【感想・ネタバレ】そして、バトンは渡されたのレビュー

あらすじ

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。
その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす。
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、
出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。
大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。

解説・上白石萌音

※この電子書籍は2018年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

一見複雑そうに見える家庭環境に周囲は同情したくなると思うが、優子に関わる人みんなが暖かくてほっこりする気持ちになれる本。

0
2026年07月29日

Posted by ブクログ

読み終わるととても暖かい、幸せで、穏やかな気持ちになれました。人生で本当に大切なものは何か、どう生きるのが幸せか、自分に問い直せる作品だと思いました。大好きな一冊です。

0
2026年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

親の有り難さについて考え直させてくれる、そんな1冊でした。

優子の親たちは色んな形で優子に愛情を注いでくれていて、自分の親も同じような思いで僕を育ててくれたのだろうと思いを馳せながら読んでいました。

無条件に愛を与えてくれる親たちの元で過ごした優子が高校生活に揉まれながら、人間的に成長していくところも面白かったです。

20代で読んで良かった1冊でした。

0
2026年07月22日

Posted by ブクログ

幸せな気持ちで読み終えました。
愛に溢れた素敵なお話。
出てくる人みんないい人。
優子ちゃんとてもいい子。
森宮さん、なんて可愛くてなんて素敵な人なんだろう!
森宮さんの幸せを願わずには居られない。

0
2026年07月22日

Posted by ブクログ

読んでいて、自分の中での価値観や考えを顧みるきっかけになった。
普段はほとんどSF作品しか読んでいないが、こういった身近に感じられるような心温まる作品もたまには読みたいと思える作品だった。

0
2026年07月21日

Posted by ブクログ

読むお薬、ヒーリング小説家、瀬尾まいこさん。誰一人嫌な人がでてこず、主人公に悲劇的なことや不快なことは起こらず、自分以外の人の幸せを願える大人たちに育てられる話。それにもかかわらず、先が気になり読みやすくて読むのがとまらず、心の琴線に触れて何度か泣いてしまいました。良かったです。

0
2026年07月20日

Posted by ブクログ

本当に意味がわからない。でも愛が溢れてる。形は多少いびつでも娘を思う母と父達がいる。
瀬尾まいこさんにハマったきっかけ。

0
2026年07月16日

Posted by ブクログ

瀬尾まいこさん、本当に色んな家族の形を書きますね。ちょっと可哀想なお話かと思ってたけど、決してそうで無い。主人公の優子も結構強い。高校時代に友達に避けられたらそんな風に出来ないかな…ましてや女の子でと思っちゃいました。

両親と離婚と結婚を繰り返し、苗字が変わり、家庭が変わる。その中でも瀬尾さんながらの優しさが溢れてます。読んでて、2章の構成なのか❗️と途中で気づきました。読み進めると少しずつ明らかになる展開もすごいです。最後はすごく感動的です。

今回の評価もまた⭐️五つです。

0
2026年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

娘の手を新郎に渡す。このとても大事な役割を実の父親ではなく、森宮さんが行うことになった。多分、優子がそれを望んだのでしょう。「『森宮さん』は『お父さん』を越えられない」この言葉に深い愛情と信頼を感じます。
ただ、実の父の100通を超える手紙は最後には娘の手に届きますが、その間の実の父の苦悩を思うとちょっと辛いです。
いずれにしても心が洗われる、素晴らしい小説でした。
本屋大賞も納得です。

0
2026年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりにこんなに泣いた
ところどころ泣いたのではなく蓄積ダメージで最後森宮さん視点になったところで一気に解放された。もしかすると梨花さんが結婚式に立ち会えないんじゃないかという不安もあって、最後梨花さんの姿があってめちゃくちゃ安心したのもあると思う。
最後まで読んで、また1ページ目を読むとさらに感動する。

0
2026年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

結婚式の時バージンロードをどのお父さんが歩くのかというところが印象に残りました。森宮さんと優子の関係性はその2人にしかわからない信頼関係があると思いました。中島みゆきさんの「糸」素敵でした。 
ぜひ、実写化されたものも観てみたいです。

