瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 幸福な食卓

    購入済み

    急展開が待っていました

    瀬尾まいこさんの作品はこれが初でした。
    レビューを見てなんとなく読み始めたら、途中まで家族と恋人と学校を描いたどこかほのぼのとした青春モノの感じで読んでたんですが、急展開が…。
    私は「えっ!?!?」ってなって、その衝撃で5分くらいページがめくれませんでした…。主人公の佐和子に気持ちが入りすぎて涙が出ました。
    佐和子のお兄さんの一言でさらに涙。

    読み終わった時に、家族や周りの人を大切にしていかなきゃ!そう思える作品でした。

    瀬尾まいこさんの他の作品も読みたくなりました!!

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    2016年05月20日
  • そして、バトンは渡された

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    親から別の親へ、子供というバトンが渡されていく。
    血がつながっていなくても、つながっていないからこそ、親子の関係が適当な距離感を保ちながらも信頼し合った様子・会話で描かれる。

    『本を読んだら散歩に行こう』(村井理子)で紹介されていて、本屋で手に取った。

    わたし自身が子を持つ親だからなのか、小説に出てくる言葉の中で心に染みたものは:

    (梨花が言ったという)親になるということは、
    「明日が二つ」
    「自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくる。未来が倍になる。」

    (森宮いわく)子を持つ充実は、
    「恋愛より大事なものはけっこうあるし、何か一つ手にしていればむなしさな

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    2026年05月03日
  • ありか

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     人間ドラマはあまり好まないけれど、この本はかなり楽しく読めた。
     子どもを育てることのままならなさ、そして喜び。主人公と一緒に人生を歩んでいるような気持ちで読めた。
     ただ、少し違和感を覚える描写があった。
     端的にいうと、シングルマザーの主人公と関係のある男性キャラが同性愛者ということ。
     『このキャラは同性愛者だから、主人公をそういう目で見ません』という設定は、都合のよさを感じた。
     他の小説でも似たキャラ設定に会ったからか、「なんか同性愛者、ただの便利屋になってない?」という気持ちになった。

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    2026年05月03日
  • 強運の持ち主

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    重すぎず、さらさらと読める本だった。
    自分のことや通彦のことだと考えたりモヤモヤしたり、人間て一緒だなぁと。
    通彦のお料理でもほっこり

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    2026年05月03日
  • あと少し、もう少し

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    一つの小説で6人分の視点を追体験しても良いのだろうか。そんな贅沢な小説だった。

    毎年、県大会に出場している中学の陸上部は今年も県大会出場を目指す。しかし、陸上部の熱血顧問は異動となり、新たにやってきた顧問は美術部。更に、出場メンバーがなかなか定まらない。追い討ちをかけるように、主力の不調。

    そんな不協和音な状態でもなんとか、もがき苦しみ這いあがろうとする青春小説。

    当たり前だが、一人一人が別のバッググラウンドを持ち、異なる価値観を持つ。そんなまだまだ成長段階の彼らの思考や見方の変化が丁寧に描写されている。

    中学の部活がもたらす人間的成長。これが大会出場が叶おうが叶わなかろうが、1番大事

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    2026年05月02日
  • 幸福な食卓

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    淡々とした家族生活。読んでると心が落ち着く。
    ストーリーは1つだけ大きい事件があってびっくりしたけど、基本的には日常。
    行動とか性格とかは現実にはいなさそうなものばかりだけど、当然のように進行していくところが心地良い。

