瀬尾まいこのレビュー一覧

  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    登場する料理がどれも美味しそうで、なんだかお腹が空いてきた。主人公・中森さんのセンスで周りの人を幸せにしていく展開に、心が温まった。
    大家のばあさんと主人公の掛け合いが面白く、くすっと笑える場面も多々あった。さくさくと読みやすく、ほっこりした気持ちになりたい人にぜひおすすめしたい。

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    2026年09月26日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    それぞれの距離感の違いで、キャラクター性を感じられるだけでなく、話を通して少しずつ変わっていく所を感じられて良かった。

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    2026年09月26日
  • 掬えば手には

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    心がふわっとあったかくなるお話だった!
    登場人物みんな好き!

    梨木くんは相手のためを思って行動できる優しくてよく気が回る子で素敵だし、香山くんも明るくて真剣で行動力のある男の子で素敵、河野さんも昔の感謝を忘れずに今の人生をたのしんでいて素敵、大竹さんも口悪いし嫌味ったらしいけど梨木くんに心開いててちょっとかわいい、常盤さんも分かりにくいけど仕事にも過去にも向き合って偉い!

    大竹さんの更生計画上手くいくといいな、頑張れ梨木くん、北條さん!!

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    2026年09月25日
  • おしまいのデート

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    短編で読みやすく、ほっこりな一冊。
    寂しいだけじゃなく、次につながる「おしまい」になっている仕立てでよかった。
    ランクアップ丼が好きだったが、その他の話も、詳細な背景が語られず余白が多く、自分でその余白を自由に埋めながら読み進めることが出来る作品でした。

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    2026年09月25日
  • そして、バトンは渡された

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    主人公の優子は親が変わっても、いじめに遭っても深く悩むことはない。
    学校行事で責任のある役目に就いてもそつなくこなし、男子にもモテる。
    人間的に完成していて、冒頭で悩みがないのが悩みのようなことを言っていたのも納得だ。

    そんな彼女も森宮さんと一緒にいる時は年相応の子供に見える。
    二人の食卓漫才や優子が叱られる姿を見るとどこかほっとした。

    本作では森宮さんが一番好きだ。
    終盤では森宮さんと同調して、こんな奴に優子をやれるか!とキレそうになってしまった。

    ラストはあっけないという声も多いようだが、これ以上の尺があると本気で泣いてしまいそうなので、私には丁度良い頁配分だった。

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    2026年09月24日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    平凡なことが悩みの主人公、梨木匠。
    匠という名前にも、両親の期待の重さを感じている。
    中学生のころに、同級生の心を読め、以来自分には人の心を読む力があると信じている。

    実際に心が読めなくても、あの性格の悪い店長の気持ちをおしはかるだけでなく、他の人に対しても実際に行動ができるところは本当にすごいと思う。
    秋音の声は...私にもあったのだろうか、と思ってしまった。
    二重人格かな、ぐらいの想像しかできなかった。冬香と元カレの話もフォーカスしてほしい。
    文庫限定なのか、店長にフォーカスしてくれたのが、とてもよかった。
    河野さんとのことも、多くをかたらず、彼女いますよね、ぐらいの感じで出てきたのもよかった。

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    2026年09月24日
  • ありか

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    とにかくひかりが可愛い

    子育ての大変なところと楽しいところが書かれている。楽しい方が多いかも

    周りの人も驚くぐらい親切な人が多い。実際もこんな感じだったら子育てもだいぶ楽だろうと思う

    自分のことを無条件に信頼して頼ってくれる存在はこの時期の子供しかいない

    つくづく子供からの親孝行なんてこの時期の記憶をもらうだけで十分だよなと思う

    お出かけするたびに、すっと手を繋いでくる可愛さと愛おしさを何度も思い出した

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    2026年09月24日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    なんて読後感の良い本なんだ。花梨が結局仕事を辞められたのかどうかは分からないが、ちょっとでも元気になったこと自体が嬉しかった。

