瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 図書館の神様

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    「清く、正しく」生きることの難しさ。自分の「正」は他人にとっては正解ではないのかもしれない。
    人を変えてしまうのは人間、けれども変えてくれるのも人間。

    瀬尾作品に必ず出てくる「ぐいぐいプライベートに入り込んでくる善良キャラ」は弟さんでした。そして垣内くんいいな。自分の「正」を人に押し付けないところが「清」なんだと思う。
    真面目に食生活やってたら、ジャンキーなものが食べたくなる。もう駄目だと思っていたら、偶然救われることもある。月並みだけど、人生は、毎日は、平坦じゃない。

    もう一つの短編集「雲行き」は、瀬尾先生の「血縁じゃない家族愛」のルーツかもしれない。色々と語りたくなっちゃうけど、まずは

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    2026年05月08日
  • 天国はまだ遠く

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    たまには、田舎で“のんびり“するのもいいかも。田村さんが優しくていい人だった。瀬尾さんって、中学の教師をされてたんだ…。

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    2026年05月08日
  • 私たちの世代は

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    瀬尾まいこさん、12冊目。
    設定がとんでもなくて物語に入っていけない話が多い、とかブツブツ言っている割に結構読んでいるのだな、これが。
    この本も迷った挙句に買ってしまったが、今回はスルスルサクサクと読めて、且つとても良い話だった。

    小学3年生になる頃にコロナ禍に見舞われた二人の少女、冴と心晴の物語。
    「夜の仕事」をする母親からたっぷりの愛情を注がれながら暮らす冴、教育熱心な母親と微妙に心を通わせられずにいる心晴。
    母の仕事を理由にいじめを受ける冴、あることをきっかけに不登校になってしまった心晴。
    同じコロナ禍を描いた辻村深月さんの「この夏の星を見る」とはまた違った視点で、感染症の流行で不自由

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    2026年05月08日
  • ありか

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    胸が苦しくなる設定。美空は夫と母には恵まれなかったけど、でも周りの人が見守っていてくれて、温かくて救われる。
    子供の頃は親は絶対。どうしたって愛情を求めてしまう。大人になっても満たしてほしかったなって気持ちのまま。
    子供ができて無性の愛を注げる自分と比較して、親は子供好きじゃなかったんだなって、苦しかったんだなって気づいて、それも苦しいけど強くなってく。
    瀬尾さんはどこに自分を重ねたんだろう。

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    2026年05月07日
  • 夜明けのすべて

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    じんわりと温かくて2人を応援したくなったし、私も少し頑張ろうかと思えた。前進した実感がなくとも、少しずつでいいんだ。本を読んだ後に映画も見た。どちらの良さもあったけど、私は原作の方が好きだったな。よりリアルでぬくもりを感じた。嫌なこともたくさんあるけど、穏やかに生きていきたいな。

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    2026年05月07日
  • 夜明けのすべて

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    自分もPMSがあり、昔から症状に変化はあるが、痛み・眠気・イライラ・頭痛・吐き気に悩まされてきた。自分と同じような症状が小説に書かれているのが不思議な感じがした。また過去に知り合いでパニック障害の人がいたので、その人と重ねて読んだ。自分が自分でない感じ、自分を自分でコントロールできないのはつらい。
    2人の不思議な関係と、職場の緩い雰囲気がうらやましく思った。職場では仲良い人もいないし求めてもいないと思っていたけど、心の底ではこんな温かいつながりを求めていたのかもしれない。
    映画もよかった。

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    2026年05月07日
  • 私たちの世代は

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    本屋でうろうろして購入。もっとコロナ禍(感染症、という表現だが)に焦点を当てた作品かと思ったが、コロナ禍以降を含めた、少女2名の成長記だった。
    公立と私立で対応違うのか…確かに給食はライフライン…祖父母じゃ無く父親が病気ってのも気を遣ったよな…といった当時を振り返らせる記載は前半にあるが、中盤以降はコロナ関係ない、どの世代もぶつかりそうなもの。心晴の甘えっぷりコロナ関係ない。
    コロナで失ったもの、得られなかったものは膨大だろうし、世界中の異常事態であった事に間違いない。しかし、家庭環境、学校の人間関係、進学…つまづく内容にコロナは関係なく、トリガーが引かれやすかっただけなのかもしれない。

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    2026年05月07日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    瀬尾まいこさんの短編集
    3作どれも優しさと驚きを与える短編だったけど、特にタイトルにもなっている優しい音楽は最初どう言う意味から掴まれて最後は優しい音楽に繋がる意味で締めくくり、2作目のタイムラグも驚きと優しさが伝わる話で3作どれも良かったです

    個人的にはタイムラグが好み

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    2026年05月06日
  • そして、バトンは渡された

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    ギリギリ泣かなかったけど、泣きそうになった。
    梨香さんや実のお父さんの愛が1番ぐっときた。登場人物みんないい人で心が温かくなる物語。
    主人公の芯があって強いところも良い。考え方や生き方がかっこいいというか、少し立ち止まった時に思い出せそうなお話。

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    2026年05月06日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    瀬尾さんの本はあっさり読めるので大好き。
    個人的にタイムラグのお話が好きでした。
    不倫相手に子どもを預けるというのは
    普段では考えられない話ですが...

