瀬尾まいこのレビュー一覧

  • そして、バトンは渡された

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    3人の父親、2人の母親、こんなに恵まれたバトンがあるなんて。
    それぞれの親として子どもとの関わりに真摯に向き合ってくれていて、不幸なんかじゃない、こんな幸せなことがあるんだと思いました。

    一方で、最後梨花が最初のお父さんの手紙を隠していたことは、梨花が自由奔放だけれど、優子をとても大事に思っていることがわかっていたからこそ余計にショックでした。
    最初のお父さんも梨花ともっと一緒に過ごしてほしかった。
    でも泉ヶ谷さんや、森宮さんには優子のことを託すのに、最初のお父さんには繋げなかった梨花の心情もあってのことだと思うので、梨花のことをもっと知りたかった。

    優子の考え方や人柄をどこかで見たことが

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    2026年03月04日
  • 春、戻る

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    温かい息吹にそよぐさくら。
    瀬尾まいこっていいなあ。
    自分が閉じ込めていた過去は閉じ込めれば閉じ込めるほどしんどいものに思えるけれど、誰かと一緒になら、その過去は案外ゆるりと開き思っていたよりもマシなものになっているかもしれない。
    読後、こんなに笑顔が溢れる物語は久々だったなあ。

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    2026年03月03日
  • 掬えば手には

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    あたたかい気持ちになれる本
    瀬尾さんの書くお話はどれも好きだけど、その中でも読めて良かったと思える1冊だった

    嫌な人が一人も出てこない
    梨木くんと大竹さんのやりとりはもっと見ていたくなる
    掬いだす、という言葉の選び方にいいなと思う

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    2026年03月03日
  • 掬えば手には

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    心温まる小説でした。人の心は何となくわかる人多いと思うけど行動に移せるのはすごいと思った。大切な人には特にしなきゃと思ったら行動していきたいと思いました。

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    2026年03月03日
  • そして、バトンは渡された

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    当たり前のように生まれた時から今まで両親がいて愛情を受けて育ってきた身からすると、親が何度も変わるということだけでも「可哀想」という感情を抱きがちなもの。その価値観を底から引っくり返された。
    血の繋がりがあろうとなかろうと色んな家族の形があり、そこには確かな愛情がある。それをあたたかく教えてくれた作品だった。

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    2026年03月03日
  • 私たちの世代は

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    新型コロナの流行によって、色んなことを制限された子ども達のお話。

    感染症対策による影響を受けたのは、子ども達だけではないけれど、社会性や人間関係を構築するうえで本当に大切な多感な時期を休校や緊急事態宣言で不自由を余儀なくされた子ども達は本当に大変だったと思う。
    家庭環境の全く違う2人が、コロナ禍を生きて、進んでいく、乗り越えていく。
    辛い事や不便な事が多かったけれど、その中で得た人との繋がりは、そういう時期だったからこそとも言えるもので、コロナのせいで〜となるだけではない、それを人生の一部として大切に次に、未来に向かっていく本当に素敵な物語。

    新型コロナ流行開始当時(3月)、上の子が小学

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    2026年03月02日
  • あと少し、もう少し

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    部長の必死の声掛けで集められた寄せ集め集団。
    それぞれが内に秘めた葛藤や生きてきた世界もまるで違う。駅伝参加の声掛けがなければ関わることはなかった六人が同じ目的のために襷を繋げていかなければならない。最初は誰もが上手くいくはずがない、こんなチームで県大会出場などできるのかと不安にさせた。けれども練習をする中で、生い立ちや性格がまるで違くとも徐々にお互いの事を理解していき、何より心の底から走ることが好きで走ることが楽しいのだと思い出していくことは彼らの心に希望をもたらした。中学生という何とも難しい年頃で、どうしても気持ちが上手く伝えられない。「大人」でも「子供」とも言えない甘酸っぱい果実のような

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    2026年03月02日
  • そして、バトンは渡された

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    血縁関係のない親子を描くことで親子という関係性の本質を浮き彫りにした作品。

    文句なしの星5。最高に心温まりました。

    主人公優子の小心者の父、森宮さんが可愛くて可愛くて、小説でしか摂取できない笑いの最たるものを感じることができた。

    1番幸せなのはバトンを持って必死に走っている瞬間ではなく、自分も知らない大きな未来にバトンを渡す瞬間であるらしい。

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    2026年03月02日
  • 私たちの世代は

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    好きすぎて好きすぎて……。
    悲しくないのに本当に好きで優しくて温かくてこの作品の世界に留まりたすぎて、読み終わって1時間くらいずっとボロボロ泣きながら浸ってた。
    瀬尾まいこさんの作品を読んで、
    心に翳りが出たことが一度もない。
    読んできた作品全部大好きだけど、『私たちの世代は』一番大好きな作品になりました!!!
    そして改めて瀬尾まいこさんが大好きになった!!