0
2026年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の数ページでこんなに泣くと思わなかった。血の繋がりに関係なく、どの親もそれぞれの形で娘を愛し、それをしっかり受け止めて娘も幸せを紡いでいく姿に、涙が止まらなかった。
梨花さんが「優子ちゃんの親になって、人生が2倍になった。自分の人生と、娘の未来のために生きてることが幸せ」って話していたことや、森宮さんが「自分以外の誰かのために生きられることの幸せを優子ちゃんに教えてもらった」って話していたこと。それ以外にも、それぞれの親が、娘の幸せのために自分が何ができるのか、ということにまっすぐ向き合って生きていて本当に素敵な本だった。そして、本の始まりにあった、「困った。全然不幸ではないのだ。」という言葉にこの物語の全てが集約されていた。

0
2026年06月29日

Posted by ブクログ

どこを読んでも大丈夫な安心感があった。
こんな家庭があるはずがない…と心の底で思いながら、こういう話を読みたかったと思わせてくれる作品だった。
すごく好き…!

0
2026年06月25日

Posted by ブクログ

森宮さんの「淡々とした強さとやさしさ」が際立っていた。

何かを繋いでいくことは、時として重荷に感じることもあるけれど、彼はそれを特別なことではなく、日々の料理を作るのと同じように当たり前のこととしてこなしていく。まずい料理をきちんと食べ切るように。

0
2026年06月27日

ネタバレ 購入済み

そして、バトンは渡された

読了。大きい事件は起こらないのに、最後の結婚式のシーンは泣きそうになった。森宮さんの頭良いのにお茶目なところが好きだなーと思った。

0
2025年06月03日

QM

購入済み

愛情って1番大切なのではと思った。どんな状況でも愛情があればまっすぐ生きていける、そんな素敵な世界を信じたくなるお話。

0
2024年10月29日

匿名

購入済み

すごくおもしろかったです。
何度も涙ぐんでしまいました。
複雑な環境で育ったけれど、すごく優しい親達ばかりで彼女は幸運です。

0
2024年08月27日

購入済み

育児のすすめ

⚫️少子化時代の「育児のすすめ」である。何をしたら自分が満たされるのかはよく分からないから、自分のために生きることは案外難しい。しかし、自分より大事な子供のために生きることは、自分を確実に満たしてくれる。⚫️育児のある人生は幸せで、育児のない人生は多分つまらない。お金で買えない生きがいを得られる育児のコスパは悪くないのだ。⚫️さて、主人公の義母梨花について、自由奔放というより自儘独善を感じるが、周囲の男達は途方もない器のデカさで接している。現代女性の理想的男性は大度量の持ち主らしい。自分にはムリっぽい。

#癒やされる

0
2023年11月13日

購入済み

読了感が最高でした

ずっと穏やかな様子で進んでいくこの話の中で、泣くことはないだろうと思いながら読み進めていました。
けれど、読んでいく中で主人公の優子がいかに愛されているかを感じ、最後には涙を流してしまっていました。
穏やかに心に染み込んでくるような優しさが詰まっていると思います。後味スッキリと読み終えることができるお話でした。

0
2022年09月29日

購入済み

面白い!

映画を先に見ましたが、映画とはまた違った展開でした!!とても面白くあっという間に読んでしまいました!迷ってたらオススメです

#泣ける

0
2022年02月03日

ネタバレ 購入済み

本も料理も味わい深い

ニンニクたっぷりの餃子、始業式のカツ丼、メッセージいっぱいのオムライスなど、愛情たっぷりの料理を作る森宮さん、また優子に関わった親たちの真の愛に胸が温かくなリました。
特に、親が子を育てることは明日が2つに、未来が2倍になるという一文に感動しました。

#癒やされる #感動する #深い

0
2021年11月16日

購入済み

原作

漫画などにもなっていますが、小説のこの作品が1番!

