瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    さらさらと読めてしまうしとても軽い文体だから、大事なところもスッと通り過ぎてしまう感じがして、アレアレという間に読み終わってしまった。

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    2025年11月23日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    高校生が子育てする話。

    主人公は、子育てに関して何の知識もないのに、試行錯誤してどうにかやっていく姿が頼もしく感じた。

    周りのママたちも、主人公のことを『同志』として接している感じがして、同じく子育て中の自分は、心が温かくなった。

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    2025年11月19日
  • 強運の持ち主

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    瀬尾さんの本はほわっとしていて優しい。
    今回もそんなほわっと感はあるものの、何か心を掴まれるようにグッとくるものが少なくてちょっと物足りなく感じてしまった。
    主人公のこころの動きとかそれぞれの人柄の人間味あふれる感情の起伏などは目の前にいるみたいに想像できて面白いし、占い好きだから尚更この本は分かるなーと思いながら読んだけれど、インパクトにはちょっと欠けるかな…というところ。

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    2025年11月19日
  • 夏の体温

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    友達ができる瞬間を描いた3篇の短編集。年齢が上がるほど友達を作るのは難しくなるよなって思ってたけど、作者自身のあとがきによると年齢は関係ないらしいです。強い人ですね。

    「夏の体温」
    「ちびまる子ちゃん」は小3で大人びててシニカルな女の子だった。性差で考えちゃいけないらしいけど、やっぱり体感として、小3くらいの男の子はおバカで単純で、「ちびまる子ちゃん」の主人公は女の子じゃなきゃ成り立たなかったなと思う。しかしながら、本作の主人公瑛ちゃんは大人びててシニカルな小3の男の子。特殊な環境が否応無く子供を早熟させるのだとするとちょっと悲しいなと思った。

    「魅惑の極悪人ファイル」
    「そして、バトンは

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    2025年11月18日
  • 掬えば手には

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    平凡って悪いことかなぁ?
    才能がある人は、ほんの一握り、多くの人が平凡、
    いいんじゃないかなぁ!平凡と言われようが、毎日、楽しいと思えれば、それが人生1番だと思う‼️

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    2025年11月17日
  • 夜明けのすべて

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    映画を先に観たが、小説と同じ静かな優しい空気感が漂っていて良かった。映画の方がよりリアルな日常感を強く出していて、それのせいか、小説の方は少しうまく行き過ぎかな、というような印象をもってしまった。が、いずれにせよ、心の不調は大なり小なり誰にでもあって、その折り合いのつけ方や折り合いを通しての新しい人との関係性の持ち方など、過剰になり過ぎずに光を当てている良書。

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    2025年11月16日
  • 強運の持ち主

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    吉田幸子の言うことはあまり信憑性がない。そこでルイーズ吉田。さらには2日の研修で占い師とは。
    そこらへんの占い師もそんなもんなのかと思いながら楽しく読ませていただきました。
    ニベアの匂いとか。ほのぼの。
    安心してのんびりと読める。
    良い読書時間でした。

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    2025年11月16日
  • 夏の体温

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    「夏の体温」「魅惑の極悪人ファイル」「花曇りの無効」の短編三篇。
    どれも劇的なストーリー展開なんてなく、たんたんと語られている物語。
    でも、どれも気持ちがホッコリする。
    後書き読んで、瀬尾さんの実体験が混じってるのかな?と感じられた。
    瀬尾さんの事なんてまったく知らないんだけどさ。

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    2025年11月15日
  • 幸福な食卓

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    さすがに、ある意味でここまで壊れた家庭はないだろうとは思うが、一つ一つ分解していくと、そういうこともあるのだろう。
    物語としては面白く読めた。
    途中で大きなロスが入ることには驚いた。
    だが、描かれていなかった物語の先で、登場人物たちが幸福な食卓につきつづけていられているようにと願う。

