瀬尾まいこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最初の文章から世界観がすごくて一気読み!
はじめは、ファンタジーか?と思ったけど、全然そんなことない。
さくらがお兄さんに心を開いていく描写がたまらなく好き。
まずは、家に通い詰めるお兄さんに
「仕事帰りにここまで来てくれているのだ。夕飯くらい食べさせてあげてもいいだろう。いつもより心なしか疲れた男の子を見たせいか、心地よい春のせいか、私は太っ腹な気持ちになっていた」
不審に思いつつも、はじめから若干心を許していたように思えたのは、お兄さんの日頃の行いや、心遣い!頑張りが伝わっていたからなのかな。
お兄さんとの記憶を思い出している中、具沢山のきんぴらの味で封印していた過去の記憶を思い出 -
Posted by ブクログ
最初はよくある「駅伝」を舞台にした走ることが大好きな若者の青春群像劇のようなキラキラとした物語を想像していたが、ひとりひとり走る背景や理由もそれぞれで決してポジティブだけではない、思春期ならではの悩みやその人の価値観などが色濃くじっくりと丁寧に描かれていて、ふとした瞬間に「あぁ、あの頃に戻りたいな」と思わずにはいられなかった。とても眩しい。
設楽、太田、ジロー、渡部、俊介、桝井
この6人が"走ること"を通じて繋ぐ物語をもっと見ていたい。
上原先生にイライラしたり、恐れたり、時に救われたり色んな感情を抱いた。とても不思議な魅力のある先生でこの人がいなかったらこの物語は成 -
Posted by ブクログ
私も冴ちゃんや心晴ちゃんと同じように、制限の多い中学時代を過ごし、楽しみにしていた職場体験も修学旅行も行けませんでした。
ソフトテニス部だった私は先生にマスクをつけて活動しなさいと指導され、卒アルは皆マスク焼けで写りました笑
今でこそ笑い話にできますが、当時は不安なことやしんどいこともたくさんありました。
この本は、そんな当時の私にも寄り添ってくれるような温かくて優しいお話でした。
視点がコロコロ入れ替わるので最初は少し読みにくかったですが、多角的に描かれるからこそ伝わるものがあったなと感じ、読み終えた今はこの本に出会えて良かったと思っています。
個人的にオンライン授業はちょっと楽しかった