そして、バトンは渡された

瀬尾まいこ

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。
その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす。
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、
出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。
大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。

解説・上白石萌音

※この電子書籍は2018年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 文藝春秋
• 掲載誌・レーベル: 文春文庫
• ページ数: 432ページ
• 電子版発売日: 2020年09月02日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

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淡々としている優子だけど、楽しむときは楽しんでるし普通の女の子って感じ。
登場人物が全員本気で、元気付けられる。

本番前日に森宮さんと一緒に歌うシーンよかったな。それまでのギクシャクした感じがあるからなお。
向井先生のギクシャクしながら進んでいくみたいなやつも良かった。

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いい本でした。。
内容も読みやすくとても面白かったです。誰かしら不幸になっての悲しい展開が来るのかなと思いましたがそのようなこともなく幸せ気持ちで読み終えることが出来ました。
映画も見ますがキャストを見てびっくりしました。

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最後めっちゃ泣いた。
読んでいて幸せな気持ちになるとてもいいお話だった。
愛してくれる人を大事にして、私も愛していきたい。

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帰る家と自分のことを思ってくれる人が作るご飯のありがたさを痛感できる作品。

自身の力が及ばない状況で親が変わっていく中、前を向いて生きるために諦めて言い聞かせていた私の人間としての強さを感じた。

血は繋がっていなくても親が子を思う気持ちは計り知れない。

現実を受け止めがたい状況が続く合間に描かれる食事の様子が丁寧に描写されているのが良かった。食べ物は多くの人の笑顔を届けられる。加えて、食べ物でも笑顔にできないことを音楽が乗り越えさせてくれるという描写も良かった。

一気に読み進めたくなる素晴らしい作品に出会えた。瀬尾まいこさんの他の作品も読んでみたい。

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　この作品を読んで、ますます瀬尾まいこさんのファンになりました。
　自分の苗字が次々と変わる子供時代⋯私は最初、悲しく壮絶な日々の物語なのかと想像していました。ところが、そうではなかった（やっぱり瀬尾さん、スゴイです!）
　歴代の親たち（変な表現でスミマセン）、優子ちゃんの先生や就職先の店長、友達、恋人、そして優子ちゃん自身、みんな「いい人」なんです。相手を思いやる気持ちに溢れる場面の数々に、心が温かくなりました。
　最後の場面は、涙なしでは読めなかったです。タイトル「そして、バトンは渡された」に相応しい場面でした。優子ちゃんを応援していた私も「森宮さん、ありがとうございました」と、心の中でつぶやいてしまいました。素敵なバトンが森宮さんから渡された先は・・・書いてしまいたいけど、ぐっと堪えます。

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小説で初めて泣いた。
主人公が良い子すぎる。
周りがいい人すぎる。

梨花さんについてもっと知りたい。
良い人の周りには良い人が集まる

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大好きな　瀬尾まいこさんの物語！
絶対に優しいやつだよね！
優しい気持ちマックスで本を開きました。

優子さんの家族の絆の深さに心をうたれて
その時間は本当に深い深い想いの底で
共感しながらのとっても素敵な時間でした。

幼い頃悲しさを受け止められないときの出来事、、、

少し安定した優しい生活の中での苦しくて悲しくて
寂しくて、、　　それでも決意した想い・・・

家族が何度変わっても受け止めて
大切な心を強くしていった優子さん達が
大好きだなぁと想いながら、ひたすら優しい色彩が
続いていきました。

物語の中で

私の家族は何度か変わり、父親や母親でいた人とも
別れてきた。けれど、亡くなっているのは実の母親
だけだ。一緒に暮らさなくなった人と、会うことは
ない。でも、どこかにいてくれるのと、どこにも
いないのでは、まるで違う。血がつながっていようが
いまいが、自分の家族を、そばにいてくれた人を、
亡くすのは何より悲しいことだ。


本当にそうだよねって、悲しいのは嫌だけど
生きていくとその繰り返しで　
優しくて強くなっていけると信じて。　それでも
ちょっと弱くもなってしまう事を認めてあげて・・

でも沢山かけがえのない時間をすごせたよねって。


優子さんの大切な人達がいつまでも幸せに！
この物語を読まれた人達もいつまでも幸せに！

それぞれのバトンのかたちはちがうかもだけど


みんな　しあわせになりますように　　♪ ^_^

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現実的ではない設定だけれども、愛あふれる作品で、素直に良い話だと思う。この作者の他の作品も読んでみたいと思った。

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読み終えて、清々しい気持ちになった。登場人物が全員良い人でとても愛ある物語だった。
主人公の優子も小さい頃から大人びていて、自分がきちんとわかっている子。その周りを囲む人々がほんとに素敵な人たちばかり。本当の血が繋がっていなくても、大切な心の通った家族になれるんだな、と改めて思った。
優子ちゃんはもちろん、梨花さん、森宮さん、早瀬くんみんなに会ってみたいと思った。自分にも高校生の生意気盛りの子供がいるが、改めて愛をたくさん注ぎたいと思った。自身の子育てを見直そう。

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同僚に勧められて読んだ作品。
生きていくうえで、色んなターニングポイントがあること。
自身が何に満たされるのか、金や勉強、仕事、恋愛どれも正解なようで私自身もしっくりときていなかった。子供が育っていく姿や笑顔を見るだけで十分だと思えるという文面を見て、私も満たされる気持ちを味わいたいと思った。
結婚して家庭を持っている人の強さ、良さをこの本を通して感じることができた。