瀬尾まいこのレビュー一覧

  • その扉をたたく音

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    うん、素直すぎて、面白おかしくて、それでいて感動的で、なんだか人生みたいですね笑

    理想ばかり語る主人公は自分と重なる部分があり、そんな彼が老人ホームというかけ離れた場所で紡がれる痛快な物語が面白かった!

    だけど最後は、大切なものを見つけられたみたいで、ほんとによかった^_^

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    2026年02月02日
  • 天国はまだ遠く

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    なんとなく、はじめのナヨナヨした千鶴を見ていると、昔の自分を見ているようで少しイライラした。でも千鶴はパワフルだったし、ある程度の大胆さも持ち合わせていた。田村さんが言うように自己評価と実際の人柄は随分離れていた。

    彼女の大胆さを表す行動に、記念に描いた絵を飾って貰おうと思ったが拒否された、とある。このシーンは好きだ。

    彼女は良い人なのだと思う。車で数時間かかる場所までわざわざ来てくれる彼氏や、その彼氏に会わせるために封筒にマッチを入れた田村さんなどなど、彼女は良い人に恵まれていた。少しだけ精神が内に向きすぎていただけなのだ。

    田村さんはとても優しい人だった。宿で自殺しようとしていたと打

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    2026年02月02日
  • あと少し、もう少し

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    昨年「新潮文庫の100冊」で購入した作品。
    「風が強く吹いている」は大学駅伝でしたが、こちらは中学駅伝です。

    陸上部の名物顧問が異動となり、代わりにやってきたのは頼りない美術教師。部長の桝井は、中学最後の駅伝大会に向けてメンバーを募り練習をはじめるが…。

    読み進めると見えてくるのは、メンバーの人間模様。
    駅伝という同じ出来事、同じ時間を経験しているのに、見えている景色や抱えている不安、期待と劣等感の重さが一人一人全然違っていたことが印象的だった。
    中学生ならではの繊細さをあちこちに感じられて、かつて私が経験したような思いも描かれていて、懐かしい気持ちになった。

    誰かの正しさが、別の誰かの

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    2026年01月31日
  • その扉をたたく音

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    ネタバレ

    暫くは主人公の呑気さに多少イライラしつつも、水木さんの手紙には涙を抑えられなかった。私もたまに、第三者としてじいさんばあさんの話し相手になる、みたいなボランティアとかあったらやってみたいなと思うことがあるが、何にせよ、介護士というのは本当に尊い仕事である。そしてじいさんばあさんというのは、どれだけボケてたとしてもやはり人生の先輩であり、酸いも甘いも我々よりよっぽどご存知なのである。だからこそ私たちは、いつまでも愚者でいてよくて、色んなしょうもないことを経験して、自分が先輩側になった時に、若い人に少しでも人生の助言ができればそれでよいのだろうと思った。

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    2026年01月30日
  • 強運の持ち主

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    心温まる占いにまつわるお話でした。
    占いに気づきをもらえたり、占ってもらうことで、ちょっとした気持ちの切り替えになったりしますね。

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    2026年01月30日
  • 夜明けのすべて

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    病気ではないけれど、私は産後、それまでの私ではなくなりました。自分の時間のほとんどを子供に捧げる何年間が過ぎ、以前の自分が好きだったものや心地よく感じていたものも思い出せなくなっていました。ここ最近、ようやく自分の時間がもてるようになって、こうして読書もできていますが、そんな自分と重ねて本作を読みました。
    あれも無理だ、これもきっと後から大変そうだと年齢的なものもあってすぐに線引きをしてしまいますが、工夫すればきっとまだまだやれるのかもしれません。そんな希望に満ちたお話でした。ぜひ、映画も見てみようと思います。

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    2026年01月29日
  • 天国はまだ遠く

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    23歳の千鶴は死に場所を求め宮津に赴くが民宿で自殺に失敗する。そこで過ごす大自然の中で自分を見つけていく物語。

    私も死ぬなら旅に出ようと考えたことがある。どこか遠くへ。

    生きる意味をまた失ったら、旅に出たい。
    心が疲れてる人に送りたい一冊。

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    2026年01月29日
  • 掬えば手には

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    主人公の梨木くんはほんとにいい子。人の心が読めるからだけじゃなくて、その後行動に移せるから。誰でも察することはできるけど、その人のために声をかけて行動できる人はなかなかいないよなーと思う。人の心に踏み込んでいく事は勇気がいるし、自分の心の奥を話すことも勇気がいる。
    口の悪い店長の事も「悪いところばかりじゃなく、いいところもある」と思えるとこもすごい。梨木くんのおかげで店長が少しずつ変わって、最後は可愛くみえた(^^)

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    2026年01月27日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    テンポが良くて、読みやすかった!
    笑って泣けた。
    兄弟と自分を比べて、嫉妬したり、羨んだり。
    すごく分かるなって思った。
    兄弟愛が素晴らしい作品でした。

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    2026年01月27日
  • 夜明けのすべて

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    直前に柚木麻子さんのBUTTERを読んで、濃厚で心かき乱されるような本だった(褒めてる)ので、その直後の『夜明けのすべて』が本当に癒しでしかなかった。

