瀬尾まいこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ほのかで確かな家族愛にあふれた、あたたかい小説。
血の繋がらない若い父親・森宮さんと暮らす、高校生の優子。彼女はこれまで3人の父親と2人の母親に育てられてきた。どこか抜けつつも父親として愛情をもって真っ直ぐに優子と向き合う森宮さんと過ごす高校生活と、生活の中で思い出す今と切っても離せないこれまでの人生が語られる家族ストーリー。
印象的だったのは、優子の試験前の休日の森宮さんとのやり取り。その他、森宮さんが作ってくれる餃子やカツ丼などの食事シーンの描写は、ユニークな森宮さんとしっかり者の優子2人のあたたかい食卓が瞼の裏に浮かび上がってくるようだった。 -
Posted by ブクログ
タイトルと表紙からほのぼのした内容を予想したらまさかの感動の話だった。
自殺未遂をして父をやめた父、別居中の母、恋愛をこじらせた兄、下品なその彼女。普通じゃない家族に見えるけど、みんなそれぞれが不器用ながらもお互いのことを思いやりながら寄り添って一生懸命に生きている姿に心が温まった。家族の形が一般的ではなくても別の形でそれぞれの役割を果たしてうまく成り立っていることも多くあるわけで、他人からの判断なんてできないんだなぁと思う。
特に主人公の佐和子に降りかかる試練は高校生には重すぎるけど、それでも前向きに希望を見出そうとする姿が切なく、応援したくなった。
“私は大きなものをなくしてしまったけど -
Posted by ブクログ
自分は看護学生でパニック障害のことを結構詳しく知っている方だと思っていたけれど、実際にこの本を読んでみてそんなことはなかったことに気づきました。
悩みなどなく充実していても、突然起こるものであり、本当に電車など閉塞感があると発作を起こしてしまうのだなと思いました。
また、PMSも自分で抑えることができず、付き合っていくことが難しい病気であると分かりました。
私は、月経困難症なので月経中に誰かの些細な言動にイライラしたり、逆に涙が止まらなかったりした経験があるので、それがPMSだと月経前に起こるものなんだなと知ることができました。
どちらも、予測することが難しいからこそ長く悩み、今でも悩み続けな