    誰も不幸にならないのが瀬尾さんの本の魅力なのかな?と思いました。

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    2026年05月06日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    瀬尾さんの小説は、やっぱり好きだと感じる。『優しい音楽』は途中でドラマで観たことがあることに気付いた。おじさんを拾ってきた話が特に気に入った。人間臭さがなくて、ほっこりできるのが好み。

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    2026年05月06日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    短編3話。
    1話目は表題でもある『優しい音楽』は、ちょっと不思議な始まりで、これってファンタジー小説?と思わせるような運命的な出会いから、最後には想像を超えてほっこりさせてくるところが凄い。
    2話目、3話目も同じく現実ではありえないような、でもありえそうな話で面白かった。

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    2026年05月06日
  • 私たちの世代は

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    中学生の妹は、ほとんど学校に通わなかった。
    今って感染症の名残で、家から出なくても過ごせてしまうのだ。

    学校に行かず、家で多くの時間を過ごした子たちは、きっと誰よりも、一人でいろんなことを考えてきた。
    環境も、考え方も、一人ひとり違う。
    だから、その気持ちを本当にわかることは簡単ではない。

    でも、私たちはその子たちより少しだけ大人だ。
    その分、できることもあるだろう。
    その子の歩幅を急かさず、そっと隣にいることも、そのひとつかもしれない。

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    2026年05月05日
  • 天国はまだ遠く

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    大きな展開は起きないのに、文章が凄く肌に馴染んで、じんわり胸に残るお話だった。
    その後が気になるなあ。

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    2026年05月04日
  • そして、バトンは渡された

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    親から別の親へ、子供というバトンが渡されていく。
    血がつながっていなくても、つながっていないからこそ、親子の関係が適当な距離感を保ちながらも信頼し合った様子・会話で描かれる。

    『本を読んだら散歩に行こう』(村井理子)で紹介されていて、本屋で手に取った。

    わたし自身が子を持つ親だからなのか、小説に出てくる言葉の中で心に染みたものは:

    (梨花が言ったという)親になるということは、
    「明日が二つ」
    「自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくる。未来が倍になる。」

    (森宮いわく)子を持つ充実は、
    「恋愛より大事なものはけっこうあるし、何か一つ手にしていればむなしさな

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    2026年05月03日
  • 強運の持ち主

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    重すぎず、さらさらと読める本だった。
    自分のことや通彦のことだと考えたりモヤモヤしたり、人間て一緒だなぁと。
    通彦のお料理でもほっこり

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    2026年05月03日
  • あと少し、もう少し

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    一つの小説で6人分の視点を追体験しても良いのだろうか。そんな贅沢な小説だった。

    毎年、県大会に出場している中学の陸上部は今年も県大会出場を目指す。しかし、陸上部の熱血顧問は異動となり、新たにやってきた顧問は美術部。更に、出場メンバーがなかなか定まらない。追い討ちをかけるように、主力の不調。

    そんな不協和音な状態でもなんとか、もがき苦しみ這いあがろうとする青春小説。

    当たり前だが、一人一人が別のバッググラウンドを持ち、異なる価値観を持つ。そんなまだまだ成長段階の彼らの思考や見方の変化が丁寧に描写されている。

    中学の部活がもたらす人間的成長。これが大会出場が叶おうが叶わなかろうが、1番大事

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    2026年05月02日
  • 幸福な食卓

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    淡々とした家族生活。読んでると心が落ち着く。
    ストーリーは1つだけ大きい事件があってびっくりしたけど、基本的には日常。
    行動とか性格とかは現実にはいなさそうなものばかりだけど、当然のように進行していくところが心地良い。

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    2026年05月02日
  • 天国はまだ遠く

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    ネタバレ

    目の前の世界が全て、そこに希望が持て無いと
    「死」に行き着いてしまうのかも。

    もっと世界は広くて、自由なのに視野が
    ぎゅーっと狭くなる。辛くなる。

    どこまでも自由な自然の中に入って
    千鶴は心の中を断捨離して
    帰って行ったんだろうな。

    千と千尋の神隠しを思い出した。
    居心地は良いけど本来居るべき場所
    では無い、帰らなくちゃ。と。


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    2026年05月01日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    父はカメラマン、母はバイオリニスト、姉は画家を目指しアメリカにいる。そんな中、自分は何の取り柄もないと悩む梨木。小学、中学で困っていそうな同級生を助けたことで、人の心を読める能力があるね、と褒められる。
    でも本当にすごいのは、気付いた異変に対してとことん考えて答えを出す辛抱強さ。そして、何とかしなきゃ!と、下手すると困っている本人より必死に解決策を出そうとする優しさと、行動に移せる勇気じゃないかな?
    店長の大竹や、大学の友人たちと接するうちに、人の心なんて一緒にいれば図らずとも分かるものだ、誰かの思いに触れるのは何も特別なことではない、と気づき始める。それでも誰かを救っていることに変わりはない

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    2026年05月02日