    料理が出てくる小説って、何か苦手...と思いつつもつい手に取ってしまった。
    読んでみれば、確かに「料理が人の心を癒す」話で、この手の小説は他にも数多ある。
    しかし、主人公の中森の「料理は上手に作れるけど別に好きじゃない」ところや意外と口が悪いところに惹かれるし、私の苦手な「こんな美味しい料理を食べれば悩みも解決」という押し付け感がないから気持ちが良い。

    私は料理が苦手...を通り越して嫌いなので、美味しいものを作れる中森は神のような存在なのだが、その神に「料理は頑張らなくて良い」と言われるとほっとした気持ちになる。
    料理嫌いでも作ったものを美味しいと言ってもらえれば嬉しい。
    結局、料理って人を幸せにすることによって自分も幸せになれる手段なのかも。

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    2026年09月24日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    てっきり駅伝小説かと思いきや走るシーンは皆無。駅伝を想定して読み始めたから不満が募ると思いきやゼロ。読んで良かった。ホワホワした読後感。大田、きみは本当に高校生かい?

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    2026年09月23日
  • 本屋さんのある街で

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    本屋にまつわる短編小説で全て暖かくていい作品だった。それぞれの作者で内容に味がでてて、丁度いい読み応えなのも良かった。本好きにはたまらない1冊!

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    2026年09月22日
  • ありか

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    子育てをすることで自分自身と親との関係を見直すの、わかるなー
    親と主人公との関係が多少自分と重なるところがあってこれ最後にどうなるかな?ときになってたけど簡単に落ち着いた感じで少し肩透かし。

    子供と主人公の関係が絵に描いたように良好で、こうだといいなーという目線になってしまう。

    自分は自分でいい、とすいませんばかりだった主人公がしなやかでたくましく自己主張ができるようになっていく姿は読んでいて気持ちよかった

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    2026年09月22日
  • 掬えば手には

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    自分にとっての「普通」が、当たり前のことではない、むしろそれが強みなんだと教えてもらえる作品だった。
    主人公のような、相手に対して底知れない優しさで行動できる部分は本当に見習わないと行けないと思う。
    「この人の人生が好転するよう手伝いたい」という純粋な気持ちが人や周りを変えるんだな、と強く思った。

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    2026年09月22日
  • そして、バトンは渡された

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    ネタバレ

    大人の都合に振り回され7回も親が変わりながら育っていく少女が、彼女自身の結婚を迎えるまでのお話。

    宮森さんが好き。
    高校生の優子の父親としては若く、コミュニケーション能力が頗るいい訳でもない彼が、優子の父親を一生懸命に全うしようとしている様子がとても良かった。
    始業式の朝にカツ丼を作るとか、優子が虐められてる時はスタミナをつけなきゃ!って餃子ばかり作るとか。やる事はちょっとズレているのだけど、完璧ではないそこがいい。どの場面でも森宮さんは、父親業を真剣に、そして本当に楽しんでやっているんだなと。優子を最優先に、自分を犠牲にしなきゃ、みたいなのではなく、娘を育てる事が本当に生き甲斐になったんだな、幸せなんだろうなと。
    見ず知らずの人の子供の親になるなんて、なんで自分がそんな損な役割を担わないと行けないんだと思うのかと思いきや、
    「本当にちっとも嫌じゃなかった」
    「自分のために生きるって難しい。何をしたら自分が満たされるのかさえ分からないんだから。優子ちゃんが笑顔を見せてくれるだけで、育っていく姿を見るだけで、十分だって思える。これが俺が手にしたかったものなんだって」
    こう言い切るんですもんね。決して綺麗事を並べている訳では無いんですよね。これが彼の本音。子供は宝とかよく言いますけど、本当にそうなのかもしれないですね。

    暖かい愛のお話しでした。
    卒業、結婚を迎える時に、自分がいかに周りの人や家族に大事に歩む道を守ってもらってここまで来たのかを振り返りたい方、そして、自分がバトンを渡す側である人にも読んで欲しいお話ですね。

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    2026年09月21日
  • 本屋さんのある街で

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    題名にあるとおり、街にある書店を舞台にした短編集
    オール讀物の短編で全て読んでいたものだけど
    この題名でまとめられていたらついつい気になって再読してしまった。

