瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 戸村飯店 青春100連発

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    めっちゃおもしろかった!
    初めはどんな話?と思いながら読み進めたら、笑いあり、青春あり、成長あり!
    そして2人ともええこ!!
    「出発」と「帰る」の違い、戻ることが出来る温かい場所があることのありがたさ を私まで感じることができた。

    ウルフルズの曲はなんやったんやろな〜とあれこれ思いを巡らせてみる♪

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    2025年05月29日
  • おしまいのデート

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    うう…泣かされました。号泣です。嗚咽です。

    心を震わせる、涙腺を刺激するストーリー。それもわざと「泣け泣け」という感じではないんだよね。淡々と感情表現を抑えた筆致なのに泣かされる。不思議だ…。

    でも、もちろん不快ではなくて。押し付けがましくないからこそ、とっても爽やかで、好みドンピシャでした。

    瀬尾作品は小説はこちらが初読みなんだけど、なぜ今まで避けてきたんだろうと少し後悔するくらい。

    嗚咽が我慢できないくらい号泣したのは「ランクアップ丼」です。少しネタバレすると、ちょっとネグレクトされたっぽく育った主人公の話なんだけど、母親への恨み言のようなものがほとんどない。もちろんらネグレクトは

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    2025年05月26日
  • ありがとう、さようなら

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    話題の作家のエッセイ。

    本作を読んでいて気づいたんだけど、私、この作家さん初読みでしたわ。

    もっと情緒的な文章やテーマを扱う方なのかと思っていたんだけど、感情的になりすぎず、なんだか飄々とした視線で自分の受け持つ中学生たちを描く、軽やかな文体でした。

    解説によると「教える人、という立ち位置で、上から目線でなくフラットに学校のことを書くのは、実はとても難しい」んだそう。これを読んでハッとしたんだけど、そうなのよ、上から目線じゃないの、まったく!!

    それが読んでいて心地よく感じさせるんだろうなーと思う。

    ぜひとも小説も読まなくてはと思いました✨

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    2025年05月25日
  • 図書館の神様

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    ネタバレ

     垣内君と清の距離感にとてつもなく心地よさを感じつつ一気読みしてしまった。なんとたとえたら良いか、海辺の防波堤の上を歩いてるようなそんな感覚。2人はプライベートを明かさず、明かしたら関係が壊れてしまうのかなと危なげを感じつつも、お互いを信用し潮風に身を任せるように会話を繰り広げていく。そんなやり取りがとても心地よかった。

     私にとっての垣内君と清の「それ」はなんだろう。時に全力で時に緩めながら「それ」を探しにいこうと思う。

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    2025年05月20日
  • 卵の緒

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    「僕は捨て子だから・・・」で始まるこの物語に一瞬にして引き込まれた。表題作の他の物語も良く、2作に共通するのは色々な家族があって愛し方も色々。おいしいものを食べた時、食べさせてあげたいと思い浮かぶ人こそが愛する人だと言う。血は繋がっていなくても素敵な家族の物語でした。

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    2025年05月14日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    瀬尾まいこさんの小説の中で、この作品は毛色が違う気がして後回しにしてしまったが、これはめちゃくちゃ面白い!傑作だ!
    大阪弁のテンポが小気味よくて、会話がとにかく面白くずっと笑ってた。
    瀬尾まいこさんはお笑いのセンスが抜群だなあ。
    特に、『疲れたから屁こいて寝る』のくだりは、面白すぎて声出して笑ってしまった。

    戸村飯店の次男コウスケは、単純でわかりやすい愛されキャラ。
    兄のヘイスケは、器用で要領がよく、女の子にモテるタイプ。
    全く真逆な二人だから、仲が良いわけでもなく会話もほとんどない。
    大阪と東京に離れて、自分を見つめ直すうちに、お互いを認めて歩み寄っていく。
    原点から飛び立って行くコウスケ

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    2025年05月09日
  • 春、戻る

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    「思い描いたとおりに生きなくったっていい。つらいのなら他の道を進んだっていいんだ。自分が幸せだと感じられることが一番なんだから。」というセリフにぼろぼろ泣いてしまった。思い通りに行かなくてもがいてる時にスッと心に沁みた。大好きな作品。

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    2025年04月25日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    いい話だったー!ずっとあったかい。
    わたしはどちらかというとヘイスケタイプ。コウスケみたいに、いるだけで周り明るくするような人が羨ましくて、苦しくなる気持ちがわかるなあ〜と思った。
    それぞれが自分を見つめ直して切り拓いていく姿は、この4月にこの本に出会えてよかったなと思えた。私も踏み出していこうー!

