことができた。いっぱいいっぱいの毎日に、パンクしてしまわなかった。
みんなで笑う日々。
『「ずっと -
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ネタバレ中学生の駅伝を舞台とした青春小説。
襷を繋いでいく章の構成が面白くて一気読みした。
駅伝を走る男子生徒6人+陸上部顧問それぞれの魅力があって、読み終わる頃にはみんなのことが好きになる。
私の中でスポットライトが当たったのは渡部君。
頼み事を断れないジローにたいして、「俺は選んでするべきことを決めている」と言い切った場面は、
まだ中学生なのに判断軸をしっかり持っているなんて素晴らしすぎないか?!
と感心したが、彼の章を読み終えた後だと、ある事情のためどういうふうに自分を見せるか考えて行動しているのだとわかり、このセリフの印象が変わる。おばあちゃんの「中学最後になって、孝一もやっと好きなことがで