    それぞれのお話しに、優しさや温かみがあって
    幼い頃に通っていた書店が気が付いたら某チェーン食品店に変わっていてほんのり寂しく思ったことを思い出した。


    大人になって、積読が多くなった私は
    某書店のアプリで買った本を登録されていかないと
    同じ本が2冊積んであるじゃないの!となってしまうので
    購入する時にはそこでしか買えないのだけれど
    ふと訪れた行き先の街で、ふらっと書店に立ち寄り、今推されている本や、夏休みの課題図書を眺めるのが好きだ。

    最近は、お金の本やレシピ本がそこそこ陣取っているところが多くて、ほん少し間借りしている程度の時代文庫売場を見るのも好きだ。

    読書好きにもそうではない人にも本屋のエピソードなら
    1つ2つあるかもね、と思える1冊だった。

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    2026年09月21日
  • 天国はまだ遠く

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    ネタバレ

    のんびりしっとり。
    死を決意していた主人公が、結局死ぬことには失敗して、しばらく田舎の宿で過ごす。

    すごくゆったりと気が流れているような、主人公と一緒にのんびり過ごしているような気分になった。

    何か大きなことが起こるわけでもなく、ただ、田村さんと主人公が宿で過ごす日々が書かれているんだけど、それがなんとなくあったかさを感じる。

    疲れた時に読みたいと思った。

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    2026年09月21日
  • おしまいのデート

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    40ページほどの短編物語集。タイトルは「おしまいのデート」だから恋愛モノかなと思ってたけど、そればかりではなくて全てなんかこうジーンと来る話が多かった。おじいちゃんと孫、犬とお姉さん、昔の先生と生徒、色んな「ふたり」がデートに行く話。人とふたりきりで会うことを「デート」と読んでいて素敵な感性だなと思った。男子高校生ふたりの「デート」が可愛くて個人的に好きな話でした。

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    2026年09月20日
  • 幸福な食卓

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    ネタバレ

    ほぼ日常が描かれていただけだったのについつい読み進めてしまった。瀬尾まいこさんにしては軽めの作品で読みやすかった。
    大浦くんが死んでその後みんなして立ち直らせようとしてた最後は涙が出そうになった。大浦くんのことそんなに好きだったのか

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    2026年09月20日
  • 夜明けのすべて

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    人の辛い部分を知り、自分と比べて「自分はなんて恵まれてるんだろう」って考えてしまうのはあまり良くないとは思うけど、正直な気持ちを書くと、そう思わずにはいられなかったです。

    当たり前の生活が急に送れなくなるなんて、恐ろしすぎます。本当に、悲しい。それでも、その生活の中で少しずつ希望を見つけていく姿に胸を打たれました。私にはできない。


    職場に、コミュニケーション能力に問題ありの若手の子がいるけど、その子がただの無礼な子なのか、何か抱えているのか、ふとそんなことを考えました。
    たぶん、ただの謝れない子…なんだけど、でも、分からないな。本を読んでいろんな世界や可能性を知ることの大切さを改めて知る本でした。


    恋愛感情とは何か違う、相手が必要であると言う気持ちも素敵だと思いました?

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    2026年09月20日
  • その扉をたたく音

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    “ぼんくら”に生きてきた主人公が、人との関わりを通して再スタートを切る物語。 瀬尾先生の作品に出てくるキャラクターは毒のある言葉を吐くことも多いけれど、その裏に温かい愛情が透けて見えるから読んでいて心地がいい。不器用な人たちがありのまま不器用に生きる姿にも共感できる。 命や老いといった現実を、綺麗事に逃げず真摯に描いているところも心に残った。

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    2026年09月20日
  • あと少し、もう少し

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    中学生の時に読んだ
    読書中に脳内が爽やかになったのを覚えている
    主人公があまりに爽やかだったからかな
    人として一目置かれるまでの実力・優しさを兼ね備えま組織のリーダー像を体現しようとする主人公に共感した
    それ抜きして、ただただ中学生として自分の在り方に迷走する主人公にも共感し

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    2026年09月20日