0
2021年11月13日

購入済み

そしてバトンは渡された

すごく読みやすいです。次はどんな展開になるんだろうと、物語の中に引き込まれて イッキ読みしました☺️

0
2021年11月11日

a

購入済み

心が温かくなりました

読む前はあらすじを見てどういうことだろうって思っていたのですが、読むとスッと心に入ってくる温かいストーリーで、読んで良かったなと思いました。

0
2021年10月15日

ネタバレ 購入済み

心が温かくなる

優子さんの性格もいいのか、周りの大人の気遣いに、
本当に心が温まりました。
付き合った彼氏達も、素敵な子だったですね。
親が何度も代わり、人に言えない虚しさや腹立たしさを感じる事もないほどの
新しい親達。現実には居ないだろう
素敵な物語でした。

0
2021年04月24日

購入済み

最初だけ???でしたが

すぐに物語に引き込まれました
登場人物のキャラも濃く、とても楽しく読み終えることができました
いろんな愛情があるのだな

0
2021年04月02日

ネタバレ 購入済み

大切にしていきたいと思える本

これは優子ちゃんのお話のようで、じつは森宮さんのお話だったんだと思う。
本当に場面展開といい、言葉選びが秀逸で、季節の移ろいなどの表現も美しく引き込まれました。
優子ちゃんと森宮さんの会話にクスッと笑えて、森宮さんだけでなく登場人物がみんなそれぞれ温かくて。でも要所要所のそれぞれの親たちの言葉に重みがあって。。梨花の明日が2つになるって言葉や、どんな時もごはんを作る森宮さんの姿、2章の最後の方、夕食後のデザートの時、森宮さんが優子ちゃんに掛ける言葉の部分では思わず声をあげて泣いてしまいました。きっとまた、時々読み返します。大切にしていきたいと思える本です。

0
2022年09月30日

購入済み

淡々飄々 しかしユーモアあり

どこか力が抜けた淡々飄々とした しかしユーモアを含んだ語り口が好きでこの作者の作品を何冊も読んでいるが、今まで読んだ作品の中では文句なしにこの作品が最高の出来である。最後の盛り上げ部分も絶叫型ではなくいくらかユーモアをふくんでいるのに、それでも感涙してしまった。数多くの父親 そして母親の嫌味のない人物の描き方が実にいい。もっと星がほしい作品である。

0
2021年02月03日

購入済み

良かったです

内容を全く知らないまま、まず無料版を読んで、早く続きが読みたくて購入しました。何だか最近の自分を振り返りちょっと心が晴れました。自分の人生、自分の評価、など自分の事ばかり。目を向ける世界をちょっと変えただけで、心が豊かになる事を思い出させてもらいました。登場人物がみんな魅力的です。

0
2020年10月19日

Posted by ブクログ

家族の形が何度も変わる主人公を、応援するような気持ちで読み進めた。環境に翻弄されながらも、その時々の家族との関係を大切に育てていく姿が印象的だった。
そしてラストでは、主人公が自分の意思で未来を選択できたことに、心からほっとした。

この本を読む直前に、岸田奈美さんの『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」を読んでいたこともあり、「家族とは何か」という問いが自然と重なった。

さらに思い出したのが、岸田さんの本の中で紹介されていた、カメラマン幡野広志さんの「家族は選択できないものから、選択できるものになっている」という言葉だった。

NASAでは、打ち上げ時の特別室に入れる「直系家族」と、それ以外の「拡大家族」を区別しているという話から、「生まれる家族は選べないが、人生をともに歩む相手は自分で選べる」という考え方が紹介されていた。
ちなみに、直系家族の範囲は、配信者、子ども、子どもの配偶者まで。両親や兄弟は、拡大家族なので入れない。
生まれるときに、親を選ぶことはだれにもできない。でも、パートナーを選ぶことはだれでもできる。自分で選んだパートナーこそが、家族の最小単位、だと。

『そして、バトンは渡された』は、血のつながりだけでは家族は語れない、時間をかけて信頼や愛情を育み、自分自身も選び取っていく存在なのだと、あらためて感じさせてくれた。

0
2026年07月31日

Posted by ブクログ

『そして、バトンは渡された』を読んでまず感じたのは、これは複雑な家庭環境で育った少女の物語ではなく、「家族とは血のつながりではなく、愛情を受け渡していくものだ」ということを描いた作品だった。

主人公の森宮優子は、幼い頃から親が何度も変わるという特異な環境で育ってきた。普通なら不幸な境遇として語られそうな人生である。しかし、優子はその境遇を悲劇として振り返ることはない。それぞれの親には事情があり、それぞれの親なりの愛情があり、その思いは途切れることなく次の親へと受け継がれていく。物語は現在と過去を行き来しながら、その理由を少しずつ明らかにしていくが、読者の心を動かすのは驚きの展開ではなく、愛情が形を変えながら受け継がれていく過程そのものだった。

