瀬尾まいこのレビュー一覧
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ネタバレなんて気持ちの良い作品だろう。瀬尾さんは初めて読んだけど、人気があるのがよく分かった。
口の悪い店長が段々可愛く思えてくる笑
主人公の梨木くんは人の良いところを見ようとするし、実際に見ている。人の様子にもよく気がついて、その上で相手にそっと寄り添える。それは全然平凡なことではなくて、むしろ宝物でしょう。
彼のお陰もあって、つまづいてる人たちが進んでいけるようになっていくのが嬉しくて読後感が良かった。
常盤さん、苦しかったね。
先の道でどうか笑顔が増えますように。
店長の大竹さんの言動が途中から可愛く感じられてニヤニヤしてしまった。随分捻くれてはいるけど困ってたら助けてくれる人ではあるもん -
Posted by ブクログ
主人公のヘンテコな関係の家族のお話。
お父さん、心病んでしまって父を辞めるとか。お母さんは、別居してるけど、まだ家族との関係仲良くつづくなど。兄は、知能高いが女に弱いとか。そして、一番まともな主人公と周りは盛りだくさんの変な人たち。でも、憎めなく、なぜか愛着湧く。
時は、主人公の中学時代から始まり大学受験までのストーリー。
主人公、佐和子の周りでは、とにかく騒がしい。いい事もあれば、辛い事、悲しい事もあり、読んでいる私も心情穏やかになれない。
しかしなぁ、ボーイフレンドの彼とハッピーに終われば満足なんだろうけど、それはそれで、普通の終わり方でつまらんしなぁ。でも切なかった(T ^ T)
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Posted by ブクログ
2023.11.9
「いつもなみちゃんは、僕が家に行くことをとても嫌がる。」
――「優しい時間」の1行目。ここに伏線がある。
何気なく読み始めたときは心に残らなかったが、読み返してみると、この1行目がとても重要だと気づく。たけるくんとちなみちゃんの心の動きが、ここにすでに表れている。
2度目に読むと、きっとまた違って見える。
タイトルの「優しい時間」も、まさにこの章のためにつけられたものだと思う。優しさにはタイムラグがあり、それが心に刺さった。
P95の一文。
「なんか深雪さんってイザベラに似てるね」
さなちゃんが深雪に言った言葉。
馬みたいなイザベラは意地悪だけど、ピンチのときには -
Posted by ブクログ
寄せ集めのメンバー6人と新しく顧問になった頼りない先生が、中学最後の駅伝にのぞむ青春小説。
同じ時系列を1区から6区を走る生徒の視点で語られ、それぞれが「襷を繋いで走る」想いを受け取り次の走者へと引き継いでいきます。
メンバーは中学生らしく、物事を斜に構えている子、グレている子、いじめられっ子など様々。
それをまとめる部長の桝井くんも、掴みどころのない子に見えていちばん闇があったり…。
わたしは特に渡部と俊介が一緒にお弁当を食べるシーンがすきです。
駅伝がなければ関わることがなかった2人が、お互いに誰にも打ち明けられなかった心にほんの少し触れる。一緒に過ごすうちに目に見えない友情や信頼が築か