秋吉理香子のレビュー一覧

  • 放課後に死者は戻る
    秋吉理香子さん2作目。絶対正義がなかなかゾッとする内容だったので、これもとんでもない展開が待っているのではないかと思ったが、爽やかなラストだった。読めば読む程誰もが怪しいし、疑心暗鬼にもなるのだが、安心して読み進めて良いタイプの物語。暗黒女子がずっと気になっていて、未読だが近々読んでみたい。
  • 放課後に死者は戻る
    映画やテレビで良くある身体が入れ替わるストーリー。自分が何で殺されたのかと真相を暴いていくうちに自分が狙われてだのでは無い事がわかる。しかし、最後の展開は読めなかった。
  • 自殺予定日
    継母と再婚して1年も経たずに父が急死した。継母は毒を手に入れていて、父を殺害して保険金3億円を手に入れてビジネスを拡大していったと娘は思っていた。警察では心筋梗塞による死として、事件性は無いと判断された。女子高生は自殺して継母の犯罪を暴こうとするが、自殺の名所で思いがけない人と出会う。6日後までに証...続きを読む
  • 絶対正義
    頭脳明晰、容姿端麗で曲がったことの大嫌いな子が転向してきて仲間になり、正義こそが全て。最初は小さな正義感だったのが、だんだん大きな正義に変わっていく。友達といって庇うわけでもない。法律に則り違法かそうじゃないか。読むうちにだんだん恐ろしい正義となっていく。最後のところで、4人は犯罪を免れたのか!?と...続きを読む
  • 自殺予定日
    秋吉理香子さん初めまして。
    とても読みやすくてスラスラ読めた。
    タイトルからは思い付かないような展開だったな。もっとドロドロとした感じかなと思ってたな。最後はほっこり、にっこりな展開で良い裏切りで気持ち良かったな。
    風水や六曜ってあまり気にした事なかったけど、少し面白そうだなと思った。
  • 哀愁しんでれら もう一人のシンデレラ
    2021/3/6

    どっひゃー!!
    不幸続きな若い女と、妻に逃げられた子持ち男。
    まるでアニメのようなシンデレラストーリーかと思いきや、、、。

    ラストが急展開だったけど、咲良は染まることで幸せだと思い込もうとしたのかな?
  • ガラスの殺意
    記憶障害のある女性が殺人事件に巻き込まれていく話。


    読み始めてとまることなく、3時間ほどで読み終わってしまった。それくらい勢いがあり、小説の中に飲み込まれていった。こんな展開になるのかなと想像しながら読んだが、それでもとても楽しめた。

    親の介護の話もあったり、記憶障害についてもそうだし、色々な...続きを読む
  • ガラスの殺意
    記憶障害のある女性が殺人事件に巻き込まれる話。

    すぐに読み終えてしまった。それくらい小説の世界に入り込んで、続きが気になり読むのが止まらなかった。
    記憶が持続できない恐怖、それだけでなく、親の介護への心の持ちようが、とてもリアルに表現されていた。
    今の私には、どれも関係のないことだが、それでも、も...続きを読む
  • 絶対正義
    なんかヤバいものを読んでしまった、と言うのが率直な感想。
    何事も程々に、とは言うけれど、これはもう融通がきかないというよりサイコパスレベル。やばい、怖い。
    正義、正義とは言うけれど、結局自分の快楽のために容赦なく振りかざして来るし。しかもそれがまた全く隙の無い完璧な法知識で攻めてくるものだから逃げら...続きを読む
  • 哀愁しんでれら もう一人のシンデレラ
    ドン底からの王子様登場!?
    なんてステキなお話かと思いきや。。。
    ただただハッピーなのはディズニーのシンデレラだけでいいのです。哀愁がついているだけに幸せがどう崩れていくのか楽しみにしていたのですが。。。駆け足で狂っていきましたね。
  • ジゼル
    バレエもミステリーもどっちも楽しめました!

    情景もすごく浮かんできて、蝶野幹也さん、蘭丸どっちもかっこいい〜会いたい〜ってなった♡
  • 眠れる美女
    前作『ジゼル』の世界観をそのまま引き継いだ第二章。
    今回は『眠れる森の美女』がテーマ。
    世界3大バレエで行くと、次回作は『くるみ割り人形』だな。

    前作からのストーリーテラー(如月花音)の俯瞰的視点から見る探偵役は没入しやすく、読者参加型ともいっていいように思う。ミスリードにうまいこと誘導されている...続きを読む
  • ガラスの殺意
    記憶障害により記憶が数分しかもたない主人公の話。今起きた幸せな出来事も、すぐに忘れてしまうのが読んでいてとてもつらい。記憶障害をテーマにどんなふうに物語が進むんだろう…?と疑問を抱きながらページを捲った。
    中盤あたりから、物語が二転三転して「なんだなんだ?!」と読む手を止められなくなる。終盤では何が...続きを読む
  • 灼熱
    軽く読みやすい文体なのに、重くそして設定が面白い。途中の恋愛モードの場面に「こんな話だっけな?」と疑問を感じつつも、ラストの英雄の告白で「えっ?まじで?」と驚愕。結局元夫はなぜ死んだ?最後までよくわからず。
  • 双葉社ジュニア文庫 暗黒女子
    文学部の部長が死に、その死の真相について自分たちの考えや推理を記した小説(手記?)を残された部員たちが持ち寄り、互いに闇鍋を突きながら披露し合う催し。それぞれが披露する推理も犯人もバラバラ。一体、部長の死の真相とは?

    というミステリ小説。
    五人の手記が三者三様で、文体や語り口も違うから面白かった。...続きを読む
  • 眠れる美女
    初出 2017〜18年「きらら」

    前身の東京グランド・バレエ団が解散して、その施設を引き継いで新設された東京スペリオール・バレエ団の旗揚げ公演が「眠れる森の美女」になり、演出に世界的なバレリーナで引退したシルヴィア・ミハイロワ、主演に世界のトップと言われるユリカ・アサヒナを迎えることになったが、ユ...続きを読む
  • サイレンス
    中盤まで深雪にも俊亜貴にも共感できず、キツかったです。俊亜貴はクズ・オブ・クズだし、彼に同情して庇い続ける深雪もバカな女だとしか思えず、作品からも心が離れていく気がしました。

    でも、各章の冒頭にあるミステリアスなモノローグが気になってたので、気力を振り絞って読み進めていくと……背筋がヒンヤリするエ...続きを読む
  • 灼熱
    復讐とはすごいエネルギーを生み出すものなんだ。
    復讐が達成できたとしても、何も得るものはないと思うが。
  • 機長、事件です!
    アイスクイーンと呼ばれてる美人パイロットとセカンドパイロットと一緒にコーパイの治郎は初の国際線フライトでフランスへ行く。その間やフランスてわ事件が発生するが、アイスクイーンが事件を解決していく!そして治郎はパイロットとしての腕だけでなく、観察力、洞察力の凄さをも知り、ついには恋心へと発展していく。是...続きを読む
  • ジゼル
    如何にもな舞台設定ながら、憎しみを超越する愛を謳う「ジゼル」が下敷きだからだろう、案外と爽やか。もっとドロドロになりそうなものだが。