この作品が描いているのは、理想の家族ではない。家族とは、生まれた瞬間に決まる関係ではなく、誰かを大切に思い続けることで少しずつ築かれていく関係だということである。血がつながっていることは家族の条件ではなく、相手の幸せを願い、支え続けようとする気持ちこそが家族を形づくる。そのことを、この作品は説教めいた言葉ではなく、登場人物たちの何気ない日常や選択を通して静かに伝えてくる。だからこそ、読んでいるうちに「普通の家族」という言葉の意味そのものが揺らぎ始める。

印象的だったのは、登場する親たちが決して完璧ではないことだった。迷い、失敗し、ときには優子を不安にさせることもある。それでも、誰一人として優子を自分の都合だけで扱ってはいない。それぞれが自分なりに愛し、自分なりに未来を託そうとしている。その姿が重なり合うことで、一人の子どもが守られていく。読んでいて何度も考えたのは、人は一人の誰かに育てられるのではなく、多くの人の優しさや覚悟を受け取りながら大人になっていくのではないかということだった。

終盤、それまで積み重ねられてきた出来事が一つにつながったとき、タイトルに込められた意味が静かに胸へ迫ってくる。「バトン」とは親という立場ではなく、誰かを大切に思う気持ちそのものだったのだと気づかされる。その瞬間、それまで何気なく描かれていた会話や行動のすべてが違う景色として見え始める。涙を誘うための演出ではなく、人を思う気持ちの積み重ねだけでこれほど深い感動を生み出せることに驚かされた。

『そして、バトンは渡された』は、家族の形を描いた物語ではない。人を愛する気持ちは血縁ではなく、その人を思い続ける行動によって受け継がれていくことを描いた作品である。読み終えたあとに残るのは、優子の人生への感動だけではない。今の自分を支えているものもまた、誰かから受け取った見えない「バトン」なのではないかという、温かく静かな問いだった。

0
2026年07月28日

Posted by ブクログ

親になる前に読んでいたらきっと分からなかったと思う感情が溢れてきた。
全力でどこまでも尽くせる相手がいることを幸せだと感じてて、いつでもあなたのことを考えて、あなたのために何かをしてもいいって思わせてくれて、なぜ?
とかどんな意味がある?とか、ごちゃごちゃ考えなくても家族だから、ね。の一言でとことん愛してもいいのは幸せだと思えた。
私は、子育てが向いていたんだと思う。
辛い瞬間ももちろんあるけれど、本当に毎日幸せで子どものこともとことん幸せにしていきたい。
明日がふたつあるって、素敵な考えだと思った。

0
2026年07月29日

Posted by ブクログ

最初は義理のお母さんの話から、天真爛漫な感じで若干江國香織の世界観に出てくる謎タイプの人が出てくる話か?と思ったけど、だんだん周りの人のあったかさに読み進めていくうちに、家族とは多様な姿があるからこそ素敵だなと思った。血のつながりがあるないとかそういうことを超えて、誰かのために生きていきたいと思うことは素敵だし生きる意味にも繋がるんだろな。

0
2026年07月26日

Posted by ブクログ

仕事がんばる、お金出す、良い生活環境与える、などなど、いろんな親とタイプいるよね。でも、親として責任持って向き合う覚悟を持っていたのは、一人だけだったよな。

0
2026年07月26日

Posted by ブクログ

親が次々と、バトンを渡していくように代わっていく。普通に考えたら,虐待のようだけど、主人公の優子ちゃんは,全く,辛い感じがなく,むしろ幸せで明るく過ごしている。現実的ではないけど、その明るい性格が毎日の生活を楽しませているので,読んでいて心地がいい。こんなにも親が変わったのは,梨花さんのせいなんだと思うけど、親がたくさんいることをラッキーと思えるところがいいなあと思った。

0
2026年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さっぱりしてて好き。
変に現実を重く受け止めない感じも好き。
悲しい場面もいっぱいあったけど、優子の凪な感じがさっぱりしてて心が落ち着いた
そして親が子どもに抱く愛の深さを知った。
人と信頼し合うっていいな〜

