瀬尾まいこのレビュー一覧

  • そして、バトンは渡された

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    優子は現実主義だと考える。優子が大家さんと別れる場面では、「いつまでも過去にひたっていちゃだめだ。親子だとしても、離れたら終わり。目の前の暮らし、今一緒にそばにいてくれる人を大事にしよう。」
    この優子の現実主義というのが、あらゆる場面で現れているなと思う。それこそ、ピアノ歴が長い人が多い中、他者との比較で落ち込むのではなく、自分自身に足りないものと分析して改善に繋げる姿勢や友達とのいざこざがあった際は時間が解決するのを待つ姿勢だ。

    その一方で、森宮さん、向井先生がそれぞれ優子に対して、以下のようなことを言っているのが印象的だった。
    「一歩引いているところがあるけど、何かを真剣に考えたり、誰か

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    2026年01月08日
  • 掬えば手には

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    本人は普通だと思っていることも、他人からしてみれば特別な力なのかもしれない。
    主人公の力はどう考えても特別な力だけど、あまり本人にその気がなさそうなのが本書の魅力になっていると思う。人の気持ちが読めるのは思い込みだったかもしれないけど、霊と会話しておいて自分を平凡だと言うのは無理があるぞ梨木。
    複数の登場人物との関わりが描かれる物語で、中でも香山との関係性が好きだった。
    河野さんの存在は途中まで意味ありげで読み落としがあったのかと何度かページを往復してしまったけれど、中盤で詳細が明かされる仕組み。
    文体もあっさりとしていて読みやすかった。

    読み終わって表紙を見た時に、良い本に出会えたなと感じ

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    2026年01月08日
  • そして、バトンは渡された

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    ネタバレ

    主人公の優子が健やかに育って優しい気持ちになった。各々の愛し方で優子を愛していた。
    本書は何かのメッセージや学びがある本では無かったが、長く物語が愛される理由が感じられた。
    意味を求める読書はもちろん良いが、本書のように読んで暖かい気持ちになれる読書もココロ豊かになって良いものだった。

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    2026年01月06日
  • 掬えば手には

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    全体的に読みやすかった。まず表紙がかわいいし、私が好きなオムライス屋さんのお話しなのもグッドポイント◎
    大竹さんすきー!実際関わるのは嫌かもしれないけど、普段ツンツンしてるのにさりげなく相手を思いやった行動ができるとこがすてき。私もさりげない優しさをもった人になりたいな。特にアフターデイズの3人のやりとりが面白い。

    「きっと、おばあさん、思い残すこと一つもなく大竹さんに愛情を注いだんだと思います。心残りがないくらいに大事にできたんだと。だから、大竹さんのこと、きれいに忘れられたんじゃないでしょうか。不確かな頭で記憶を探ってわざわざ思い出す必要がないほど。そんなにも、誰かを愛しきれたってすごい

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    2026年01月05日
  • 掬えば手には

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    読めば読むほど登場人物が大好きになっていく。
    大竹さんが可愛すぎる!笑
    アフターデイズもすごく良かったし、さらにその後も気になる

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    2026年01月04日
  • 天国はまだ遠く

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    何もかもうまくいかない時にまた読みたい
    どこか知らない場所で休養を取れば、死ぬこと以外の選択肢を考えられるのかなと思った。

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    2026年01月04日
  • 天国はまだ遠く

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    田村さんがカッコ良すぎてああいう人と結婚したい!笑
    仕事が辛くなったらまた再読しようと思う。
    経験とか環境とか、関わる人ってやっぱり自分を変えるんだなって思った。
    よく物より経験にお金を使った方がいいっていうけど、やっぱり20代はたくさん経験にお金を使いたい。

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    2026年01月04日
  • ありか

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    温かいお話だった。そう感じるのは瀬尾まいこさんの本だからか、言葉が全体的に優しく感じる。
    こんな風に気づいて人間関係をつくっていけたらいいのに、と。願望でもあり、ただ、これは自分の思い込みかもよ、一歩踏み出してみてよ、会話してみないと始まらないよ、気づいてよ、ってことかな…
    色のトーンがとても素敵な装丁デザインがまたよかった。

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    2026年02月02日
  • 掬えば手には

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    瀬尾さんの作品には毎回救われている。昨年まで蓄積していた「負の感情」をクレンジングするために手に取った。期待通り、やさしさに溢れていた。相手をしっかり観察して、ここぞのタイミングで一歩踏み込んでいくことは、すばらしい能力だと思う。そんな勇気ある行動も、毎回決して主人公1人だけの意思で起こされるわけではなく、かけがえのない友人達が背中を押してくれていることに気づかされた。

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    2026年01月02日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    もう何冊目かわからない瀬尾まいこさんの小説。
    その中でも上位にランクインする好きなお話でした!
    瀬尾さんらしい、ほっこり心温まるストーリーで読みやすくてあっという間に完読!

