瀬尾まいこのレビュー一覧

  • ありか

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    この作者さんの他の話って重い内容でもカラッとしててじめじめしてないのに三池さんと宮崎さんがでてくるまでは結構読むのしんどくてやめようかなとか思った。でも美空の事を気にかけてくれるこの2人が出てきたくらいからいつもの調子というか明るい話に変わってきたと思う。面白いです!

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    2026年09月07日
  • 掬えば手には

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    本当にめちゃくちゃ良かった。

    読んだあと、今を受け入れて進むということの本当の意味に気づかされた。
    今のままで十分だって自分を納得させられるところが、自分にもきっとある。
    それは自分を慰めるような意味じゃなくて、本当に今のままの自分にちゃんと素敵な部分があるんだってこと。

    自分ではなかなか気づけないけど、良い部分がきっとあるんだと、心から思わせてくれる物語だった。
    それを踏まえて、それがあればまたちょっと先に進むこともできるんだと、温かいエネルギーをもらった。

    そして、店長のキャラが最高。
    最初に登場したときは「いくらなんでもこのキャラは好きになれるか不安…」って思っていたのに、読み進めるうちにむしろ一番好きなキャラになってた。
    空回りすぎてユーモラスになるほどの不器用さが愛おしくなるほど。

    だからこそ、その後の掌編『アフターデイズ』がめちゃくちゃご褒美感。
    彼らのちょっと進んだ日常が読めてこれ以上ない幸せな余韻を感じられた。

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    2026年09月06日
  • そして、バトンは渡された

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    ネタバレ

    最後のページを読み終えたとき、なんか幸せだなーと思った。瀬尾さんの作品は2作目!ドキドキハラハラな展開とは違うけど心が温かくなるお話でとても好き。
    親が替わると聞くとだいたい可哀想なお話かなと思うのだけど、全然違った
    それぞれの親がその人なりの愛情を注いでくれる
    後半は自然に涙がこぼれた
    号泣ではなく、ハラハラと
    好きだったシーンは大家さんとのエピソード
    妙におとなびた子どもだなと思っていたけれど川でこっそり泣いてたのを読んで胸がギュッとなった
    家族の愛がバトンを繋いでいったのだな
    優子、幸せになってね!と思わずにはいられない

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    2026年09月06日
  • ありか

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    自分の人生を自分の思うがままに生きること。何歳になっても夢を諦めないこと。大切な人を精一杯大切に生きること。血のつながりは関係なく、大切な人を大切にすること。この本には気付かされることがたくさんあった。他人の目を気にしすぎて、自分の思いを押し殺して生きがちな私だけど、自分の思いを大切に、周りにいてくれる大切な人との有限な時間を大切に生きたいと思った。

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    2026年09月06日
  • ありか

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    親子だから仲が良いとは限らない。
    それでも今、私が子どもと幸せな日々を送れていること。そして子どもがいるから出会える人や物、場所が私の人生を彩っている。
    思い通りにはならないし正解のない子育てだからこそ幸せを見つけていきたいなと思う。

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    2026年09月05日
  • その扉をたたく音

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    ネタバレ

    誰かと一緒に音楽を奏でたくなる、そして人に接したくなる一冊。
     カフェで見つけ、短いし、息抜きに良さそうだと思い読んでみました。さらっとして、楽しげな文章で読みやすく、小一時間ほどで読めてしまいました。
     神こと渡部くんとのやりとりも面白かったですが、何より、ホームの入居者さんたちとのやりとりが微笑ましかったです。主人公が彼らのために、悪態をつきながらも、差し入れの品を考えて渡したり、ウクレレを練習したりして、楽しみながら積極的に関わっていく様は、こちらまで嬉しくなりました。
     作中に出てくる楽曲も話に合っていて、とてもよかったです。特に、グリーンデイのWake me up when September endsの歌詞とのリンクが素敵でした。
    「無邪気じゃいられない。9月になったら起こしてくれ。」は主人公に、そして、「記憶を失っても、何を失ったかは、決して忘れない。」は彼と関わった入居者さんたちに繋がっています。
     そして、最後の手紙はうるっときてしまいました。
     主人公の演奏は、思ったのと違う方向、その恥ずかしさでですが、確かに1人の人の心を動かしていました。
     この作品からは、音楽と人とのつながり、誰かのために楽器を弾き、歌うことの楽しさが詰まってきました。
     この主人公が楽器を続けていたのは、自分の才能を示したいとか、本気でプロになりたいとかではなく、誰かと楽しい時間を過ごしたい、初めてバンドを組んだ時の青春をもう一度味わいたかったからなのでしょう。
     そんな主人公と本庄さんとのウクレレ練習はまさに青春を感じました。ラストで、記憶を失っても、演奏の楽しさは忘れなかったんだなと、やっぱり少し泣いてしまいました。

