あらすじ
ある女子高で、最も美しくカリスマ性をもつ女生徒が死んだ。一週間後に集められたのは、女生徒と親しかったはずの文学サークルの仲間たち。ところが、彼女たちによる事件の証言は、思いがけない方向へ――。果たして女生徒の死の真相とは? 全ての予想を裏切る黒い結末まで、一気読み必至の衝撃作のジュニア文庫版。
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Posted by ブクログ
なつかしーい。
小学校の頃読みましたね。
12年間女子校で学んだ身としては世間でまた女子校に対する偏見が増えるなーとストーリーに少し入れ込めなかったものの、内容自体はとても面白かったです。
Posted by ブクログ
ネタバレを見ずに読んで欲しい作品。
これから読む人は本当に何も知らずに読んで下さい。
出て来る女生徒全員が罪人で、それにつけ込む悪女ファムファタル『いつみ』…と思わせて一番の悪女は…。ラスト数ページのその衝撃たるや。そして闇鍋の正体は考えるまでもなくグロテスク。二度読み必須。
Posted by ブクログ
はあーーーたまんねぇぜ!!!!!!女の子同士のこういう話大好物です、ありがとうございます。
自分も初読は小学六年の頃だけど、これ小学校高学年で読んだら色々ねじ曲がるのでは?と不安にはなるけど、とても素晴らしいので全女子に読んで欲しい。
匿名
暗黒女子
名門女子高で、最も美しいカリスマ性のある女子生徒・いつみが死んだ。一週間後に集められたのは、いつみと親しかったはずの文学サークルのメンバー。ところが、彼女たちによる事件の証言は、思いがけない方向へー。果たしていつみの死の真相とは?
Posted by ブクログ
映画は観たことあるものの、原作を読むのは初めて。ずっと読みたいと思っていたので読めてよかった。ジュニア版しかなかったので読んだけど、推奨年齢《小学校高学年〜》って…小学生のうちからこんなの読んでたら性癖歪められそうである(褒め言葉)。
見事な伏線回収。
結末は…もちろんイヤミス。
そりゃ誰だって《主人公》になりたいヨネ。
彼女たちはこれからも《脇役》として《主人公》を崇め、崇拝し、持ち上げながら生きていくのだろうか。
とても面白かった。
Posted by ブクログ
文学部の部長が死に、その死の真相について自分たちの考えや推理を記した小説(手記?)を残された部員たちが持ち寄り、互いに闇鍋を突きながら披露し合う催し。それぞれが披露する推理も犯人もバラバラ。一体、部長の死の真相とは?
というミステリ小説。
五人の手記が三者三様で、文体や語り口も違うから面白かった。まして、書かれている内容が「見方が違うレベル」ではない、大きな齟齬に満ちている。
死の真相とはなにか?
それにしても、女子社会は怖いね。怖いなぁ。
だってほら、その鍋。その鍋、食べちゃったんですね。
Posted by ブクログ
なぜジュニア文庫かというと、たまたま入手したのがジュニア文庫なだけです。
これも一種の叙述トリック何でしょうか。
サークルメンバーによる短編小説5篇のあと、もう一本短編小説と、あるのですが…小説?作文ではなくて?物語ではなく、サークルメンバーの思い出話なので、小説って言われるとなんだかなとは思うのですが、最後のを読むと小説でいいのかな?と思ったりもします。
しかし、最後でひっくり返したなとおもったら、もう一度ひっくり返してくるとは…。やられました。
サークルメンバーの短編小説を読むのは結構きついんですが、最後のための下準備と思えば、なるほどという感じですね。
我慢して最後まで読めれば、スッキリというか、スカッとする感じなんですが、闇が深いので爽やかではないんですよね。
最後で一気に面白くなる話なので、読む方は我慢して読み勧めてほしい。最後で良いと思えるはずなので。