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    2026年05月02日
  • 天国はまだ遠く

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    ネタバレ

    目の前の世界が全て、そこに希望が持て無いと
    「死」に行き着いてしまうのかも。

    もっと世界は広くて、自由なのに視野が
    ぎゅーっと狭くなる。辛くなる。

    どこまでも自由な自然の中に入って
    千鶴は心の中を断捨離して
    帰って行ったんだろうな。

    千と千尋の神隠しを思い出した。
    居心地は良いけど本来居るべき場所
    では無い、帰らなくちゃ。と。


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    2026年05月01日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    父はカメラマン、母はバイオリニスト、姉は画家を目指しアメリカにいる。そんな中、自分は何の取り柄もないと悩む梨木。小学、中学で困っていそうな同級生を助けたことで、人の心を読める能力があるね、と褒められる。
    でも本当にすごいのは、気付いた異変に対してとことん考えて答えを出す辛抱強さ。そして、何とかしなきゃ!と、下手すると困っている本人より必死に解決策を出そうとする優しさと、行動に移せる勇気じゃないかな?
    店長の大竹や、大学の友人たちと接するうちに、人の心なんて一緒にいれば図らずとも分かるものだ、誰かの思いに触れるのは何も特別なことではない、と気づき始める。それでも誰かを救っていることに変わりはない

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    2026年05月02日
  • 夏の体温

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    友情にまつわる二つの中編と一つの掌編を収録。

    『夏の体温』
    主人公は病気のためにもう1ヶ月も入院している。病院は低身長の外来もやっていて、2泊3日の検査入院の子供たちもよく来る。次々入ってくる子たちは皆、自分より先に退院していく。先の見えない入院に、なぜ自分ばかり……と不満に思う一方、入院当初入っていた重病患者棟では自分よりはるかに深刻な状態の患者もたくさん見てきた。それに比べたら自分なんか不満を抱いてはいけないのではないか…?
    そうやって心は揺れ動き、入院して自分は性格が悪くなった。外にいた時はもっと朗らかだったはずなんだけど…。
    そう思っていた頃に、同年代の壮太が検査入院でやってきた。

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    2026年04月30日
  • あと少し、もう少し

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    ・走っている時の心情がリアルでうるっときた
    ・駅伝練習を頑張っている人にとって励みになる
    ・キャラクターのユニークさが面白くすいすい読める

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    2026年04月30日
  • あと少し、もう少し

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    私が大好きなランニング小説です。
    中学生6人と顧問の先生との心温まる作品です。私も足が故障するまで走っていました。だから、ランナーの気持ちは分かるつもりでいます。一つの目標に向かいひたすらに努力する姿や、相手を思いやる気持ち、誰にも打ち明けられず葛藤する姿など、複雑な展開の先に全員で目標に向かう姿に感動します。
    ランニングものの小説に、また、出会いたいです。
    最後に、あとがきに三浦しをんさんが『思いと言葉は襷のように』との標題で書かれています。素晴らしい内容です。

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    2026年04月30日
  • おしまいのデート

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    ネタバレ

    きっかけ:ほんタメで瀬尾まいこさんの作品は温かいと聞いたから

    ◆一時の期間が終わっただけで、関係は終わらない。ただ区切りがついただけ
    ◆登場人物に苛々、自己投影してソワソワ

    (おしまいのデート)一番良い!
    (ファーストラブ)眩しい 共感はしないけど羞恥感ある 狭い恋愛じゃなくて広い愛
    (犬)これは嫌い 犬によくない
    (デートまでの道のり)保育士の担当の子の父親(not不倫)と良い関係? 幼児とはいえ見てるよ 良い未来の家族になれるのかな?

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    2026年04月29日
  • わたしの名店

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    テーマごとにお気に入りの店ととっておきの一皿、それにまつわるエピソードがまとめられた1冊。
    大好きな作家の澤村伊智が寄稿しているというので読んだ。澤村伊智、なかなかエッセイなどは書かないので……。
    タイトルの通り、書き手がこよなく愛する料理のことを書いているのと、そうに至ったエピソードがあり、読んでいて楽しかったし料理の描写がおいしそう。お腹すく。
    前後で読んでいた本がわりと重めだったからいい息抜きになった

