秋吉理香子のレビュー一覧
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ネタバレ読む前はまったく知らなかったけど
これは犯罪小説だった。と思う。
ミステリー要素もあるし。
1話目と2話目が結構面白かったです。後妻業の男バージョンで余命わずかな中年女性を狙って結婚し財産をもらう、この男がなぜそんなに金が欲しいのかって所が分からないのが残念。金は何に使ってるんかだけ教えてほしかったなー、じゃないとあんなに固執する意味ないから離れればよくね?ってなるし。
独り身爺さんのは出て行った一人息子が何十年かぶりに帰ってきたが……これもよくあるけど因果応報というか、今まであんたが酷いことするからバチ当たったんやと思いながら読んでたらまさかの和解!ダークな話は1話目だけで残り3話は最後 -
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ネタバレ連作短編ミステリ。
夫、娘、息子からないがしろにされ、家で心狭い思いをする主婦。
夫の不倫を突き止めにクラブへ。
バーで元男のママと出会う。夫が編集者であることも推理される。
ママは文学オタク。
①元彼に会いに、バーのママと旅に。
事件に遭遇。
曽根崎心中の舞台のところで、二人の男女が死んでいた。
心中かと思われたが殺人。不倫、男女が逆だった。
②盗まれた安物の盾。
主人公、着物の店で、出ていけと盲目の女主人に追い出される。その孫息子?からは香水の香、結婚指輪。
盲目、嘘。孫息子、本人ではなかった。強盗に入られていたので(孫息子だと思った人物。着物屋では香水とアクセサリーはご法度)、 -
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中学受験ミステリーって新しい。
美紀は毒親(年齢書いてないけど多分30代で髪型が白髪が目立つロングの三つ編みは、客観的に見てヤバそうとしか思えない)
亜沙美は夫婦揃ってモンペ。
佐智子は唯一まともに見えたけど子供に精神的なストレスの症状が出てるのが可哀想。
結子は論外。
失踪したのが他の子だったら絶対捜索の手伝いなんかしないし、むしろ迷惑だって怒鳴り込んできそう。
小学校のクラスメイトに御三家だとか難関校だとかに合格した子チラホラいたけど、学校では明るくてとてもこの小説に出てくる子のようにピリピリした感じはなかったけど本当はどうだったんだろう。
今はSNSとかもあって更にピリピリして -
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帰ってきた文学ミステリ
『月夜行路』の続編。話は前作から地続きであるため、順番に読んだ方が面白いだろうが、一応前作の知識がなくても読める。
今回の縦軸は、ノートパソコンのパスワード。前作が涼子の物語だったのに対して、今作はルナの物語だ。
パスワードが「吾輩は猫である」にちなんでいるということで、今作の舞台は東京。ヒントを求めて、様々な版の「吾輩は猫である」を調べる。また、今作でも複数の文学スポットを訪れる。夏目漱石をはじめ、森鴎外や川端康成といった、東京にゆかりのある文豪の名前が多数登場する。今作も、知的な雰囲気が漂っていて良い感じ。
前作よりも分量はややコンパクトになったものの、面白 -
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ドラマを先に知りまして、面白く観てたら原作小説があることをエンドロールで知って(遅っ!)、急遽、文庫本を買って読みましたw
各話で起こる事件を、名作文学のストーリーや知識からのインスピレーションを繋ぎ合わせて解決していくというお話で、文学好きには堪らない魅力的な作品でした。
各話にはキーとなる文学作品がありますが、原作にはドラマで紹介されるよりも多くの作品が紹介されていて、タッチもドラマより生々しい雰囲気があり、ミステリー感も高いです。
ふたりの女性が大阪で遭遇する事件を解決していく訳ですが、大阪に来た目的はそれぞれ異なります。その謎が通奏低音のように横たわりつつ、文学聖地巡礼が -
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我が子のためなら、悪魔にでもなれる母親。
続きが気になり、一気読み。
視点が母親、幼児殺人犯、刑事二人組の順番に進んでいき、飽きさせないストーリー展開。
序盤で幼児殺人犯が登場してから、表の顔と裏の顔の行動に引き付けられる。また不妊治療の上で授かった娘を犯罪から守りたい母親が、どんどん過剰な行動にエスカレートしていく様から目が離せない。刑事二人組のコンビも良かった。
最終章でタネ明かしされる展開が凄かった。
娘を大事に見守っていたのは二人いたのか…。
文章だから最後まで隠せた内容なので、映像では難しいのでは。殺害方法もグロいし。
読みおわって、芦沢央さんの『悪いものが、来ませんように -
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ネタバレ連ドラ『月夜行路』の波留さんと麻生久美子さん演じる、バーのママ・ルナと主婦の涼子の名探偵ぶり&懐かしい文学の世界に魅せられての購読です。
本書もドラマも面白すぎる‼︎
そして、いいセリフがいっぱいあるのですよ。
『あたしはね、全員が、誰かの夢だと思ってる』(第二話「春琴抄」)に続く二人の会話がいいのです。
ネタバレになりすぎるので続きは控えますが、胸にジーンとくるシーンです。
『・・・月は人生のスポットライトなのよ。どんなに人生という旅路が暗くても、月は雲の向こうで放ち続けて、またあなたを照らしてくれる。・・・あたしの店に来る人には、自分こそが主人公なんだってことを思い出して輝いて -
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タイトル通りの、脆く鋭い傑作だった。物語を貫くのは、日常という風景に紛れ込んだ「透明な殺意」だ。
些細な摩擦が積み重なり、逃げ場のない絶望へと変わっていく構成が見事である。特別な悪党が登場するわけではない。どこにでもいる人間が、ふとした瞬間に心に抱く暗部。それが透明なガラスのように研ぎ澄まされ、凶器へと変わる瞬間には、息を呑むような恐ろしさがあった。
西村京太郎氏といえばトラベルミステリーの印象が強いが、本作では一転して、人間の孤独や業を冷徹な筆致で解剖している。読み終えた今も、静かな部屋の中でガラスが割れるような、冷たく乾いた音が耳の奥に残っている。 -
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ウィットに富んだ文学ミステリ
大阪を舞台に、文学オタクのバーのママ・ルナと、専業主婦の涼子が旅をする物語です。ストーリーの縦軸として、涼子の昔の恋人探しがあり、それに並行して様々な文学スポットを聖地巡礼していきます。ところが、旅先でなぜか様々な事件に巻き込まれてしまいます。
実在の文豪や作品にまつわるエピソードに、大阪に実際にあるのであろう記念碑などの文学スポット。聖地巡礼がリアルな感じでよい。
また、巻き起こる事件もいちいち文学作品になぞらえたようなものばかりで面白い。
また、ルナと涼子はまさしくホームズとワトソンの関係にある。涼子の何気ない一言が、洞察力に優れたルナの最後の一押しとな