瀬尾まいこのレビュー一覧
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3人の父親、2人の母親、こんなに恵まれたバトンがあるなんて。
それぞれの親として子どもとの関わりに真摯に向き合ってくれていて、不幸なんかじゃない、こんな幸せなことがあるんだと思いました。
一方で、最後梨花が最初のお父さんの手紙を隠していたことは、梨花が自由奔放だけれど、優子をとても大事に思っていることがわかっていたからこそ余計にショックでした。
最初のお父さんも梨花ともっと一緒に過ごしてほしかった。
でも泉ヶ谷さんや、森宮さんには優子のことを託すのに、最初のお父さんには繋げなかった梨花の心情もあってのことだと思うので、梨花のことをもっと知りたかった。
優子の考え方や人柄をどこかで見たことが -
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新型コロナの流行によって、色んなことを制限された子ども達のお話。
感染症対策による影響を受けたのは、子ども達だけではないけれど、社会性や人間関係を構築するうえで本当に大切な多感な時期を休校や緊急事態宣言で不自由を余儀なくされた子ども達は本当に大変だったと思う。
家庭環境の全く違う2人が、コロナ禍を生きて、進んでいく、乗り越えていく。
辛い事や不便な事が多かったけれど、その中で得た人との繋がりは、そういう時期だったからこそとも言えるもので、コロナのせいで〜となるだけではない、それを人生の一部として大切に次に、未来に向かっていく本当に素敵な物語。
新型コロナ流行開始当時(3月)、上の子が小学 -
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部長の必死の声掛けで集められた寄せ集め集団。
それぞれが内に秘めた葛藤や生きてきた世界もまるで違う。駅伝参加の声掛けがなければ関わることはなかった六人が同じ目的のために襷を繋げていかなければならない。最初は誰もが上手くいくはずがない、こんなチームで県大会出場などできるのかと不安にさせた。けれども練習をする中で、生い立ちや性格がまるで違くとも徐々にお互いの事を理解していき、何より心の底から走ることが好きで走ることが楽しいのだと思い出していくことは彼らの心に希望をもたらした。中学生という何とも難しい年頃で、どうしても気持ちが上手く伝えられない。「大人」でも「子供」とも言えない甘酸っぱい果実のような -
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好きすぎて好きすぎて……。
悲しくないのに本当に好きで優しくて温かくてこの作品の世界に留まりたすぎて、読み終わって1時間くらいずっとボロボロ泣きながら浸ってた。
瀬尾まいこさんの作品を読んで、
心に翳りが出たことが一度もない。
読んできた作品全部大好きだけど、『私たちの世代は』一番大好きな作品になりました!!!
そして改めて瀬尾まいこさんが大好きになった!!
我々が5〜6年前に実際に起きた世界の異常。
あの数年は本当になんだったんでしょう……。
コロナ禍、私はもうすでに社会人になっていて当時の仕事柄的に大きな影響があったことは確かだけど、キラキラの青春を潰された、という経験はありませんでした -
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コロナが始まった頃はもう社会人だったので、学生たちが学校行事や普通の日常を制限されるニュースを見て、「楽しい学校生活なのに、可哀想だな」と思っていた。でもそれはどこか他人事で、子供たちが置かれた環境や本当の苦しさを理解していたわけではなかった。
自分達では不可抗力なものによって、当たり前のことを制限された挙句、社会に出ると「コミュ力がない」等レッテルを貼られてしまうのだ。改めて考えると不憫でならない世代だ。
主人公の女の子2人は、家庭環境やコロナの状況下で起こることに躓きつつ、コロナがなければ起こらなかったことによって人生を切り開いていく。本来ではあれば出会わなかった人に出会い、その出会い -
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私は占いをあまり信じないで生きてきた。
占いに行く人って、その時に大抵何かに悩んでることが多い。
だから話の流れでなんとなく悩みがわかってるのではないか?などと思ってしまう自分がいた。
けれど、悩みがある中でこんな風に寄り添ってくれて、そっと背中を押してくれる占い師がいたらなんか良いなと思った。
もし見えていたとしても全てを伝えるのではなく、前向きになれるようなことをたくさん伝えてくれたら皆一歩進めるのではないだろうか。
占いが当たる、当たらないは行動してみないと実際のところわからない。
自分のことは自分で選択して、選択していったなかで幸せになれることを考えていけばいい。
そうしたらきっと、幸 -
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関西のボケとツッコミが日常にあふれていて、ものすごく面白いし、人情味があって暖かい話だった。
自分も3歳下に弟がいる。自分はどちらかというと、兄のヘイスケタイプだと思う。以前は、一生懸命人を笑わそうと考えても弟のほうが面白いし、弟は自由だなと思う事もあって、兄のヘイスケの気持ちがわかるような気がした。
でも、周りの人は、実は、差別しているつもりもないし、同じだけ愛情を持ってくれてると今では思う。同じ人間は、いないし、それでいいんだと思う。
私も、ヘイスケのように暖かく迎えてくれる故郷があるのも、ありがたいし、母、姉、弟にも感謝です。
そして、妻、二人の娘にも感謝してます。
みんな、ありがとう。