    真逆だ。

    どちらも小説というジャンルで、最後には救われるところもあるのだが、とにかく真逆で、淡々と、でも陽だまりのように優しさが、主人公たちをつつみ込んでいく。

    元気のない友人に勧めるとしたら、『夜明けのすべて』だなと思う。

    抱えているものはそれぞれ重いはずなのに、それを感じさせないのは、彼らの原動力が優しさだからかもしれない。

    映画を読んだので、終始、もねちゃんの顔が浮かんでいたが、映画と違うところもあって、それはそれで面白かった。

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    2026年01月26日
  • 夜明けのすべて

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    とっても良かった。心にじんときて、大変な日々でも少しずつ前に進んでいく山添くんが良かった。人との関わりってやっぱり生きていくのに大切なんだなあ。

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    2026年01月25日
  • 掬えば手には

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    人の心が読める主人公は人のために動くことができる人格者ですごいと思いました。周りの人も、主人公の能力を茶化したりせず、認めて話を聞いてくれる優しい人たちばかりで、ほっこりしました。

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    2026年01月25日
  • 掬えば手には

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    心が温かくなるような、優しい文章。瀬尾さんらしい作品。
    主人公の梨木君は、何も取り柄がないと自分で思っているけど、人の心が読める力があることが原動力となり、相手を思い遣った行動が出来るところが素敵だなあと思った。周りに壁を作ってしまう常盤さんから聞こえる子どもの声。常盤さんの過去。常盤さんと子どもの声を繋げる橋渡しになってくれた梨木君。とても良かった。口は悪いけど、気にかけてくれる店長の大竹さんが個人的に好き。
    アフタートークの店長視点の話もよかった。

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    2026年01月25日
  • 幸福な食卓

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    毎日朝ごはんをそろって食べる家族、
    めちゃめちゃ理想的だと思ったのも束の間、
    一人一人が自分の個を持つが故にバラバラじゃん
    と思ったのが最初でした。

    でも、エピソードが進むにつれて、
    こういう家族の形も素敵だねと全肯定したくなる
    家族の絆を感じました。
    親は親であり1人の人で、
    子供の子供であり1人の人であるという
    当たり前のことを改めて考えました。

    主人公の佐和子は空気を読むのがすごく上手で、
    繊細な子だなと感じました。
    中学生から高校生に年齢とともに成長していく様子に心が打たれながらも、自分の中高時代と比べると
    あまりにも大人びていて、素直にすごいなと尊敬したくなるところもありました。

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    2026年01月25日
  • 掬えば手には

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    人の気持ちって何となくわかることもあるけど、梨木のように、一歩踏み込んでその人のことを助けるという行動、とても勇気がいることだと思う。
    本人は、自分は全てにおいて普通だと思っているけれど、最強の取り柄を持っていると思った。
    今のわたしにはその勇気はないけど、少しずつでも持てるようになりたい。
    当たり前だけど、深く心の傷を負う原因になるのは人だけど、そこから救い出してくれるのもまた人しかいないなと感じた。

    アフターデイズもとてもよかった。
    店長、梨木のこと大好きだね笑
    店長と梨木のやりとりが大好き。
    近い将来、ほぼ確実にこのお店から梨木はいなくなってしまうから、それを思って読むと切なかった..

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    2026年01月22日
  • 強運の持ち主

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    「ずっと続くと思うと気が抜けるけど、終わりがわかってると、がんばれるし、最後だとわかってるからできることってあるもんなんだね」 武田君のこの台詞が好きです。 終わりが見えるからこそ、大切にしたいと思える瞬間はあるものです。

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    2026年01月21日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    梨木くんは「人の心が読めること」を特技と言っているが、実際はごく平凡な梨木くんにとって、唯一人のためになることだと思い、超能力と思っているのだろうか。彼は他人の事を思いやり、分析し、行動に移せる強さがあるのだ。
    終始暖かいやり取りで、秋音ちゃんも口の悪い店長も含め、誰もが誰かのことを思いやり、それぞれのやり方で見守り後押ししているんだなぁと。心がほっとする物語でした。
    ps.アフターデイズでの店長の成長がグッときた。最後の、「若いやつらには色んな場所に明日がある。」に集約されていると思う。

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    2026年01月20日
  • おしまいのデート

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    5本とも面白い、面白いというか好みの味。
    彼女の作品は良い人しか出てこない。
    しかし良い人同士でもなかなか上手くいかない、それが徐々に分かり合えていくパターン。
    この構成が多い。
    リアル社会ではあまり無いが、ありそうに思わせるのが筆力だろう。

    物足りないと感じる人もいる。だが、何か足すと作品の温かい雰囲気が壊れてる気がする。なので、作者にはこのまま書き続けてほしい。

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    2026年01月19日
  • 夜明けのすべて

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    パニック障害
    PMS

    周りには色々なものを抱えている人がいるらしい

    精神を病む人は周りにもいるし
    病気と闘っている人も知ってる

    いつか自分もそうなるかもしれないし
    実はもう、そうなのかもしれない

    人は自分の苦しみを隠すことの方が大半だし、
    どれだけ苦しくて辛いかは
    自分にしか分からない

    そんな2人のしんどさと前を進んでいく姿が鮮明で
    リアルな作品でした。

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    2026年01月19日
  • 幸福な食卓

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    知らないところで自分のことを誰かが考えてくれている、思ってくれているって、とても幸福なことだと思う。

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    2026年01月18日