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    2025年11月13日
  • 夏の体温

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    表題作合わせて3つの物語の短編集。
    「魅惑の極悪人ファイル」も大学生の男女が小説のための取材から始まる語らいが、妙に楽しい。
    「夏の体温」は小学生が主人公で、入院が長くて遊び相手を待ちわびる気持ち、一緒に遊べるワクワク感、そして相手が退院してしまう寂しさが伝わってきます。
    自分は長く入院したことはないけど、友だちと話したり、遊べたりすることって、実は大事なんだなぁ、としみじみ思いました。

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    2025年11月12日
  • 温室デイズ

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    学校でのさまざまな問題があまり解決されないまま卒業になってしまったのが残念だった。中学のいじめは違う、力だけじゃないといいつつほんとにみちるは空手習っててほんとに反抗できないのだろうか?優子は相方がいじめられはじめてそれがみたくなくて相談室登校やそもそも学校にいかなくなるという理由も若干心情描写が希薄に感じた。なんとしてでも学校にいかねばというみちるの心情部分ももっと深く丁寧に描かれているとより深く共感できたと思う。

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    2025年11月12日
  • 掬えば手には

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    良くも悪くもさらっとした文章ですぐに読み終わりました。
    なんとなくすわっとしすぎていて、わたしにはあんまり合わなかったかも、、、

    ・人にどう見られるかにこんなにもこだわっていて、それでいて隠したいその感情はこんなにも透けてみえていたのか。

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    2025年11月10日
  • 強運の持ち主

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    色々な占いが流行るが、やっぱりそれが全てではなく心の持ち方なんだなあと思いながら、どの話も読み終えた後にほっこり。ゆったりと時間が流れていくような読み心地だった。

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    2025年11月08日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる

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    一般的な恋愛小説だと思いながら
    読み進めていくと、「家族の形」「人が与える影響力」を個人的に深く感じさせられる小説だと感じた。
    「家族=子供が必要」ではなく、様々な家族の形について改めて考えさせられるきっかけの一冊になった。

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    2025年11月07日
  • 天国はまだ遠く

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    仕事につかれて死のうと思ってたどり着いた民宿。
    山と海、自然しかみるものがない集落で生きなおすというと壮大過ぎるいいまわしかもしれないけどゆっくり生きる力を取り戻していく様にしんみりした。

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    2025年11月07日
  • 私たちの世代は

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    主人公は、小4の時にコロナが流行して学級閉鎖となった女の子2人。同じ境遇の2人が大人になって就活で出会い…。

    2人の視点、小4からの話と就活時(いま)が交互に描かれる。最初登場人物は1人思ってたので途中で、ん!?ってなった。

    コロナがなければって思うけど、いい面も正直あって、時代が変わるにつれてそういう変化はコロナに限った話じゃないよなぁとも思って(SNSとかもそうだろうし)、奪われたもの以外にも目を向けてみようと思った。

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    2025年11月03日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    一夏の大切な思い出。何か特別なことが起きるわけではないけど、鈴香と大田の成長が感じられて温かい気持ちになれました。

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    2025年11月02日
  • 強運の持ち主

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    ほっと一息つくのにちょうどいい軽さ。
    私は何かしらの刺激を読書に求めているから、ちょっと軽すぎたかな?

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    2025年11月01日
  • その扉をたたく音

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    主人公・宮路は29歳、無職。親の仕送りでなんとか暮らしながら、“ミュージシャン志望”を名乗る男。
    そう聞くと救いようがないようでいて、実際の宮路は不器用なりに素直で、どこか放っておけない。

    介護施設の入居者たちとのやりとりがとても温かい。
    率直で人間くさい会話の中に、宮路の優しさや成長がにじむ。
    好きな音楽や人に夢中になる姿も、無様だけどまっすぐで、憎めない。

    人生をこれからどう生きるか悩む宮路と、人生の終わり方を考える入居者。
    人生にも悩みは違えど、その扉をたたく音はいつ鳴るかわからない。
    読後、宮路のこれからの一歩をそっと見届けたくなる物語。

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    2025年10月29日
  • 掬えば手には

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    思春期にありがちな、平均的な自分ではない特別な力を求める男の子が、他人の気持ちがわかる特殊能力で、他の人の気持ちを助けたりする話。
    何気に店長はいい人だし、心温まりました!

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    2025年10月26日