【感想・ネタバレ】卵の緒のレビュー

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ネタバレ

卵で産んだというけれど

2021年09月30日

捨て子だろうと、知っている男の子。多分、いつの日か
へその緒を見せて!と
言われる日を覚悟して、卵の殻をちゃんと用意している母。
最後に、ボクが捨てられ拾われた意味を知ることに。
一気に読んでしまいました。

#感動する

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Posted by ブクログ 2019年10月11日

同じ物を食べ、同じ物を見て、同じ時間を過ごす、思い出を積み重ねることで家族になるのだと改めて感じた。
『卵の緒』の君子さん、のらりくらりと息子の質問をかわし、つかみどころのない人だなあと思ったけど、実はこんな真相が隠されていたとは。君子さん、かっこいいわ!
もう一つの『7’s blood』も面白かっ...続きを読むた。七生が幸せになれますように。

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Posted by ブクログ 2019年07月19日

とても心地の良いお話だった。
家族のかたちって
色々あるよね。
大切な家族をもっともっともっと大切にしたくなる本

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Posted by ブクログ 2019年05月29日

卵の緒
7's blood

どちらもよかった。


「そんな年には見えない。すごく若く見えますねえ」
この言葉さえ使えば、だいたいどこへ行っても大丈夫

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Posted by ブクログ 2016年02月24日

へその緒ならぬ「卵の緒」心に響く話だった。瀬尾まいこさんの本は初めて読んだが、もっといろいろ読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2016年01月04日

会話が多いせいもあって2時間で読みきれた作品
そしてやっぱり瀬尾まいこの書く話はすばらしいと思う

タイトル作の「卵の緒」は、こんな親子ってすごく素敵だなって思ったし
もう下方の「7's blood」も心の動きと変化が
すごく自然にかつ巧みに描かれていました

相手を愛しいと思う気持ちは血...続きを読むのつながりに関係ないということか

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年09月22日

9.19 再読

植木屋のじいちゃんとばあちゃん。
じいちゃんが仕事中に気が緩み、梯子から落ちた時に、ひっくり返ったまま横を見ると、猫がじいちゃんの顔を眺めていた。猫が助けてくれなかったら、じいちゃんは即死だったよ。と言って、それ以来猫を神様とあがめ、猫と名のつくものをせっせと集めている。母さんはそ...続きを読むんなじいちゃんを笑ってるけど、猫柄のパジャマや猫のぬいぐるみをプレゼントして、じいちゃんのコレクションに協力していた。
→かわいい。

母さんはどんなに降水確率が高くても、家を出る時に大雨が降ってない限り、傘を持たない。「どうなるかわからない先のことのために、あんな重いもの持って歩けないし、雨ってわざわざ傘で防がないといけないものじゃないでしょう」というのが母さんの持論だ。夕暮れでも海でも山でも、とことんきれいな自然と一人じゃないって確信できるものがある時は、ひとりぼっちで歩くといいのよ。母さんの言うとおりだ。
→そういうのいいなー。

初めて読んだ時は、この本に収録されている二作のうち、「7's blood」の方が断然好きだった。再読してみて、前回読んだ時と心持ちがちがうのか、前ほど感動はしなかったけれど、瀬尾さんのあとがきがとてもよかった。血が繋がっていなくても、得る事ができる、繋がりのあたたかさがある。というか。。。そう、このふたつの物語と瀬尾さんのあとがきを読んで、家族以外の人とでも、深くなれるんだ。って希望がもてた。
瀬尾さんには父親がいないそうだけど、仕事上の先輩の家に呼ばれて、そこがあまりにも居心地がよくしあわせな気持ちになれて、それを描きたかったそう。
わたしも、自分が感じたしあわせな気持ちを曲にしたい。と思いました。そう。感じた気持ちはそのままパックにつめておきたい。記録しておきたい。って思うのだよね。