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    2026年04月29日
  • ありか

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    ネタバレ

    スミレや青い鳥のように、小さな幸せはきっといつもすぐ傍にあって、普段は見えないけれど、ふとした時にひょっこりと顔を出してくれるものなのだろう。

    この物語には、取り立てて大きな展開や心を強く揺さぶるドラマチックさは無い。無いけれど、ひかりの愛らしい純粋さ、さまざまな人の優しさに心が解きほぐされていく感覚だった。この物語はそれで良いし、それが良いのだろうと思う。
    小説家でもあり母でもある瀬尾さんらしい、温かな小説だった。

    いつか子どもを持ったときに、もういちど読んでみたい。

    ハードカバーの本を買った方は、ぜひ表紙をめくってみてください。細部まで素敵なデザインでした。

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    2026年04月29日
  • 私たちの世代は

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    瀬尾まいこさんの小説、少し久しぶりでしたが、やっぱり良かったです。
    コロナの異常だった状況の中で、私などはお気楽な在宅勤務の日々を過ごしてましたが、その頃に学校生活を送ってきた人たちはどうだったのだろう、親御さんたちはどうだったのだろうと思いました。
    いろいろと一筋縄ではない家庭、学校の環境で、主人公の子どもたちがそれでもしっかりと自分らしく成長してこれからの明るい日々を予感させる大団円に進んでいくところは、読んでいて気持ちが明るくなります。やっぱり瀬尾さんの小説は素敵だなと思いました。

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    2026年04月29日
  • 私たちの世代は

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    子どもにとっては、学校は社会であり、親は世界に等しいですよね。
    それを感染症というどうしようもない天災に見舞われて、そんな中で成長していく子たちの物語。

    コロナの時代を耐え抜いた世代、それらを忘れてしまいそうになった時に読み返したくなる作品でした。

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    2026年04月28日
  • ありか

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    ・幸せはここにある。たくさんある。
    ・問題に向き合って、花は咲く。
    ・お節介は、やりすぎてちょうどいいのかも。
    人は支え合い。
    ・全体的にカフネを思い出す。

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    2026年04月28日
  • 私たちの世代は

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    コロナ禍の時代に小学生・中学生だった世代を主人公とした小説作品です。
    まさにいま、中高生や大学生だ、という人たちがライブで経験してきた窮屈な思いや不便さ、そして様々な形で我慢を強いられて楽しかったはずの思い出を作ることができなくなってしまった学校生活などが描かれています。

    中心となる語り手は、小学生から引きこもりになった「ハル」と、夜の仕事をする母親に育てられた「冴」。
    子どもの頃の思い出と、就活・社会人になってからの話が交互に綴られますが決してわかりにくい構成ではありません。


    回りから見れば「些細なこと」であっても、自分にとっては大きなきっかけになって思わず動けなくなってしまう、という

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    2026年04月28日
  • 強運の持ち主

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    「当たるも八卦当たらぬも八卦」という言葉の通り、占いは必ずしも正しさを求めるものではなく、その曖昧さ自体に価値があるのだと感じた。

    占いに求められているものは大きく二つあると考えた。
    一つは意思決定のサポートである。人はすでに心の中で答えが決まっているにもかかわらず、最後の一歩を踏み出せないことがある。そんなときに占いは、自分の選択に対する責任や不安を担いでくれる役割がある。
    もう一つは秘密の共有である。誰にも相談できない悩みや不安を打ち明けることで、気持ちが整理され、問題の半分は解決することもある。占いは、単に未来を示すだけでなく、安心して本音を吐き出せる場としての機能も持っていると感じた

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    2026年04月28日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    梨木くんとアルバイト先の店長、大竹さんのやり取りが、途中から好きでたまらなかった。笑

    特に、常盤さんとの接点を持つために、大竹さんの誕生日会を開くことにした梨木くんの行動力。勢い良すぎて、その後の梨木くんと、大竹さんの会話が最高でした。
    「常盤さんに知られたらいけないので、この話は、終わりにしましょう。」「俺の誕生日会だよな。秘密にするなら俺にだろ」のくだり。笑

    今回も瀬尾さんの温かくて、爽やかな読み心地に癒されました。

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    2026年04月27日