瀬尾まいこのレビュー一覧
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人の心を読める力を持った主人公のお話。
相手の気持ちを読める、感じ取る主人公、梨木くんは相手の所作や様子を見て、相手が欲している言葉や態度を示してあげるのだが、実はそれ以上に、自己開示の大切さ、難しさを教えてくれる本だなと思いました。
以下、良いなと思ったフレーズ。
p160触れられたくないくせに、誰かに知ってほしい。そんな思いはいくつかある。ぼくにも、きっと河野さんにも。
勝手に人の心を読んで、相手をわかった気になるのはたやすい。勇気を振り絞る必要もないし、相手も自分も傷つかず恥もかかずに済む。だけど、目の前の相手に踏み込むのは難しい。誤解もわだかまりも照れ臭さも生まずに、都合よく人の -
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Posted by ブクログ
大好きな作家さん、瀬尾まいこさんの作品。結構読んできていると思ったけど、先日書店の文庫コーナーで「あれ?こんなタイトルのあったんだ」と見つけまして、即購入。かなり薄い(文庫で200Pちょい)なので、サクッと読めました。味わいは、やはり瀬尾さん作品らしく、クスッと笑えつつほっこり温かくなるお話。瀬尾さん作品は、主人公or主人公に近いところに"いい意味で常識離れしてる変わった人物"がいで、その人がいろんな固定観念とかを踏み越えさせてくれるような仕掛けになっているものがいくつかあるけど、これもそんな感じ。ただ、今回はあまりにも突飛だったので正直ストーリーの中身より「この人の正体何
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Posted by ブクログ
瀬尾さんの作品出でてくる家庭って大抵どこか変なのですが、この短編集、3編ともなかなか設定がぶっ飛んでいます。表題作はまあ分かるのですが、2作目は私が主人公なら間違いなく1発(いや3発くらいか)殴ってから別れますし、3作目も確実についていけないです。
ところが本作の登場人物達ときたらどこまでも優しく、あり得ない状況を戸惑いながらも受容してしまう。あれ?これ勝手に怒っている自分の心が狭いのかしら?と不安にさえ駆られます。どこまでも優しい世界。これこそが瀬尾さんの世界なのですよね。フィクションとしては俄然アリです。
突飛な設定なのに強引さを感じる間もなく引き込まれてしまう。不思議な作品群です。 -
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Posted by ブクログ
小さい頃から夢は何?と何回聞かれた事か...
その度私の夢は諦める事との闘いだった様な気がする。私の人生はいつしか色褪せ諦める事がゴールになって行った気がする。
29歳で夢をまだ諦めない宮路は私的には凄いと思う。当然宮路を支える家族あっての事だとは思いますが、そよかぜ荘での出会いが自分は何を愛し、何を目指すのか初めて自分の心に気がつくのではないかなぁ。ぼんくらと呼ばれながらお使いをしたりウクレレの先生をする宮路ははっきり言ってとても素直で純心過ぎる。最終的に宮路がどうなったのかは描かれていないがそれ故に皆んなで想像してみて下さい。私は介護施設で介護士をしている宮路が想像出来ます。楽観的な宮路の