瀬尾まいこのレビュー一覧
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人は、誰かの“ありか”になれるだけで、生きる力を取り戻せるのかもしれない。
母との関係に悩みながら、一人娘のひかりを育てるシングルマザーの美空。
離婚後も美空とひかりを気にかける義弟・颯斗との関わりを通して、血縁だけでは測れない支えの形を描く物語。
ホッとする物語でした。
大きな事件で強く揺さぶるというより、日常の中にある小さな優しさや、誰かがそばにいてくれることのありがたさが、じんわり残ります。
そして、ひかりちゃんがとにかくかわいい。
その無邪気さやまっすぐさは、ただ場を明るくするだけではなく、美空に「自分も誰かを喜ばせることができる」と気づかせてくれる力になっていました。
人は、 -
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コロナのような感染症で制限がたくさんある中で育った小学校三年生の子供たち「マスク世代」が大人になるまでの話。
学校の給食がないことで空腹の毎日を過ごしたネグレクトの親を持つ青葉、唯一の家族は「夜のお仕事」をしている母親のみでその元で育った冴、感染症後不登校になった心晴。それぞれの子供たちが感染症のせいで人生に少なからず影響を受ける。
でもそこで終わらないのがこの著者の凄み。
一見不幸せでネガティブに見える中から、小さなでも確かな幸せを掬い取る。「感染症さえなかったら」から「感染症があったから」手にしたものもあるのではないか、という方向に話は進む。
瀬尾さんの物語は読み終わった後、いつも温か -
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毒親育ちの主人公。
温かい環境で育った人なら、おかしいと気付けることも、自分を尊重されない事が当たり前すぎて、酷いことをされている自覚がない。
暴力を振るわれたことはないし、ちゃんと育ててもらったし、シングルマザーだった母親が必死で生きてきたのもわかる。と相手を思いやって、理解しようとばかりする主人公。
薄情なのは母じゃなくて自分なのだと自分を責め、母は今こんな気持ちだろう。こんな様子だろうとお母さんのことばかり考えている。優しすぎるよ。
親が子供を育てるのは当然のこと。子どもは未来の塊。親子逆転しちゃダメだよ。
お母さんを思う気持ちは、よーく分かった。でも、あなたの気持ちは?
お母さんの -
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どんなに暗闇の状況でも、ほんのちょっとしたきっかけで、明日が少し待ち遠しくなることがある。ほんの小さなわくわくがあるだけで、一歩踏み出す力になることがある。
だけど、その小さなきっかけを自分自身で見つけ出すのは、なかなかに難しい。だから人はやっぱり、誰かとつながりたくなるし、わずかなきっかけの瞬間を見捨てず済むように、そばで見ていてくれる人の存在が必要なのだろうな。自分のことはどうしていいかわからないのに、人のことだと客観的に気付いて、何気なく背中を押せることもあるから。
それは血のつながった親でもいいし、近所の人でも先生でも親友でもいい。そうやって心の温度が届く距離で顔を合わせて、声が聞 -
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掬えば手には
瀬尾まいこ
講談社文庫
枯れる花はきっと大竹さんを悲しませてしまう。大竹さんは性格は悪いけど、世話好きな面である。
な。愛情受けてたのに、どうしてこんなに性格がひんまがってるんだって、誰でも思うよな
思い残すこと一つもなく大竹さんに愛情を注いだんだと思います。心残りがないくらいに大事にできたんだと。だから、大竹さんのこと、きれいに忘れられたんじゃないでしょうか。
お前、人のことばっか気にしてるもんな。人に目を向けてばかりで、自分のことあまり見たくないって、もう訳ありあり
『楽しもう』がモットーの空気にどこかしっくりいかなくて。ああ、そっか、俺、真剣にやりたいんだって、初 -
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ネタバレ誰も亡くならない展開すごく良かった(実の母は亡くなってしまったが…)。
バズ狙いの最近の創作物だと森宮さんが病気で亡くなるとかありそうだったから笑
凄く幸せな終わり方で良かった。
梨花さん自由人だなぁ笑
でも梨花さんなりにちゃんと考えてたんだなぁと。
でも実の父が可哀想だなとは思っちゃったかな。
ここに出てくる男達みんな良かった。
だれかクソ継父やクソ男が居ると思ったからめちゃくちゃ珍しい(脇田は怪しいが笑)。
でも優子を嫌がらせしてた性悪女たちに制裁が与えられなかったのはなんかモヤッとしたけど、そういうダークなところが無いのもこの作品の良いところなのかな。
なんだかんだ書きましたが、全体的