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    2026年09月04日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    普段機嫌の悪いあの人
    話を聞いているのかわからないあの人
    俺を嫌いかもしれないあの人

    それぞれに事情があるのかもしれない
    人に気を遣う余裕がないのかもしれない
    誰かに愛されるという経験がなかったのかもしれない

    一度立ち止まってそう考えるだけで、俺の心も、相手の心も救われる瞬間があるのかもしれない

    望まれていなくても、無理矢理にでも、
    掬えば手には
    誰かを救う一手があるのかもしれない

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    2026年09月04日
  • 掬えば手には

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    ページをめくる手が止まらなかった。
    すっごく読みやすくて、読み終わった後に心が満たされる感じがした。
    私はつい初対面で自分と合わないと感じた人とは距離を置くタイプだけど、梨木くんは一見冷たく見える大竹さんや常磐さんに、梨木くんなりのアプローチで相手のことを知ろうとしていて、私も見習いたいと思った。

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    2026年09月04日
  • 私たちの世代は

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    あの時から世界が一気に変わった。一人でも何不自由なく生きていける世界になった。いや、元からそうだったのかもしれないがそれに慣れて逆に人と関わることが難しいと感じてしまう、一人の方がどうしても居心地が良くなっている。
    町から人が消え、その分携帯の中に人が溢れている当時の異様な光景。SNSで簡単に人と出逢えること。その分簡単に離れることが出来てしまうこと。目に見えないウイルスだからこそ人々がピリピリしていること。『やっぱり他人より自分』それだけが目に見えて怖かった。誰も悪くないからこそ誰も責めることが出来ないからこそぶつける所がなくやるせなかったこと。これから先一生忘れることはないと思うし、忘れてはいけないことだと思います。

    幼少期から学生卒業までの時間は人をつくる一番大事で重要な時期だと思う。
    よく、「今の若い子は~~」と悲しい言葉を聞くとがあるけど、そらそうだよな。そういう言葉を吐く大人たちは当たり前だと思っていたことが当時の子達はあたりまえなんかじゃなかったのだから。
    人生の中で一番と言って良いほど大事な時期を家に閉じ込められ人との交流が出来ない状況で生きていなければならないこと。凄く心が痛かったです、その中で一生懸命自分を探しながら生きている子供たち、この先生活していくうえで生きづらいと感じることもあると思います、それでも生きていかなければならない、働かなければならない、そんな子どもたちを私は尊敬します。大人たちは少しでもそういう子達が生きやすく、働きやすくなる世界を一緒に作っていかなければならないのではないだろうかと思いました。

    凄く考えさせられるお話でした。
    始めは私の読解力がないため、時系列と人物がゴチャゴチャになってしまったりしたけど、読み進めるうちにいろんなことが繋がっていく感じもまたすごく面白くて気持ち良かったです。
    出会えてよかったお話でした

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    2026年09月03日
  • ありか

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    シングルマザーであり、自身の母親との関係性の自縛に囚われながら過ごしている美空。一人娘のひかりはとても明るく、時に母である美空を元気付けるようなはっとするセリフを口にする。何に対しても、遠慮がちな美空は、幼稚園の周りのママ友にも気を使い、自身の母にも気を使い、とても生きづらさを感じながら過ごしていた。

    フラフラと結婚してフラフラと外に出て行った美空の夫の弟である颯斗は、どうせ愛車であることをカミングアウトしながらも、兄の贖罪を果たすが如く美空と光の世話をする。

    美空の母が、美空に対して愛を与えず育てていたが、それを最大の愛と解釈し、美空にはずっと金を無心し続けていた。

    美空も周りに頼れる人がいない中、ようやく1人心の内を話せるママ友に出会ってから転機が訪れる。

    登場人物のみんな一人ひとりがどこか1つ、生きづらい悩みを持っているような気がして、生きづらさの中に、必死にもがく姿、何とか心の平静を保とうとする姿に心打たれる。

    特に最後、美空と母が会話するシーンがあるが、美空の名前の由来と、美空が、自身の子供をひかりと名付けた由来を聞いて、心がとても暖かくなった。

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    2026年09月03日
  • そして、バトンは渡された

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    最後の数ページで文字がぼやけるくらいの涙腺がヤバかったです。久しぶりに最高の気持ちで本を閉じました。

