瀬尾まいこのレビュー一覧
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ネタバレPMSに悩む藤沢さんと、パニック障害を抱える山添くんの話。
互いのことを知っていくうちに、生きづらさを少しずつ共有し、直接的とか分かりやすくとかではなく
気付いたら助け助けられている、そんな関係性
山添くんは最初、穏やかな職場の中で周りと距離を取っている。パニック障害故に、それまで勤めていた会社を辞めざるを得なかったからだ。
「ほんとはこんな職場に来るはずじゃなかったんだ」という気持ちがひしひしと伝わってくる描写が辛かった。
私には、山添くんよりも藤沢さんの方が今の現状を受け入れつつある人なのかなと思っていて、(もちろん罹患してからの時間もあると思うが)
そういう山添くんを藤沢さんがそっと見守り、人に助けられることに素直になった山添くんが今度は藤沢さんを知ろうとする。
物語に大きな波があるわけではないが、本当に読んで良かった。
ひとと関わることの素晴らしさを教えてくれる -
Posted by ブクログ
瀬尾まいこさんの本を読むのは、「そしてバトンは渡された」に続き2作目だが、どちらも人のぬくもりに触れられる素敵な本だと思った。
PMSに苦しむ藤沢と、パニック障害に苦しむ山添は、最初はお互い病気のことで諦めていたり、イライラしていたが、藤沢の思い切った行動(本人は無自覚)により関係が変わっていき、お互い素の自分を出せる気楽で居心地の良い関係を築いていく。
友情も恋愛感情もないが、おせっかいな性格から相手の事を思って行動して、それが相手にとって救われて…ということが繰り返されていて、とてもいい関係だと思った。
やっぱり、人と関わることはいいなと思った。私も大切に思ってくれる友達をとても大切にしたいと思う。 -
Posted by ブクログ
28歳PMS藤沢さんと、25歳パニック障害山添くんのお話。
恋愛であろうと、そうでなかろうと、自分をさらけ出せる関係は心地いい。人を元気にできるのは人。山添くんが、どんどん変化していく。最後は自転車に乗り、連日お見舞い。会社では、休日のイベント企画。
社長さん、すごい。最初は、向上心がない会社という印象だったけど、人のことをよく見てる。心も体も、無理ないように。それは手を抜くこととは違う。仕事を好きになれば、何だってやるよね。お守りをポストに入れる優しさ。
PMSとパニック障害がどういうものかという理解につながる。周りにもいるかもしれない。気遣いができる人でありたい。 -
Posted by ブクログ
2026/08/15
若いときに兄を亡くした高校生の葉山と、高校の同じクラスで米袋ジャンプという競技をきっかけに話すようになった上村の2人の物語を描いた本。
クラスでもずっと浮いていて誰とも話さない根暗の極みみたいな葉山は、上村という対極的な存在の人間と交流することで色々な新しい世界に身を投じていくことになる。
2人の人生の過程が描かれるのだが、この本の中で特に大きな何かが起こる訳ではなく、まあ、人生の中でこういう苦難とかには出くわしたりするよなぁ…みたいな感じなのだけど、話がストンと落ちてきてどんどん続きのページ、先のストーリーが気になるような不思議な感じになれる。
とにかく瀬尾さんの小説は安心して読むことができ、読後感もとてもあったかい感じになれるのでオススメです。 -
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ネタバレ良かった。
最後にあれだけ泣かされるとは思ってなかったけど…
バラバラのようでいて、心の奥でちゃんと繋がっている。
誰も無理をしない、こういう家族の形もいいかもしれな
いと思った。
お父さんを辞めるという感覚も、なんとなくわかる。
直ちゃん同様、役割やら世間の”普通”から離れた結果、
自分自身や家族、環境を見つめる機会になったのかな。
選択肢があって、それが許される贅沢な環境は少しだけ
羨ましいと思った。
大浦くんの手紙が、声が聞こえてきそうなほど彼らしい
手紙で、ちょっと笑えて、とても悲しかった。
ヨシコもいい!姑に取り入ろうとするヨシコには注意
するよう母親に言う佐和子が面白い。
少し元気になった様子が窺えて嬉しかった。 -
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テーマはものすごく重い⋯
昭和までのいじめは、どちらかと言うと家柄だったり体格や性格などで、方法も見えているところでやっていた(椅子に画びょうを置く、本人に向かってデブやブスと言い、なぜか男子VS女子の対立に発展)と違い、最近では誰が標的になるか分からないので、皆がおとなしく矢が飛んで来ないように身を潜めている
みちると優子はそれが出来なかった
小6〜中3迄を2人の視点から交互に描写され、学校(クラス)を良くするにはどうするべきなのか?
解決は出来ず、みちるは居続けたが、優子は逃げ出した
それでも2人は互いに認め合い離れずにいた
2025/1