瀬尾まいこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
親に、家族に振り回されるお話なのかなと思って読み始めた。
しかし、
「困った。全然不幸ではないのだ。」
に度肝抜かれた…
でも、そうだよな。
不幸がどうかなんて、他人が決めることじゃない。
みんな、普通の枠に入りきらない人や理解できない人は
不幸だと決めつける。
最初からそのフィルターで見る。
勝手に決めんな。って言いたいよね。
あぁ、でもいいお話だった。
そうか、バトンは渡された。そういうことか。
いいね。
私も違うバトンを渡す時が来るのだろうか。
人はずっとは生きられないんだから、いつかそんなことができたらいいのにな。
上白石萌音さんの解説も良かった。
愛に溢れた文章だった。
-
Posted by ブクログ
ネタバレPMSに悩む女性とパニック障害に悩む男性。
とてもリアルで同じ女でも生理の辛さや、生理前の状態は全然違う。
想像することは出来ても、理解はなかなか出来ない。想像すらしないで傷付ける人もいる。それはパニック障害も同じで。
今でこそ芸能人が話したりして、知られているけど昔はメンタルのことは本当に理解されなかった。外から見れば元気な人だから。
頭から血を流してれば、大丈夫か?と分かりやすいけど。
山添くんの過去の自分が好き、出来ないことばかりと思う気持ちよく分かる。
2人が恋愛して病気治りました、みたいな話ではなく、リアル。でも緩やかにお互いの存在が良い方向に作用していて、ほんわかした。
自分 -
Posted by ブクログ
みなさん書いてらっしゃるように本当に読みやすい本でした!PMSを患う藤沢とパニック障害を患う山添、2人の視点で交互に物語が進むのでとても面白かったです。
パニック障害もPMSも存在や症状は知っていましたが、詳しい内容や当事者の気持ちなど繊細な部分までは知らなかったのでこの本を通じて大変さがしみじみと伝わってきました。
自分も苦労をしているからこそ同じ境遇の者に手を差し伸べ助け合うことの大切さや、不自由な立場であるとしてもどのように生きて人生を彩っていくべきなのかなど、たくさんのことを考えることができました!
瀬尾まいこさんの作風に強く惹かれました! -
Posted by ブクログ
最近、立て続けに瀬尾まいこさんの作品を読み続けています。「夜明けのすべて」「傑作はまだ」「そしてバトンは渡された」。いずれも少し特殊な関係性の人同士の対話を主軸としており、その対話を通じて、人の思いやりや温かさを感じさせてくれます。
今作の中で印象に残ったのは、「自分のために頑張ることは難しいけど、子供のためなら頑張れる。」という台詞でした。
実は、自分が子供の頃、母からも同様の言葉を言われたことがあります。当時は理解できませんでしたが、20代後半になり少し意味が分かり始めてきました。自分のために頑張っても意外と長続きしないもので、恋人や家族のためなら頑張れると感じることが増えました。
-
Posted by ブクログ
なんでも平均、そこそこな男の子、梨木匠くん。そんな彼が特別な能力と思ってるのが、人の心が読めること。ものすごくよく気が付いて行動力のある優しい子なんだけど、特技って思えるのが本当かわいい。善の塊のような子で、彼の語りにニコニコしてしまう。
そのうち本当に不思議なことが起こるのだが・・口の悪すぎる店長、謎めいたバイト仲間、大学の友達、みんな何かしらの心の闇を抱えているが、彼とかかわることでみんな少しずつ心を開き、一歩先に進む。
私が昨年ハマった作家のひとりでもある、瀬尾まいこさん。この本も自分とは相性がよかった。2時間くらいで読める。笑ったりほっこりしたり涙ぐんだり。瀬尾さんの本は読み終わる -
Posted by ブクログ
さすが瀬尾まいこさん。
あたたかい登場人物にほっこり。
民宿の田村さんがとても良い人で、近寄りすぎず、でも気にしてくれて、色んな自然の景色を見せてくれた。
千鶴の心がすり減っているのを何かで感じたのか、あたたかい気遣いに感動‥。
田村さんのひとつひとつの言動が素敵で、くすっと笑ってしまう場面もあって心がギュッとなりました。
千鶴の急な決断に、田村さんは止めることもなく応援しつつ、でもちょっと引き留めようとしてるところもあり、もどかしい気持ちにも。
千鶴、元いた場所で新しい生活を心地よく過ごしてね。戻ってきてもいいから。
田村さん、幸せになってね。
2026.1.10(土)