瀬尾まいこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ初めは親がコロコロ変わる子供の悲しい話かと思って読んでいたけど
他人であれ、親というものに向き合う大人と
自分自身に決定権をもたない、もてない子供の自分の人生の捉え方生き方が感じれて良かった。
学校生活のヒリヒリや、どうしようもない事に対しての優子の立ち回り方が強くてあこがれる。
森宮さんと過ごし始める高校三年間あたりからの描写がすごく好きで、大切な人に作るご飯とか、愛情としてのご飯とか、誰かと食べる時間の儚さ
美味しいものを食べて思い浮かぶ人がいる事めちゃくちゃ良かった。
初めて瀬尾まいこさんの小説を読んだけど、出てくる登場人物の人間臭さや生きづらさを感じてそれを全部愛が包む感じ
いい本 -
Posted by ブクログ
自分以上に大事にしたい人ができるということがどれほど人を強くし、生きる力をくれるものなのか。嫌味なく自然と教えてくれる作品だった。
森宮さんと早瀬君、似てるわー。「僕にとって、お父さんと呼ぶ筋合いがあるのは、お父さんだけです」って。意味不明だけど、森宮さんもまんま言いそう笑。早瀬君との結婚を反対してた森宮さんが、実はこっそり早瀬君の親御さんに手紙出してたエピソードも泣ける。森宮さん節丸出しのおかしな手紙だけど素敵。優子ちゃんへの深い愛情がこもった手紙だからこそ、早瀬君のお母さんの心を動かしたんだろう。ちゃんと伝わってるのがうれしい。
向井先生が何気にいいアクセント。本当に生徒をよく見てる。 -
Posted by ブクログ
ここ数年で読んだ小説の中でもトップレベルに良かったです。
家族ってなんなんだろう、血が繋がっていなくても大切に育てられ、生き、関わってくれた人みんなに見送られた優子の幸せを願って終えられました。
ちょっとした日々の食事だったり温かく何気ない会話から、優子がどれだけ幸せになれて、それが素晴らしい人格形成をしていったのかと感動しました。
色んな人の思いに惑わされたかもしれないけれども、結果的にはみんな優子の幸せを願ってしてきた。それを優子も辛かったこともあるだろうに受け止めて生きていく、なんて温かいストーリーなんでしょう。
ふとした頃にもう一度読み返したい、そんな本でした。 -
Posted by ブクログ
登場人物みんなそれぞれに魅力的で素敵。もう、なんて愛に溢れた人たち。
いろいろな家族の形がある今の世の中。実の家族でも「親の愛って?」となることもある。仕事柄、いろんな家族を見てきたからこそ、思うことがあるのだけど、、、。
読んで、ほっこりさせられた。実の子であってもなくても、人を大事に思うことはできるし、それが愛なんだな、と思った。
子どもを持つことが罰ゲームのように取られてしまう風潮もある中で、なんだか、子供がいるっていいな、家族を持つっていいな、人とのつながりをもつっていいな、と思わせてくれる。人を思うことが幸せなんだな、と改めて気づかせてくれた、とても素敵な作品でした。 -
Posted by ブクログ
優子、森宮さん、梨花さん、泉々原さん、水戸さん、早瀬くん
この作品の登場人物ひとりひとりが大好きでたまらない。
幼い頃から親が変わると同時に苗字や環境も変わってきた優子。いつどんな状況でも自分を不幸だと思わず、相手に対して感謝の気持ちを忘れない真っ直ぐな心を持った子だったからこそ、周りも温かくて素敵な人たちばかり集まるのかな。
森宮さんと優子の思わずクスッと笑ってしまうような会話のキャッチボールがとても心地よくて、穏やかな気持ちにさせられた。
たくさんの両親から愛情をもらって育った優子が、受け取った家族のバトン。
このバトンがいつまでも続いていきますように。
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Posted by ブクログ
ネタバレうっすい小説だなぁと思いながら購入したら、この薄さで3つのお話があるというのに驚きました!
表題作にもなっている『夏の体温』は、入院している男の子たちの友情のお話。私たちの普通をすること、感じることが当たり前じゃないって改めて心に刻んだ。暑い寒いと年がら年中、文句を言っている私ですが、それは、健康で仕事ができる、家に帰る、買い物へ出掛けられるからこそ、感じることができること。
それらが当たり前じゃない彼らも、置かれている環境で精一杯生きている姿に応援したくなりました。
『魅惑の極悪人ファイル』は、とにかく笑えました。極悪人と言いつつ、めちゃくちゃ愛があるお話でした。
『花曇りの向こう』は、とて