瀬尾まいこのレビュー一覧

  • 見えない誰かと

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    著者の紡ぎ出すほっこりとする日常の原点を垣間見た感じ。どこか牧歌的な雰囲気が漂っているのは、故郷への憧憬の念のような、過去を懐かしむような自分の心根と共振するからなのだろう。
    「秋でも探しに行きませんか?」なんてさらりと言える高校生ってすごい!

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    2021年03月22日
  • そして、バトンは渡された 無料試し読み版

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    温かな涙が溢れる

    本屋大賞受賞作品ということで瀬尾まいこさんの作品で初めて出会った話。
    読む前は少し重い話かなと思っていたけど、読んでよかったです。
    親が何度も変わっても、皆優子ちゃんのことを本当の家族のように愛情を注いでくれて、家族って血のつながりじゃないんだなと心から思った。

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    2021年03月06日
  • 幸福な食卓

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    綺麗

    綺麗なお話だ。
    しかしどうして死んでしまうのか。
    人々はお話の中に悲劇を求めているのか。
    これは大浦君が盛大に仕掛けたドッキリなんじゃないかと期待してしまった。
    佐和子が立ち直りかけていることが,せめてもの救い。
    誰かや何かをなくしてしまうお話は辛い。

    普通じゃないけど,幸せそうな家族のあり方。

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    2021年02月08日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    中学駅伝小説のスピンオフ

    中学駅伝を舞台にした「あと少し、もう少し」で二区を走った太田君。周囲から不良と呼べれていた彼も、駅伝出場後は高校に進学し、陸上部に入る。しかし、満たされない日々を送っていた。そんな時、先輩から1ヶ月のアルバイトーー先輩夫婦の1歳10ヶ月の娘、鈴香の世話ーーを頼まれる。悪戦苦闘しつつ、充実の一夏を体験する。

    「あと少し、もう少し」では駅伝走者の一人として描かれた、不良少年・太田君だが、本作では堂々の主役をつとめる。外見と違い真面目で優しい16歳の高校生。そんな彼が鈴香(1歳10ヶ月の赤ちゃん)と関わることで、中学駅伝卒業後くすぶっていた思いから脱却を決意する物語。お薦めです。

    個人的には、

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    2020年08月20日
  • 幸福な食卓

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    慣れる事は無いけれど

    人は大切なものを奪われたり不幸には慣れる事は無いけれど、それでも人は生き物の命を奪い食べて命を繋いで生きて行くしかないので幸福
    と思える日々、大切な人と囲める食卓があるのはとても大事な事だと再確認させられた一冊でした。

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    2020年08月14日
  • 運命の湯/運命の人はどこですか?

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    ホクホクさせるのがうまい

    やたら後味悪いものを書きたがる作家さんもいますが、この方はいつも、なんとなくほっこり、いい気分にさせてくれます。

    深くはないけどリラックスさせてくれる、湯船に浸かりたくなる本です。

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    2020年07月23日
  • 僕らのごはんは明日で待ってる 【分冊版】 1

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    読みやすい

    原作がとてもいいのでコミック版も読んでみた。

    主人公がずいぶん根暗なのだがコミック版でも比較的明るい感じに描かれていていい。
    原作の平明な雰囲気をコミックでもよく表現している。

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    2020年05月23日
  • あと少し、もう少し

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    中学生の駅伝小説

    最近よく見かける、駅伝小説です。6区間毎の走者の視点に切り替わり、駅伝参加の経緯や仲間とのやり取りを回想しつつ、与えられた区間を走り抜ける様が描かれています。視点が変われば、それぞれの想いが違っていることが明らかになる構成が上手く、非常に読みやすい作品です。

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    2020年04月14日
  • 傑作はまだ

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    単純な心地よさがありました

     目の前のことだけ片付けている毎日がじぶんと重なりました。いつでも気づけると救われる思いでした。

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    2019年10月31日
  • あと少し、もう少し

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    それぞれの想いを、
    それぞれの想いで繋げる。

    襷を繋ぐ駅伝と言う競技を、
    意味の上では知っていた。

    ひとつの目標に向かって
    みんなで心を合わせて走る。

    て思い込んでたけど、

    それぞれが、それぞれ個々の想いを、
    それぞれの温度でもって、
    次の走者へと繋ぐ。

    そうやんな。
    みんな別々のことを思ってるけど、
    それも含めて次に託すんやんな。

    そして結果、
    ひとつのことをみんなで成し遂げる。

    と言うことが丁寧に描かれてて、
    青春のあれやこれやを思い出せるええ話。

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    2025年12月06日
  • 幸福な食卓

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    2025/1/28 再読 ★3
    久しぶりの再読。最後こんな展開だったっけとびっくり。読みやすい文体なので助かる。長編小説や難解なテーマの作品を読んだ後などには瀬尾さんの作品がすっと心に沁みる。


    2014/10/30 ★5
    人は見かけによらないし、心の中は覗いてみなければわからない。家族ではなくても温かく包み込んでくれる存在って素敵だと思います。

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    2026年01月08日
  • その扉をたたく音