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Posted by ブクログ 2023年07月23日

僕はきっと拾われた子供なんだ。よその親は面白がって「そ〜よ〜」というのに、僕の祖父母に聞くとすごい勢いで否定されるのが、その証拠だ。父親はいない。なぜいないか聞くと母さんが悲しむから聞かないことにしている・・・そんな僕と、母と、母の恋人(候補?)など、嫌な人間は誰一人と出てこないのに、みんなそれぞれ...続きを読む悩みを抱えて一生懸命それを超えようとしている話。もう一つ『7’s blood』という腹違いの姉弟、七子と七生の物語もとてもいいです。

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Posted by ブクログ 2024年03月24日

瀬尾まいこさんの著作を読むのは「そして、バトンは渡された」以来の2冊目。中編が2編。2002年に瀬尾さんが中学校の教師をしながら書かれたものです。

1つ目の表題作「卵の緒」は母子家庭の男の子、育生が主人公。自分は捨て子だと思っている。母に「へその緒」を見せてと言ったら「卵で産んだの」とはぐらかされ...続きを読むる。
ユーモアたっぷりでサバサバとした母の語り口調が気持ちよく、どんどん引きこまれていきます。母が実父との出会いなどを育生に話すときの『母さんは』に猛烈な母性を感じて泣きそうになりました。祖父母の愛情や新しい父親との良い関係も感じられる、すてきな家族のお話でした。

2つ目の「7’s blood」。高校生七子は母と2人で暮らしていたが、父の愛人の子、小学5年生の七生を引き取った。七子は、笑顔で気が利く七生が可愛いとは思うが、好きになりきれずにいて…。
血は水より濃いのか、そうではないのかがテーマで2作は対照的だけれども、どちらも心温まります。
児相は?他の親戚は?死に過ぎ?突然とかないんじゃない?と気になるものの、現実の細かいことは省いて描かれているから、誰にでも読みやすく、主人公の感情に集中して感動できるのかな。こちらも母の深い深い愛を感じました。

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Posted by ブクログ 2024年02月29日

卵の緒と7’s bloodのふたつの話が入った一冊。血の繋がらない親子と、腹違いの兄弟といったそれぞれの愛のある心温まる話だった。世の中にはいろんな形の家族や愛があるし、自分が持たないものには憧れもあるけど、持っているものに目を向けて幸せを感じていけたらいいな、と思えた本だった。

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Posted by ブクログ 2024年02月06日

正しい家族関係ってなんだろと考えさせられる話でした。理想の家族でなくとも、自分達で幸せを見つけれるそんな気がしました。

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Posted by ブクログ 2023年12月12日

瀬尾さんの作品はあったかい。家族ってなんだろう、と考えてしまう。家族を続けるうちに心か離れることもあるし、空気のような存在になったり、気持ちが重い存在になったり。血が繋がっていても、感じ方は常に変わる。赤の他人でも不変であったり。
家族大切にしたいな、と思う一冊。

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Posted by ブクログ 2022年12月18日

坊ちゃん文学賞の大賞を受賞した表題作と、「7"s blood」の二編を収録した、瀬尾まいこさんのデビュー作。

複雑な家庭環境をユーモアを交えて穏やかに描くことで、そこにある絆が強く感じられます。

家族の形とは一つじゃなく、人によって様々あるものなんだと、改めて実感しました。

また、数...続きを読む多く描かれている食事の場面がとても印象的で、料理を通して温かな思いやほろ苦い思いが伝わってきます。

痛みを伴いながらも、ほのぼのとした温かさが柔らかに表現されていて、それが心に沁みました、

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Posted by ブクログ 2022年01月23日

家族という言葉は、血のつながりとは関係のない愛情で繋がるものなのだと感じさせてもらいました。
読んでいて自分の周りの大切な人をもっと大切にしようと思わせてくれる小説でした

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Posted by ブクログ 2021年09月08日

再読

一回目に読んだ時とは違った感覚。
なんか言葉にできない不思議な感じがした。

どちらのお話にも出てくる子供思いの明るいお母さんのキャラクターがとても好き。

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Posted by ブクログ 2019年11月02日

卵の緒
読んでなるほどなのタイトル
瀬尾さんの本は血の繋がり以上に
一緒にいる時間や人を想うことによる
繋がりを感じるな。
一風変わった母さんもいい人そうな朝ちゃんも
育生をとても大切にしていて、それを分かっている
育生もいいなと思った。

