秋吉理香子のレビュー一覧
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バレエ好きとしても、ミステリ好きとしても楽しめました。読みながら、美しい舞台の情景や、舞い踊るプリエの可憐な姿が思い浮かび、舞台好きとしてわくわくしながら読みました。
物語の途中にジゼルの物語が挿入されており、主人公の花音のまわりでおきていることがジゼルの物語に類似している事がわかる仕組みで、そこから誰が犯人なのか、これから何が起きるのかを推測しながら読みすすめられます。
後半はもう怪しい人物がたくさんいすぎて、バレエ団の中が疑心暗鬼に包まれてしまうのも納得…前半の華やかな展開と後半の暗さの差もまた面白かった。
犯人はある段階から察しはついたのですが、最終的なオチとしては、私の予想の斜め -
Posted by ブクログ
途中で犯人は分かったけどこの結末は予想していなかった
僕、小山のぶおは誰かから手紙をもらい待ち合わせ場所の崖に行ったそこで誰かに押され崖から落ちる。奇跡的に助かり意識が朦朧とする中何かがおかしいと感じ鏡を見ると見たこともないイケメンの男の顔が映っていた。
そのイケメンは高橋真治。僕はこのイケメンとして入れ替わり暫くこの状態で生活していくことになる。
鉄道オタクで唯一の友達だった田中吉雄には小山のぶおは誰かに押されたと話し犯人を一緒に探してもらうことに。
以前僕と吉雄は浮いていた。女子でも一人溶け込めない丸山美穂ともあることから仲良くなり段々と惹かれていく。
僕を崖から突き落とした犯人は判明す -
Posted by ブクログ
主人公の高校生のぶおは、崖から転落し目が覚めた時にはイケメン高校生と入れ替わっていた!というトンデモ設定ながら、ちょっとした叙述トリックもあり、きちんとミステリーに仕上がっている。
自分を呼び出し突き落とした犯人を探すため、元のクラスに別人として転入し、犯人を探す。調べれば調べるほど、以前の親友や、新しく仲良くなったクラスメイトたちが皆んな怪しく見えてくる。
元々オタクっぽかったのぶおが、見た目が変わっただけでクラス内でのカースト底辺から頂点へ。卑屈になっていた自分に気付き、恋を経験し、以前とは考え方や行動も前向きになったのぶおの姿は清々しく、これぞ青春ミステリーという感じ。 -
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なぜジュニア文庫かというと、たまたま入手したのがジュニア文庫なだけです。
これも一種の叙述トリック何でしょうか。
サークルメンバーによる短編小説5篇のあと、もう一本短編小説と、あるのですが…小説?作文ではなくて?物語ではなく、サークルメンバーの思い出話なので、小説って言われるとなんだかなとは思うのですが、最後のを読むと小説でいいのかな?と思ったりもします。
しかし、最後でひっくり返したなとおもったら、もう一度ひっくり返してくるとは…。やられました。
サークルメンバーの短編小説を読むのは結構きついんですが、最後のための下準備と思えば、なるほどという感じですね。
我慢して最後まで読めれば -
Posted by ブクログ
初読み作家。
全体的に華のあるアップテンポな物語というより地味なんだけど、自分に近い人のことのようで先が気になって読んでしまう感じの小説。
《女神の微笑》
戦う前に負けを認めてきた男の最後の砦を守る決意までの話
《秘蹟》
いつの頃からかキリスト教を信仰していた妻が失踪した。その理由と、毎朝毎晩の妻の祈りの意味に打ちのめされ、そして自身の罪と許し。
《たねあかし》
元彼へと綴られる女の、知られざる女としての裏の顔としたたかで満ち足りた無意識の悪意。あまりに可愛らしく綴られていて清々しい。
《雪の花》
一組の夫婦は雪の町から逃げ出して、華々しい都会に幸せと絶望の大波に揉まれて満身創痍で帰り着く、 -
Posted by ブクログ
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家出?事故?事件?
我が子がかかわっているのか?
疑心暗鬼に陥る
同級生の母たちを襲う、
衝撃の真実!
塾でトップの
あの子が、
消えたーーー
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中学受験塾でトップだった多門が姿を消した。
最初は塾をサボっただけど思ったが、
一日経っても帰ってこない。
事故?事件?警察も動き出す。
親の中でも嫉妬や劣等感があって。
私は親世代ではあるものの、
子どももいないので、
私が同じ立場に置かれたら、
辛過ぎて無理かもと思いました。苦笑
結末はおおお…と驚きの展 -
Posted by ブクログ
男児を標的とした連続殺人事件。遺体への性的暴行という異常性に世間は震撼する。娘を持つ保奈美は、犯人の手が我が子に及ぶことを恐れ、なりふり構わぬ執念で「守ること」に心血を注ぐ。
保奈美、警察、そして犯人である真琴の独白。複数の視点で進行する物語を読者はあるがままにうけいれてしまう。
「世界が一変する」という謳い文句の通り、終盤、それまで見ていた風景が音を立てて作り替えられる。何度かヒントは提示されていたはずだが、読者の思い込みを逆手に取った構成に、見事に掌の上で転がされた。
同じ母娘を扱った叙述トリックでも、『悪いものが、きませんように』のような泥を呑むような後味とは毛色が異なる。あちらが関