    P211の病室での2人のやり取りが好きです

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    2026年01月01日
  • 掬えば手には

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    人の心が少し読める特別な能力をもっているが、それ以外は全て普通と思っている主人公大学生、その人に過去救われた同級生、すぐバイトが辞めるが店は繁盛しているバイト先の口が悪い元ヤンの店長大竹さん、そこのバイトの常盤さん、みんないい人。ホッとするし、読んでいて安心するような感じ

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    2025年12月31日
  • 天国はまだ遠く

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    転勤族だったせいか、『住めば何処でも都』になる自分。正確には“何処でも“ではなく、“そこに一緒に居る人”が肝なのだけど。
    でもこの主人公は穏やかな暮らしに安心を覚えつつも、自分の居場所ではないと気づいてしまう。
    この違いは一体何なんだろうなぁとずっと考えてしまう。でも、、
    息が詰まるような日々が続いたら
    ちょっぴり休めばいい 休めばいい 休んじゃえばいい

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    2025年12月29日
  • 掬えば手には

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    なんと言っていいのか……
    やはり瀬尾さんの書く本は登場人物が皆いい人なんですよね、大竹さんだってなんだかんだとても良い方でした。
    梨木くん、河野さん、常磐さん……
    皆、みんな、幸せになって欲しいなぁ。

    人の気持ちを考えられるのって、本当に大事なことです。時に苦しくなることもありますが、人の気持ちを全く考えられずに人を傷付けてばかりなのよりはマシです。

    こんなにほっこりしたお話が読めるなんて。
    暖かい気持ちで今夜は眠れます。

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    2025年12月25日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    自分が普通であることにコンプレックスを持つ大学生の梨木くん。
    彼に救われたという河野さんの言う通り、『自分がどう見えるかより、相手の気持ちを感じ取って進むことを選べる』それはとても凄いことだと思う。私も彼のような人に出会いたかった。踏み込んでくることで救われることもあるんだな。
    口の悪い店長がだんだん可愛く思えてきた。オムライス、食べてみたい。

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    2025年12月25日
  • あと少し、もう少し

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    中学生6人による駅伝の話。陸上部員だけでは走ることができず、様々なメンバーを集めて走ることごできた。6人の目線から物語が描かれており、心情の読み取りがおもしろかった。

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    2025年12月25日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    何事も卒なくこなす兄と、出来が悪くても皆んなに好かれる弟と、好対照な兄弟の物語。
    大阪で中華料理を営む両親の元で、常に店を手伝う弟、小さい頃にトラウマとなって手伝わない兄。兄は明確な目的もなく東京で学校に通うが、すぐ辞めてアルバイト生活に。弟は家を手伝おうと進路も安易に考えていたが、親子面談で父親に怒られて進学へ。
    この父親が素晴らしい。兄の東京行きに無言で大金を渡し、弟には家を出ることを薦める。最後は父親が密かに思い描いたところに落ち着いたように思う。
    大阪生まれの作家が、吉本の漫才のノリで描いたような軽快にクスッと笑えて、ジーンと感動が来るような作品だった。

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    2025年12月24日
  • 強運の持ち主

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    『おしまいのデート』からすっかり瀬尾さんの作品にハマってしまい、あっという間に6作品目。
    涙を誘われたり、心を大きく揺さぶられることはなかったが、自分と主人公の性格に少し通ずるものがあり、通彦のおおらかさが心地よかった。
    現実世界だと、いまのわたしは完全に占いを“してもらう側”だったのだが、読み終わってからは「もう少し気楽に生きてもいいのかな」と思えるようになった。
    通彦のような生き方に出逢えて、少なくともいまのわたしは救われました。

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    2025年12月23日
  • 夏の体温

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     「友情」をテーマに描かれた3作品。

     「夏の体温」では病院に入院中の小学生の瑛介が、低身長の検査入院に来た壮太との短くても濃い友情を描いている。
    検査や治療の不安の中、瑛介の芯の強さに胸がぎゅっとなった。
     あとがきで瀬尾さんが、ご自身の娘さんも低身長の治療を受けていると語っている。

     「魅惑の極悪人ファイル」では、空想癖のため、現実の人間関係がうまくいかない大原さんと、過去を引きずり自己肯定感が下がったままのストブラくんの大学生同士の恋愛とも違う心の繋がりにほっこりさせられた。 

     「花曇りの向こう」はサクッと短い作品だったが、転校生の緊張感、そして温もりが伝わってきた。

     人間関

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    2025年12月23日
  • あと少し、もう少し

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    正に駅伝の襷を渡していくように、スムーズに繋がっていく物語でした。区間ごとの走者それぞれの気持ちや状況といった背景がどんどん次の走者(章)に受け渡されていくにつれて、自分自身も駅伝に参加して襷を受け渡していく一員となったように引き込まれていきました。駅伝というと個人競技だと単純に考えていたのですが、この物語を読んで駅伝は走る人達の思いがどんどん受け渡されていく団体競技であるということを強く実感しました。熱い青春を感じると同時に、爽快感にも包まれる読後感でした。

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    2025年12月21日
  • 強運の持ち主

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    やさしい雰囲気で、ふとした言葉にほっと安心を得ることができる物語。ゆっくりゆっくりと、歩いていきたいという気持ちが高まる作品。

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    2025年12月21日