7's blood
最初あまりに達観している七生...続きを読むにうっすらとした違和感、もっと言うと嫌悪感に似たものを覚えていたけど、読み進めるうちにどんどんただの子どもに思えてきて、逞しく頼りになる存在ではあるものの、同時にはかなくて脆くて大切な存在と思えてきたことに驚いた。七子と同化した気分。最後髪を切るシーンがとても良かった。
『わずかな記憶と確かな繋がり』というのが作者が一番好きで大切にしたい感覚なのかな?と他の作品を読んでみて思った。

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Posted by ブクログ 2019年08月14日

『卵の緒』も『7's blood』も、よくある家族構成ではないし、難しい関係だったりするんだけど、登場人物がみんな優しくて素直。家の中が温かくて居心地良さそうで、羨ましく思うほどいい。血縁関係なんて、大きな意味のあることじゃないのかなって思わされる。

瀬尾まいこの本は、どれも温かい。
...続きを読むの本にも共通するのは、母親の愛情の深さかなぁ。感激しちゃう。

この温かさ、後書きを読んで、ホッコリと納得しました。
これからも瀬尾まいこは読み続けたいな。

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Posted by ブクログ 2018年03月10日

「卵の緒」「7's blood」ともに、心がじんわり暖かくなる作品だった。
おいしいものを食べた時〜のくだり、好きだったなあ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年02月20日

血の繋がりとは別の家族の繋がり。母の愛情の深さにただただ感じ入るのみ。1人にしたくない、1人じゃない。こんな母親になれたらなんて幸せなんだろう。卵の欠片を見せて「これが緒よ」と言っても大丈夫なほどの繋がりってすごいなぁ。切ないけれど読後は清々しい。

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Posted by ブクログ 2017年10月19日

血の繋がりのない家族のお話ふたつ。
家族とはなんなんだろう。
大切なものはだいたい、目に見えないものなんだと。
少年と少女の日常の話で、どちらかといえば淡々と進んでいくのに、どうしてこうも心に響く文章が書けるんだろう。瀬尾さんは本当にすごい。
目に見える確かなものでなくても、お互いがお互いを想い合っ...続きを読むていることが溢れるように伝わってくる。どこか切なくて、あたたかい一冊

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Posted by ブクログ 2016年02月23日

心が温かくなるというのは本当で、表題作である卵の緒を読んで、親子の絆を感じたァ!とか、母の愛がァ!みたいなことではなくて、なんか良いな・・・と思うことだらけだった。
フィクションなんだけど、フィクションということをわかっているけど、現実に投影した時に何も違和感を感じないように書く瀬尾まいこの才能よ・...続きを読む・・・
現実世界、きっと育生のような小学生はいないだろうし、母君子のような母もいないけど、いるように思えてしまいますね。

朝ちゃん登場までのもってきかたとか、本当に母、天才かと思いました。

次の7s bloodの七生と七子の話も最後、すてきでした。
『「元どおりになるだけだよ」七生は言ったけど、それは違う。元どおりになるものなど、この世には一つもない。』
単純にこの一文だけ見れば、クサい台詞のようですが、七生と七子はこれからずっと会うことはなくても、一緒に過ごした時間がなかったことにはならない。とても大切なことだ、と冷めていた七子の胸の内の集大成の言葉のようで、とてもじゅわーんという気持ちになりました。

最後あとがきを読むと、瀬尾さんのことが少し分かった気になれます。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年08月10日

うおっ
めっちゃよかった
やっぱすきだわ瀬尾さん
最近読んでなかったから楽しかった

血がつながらない母と息子のはなしと
お父さんの浮気相手の息子との姉弟のはなし

どっちも好き

こどもと暮らしたくなる

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Posted by ブクログ 2015年07月08日

中短編2編
「卵の緒」のお母さんも,「7's blood」のお母さんもどちらも,シングルマザーだからこその揺るぎない強さで子供を愛している.そして子供達(主人公というべきだろう)の友達関係も,絶妙の距離感でいい.