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    なんとなく、老人ホームのみんなの終着点は想像出来たけど、ばあさんからの手紙は思わず泣いちゃったな。
    自分の殻を破けたとき、周りが見届けたとき、分かりやい話の展開で読みやすかった。
    夢って何歳になっても付き纏うものなのかなぁ

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    2026年02月08日
  • ありか

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    子育てで困るのは、自分が病気になった時。
    誰か助けてくれる人がいるっていいよね。助けてくれるって、ありがたい。
    頼るって大事。

    一方で、物語に登場した優しいであろう人たちとの関わりは、私はちょっとしんどい。
    誰だかよくわからない人から与えられる優しさが怖い。
    許容範囲は、義母まで。義弟はアウト。
    この感性は、私が変わり者だからかな。

    子育てに正解はないけれど、私は、子供を病院に連れて行く時は、入院であろうと手術であろうとはっきりと子供に説明する。誤魔化しや半分騙すようなやり方が好きじゃない。だから、手術直前まで子供に黙っててあげて、美空は優しい母でしょって雰囲気がただようあたりから、物語と

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    2026年02月07日
  • ありか

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    シングルマザーの美空と、ひとり娘のひかりの話し。

    瀬尾まいこさんの本は優しくて、読後あったかい気持ちになるな
    義理の弟楓斗とその恋人林田さんが好き。2人の話しを読んでみたいです。

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    2026年02月07日
  • 天国はまだ遠く

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    田村さんの大雑把さと優しさの塩梅がちょうど良くて、すごく素敵な人だなーーと思いました。

    初めは小さなことでウジウジして死にたがっていた千鶴も、田舎で自然の広大さと人の優しさに触れ合っていくうちに本当の自分を取り戻せていてとても良かったです。

    死にたいほどツラい時は、一旦その場から離れるための大きな一歩を踏み出すことも大切なのだと感じました。

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    2026年02月06日
  • ありか

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    ネタバレ

    瀬尾さんの他作品と同じく、最後は温かくハッピーエンドで終わる優しい話。
    ただ、主人公の周りがあまりにもいい人ばかり過ぎる…。颯人君の同性愛の設定は必要??
    最近よくLGBTの男性が出てくる作品を目にするけど、ちょっと冷めちゃう。残念。
    女性主人公と恋愛関係にならない、でも主人公にめちゃくちゃ協力的な男性キャラクターにする為の設定?としか思えなくなってしまって勿体ない…。
    LGBTが嫌いなのではなく、LGBTという特性が物凄く便利に使われすぎてる事が多い気がする。何故いつもLGBTのキャラは主人公に無償でとことこん奉仕するのかが分からなくてモヤモヤする。

    ひかりちゃんも可愛いしいい子なんだけど

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    2026年02月06日
  • 春、戻る

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    6年前の高3の頃にこの本を買ったのであろう、当時のプリクラが挟まっていた、、、。あの頃の私は、まさか自分が社会人になり新米教師で大挫折するとは知る由もない、、。

    春という季節への解像度がめちゃくちゃ高く、何かが切り替わる気がするという主人公や、春の夜空について語るおにいさんと同じく、春が好きな私にとってもお気に入りの作品となりました。

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    2026年02月06日
  • 掬えば手には

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    梨木くんの人柄もあってか、常盤さんの秘密は軽いものではないけどあたたかいお話でした。
    人の心の内側を読むことができたところでそれをどうにかしようと行動できるのは本当に一部の人だけだと思うし、梨木くんは本当に心が綺麗で優しい人なんだろうな
    みんな、自分が思っているよりも何気ない行動で気づかないうちに誰かのことを救えてるだろうし、優しさって形を変えながらどんどん連鎖していくんだな、と優しい気持ちになれる一冊でした。

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    2026年02月05日
  • ありか

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    瀬尾さんが描く毒親の話と聞いて、毒親本を読み漁っている者として読むのを楽しみにしていました。

    結論から言うと結局恵まれてるパターンだったので、まぁそうか…と。瀬尾さんはそんな暗い世界を書く作家さんではない。温かく優しい世界を見せてくれる。それが心地良くもあり、非現実的でもある。

    瀬尾さんは「人に恵まれている」と話されていたので、瀬尾さんにとっては現実なのかもしれないが。

    ラストの主人公と母親が対峙する場面、お金にはかえられない人間関係を手に入れた主人公とすぐに消えてしまうお金を手にした母親の対峙が物悲しい。

    どうやってそのお金を稼いだのかをわざわざ話す主人公は強くなったとはいえ母親に褒

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    2026年02月03日
  • ありか

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    ありかって、自分の居場所ということなんだね
    子育てってめちゃくちゃしんどいけど、無条件に自分を求めてくれる存在って、自分を全肯定してくれるようで、貴重な居場所ができた感じがするね
    でも、子供も育っていつかは親離れ、子離れして、いずれその居場所がなくなるような不安も常にある
    変わっていくことは避けられないから、今、この瞬間を大切にする事で、その時の寂しさも乗り越えられる気がするし、目に見えない絆も生まれる気がする
    そんなことを教えてくれる本でした

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    2026年02月02日