秋吉理香子のレビュー一覧

  • 聖母

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    ラストで「うぉっ」と声が出た。
    母性の暴走と性暴力、子供の残酷さ
    被害者の子供が問題児とされているが、その背景に虐待が垣間見える。しかしそれについては多くは語られない。多くを語らないことで、全体的な善悪の焦点をズラされ、半ば犯人達に共鳴してしまった。

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    2025年02月19日
  • サイレンス

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    ネタバレ

    離島で起こる不思議な出来事の数々。


    島の守り神しまたま様は、今日も島を守ってくれる。良い人には賑わいを与え、悪い人には沈黙を与える。
    島の守り神しまたま様は、沈黙を続ける。人々は本音を沈黙し続ける。

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    2025年02月17日
  • ガラスの殺意

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    ミステリーであり恋愛小説でもあった。

    両親を殺され、通り魔から逃げる際に事故に遭い、その事故を起こした加害者と結婚をした万由子。
    高次脳機能障害を患ってしまった万由子は、たった数十分しか記憶を保持できない。

    そんな虚ろな記憶と自分がメモした記憶。
    ふとした時に流れてくる記憶。
    どれが一体正しくて、どれが間違いなのか。

    交通事故の加害者であった夫、光治。
    そして、物語の途中で現れた米森久江。
    どちらが真実を語っているのかは、万由子には絶対にわからない。

    読者は記憶を失くさない。
    だから、それぞれの違和感を少しずつ感じていくし、万由子に気づいてほしいと思ってしまう。
    そう思わされて、どんど

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    2025年02月10日
  • Jミステリー2024~FALL~

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    *姫川玲子シリーズが圧倒的な人気を誇る誉田哲也が前巻に引き続いて登場。辻堂ゆめ、矢樹純、川瀬七緒、秋吉理香子、平山夢明と、いずれも読み応えたっぷり。大人気ミステリー作家たちの新作書下ろしを収録した贅沢なアンソロジー第6弾*

    姫川玲子シリーズ最新作が目当てでしたが、玲子と久江の一見ほんわりとした食レポ中の会話がなかなか深くて大満足。

    他の作家さんもそれぞれ読ませてくれましたが、特に良かったのが初読みの川瀬七緒氏の「沼の底、さらに底」。
    絶対に這い上がれない沼の底が暗黒過ぎてお見事でした。
    これは続きが読みたい…!

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    2025年01月30日
  • 双葉社ジュニア文庫 暗黒女子

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    なつかしーい。
    小学校の頃読みましたね。
    12年間女子校で学んだ身としては世間でまた女子校に対する偏見が増えるなーとストーリーに少し入れ込めなかったものの、内容自体はとても面白かったです。

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    2025年01月29日
  • 聖母

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    ネタバレ

    友人に勧められて読んでみました。叙述トリック物はあまり読まないのですが、いや〜すごかったです。後半に畳み掛ける種明かしが驚きの連続です。特に最後の章は鳥肌立ちました。タイトルにある"聖母"たる様が、最後2ページで書かれていますが、その表現描写もグッときます。まさかこういうハッピーエンド(?)に持っていくとは。

    そういえば、途中途中で心理描写にどことなく違和感を感じていたもののスルーしていたのですが、もう一度読み返してみると、あえてそういう表現をとっていたのだと気付かされ、ストンと腑に落ちるとともにやられたなと思いました。ヒントはちょくちょく出ているんですね。ミステリ好きの

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    2025年01月22日
  • ジゼル

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    中学の時に秋吉理香子を教えてもらって、そこからハマって自分で買って読んだ本。5回は読んでる。面白い。終わり方が好き。

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    2025年05月18日
  • ガラスの殺意

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    ●あらすじ
    20年前に起きた通り魔事件の犯人が刺殺された。
    自ら殺したと通報したのは、その通り魔事件で両親を殺された柏原麻由子だった。
    だが、麻由子は通り魔事件の直後に交通事故に遭遇して記憶障害を患っており、記憶が20分と持たない女性だった。果たして麻由子は本当に両親の復讐を果たしたのか?

    ●感想
    先ず驚かされるのが、主人公が記憶障害という設定。
    麻由子は記憶が10分〜20分で消えてしまう。
    そう、記憶が保たない女性なのだ。
    取調べで状況証拠を前に自白したかと思えば、数分後には学生時代の記憶に遡り、今自分がどこで何をしているのか分からなくなってしまう。

    麻由子は本当に復讐を成し遂げたのか?

