瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)
    巡り合わせって妙。
    何かを失ったとしてその先に何を得られるのだろう。分からないから怖いんです。それでも進みたいと、進んでみたいと思わされる。
    きっとあるよね、そんな出会いが。たぶんこの出会いも、誰かの、何かの、きっかけ。
  • 夜明けのすべて
    自分の見えていないところで何かと戦っている人や
    底知れず努力している人もいることを知り、
    人は人と支え合うことで道を切り開く事ができることを学んだ
    人と関わっていく事は美しいなと思った
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)
    突然、1歳10ヶ月の子供の子守りを任された高校生男子。最初は伴うものの、徐々に慣れていく。子供に注ぐ彼の愛情、気遣いが素晴らしい。でも与えることによって、自分も大きなものを与えられているんだね。どんどん彼が変わっていくのも嬉しい。読んでよかったと思える一冊でした。それにしても、これだけ料理ができて、...続きを読む
  • 僕らのごはんは明日で待ってる
    自分と愛する人との距離感。その中で自分ってなんだろう?と疑問に思いひとり旅に出かける。「自分探しの旅」とはよく言うが、一人で行ったところで結局自分は見えてこない。他者との関わりの中で、気づくことが多いのだ。
    また、いくら愛する人、信頼する人だからといって、全てさらけ出すのがいい関係とは言えない。
    ...続きを読む
  • 図書館の神様
    イマイチやる気のない国語講師と文芸部の生徒、垣内君とのほっこりする物語。
    そんな垣内君が作った詩にハッとさせられる一文があった。
    「雑草の弱さを見つけてあげられる、そんな大人になりたい」
    最近、多くのビジネス書ではストレングス(強さ)が取り上げられているが、弱さを認めるという視点も大事なのではないか...続きを読む
  • 幸福な食卓
    瀬尾まいこさんの作品は、「そして、バトンは渡された」「夜明けのすべて」を経て、3冊目。
    瀬尾さんの描く学校生活は、そのご経験からか、ものすごく鮮やか。何度も「あるある」と思いながらページをめくった。
    そして、食べ物も。今とてもシュークリームとみたらし団子が食べたい。もちろん、卵の殻抜きで(笑)

    ...続きを読む
  • 図書館の神様
    なんだか主人公の清が好きになれないなぁ...とモヤモヤしながら読み進めてたのですが、読後感は温かく爽やかでした。

    正論や単純明快なルールに従って生きるのは簡単だけど、清いばかりが全てではない。
    自分と他人をうまく騙して適当に過ごすのは楽だけど、それでは生きる意味を見いだせない。

    一歩を踏み出した...続きを読む
  • ファミリーデイズ
    電車の中で笑っちゃったり
    泣きそうになったりしながら読んだ。

    私には未知の世界だけど、
    ママになって悩んでいる友だちには
    読んでほしいと思う本。
    みんな勇気づけられるはず。
  • 夜明けのすべて
    藤沢さんが山添君の髪を切るシーン、本を
    読んでここ最近こんなに笑った事ない程大笑いしてしまいました
    電車の中で読まなくて、良かった

    まだ途中だけど、続きが楽しみ
  • 夜明けのすべて
    やさしくて、前向きになれる作品だった。

    PMSとパニック障害。
    わたしも知ってる気ではいたけど、それよりもひどい症状だったんだなと気付かされた。

    それにしても「生きづらさ」の種類って多彩だ。
    人にはそれぞれいろんな事情を抱えている。
    心身ともに迷いなく健康な人ってそうそういない。
    PMSもパニッ...続きを読む
  • その扉をたたく音
    誰が、誰の、どんな扉を、たたく音なのか。進むべき道に迷っていた青年の扉をたたいたもの。初めはサックスの音だったのかもしれない。でも本当は老人ホームでのお年寄りとの繋がりなのではないか。
    器用貧乏なぼんくら青年が老人ホームでの現実を目の当たりにしてだんだん変わっていこうとする。

    あと少しもう少しの...続きを読む
  • その扉をたたく音
    夢を諦めきれない青年とサックスの天才介護士との青春物語。

    老人ホームにギター演奏に行った宮路は、親の仕送りをもらいながら、ミュージシャンになることを諦めきれない29歳。

    そこで出会った介護士の渡部君の天才的サックスを聞いた宮路は、バンドを組むことを提案し、老人ホームに通うようになる。

    お年寄り...続きを読む
  • その扉をたたく音
    ボンクラ青年とドライな若者、容赦ないじいさんばあさんとの掛け合いやふれあいは軽快で、読み進めるのが楽しい。
    普通から少し逸れた人々のありふれた毎日が、少しずつ前向きに動き出していく感じが好きだ。

    どんな1日を過ごしても、日常は日々1日ずつ減っていく。大人になって随分経つが、この事実にハッとさせられ...続きを読む
  • 幸福な食卓
    なんとも不思議な家族の物語。
    登場人物がとにかく個性的。
    父親が突然今日から父さんを辞めると言ったり、母親は近所で別居する通い妻、共感を得られない音楽の演奏をする兄、、、その兄の恋人も主人公の佐和子も恋人の大浦くんも一風変わった存在。

    総じて感じることは、お互いの間で言葉が足りない、ということであ...続きを読む
  • 春、戻る
    結婚を目前に控えた主人公さくらと、突然現れた血のつながっていない”おにいさん”との、ハートフルストーリー。突然自分の前に現れ「兄」と語る”おにいさん”を、最初は不審がっていたが、どこか憎めない空気を持っており、徐々に”おにいさん”が過去のさくらと何らかの関係があるのではないかと気づいていく。そして最...続きを読む
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)
    大田マジいい奴

    子どもを相手にする事って
    ホント簡単な事じゃない。
    ましてや他人の子。

    高校生の大田君と
    1歳10ヶ月の鈴香2人の
    たった21日間の
    物語

    それなのに
    とっても
    愛おしくて
    愛おしくて

    何か劇的な事が
    起こる訳でも
    ないのだけど
    2人の成長を
    見守るおばさんな気分で
    あっとい...続きを読む
  • あと少し、もう少し
    中学生の駅伝青春ストーリー。スタートからゴールまで6人の走者それぞれの視点で描かれている。みんなキラキラと輝いていて、生徒も顧問の先生も人間味溢れて愛おしくなる。自分にはとても眩しく、そして羨ましく思えた。目標持って何かに夢中になるっていいな。今からでも遅くはないかな。とても素敵な作品です。
  • 強運の持ち主
    誰かのちょっとした言葉で背中をおされることってあるよな…と考えながら楽に読めました。全体的にほっこり。悩んでることもなんとかなるような気がしてきました。
  • その扉をたたく音
    ちょっとズレのある会話の応酬が楽しい。
    初めて宮路と渡部が居酒屋で話す場面、貧しく思われたくなかった渡部と、金持ちに見られなくなかった宮路が、それぞれ隠すように過ごしていた中学生時代の話が交わるところが好きだ。
    渡部との練習が進んで行く過程、本庄さんのウクレレが上達していく過程に、宮路がバンドを始め...続きを読む
  • その扉をたたく音
    瀬尾さんらしい、とても優しい作品でした。介護施設で働く人達に改めて頭の下がる思いです。水木さんの手紙に涙腺崩壊しました。あと少し…を読んだのが前過ぎてリンクに気付けなかったのが残念ですが、それでも渡部君は素敵な人でした。