0
2026年07月11日

Posted by ブクログ

近寄りがたかった同僚が、社内報に感動したと書いていたことをきっかけに読んだ本。
皆が優しくてあたたかくて、こんな風な愛を持ちたくて、ちからをくれます。
この本を好きな、その同僚をとても好きになりました。
本屋大賞だし、感動される方が多いと思うけれど
たくさんの子育てをした尊敬する女性は
現実味がなくて、おとぎ話のようという感想。
驚きとともに、経験や立場によって共感、感動は違ってしまうのかもしれないことを知りました。

私自身は好きな本です。
映画のキャストも良いし、宣伝にSHE'Sの曲が使われていたのも似合っていて良かったです。

0
2026年07月07日

Posted by ブクログ

主人公の生い立ちはかなり変わっているが、登場人物は皆いい人で、それほど劇的な事件は起きないが、それで退屈するかといえば全くせずに、むしろ楽しんで読めた。
主人公の淡々とした生活の中にふとした気づきを感じながら少しずつ明らかになる過去の話が織り交ぜてあり、ある程度のボリュームがあるのでどんどん読み進められる。読後感はあっさりしているが、読み進める楽しみとしては十分味わえた。
なにやらちょっと変わった人の日記を盗み読んでるような感覚になる作品。

0
2026年07月05日

Posted by ブクログ

次々と育ての親が変わるなか、それぞれに愛されてまっすぐ育つ主人公の話。
陰鬱とした小説のあとに読むと、人間関係の空気感の高低差に耳がキーンとなる。

0
2026年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正直、こんなに分厚い小説相当面白くないと読みきれないと思ってた。古本屋で100円で手に入るからと購入したものの、きっと読むのは半年以上後、もしくは一生読み切らずに終わるかもしれないなんて思ってた。でも1日で半分以上読み終わった。序盤が特に止まらなかった。優子の親たちがどんな人なのか、過去に遡っていく構成が純粋に気になる気持ちをはやらせて、ずんずんページをめくっていけた。
ちょいちょい出てくるご飯も食欲をそそる。カツ丼も餃子もクッキーも食べたくなった。
瀬尾さんのいい意味で普通の、スッと入ってくる文章は誰からも愛されるものなんだろうなと思った。
なぜか、優子と優子の本当の父が別れるシーンで涙が出た。血のつながりは何にも変えられない、ある程度親が決めて子供を導かないといけないんだと思わされた。子供に決断させることを私もしてしまいそう。お互いの複雑な気持ちが溢れて切なくなって涙になったのかなと思う。
何が起こるわけでもない、親がコロコロ変わってきた少女の物語。面白かった。こういうのでいいんだ、うーんと悩まされたり、うわっと衝撃的なことが起きなくっていいんだ。そう思った小説だった。

0
2026年07月07日

購入済み

バトンを渡せるのか

映画化された映像を先に見たので、森宮さん=田中圭さんに完全になってしまっていました(笑)
あっと驚くような展開は出てこないけれど、ジワジワと染みてくる人と人の間に生まれる優しさに、心が温かくなります。今の季節、読むのにピッタリかもしれませんね。

誰かを大切に想う
誰かから大切に想われる

受け取ったバトンを、私は誰かに渡せるのだろうか…

0
2021年12月26日

Posted by ブクログ

湊かなえを読んだ後だったから義理の父が出てくるたびに不穏な空気を感じてハラハラしてしまった(笑)でも最後まで温かな物語で、たまにはこういう前向きな話も良いなと思った。

0
2026年07月27日

Posted by ブクログ

親を選べなかった優子と、急遽親になった人たちの生き様を描いた物語

優子の人生は大変だったかもしれないけど、親になった人たちはみな一生懸命で、自分なりの方法で、最大限の愛情を与えていたことが美しいストーリーだなと
こんなにもいい義理親が揃うなんて、今の世の中珍しいと思うから…笑

変わっている親も多かったけど、なんだか人間味があって、憎めない人たちばかりで。
親の愛情表現によっては、受け取る側の子どもは違う意味で捉えたりすることもあるんだろうなと思ったりもしたけど笑

優子が素直でまっすぐだったからこそ、親の行動と意図を理解して受け止めていたことも素晴らしかった
そういうところも含めて、優子自身、可愛がられる素質があったんだろうなぁ

最後のバトンはそういうことか、と納得
これからも優子の物語は続いていくことを意味する綺麗なラストシーン?