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    2024年12月15日
  • ジゼル

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    なんて美しい装丁。青が基調の幻想的な表紙。
    『ジゼル』はバレエの血の滲む努力、泥々した人間関係は当然に、華やかさがある世界観。その裏で同時進行するキリキリした空気が気になって、ページをめくる手が止まらなかった。あっという間に読み終えてしまった。
    ラストの数ページに驚いたけど、それがキリキリした空気を断ち切ってくれた。

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    2024年12月14日
  • 双葉社ジュニア文庫 暗黒女子

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    ネタバレ

    ネタバレを見ずに読んで欲しい作品。
    これから読む人は本当に何も知らずに読んで下さい。




    出て来る女生徒全員が罪人で、それにつけ込む悪女ファムファタル『いつみ』…と思わせて一番の悪女は…。ラスト数ページのその衝撃たるや。そして闇鍋の正体は考えるまでもなくグロテスク。二度読み必須。

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    2024年12月07日
  • 暗黒女子

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    ページを捲る手が止まりませんでした……
    こんなにも物語に引き込まれた作品は久しぶり…
    嫌ミスではあるのですが、あまりにも心にヒットして、最高に気持ちの良い読後感に包まれました。

    悪意が複雑に絡みあい読めば読む程謎が深まる嘘に塗れた登場人物の供述は、とても、とても醜くて仕方がないのに、それが展開されていく物語は、読者を惹きつけて離さないとてつもなく魅力的なものでした……

    真相が明らかになっていく快感には抗えません。最高のミステリです

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    2024年12月01日
  • ガラスの殺意

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    話が二転三転して、とても面白かったです。
    文章も読みやすかったです。
    最後は感動しました。親の偉大さ愛情、改めて感じました。

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    2024年11月22日
  • 殺める女神の島

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    秋吉理香子さん最高
    そんなことがありえるの?
    世の中いくら情報社会だとはいえ、そこまで行き着くことができるのか
    彼女たちは本当に幸せになれるのだろうかと疑問が残る作品

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    2024年11月19日
  • ガラスの殺意

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    秋吉理香子『ガラスの殺意』双葉文庫。

    何とも面白い設定のサスペンス・ミステリーの小説であった。

    ガラスのように脆い僅かな時間だけしか記憶を持つことの出来ない女性が殺人犯として逮捕されるのだ。勿論、この事件には裏があるのだが、それが一筋縄ではなく、二転三転と予想外の展開を見せるのだ。

    僅かな時間で記憶を失うという極めて特異な障害を巧く使って、見事なサスペンス・ミステリーに仕立てたものだと感心した。


    20年前に通り魔事件で両親を殺害され、自身も通り魔から逃げようとして交通事故に遭い、記憶障害を負った柏原麻由子は自宅で通り魔事件の犯人を刺殺する。自ら警察に通報した麻由子は警察から取調べを受

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    2024年11月19日
  • ガラスの殺意

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    登場人物が少ないので、犯人はおそらくこの人だろうなーと推理できてしまった。
    内容はとてもよかった。
    終わり方も美しくて切なくて。胸がぎゅっと締め付けられた。

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    2024年11月13日
  • 双葉社ジュニア文庫 暗黒女子

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    はあーーーたまんねぇぜ!!!!!!女の子同士のこういう話大好物です、ありがとうございます。

    自分も初読は小学六年の頃だけど、これ小学校高学年で読んだら色々ねじ曲がるのでは?と不安にはなるけど、とても素晴らしいので全女子に読んで欲しい。

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    2024年11月12日
  • 月夜行路

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    ラスト30ページは涙で文字が見えなくなりながら、読みました
    読みはじめたときには、想像していなかったラスト
    読み終えたあと、この小説を読めてよかったぁ~と心から思えました

    銀座クラブ『マーキームーン』のルナママがすっごく魅力的で素敵!!
    銀座に行ったら会えないかなって本気で思うんだけど、どうしたらいいですか?
    ルナママにまた会いたいって思うけど、続編は期待するのが、野暮な気がするくらいストーリーとしてまとまっているし
    素敵なカバーイラストにそっと手を添えて、元気をくれてありがとう。と思いを胸に人生を楽しもうと思ったのでした

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    2024年11月10日
  • 暗黒女子

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    文学サークルのメンバーが会長の死について短編集を朗読する形で物語が進んで行き1人また1人と朗読する度に事件の様相が変わっていき最後まで騙されました…闇鍋の中身はかなりヤバかった

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    2024年10月25日
  • 暗黒女子

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    聖母女子高等学院の文学サークルにまつわる物語。
    会長いつみの死に対するメンバー各人の視点から描かれる小説をそれぞれが朗読する形で進む物語。

    語る視点が変わるごとに見えてくるモノ。語られる事実にくいちがう証言。驚愕の事実に読む手が止まらなかった。

    それぞれの小説ごとに語り手が決まっているので
    今は誰っていうのがわかりやすく読みやすい。
    闇鍋というのがこれ…。

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    2024年10月23日
  • Jミステリー2024~FALL~

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    2024.10.20
    お買い得な一冊。最後の一編を除くといずれも読み応えあり。
    最後の作品はもとから筆者の作風が生理的に受け付けないから。ファンには申し訳ですが、読むのが辛い。

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    2024年10月20日