秋吉理香子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
――違う。群舞の練習じゃない。
花音の背筋に、すうっと冷たいものが走った。
――あの子たちが踊っているのは、ドゥ・ウィリのパートだ……。
この作品で、もっとも印象に残ったシーン。本作を象徴するシーンだと思う。
思えば、なんて非情な世界だろう。どんなに練習を積み重ねようが、センスと実力の世界。プリマは一人。ガラスの天井どころではない。
「努力が評価されるのは義務教育まで」
これは、おかざき真里さんのマンガ『サプリ』の名言だが、おそらく誰もが努力をしていて、むしろそれは前提で、努力の量には差がなく、プリマとそうじゃない者を分けるのは何なのか。
努力すればするほど、バレエに執着し、役に執着し -
Posted by ブクログ
「無人島」サバイバル感あって憧れのシチュエーション。そして最後の1人になるまで戦い続けるっぽい「ロワイヤル」。こんな魅力的なタイトル反則。「無人島に3つ持って行くなら何持って行く?」こんな陳腐な会話からの設定なのに面白いんだな。私がこの手のジャンルが好きだからかも。そして偶然無人島を所有していたバーのマスター。都合よすぎるとかどうでもよく、その島内でおこる参加者の心理状態やかけひきの感じが読んでて面白いのだ。自分なら…と妄想しながら楽しめました。同著「殺める女神の島」より純粋なサバイバル感が面白かった。
まぁただ、いいんだけど殺し合いの美学がないのがちょっとね。映画「バトルロワイアル」的なや -