どんな環境にいても強くたくましく生きる優子に元気付けられ、勇気をもらえた作品でもありました

0
2026年07月24日

Posted by ブクログ

主人公含め出てくる人物が皆善良すぎる。
主人公がとてもいい子だから、出会う人も皆いい人、ひきつけあうということも、また、最初の父の人間性が素晴らしく、そこから数珠繋ぎでいい人の周りにいるいい人が親になった、とも考えられるが…。いい人が好きになる人が皆子供思いのいい人とも限らない。これだけの大人と家族関係を持ちながら、全く親に不適な大人と出会わずいられた奇跡的な状況。また、主人公も含めて皆なにかを達観したような人間性であるのがリアリティがなさすぎて鼻じらんだ。
この本の主題はそこではないのかも知れないが、達観しつつ、人間らしさもありつつ、完璧ではない親しみやしさもありつつ、素晴らしい人柄の人物のデパートみたいで馴染めない。
それでも最後のシーンは泣いてしまった。

0
2026年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幸せに暮らしてるけど、お父さんと離れ離れにされたり梨花さんに見捨てられたり勝手に違う父親に預けられたりで、かわいそう?

0
2026年07月08日

Posted by ブクログ

優しい世界!なお話なので、安心して読めた。
でも現実はこうもいかないよね…と思ってしまったなぁ…だからこそのフィクションなのだろうけど…素敵なお話で面白かったけど、完全に没入することはできなかった…。

0
2026年07月06日

購入済み

家族の在り方。未来へのバトン。

読み始めてまずは不安な気持ちになった。
「バトンとはなんだろう?主人公?子供?」
子供だとしたらなんだか背筋が寒くなるような物語なのだろうか?と。
理由は人それぞれあると思うが、親が変わるというのは子供からしたら信じていた人がいなくなる、納得出来ないようなことだと思う。
彼女は自分の境遇に適応していく強さを持った子なんだと感じた。
周りの何人かの親達は優しく、確かな愛情を持って彼女を育て、そこには笑顔があったり、また裕福な家庭だったりと、読み始めて感じた不安は一切無くなっていった。後先考えずに今を楽しむ生き方をする母親には正直共感出来なかったが。

でも、そこで「じゃあ、家族の在り方とはなんだろうか?」と疑問に思った。
この物語を読んでいると私が考えている家族像ってのは「私の家族」であって、他の家族とはまた別なのだと感じる。
そんなの当たり前じゃんと思うかもしれないが、家族=私の家族という考え方がどうしても付き纏ってくる。
家庭を作るという言葉にプラスのイメージを持つ人もいれば、マイナスのイメージを持つ人がいる様に、家族は様々だ。
そんなデリケートな内容を題材にしたこの物語が心温まるもので良かった。
最後に娘のバージンロードを共に歩く父親の考え方、振る舞い方がこの物語を心温まるものにしているのではないかと強く思った。

#感動する #深い

0
2024年03月16日

ネタバレ 購入済み

素晴らしい

自分の生活スタイルが目まぐるしく移り変わる
主人公のストーリー。
しかしどんな境遇、事態になっても
それを悲観せず逆に立ち向かい幸せを築いていく。

0
2022年04月23日

購入済み

優しい話だけど

最後まで飽きずに一気読みしました。
ほとんどの人が泣くという触れ込み通り、なんども涙がでました。
生きていて経験した、人の温かさだったり純粋な愛情のようなものがじんわり思い出されて、つい涙が出てしまう感じです。
でも、誰もがそうだと思うのですが、人生ってそれだけじゃないですよね。必ず。
主人公を複数の親が愛情を持って育てたということがあり得たとして、そんなにキレイな関係や感情だけが存在するとはどうしても思えませんでした。
他人と一緒に暮らすってそんな簡単ではないと思います。
そこがやはりフィクションだなぁと思えてしまって残念な点でした。
人間のキレイなところだけを抽出して固めたような作品だと思います。
なので美しい話であることは間違いないです。

0
2021年10月28日

「小説」ランキング