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    2026年09月02日
  • 夜明けのすべて

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    瀬尾まいこさんの本は登場人物があたたかくて、世の中捨てたもんじゃないなと思えるのが大好き。PMSで穏やかな毎日を送れない藤沢さんと、パニック障害で常に不安な毎日を過ごしている山添くん。お互いがお互いの支えになっていく2人が素敵。そして愛すべき栗田科学の社員の皆さん。

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    2026年09月02日
  • 夜明けのすべて

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    まずPMS、パニック障害という病についてあまり知らなかったので、とても勉強になった。もちろん症状は彼らとは違う形で出てくることもあるだろうけれど。
    美紗と山添の関係、いいなあ。友達でも恋人でもない同志って素敵だ。まわりに付き合ってるの?って言われて否定する二人が微笑ましかったし、病が題材なのに所々クスッと笑える場面があって暗い気持ちにならずに楽しんで読めた。(特にこけし事件が好き)
    仕事とは、という点も深く考えさせられたな。何も目標なく淡々と仕事をしがちなので、2人の仕事への熱意を見習いたいとも思った。

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    2026年09月02日
  • 夜明けのすべて

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    健康に生きられていることは奇跡なんだなと感じた。パニック障害になったことで、自分自身の細部に気が付けるようになった登場人物に感動した。
    人を見た目や雰囲気だけで判断しがちだけど、その人の性格にはいろんな過去や経験が影響してるんだなって思った。
    その人の過去も含めて、ちゃんとその人自身を見ようと思えた本。

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    2026年09月02日
  • ありか

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    自分は母親と同じような母にならないという気持ちが強いと、どうしたらいいのか分からなくて正解を強く求めがちだけど。正解は元々ある訳じゃないから自分で自分の求める「お母さん」になればいいんだなと優しく寄り添ってくれる。そのために必要な周りとの関わり方とか改めて教えてくれた。

    自分の母親との関係に少し悩んでるお母さんたちに届くといいなと思う。きっと背中を押してくれる。

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    2026年09月01日
  • 天国はまだ遠く

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    田村さんと自然を通して主人公が自分を取り戻す様が穏やかで強くて優しかった
    少しのことで死にたくなるし、少しのことで自分らしく生きられる
    適当さと優しさの塩梅が完璧な田村さん 良い〜〜〜〜

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    2026年09月01日
  • そして、バトンは渡された

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    【愛する、愛される尊さ。】
    家族がコロコロ変わること、きっと「大変だったんだろうな」と思ってしまうけれども、当の本人は幸せに楽しく生きている。人の幸せを勝手に判断しちゃいけないし、常識や先入観にとらわれちゃいけないな。みんな、誰かのことを真剣に大切に想っている。本当の親子じゃなくても、いや、そんなこと全く関係なく、愛することの尊さを感じた。

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    2026年09月01日
  • 強運の持ち主

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    ルイーズ吉田は占い師。実はいいかげんな占いだけど、よく当たると評判。
    営業時代に培った記憶力と直感で相談者の悩みを聞き、適当なアドバイスを送るだけで客は満足して帰ってゆく。

    ルイーズにはあらゆる占いで「強運の持ち主」とされる恋人・通彦がいる
    そんなルイーズの元には、時おりちょっと変わった依頼もあり…。

    落ち込んだ時、だれかに話を聞いてもらって、背中を押してもらう。それだけで、ちょっとだけ勇気がでるのです。

    それは占いでも相談(最近ではAIに)でも、結局は同じことなのかもしれない。

    人って結局、自分以外の誰かに話を聞いてもらえて、「大丈夫だよ」って言ってもらいたいんですね。それだけでほんの少し元気になれる。

    「強運の持ち主」は、誰かに「大丈夫だよ」と言ってもらえるような、あったかい物語でした。

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    2026年08月31日
  • 夜明けのすべて

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    病気を大袈裟にせずに、さりげない日々のなかから希望を見出しているのがとてもよかった。藤沢さんと山添くんのやりとりが、愛おしく感じられた。

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    2026年08月31日
  • ありか

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    心温まる1冊。
    やっぱり、瀬尾まいこさんの文章はいつも優しく、読み心地がよい。

    子育てをしている身だったので、主人公の想いに共感する部分も多く、
    「子育てって、そうやんねー」って、
    なることがちらほら。
    1週間に1度、ご飯作らなくてよくて、
    こどもと遊んでくれる義理の弟ほしいー!!!!

    読書って、自分の経験によって、
    その書いてある内容の染み込み具合が、
    全然違ってくるからねー。。
    だから、読書はやめられない。

    子育て中の今、出会えて良かった1冊。

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    2026年08月31日