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Posted by ブクログ 2014年08月30日

卵の緒はすごく優しい物語でほんわかした
お母さんのキャラが好き
7’s bloodはちょっと病んでる感じが(・∀・)イイ!!

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Posted by ブクログ 2023年11月25日

7’s bloodが面白かった。なんとなく切ない気持ちになった。ちょっとだけ血の繋がった兄弟と暮らすってどんな感じなのかな。家族の形っていろいろあると思うけど、誰かと生活をともにするって、いいなと思った。

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Posted by ブクログ 2022年02月19日

家族のつながりのいい話、という前知識ありで読みました。
すごい面白かったわけではないのに、いつのまにかスルリスルリと読み終えてました。

2つの話がはいっています。
両方とも、母親が強くて優しくて愛が深くて魅力的です。わたしにはできないな、という視点で、他人事のような感じで読んでいました。
結構シビ...続きを読むアな現実の話なのに、なぜこんな優しい話に感じるのでしょう。

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購入済み

ふわふわとした非日常

2021年11月13日

親子って、なんだろう?親子の絆って、なんだろうと思う。読み終わりが爽やかな作品で、ほっとさせていただきました。ネガティブなワードが、あっけらかんと扱われていて、それも心地いい。物事は考え方次第だし、素敵なだと思う。瀬尾舞子さんの作品は初めて読みました。これからも、どんどん読みたくなる作家さんです。

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Posted by ブクログ 2019年12月24日

家族の繋がりを描いた2作品。
家族の繋がりは血が繋がっていなくても、一緒に生きてきた事によりかけがえのないものになってるよという一話。
一緒に暮らさなくても、何処にいても血の繋がった家族だよという一話。どちらも温かい。
15年後に発行された「そして、バトンは渡された」に繋がっていると感じる。

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Posted by ブクログ 2019年11月12日

一度、瀬尾さんの本を読んでみたいと思っていた。なんとも不思議な読後感。ほんわりした、でも現実としてある家庭の話だったと思う。2つの話が収録されていたが、全く違う結末だった。でも、どちらも縁を感じた。七子と七生のこれからが心配。

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Posted by ブクログ 2016年06月04日

「ほっこり小説」で紹介されており手に取った
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おいしいものを食べた時思うことは二つ。
・生きてて良かった!
・あの人にも食べさせたい
この食べさせたい人が今一番好きな人。
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これは真理だ
誰に美味しいも...続きを読むのを食べさせたいのか!

温かいけれど、ふわっとした感じ。
「大切」ということは
がんじがらめではなくて
遠くないけど近すぎない
ぽわっとした距離感

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Posted by ブクログ 2015年08月13日

「卵の緒」と「7's blood」の短編2つ。「ななちゃん、ななちゃん」と七子に懐く七生が可愛い。七子と七生が夜にパジャマで旅に出るシーンが良かった。今まで強い子だと言われ、人から頼られることが多かった七子が、6歳年下の七生に手を引かれて歩いていく。頼ることができる幸せ、無防備でいられる安...続きを読む心感。母が遺してくれた、確かな繋がり。

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Posted by ブクログ 2014年11月25日

表題作の「卵の緒」が短編だったことにまず驚いた。抱き合わせの「7's blood」の方が、長さ的にその2倍ほど。そのせいもあってか、後者の方が印象も強い気が。
2作品とも、意外としっかりしている優しい小学生の男の子が登場して、とても印象的。育生も七生もこのまま真っ直ぐ育って欲しいけれど、い...続きを読むい子過ぎて疲れることのない様、不安定な反抗期もしっかり過ごして、時には大人に甘えて、いろいろ経験して成長して欲しいなと、描かれていない登場人物たちの将来を案じてみたり。
どことなく、よしもとばなな的な空気の漂う、読みやすい2作品と言う印象。

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