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    2025年04月08日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    ここのところ暗いお話ばかり読んでいたせいか、爽やかで、溌剌としたほのぼの物語に思いっきり癒された。
    大阪弁を文字で追う作業は思いの外大変で、脳内で音読して納得したり(笑)する作業も楽しかった。弟の目から映る兄の姿もそのまた逆もギャップがあって、彼らを取り巻く友人、両親もみんな温かくて最高だった。中華が無性に食べたくなるので、夜中に読んでいなくてよかったー。

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    2025年03月31日
  • わたしの名店

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    どなたの書いたお店も料理も飲み物もエピソードもとても良かった。
    目の前にお店があって実際に飲んで食べているようでした。
    それにまつわるエピソードもとても良かったなぁ。
    実際にあるお店ばかりなのでいつか行ってみたいな。
    皆さん作家なのでとてもいい文章なのですが、朝井リョウさんのエッセイ力はさすがでした。

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    2025年03月24日
  • あと少し、もう少し

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    読後感爽やかな青春小説、などというジャンルには納まらない、控えめだけど深みがある表現が散りばめられている。すごい小説だ。
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    いくらでも曲げ伸ばしできてこそ、本当のプライドってものだ。

    力もないのに機会が与えられるのも、目に見える力以外のものに託してもらえるのも、今だけだ。

    桝井くんさ、自分の深さ3センチのところで勝負してるんだよ。だから、さわやかに見える。それだけしか解放しないで、生きていけるわけないのにね。

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    2025年10月17日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    この本、好き。
    ドラマとか映画になってほしいような、自分の脳内だけの映画にしておきたいような。
    坂本裕二的なセリフ回しで再生されたような。
    (知ったかぶりー)

    自分勝手な人にうんざりして、
    とはいえ、、自分が悪いからかなーとか、
    自分を責めて、さらにうんざりしてたけど、
    素敵な学生さんたちのやりとりで少し心が緩やかになりました。
    上村さんに会いたいなー

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    2025年03月14日
  • ファミリーデイズ

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    瀬尾さんのエッセイ大好きです。
    お母さんたちならあるあると思ってしまうことを文章に残してらっしゃる。その時はそれどころじゃ無いんだけど読み返すと懐かしいあの日々てす。

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    2025年03月09日
  • 春、戻る

    購入済み

    ほわわん

    結婚を目前にしたさくらの前に突然現れた、兄と名乗る年若い男の子。見覚えのないお兄さんは、さくらのことを何でも知っていて、何かとさくらにおせっかいをやく。普通ならストーカーか?と恐怖を感じるところだが、読み始めた時から、霞のようなほわほわしたものに包まれていた。無条件に優しい人がいて、その優しさに触れ、優しさとは美徳だなと思う。

    #泣ける #ほのぼの #共感する

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    2025年03月07日
  • 優しい音楽 <新装版>

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    大好きな一冊。
    瀬尾まいこさんは、心暖まるカテゴリーの女王だとおもいます(勝手に)。
    なんでこんなに優しい話がかけるんでしょう。。。
    ほっこりだけでなく、最後に驚きもあって読後感がめちゃくちゃ良いです。

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    2025年03月01日
  • 図書館の神様

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    ネタバレ

    初めは嫌な主人公だと思ったし、なかなか適当な考えで生きているやつだなあと思ったけど、文芸部の顧問として1年をすごしていく中で、少しずつ、確実に変わっていく姿をみてなんだか元気を貰えました。

    淡々とした口調で主人公の気持ちが語られるから、なんだかするすると読めるけれど、自分の置かれてる環境で燻ったりせずに成長しているのはとてもすごいことだと思う。たくさん悩んで悩んで辛い事があっただろうし、お墓参りを欠かさず行っていることからも、主人公の性格が読み取れる。それはそれとして友達にはしたくないタイプかな……

    垣内君とのお互いに踏み込みすぎない感じや、主人公の生徒との関わり方が面白かった。結局垣内君

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    2025年02月26日
  • 春、戻る

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    始めはおにいさんが気持ち悪くて、ゾワゾワしっぱなしでした笑。登場人物みんなが特に疑いもせずおにいさんを受け入れていき、いやいやありえないでしょと思いながらも私も自然におにいさんに慣れていきました。特に山田さんがすてきで、さくらはいい人とご縁があってよかったとしみじみ思います。最初から最後まで温かい空気が流れているお話です。話も短く、とても読みやすかったです。

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    2025年02月24日
  • おしまいのデート

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    各主人公たちが織りなす"おしまいのデート"の短編集。
    作品のテーマと瀬尾まいこさんの優しい世界観とがものすごくマッチしています。
    "おしまい"ってネガティブなイメージがありますが、本作では、どの話においても"おしまい"は区切りではあるけど、決して断ち切れているわけじゃないと思いました。
    疲れちゃった時や、優しくされたい時に、この作品は刺さります。

    以下、好きな短編。

    ▪︎おしまいのデート
    学生の女の子と、父方のおじいちゃんとのデート。
    おじいちゃんは離婚したお父さんの代わりに、女の子と毎月会いにデートします。
    ほんの数ページ読んだ

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    2025年02月04日
  • ありがとう、さようなら

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    先生になりたいと思ったことは今までなかったけど、あまりにも瀬尾まいこ先生の日常が魅力的でちょっと憧れてしまった。
    子供たちの素敵なエピソードで心温かい気持ちになった。
    瀬尾まいこ先生も子供たちも大変なことはあっだと思うけど、本当に楽しい学校生活だっただろうなぁ〜
    同窓会とかのその後の話も読みたくなるような一冊だった。

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    2025年01月28日
  • 見えない誰かと

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    2025/01/21
    瀬尾まいこさんのエッセイ。主に教員として働いていたときのエピソードやできごとを中心に短編が多く収録されている。
    昔ながらの生徒と教員の関わりなどを通して瀬尾さん自身が感じたことがとてもよくわかる言葉で表現されているので、情景を思い浮かべやすい。
    一つひとつの短編も短めな文章になっているので気軽な感じで読み進めることができます。

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    2025年01月25日