    我々が5〜6年前に実際に起きた世界の異常。
    あの数年は本当になんだったんでしょう……。
    コロナ禍、私はもうすでに社会人になっていて当時の仕事柄的に大きな影響があったことは確かだけど、キラキラの青春を潰された、という経験はありませんでした

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    2026年03月01日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    きもちをほっこりさせてくれる素敵な本。

    育児に追われる中、毎日こつこつ読み進めました。育児疲れもあり、子供をかわいいと思う余裕がない中、この本を読むと、今のこの瞬間がとても大切でかけがえなのないものだと気付かされます。

    自分のキャパとは相談だけど、もっと子供の成長とか工夫しようっていうモチベーションがほしいなと思うこの頃です。

    まだ新米だからわからないけれど、これから子供も自分も一緒に成長していくのかもと思いました。

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    2026年03月01日
  • 私たちの世代は

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    瀬尾さんの物語はいつも希望に溢れてて背中押してくれるから読んでいて元気になる。

    作中の登場人物と自分が同じ体験をしたことがあり、そのことに対して「あの時こうすればもっとよくなってたのかな」と考えて後悔することもしばしばあったけど、「あの時こうだったから今があるんだな」と前向きにさせてくれた。

    直接人と会うのが面倒で億劫な時もあるけど、友達や大切な人と顔を見て話したくなる作品でした。

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    2026年03月01日
  • 私たちの世代は

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    コロナ禍を過ごした小学生が色んな苦難を乗り越えて大人になっていくお話。
    当時は自分の子供たちがこんな気持ちで過ごしていたのかなあと思い出しながら読み進めた。
    でも、親である自分たちも経験のない感染症の大流行で子供たちのために何ができるか必死だった。
    冴のお母さん、心晴のお母さんの子供を思う気持ちがよく伝わる。
    大変な不自由な時代を過ごした子供たち、幸せになってほしい。

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    2026年02月28日
  • 私たちの世代は

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    コロナが始まった頃はもう社会人だったので、学生たちが学校行事や普通の日常を制限されるニュースを見て、「楽しい学校生活なのに、可哀想だな」と思っていた。でもそれはどこか他人事で、子供たちが置かれた環境や本当の苦しさを理解していたわけではなかった。

    自分達では不可抗力なものによって、当たり前のことを制限された挙句、社会に出ると「コミュ力がない」等レッテルを貼られてしまうのだ。改めて考えると不憫でならない世代だ。

    主人公の女の子2人は、家庭環境やコロナの状況下で起こることに躓きつつ、コロナがなければ起こらなかったことによって人生を切り開いていく。本来ではあれば出会わなかった人に出会い、その出会い

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    2026年02月28日
  • 夜明けのすべて

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    2人の人物を想像するのがとても楽しい作品だった。ゆっくりゆっくりと少しずつ変わっていく2人。読んでいて、とてもあたたかい気持ちになる、そんな本。

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    2026年02月28日
  • 強運の持ち主

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    私は占いをあまり信じないで生きてきた。
    占いに行く人って、その時に大抵何かに悩んでることが多い。
    だから話の流れでなんとなく悩みがわかってるのではないか?などと思ってしまう自分がいた。
    けれど、悩みがある中でこんな風に寄り添ってくれて、そっと背中を押してくれる占い師がいたらなんか良いなと思った。
    もし見えていたとしても全てを伝えるのではなく、前向きになれるようなことをたくさん伝えてくれたら皆一歩進めるのではないだろうか。
    占いが当たる、当たらないは行動してみないと実際のところわからない。
    自分のことは自分で選択して、選択していったなかで幸せになれることを考えていけばいい。
    そうしたらきっと、幸

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    2026年02月27日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    大阪出身やから分かる。
    東京の居心地の良さも、大阪の憎めない明るさも。
    妹のあかんとこ、ええとこ。俺のあかんとこ、ええとこ。

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    2026年02月26日
  • おしまいのデート

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    ネタバレ

    「デート」をテーマにした5編の短編集。この短さでグッと主人公2人の優しい温度に浸からせてくれるのが、瀬尾さんの才能だと思う。

    それぞれ、味があって好きだけど、2本目の「ランクアップ丼」が好きかな。
    1本目の「おしまいのデート」の「まあ、ハゲもチビもデブも治せるからいいじゃないか」の下りは面白かった。忘れた頃に一年に一回くらいまた読み返してしまう気がする。

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    2026年02月24日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    タイトルに「青春」と入っているのでどんな暑苦しいお話かと思いきや、じわじわとあとからポカポカ暖かくなる遠赤外線のような暖かさでした。

    十代後半の進路に迷う年代に差し掛かった戸村兄と弟。どちらの悩みも身近に感じられて、特に兄により親近感を覚えたなー。ネタバレになりますが、別に普通に生きているだけなのに「気取ってる」とかなんとか言われたら居心地悪いもんね。

    私は「気取ってる」と言われることはなかったけど「お上品枠」でした、なぜか。普通にガサツなのに…

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    2026年02月23日
  • 夜明けのすべて

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    息苦しさ、辛さ、いろんな感情に振り回されながらも少しずついい方向に変わっていくところに救われました。そして、病気や何かを理由にして自分の好きなものやことまで自ら手放さなくてもいいんだと気付かされました。
    2人のこれからはどんな風になっていくのか気になります。

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    2026年02月23日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    関西のボケとツッコミが日常にあふれていて、ものすごく面白いし、人情味があって暖かい話だった。
    自分も3歳下に弟がいる。自分はどちらかというと、兄のヘイスケタイプだと思う。以前は、一生懸命人を笑わそうと考えても弟のほうが面白いし、弟は自由だなと思う事もあって、兄のヘイスケの気持ちがわかるような気がした。
    でも、周りの人は、実は、差別しているつもりもないし、同じだけ愛情を持ってくれてると今では思う。同じ人間は、いないし、それでいいんだと思う。
    私も、ヘイスケのように暖かく迎えてくれる故郷があるのも、ありがたいし、母、姉、弟にも感謝です。
    そして、妻、二人の娘にも感謝してます。
    みんな、ありがとう。

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    2026年02月23日