秋吉理香子のレビュー一覧

  • 鏡じかけの夢(新潮文庫)

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    飯豊まりえさんの解説と被りますが、最初から最後まで安定の面白さです。鏡に宿る不思議な力…読めばわかるこの微妙かつ絶妙な「不思議さ」の感覚を是非味わってほしいです。全話◎なのですが、敢えて1番を選ぶとしたら最後の“双生児の鏡”ですね。ありがちとも意外とも感じられますが、なんとも言えないイヤな後味です。

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    2023年02月08日
  • ジゼル

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    ネタバレ

    登場人物もそこまで多くないので、こんがらがることなく最後まで読むことができた。
    ジゼルの内容と同じように事件が起こっていくのが面白い。

    絢子や有紀子など、配役での嫉妬や激情の描写もリアルさが出ていてよかった。
    実際にいじめや嫌がらせは普通に起こっているのだろうなーと思う。

    花音は最後までずっといい子だなーと思っていたら、最後の最後でびっくり。
    実は真由美の歳の離れた妹で、もう一人の妹彩佳と一緒に真由美の死の真相をずっと探っていたとは。
    花音がミルタを演じていたのはそういう伏線だったのかと。
    蝶野だけが助かったのが真由美が護ったから(ジゼルがアルブレヒトを、ミルタの呪いから護り抜いたように)

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    2022年07月23日
  • 鏡じかけの夢(新潮文庫)

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    優美な独特の世界観に引き込まれた。
    磨けば願いを叶えてくれるという鏡を前にして、人間の欲望は果てしない。
    なんでも叶えてくれるとしたら、私なら何をどう願うだろう。
    考えるだけで恐ろしくなってしまった。

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    2022年07月01日
  • ジゼル

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    眠りの美女の前作だった...
    またやってしまった…シリーズものを逆に読んでしまいがちなのを本当に辞めたい。

    と思ったんだけど、次を知ってるから結構面白い部分もあった
    内容的には断然ジゼルの方が好きだな〜
    バレエ的な要素もきちんと含まれてるところがすごく素敵だし、情景が浮かびやすい!
    多分これは多少なりともバレエを見たりしたことある人にしか理解し難い部分もあるかも...
    とかゆう私も小学生までしかバレエをしてないけど。

    花音の活躍ぶりがすごく面白かったし、姉妹がいること、さらにバレエで深く繋がっているなんて全然眠りでは感じなかったのに...

    これは他にもくるみとかでシリーズ出ないかな…?

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    2022年01月18日
  • 灼熱

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    とても哀しい話でした。

    川崎咲花子は子供の頃両親を亡くし、同じ境遇の忠時と出会い結婚します。
    しかし忠時が窓から転落して亡くなります。
    それを目撃して通報した久保河内英雄があとから忠時による投資詐欺に遭い、忠時を殺したのではないかと疑われますが、英雄は詐欺の被害者であったという調べで無罪になります。
    咲花子は、一度は自殺を考えますが、失敗し、自殺サイトで知り合った佐藤絵里になりかわり英雄に近づいて復讐しようと考えます。
    整形して絵里になりすまし、咲花子は英雄の妻となります。

    以下ネタバレです。お気をつけください。


    最初は忠時の恨みを晴らすために結婚した咲花子でしたが、英雄の人柄に触れ、

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    2021年05月19日
  • 絶対正義

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    「絶対正義」を貫く高規範子(たかき のりこ)が怖すぎです。

    和樹、由美子、理穂、麗香ら4人の範子に対する気持ちの変化が丁寧に微細に描かれそれが感謝から違和感、恐怖、殺意に変化して行く様は共感も出来、絶えず息苦しさが伴いました。

    4人が犯行を決意したそれぞれの理由の決定打も納得しやすく 殺したはずの範子から届いた招待状の謎解きのミステリーも堪能出来ます。

    そしてそれだけでは終わらないゾワリと来るエピローグも見事です。

    決して気持ちが良い読後感ではないけれどイヤミス好きには堪らない、魅力ある1冊です。

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    2021年05月17日
  • サイレンス

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    ネタバレ

    深雪の気持ちも、俊亜貴の気持ちもわかるところがあって。2人とも完璧ではなくて。いいところも悪いところも理解できた。田舎と自分の過ごしてきた場所とのギャップ、新しい家族との出会い、人生の分岐点で難しい局面はたくさんあるんだろうけど、その前から分かり合えてなかった2人。でも深雪は本当に俊亜貴が好きだからどうしようもなかったのかな。。

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    2021年01月21日
  • ジゼル

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    ネタバレ

    2018年の初読以来。

    続編発売の情報を見て、本書の存在を思い出した。
    題材は勿論、改めて調理も大すきすぎて、陶酔した。

    演じる為に登場人物をみんなで解釈していくディスカッションが、すごくポジティブですてきだなあと思う。
    完成度をより高めていく為に、努力だけど、当人たちは努力だなんて思わないような、ぜんぜんブラック企業じゃない感じに当たり前に楽しく掘り進めていく行程。
    すきだから知りたい、知るともっと楽しい、どんどんすきになる楽しくなる、感じ。わかる。麻薬てき。
    極めるってやっぱりつらいばっかじゃないんだ。ぜんぜん。

    花音の真相が、するーんと抜けて行ってしまうんだけど闇が深いというか何と

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    2020年11月09日
  • 特選 THE どんでん返し

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    どんでん返しを銘打っていて、騙されないと思っている読者をあっさり騙す本です。
    個人的には「神様」が好きす。
    「それは偶然」には本書自体が登場するというおまけまでついています。笑えました。
    シリーズになっているので、他も読んでみたくなりました。

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    2019年06月15日
  • 雪の花(小学館文庫)

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    イヤミスの女王・秋吉理香子さんの原点である珍しい非ミステリのデビュー作品集です。本書を読んだ感想を一言で言うと「人生、負けたらアカン」でしょうか。最初と最後には感動がありますが、でも中の2つはほろ苦い話ですね。『女神の微笑』幸せの形は一つやない!アホな父さん最高や!『秘跡』嫌な世の中ですから老妻が悪賢い青年に騙されてなければいいのですが。『たねあかし』イヤミスの女王の片鱗を見せる計算高い悪女の手練手管。『雪の花』中島美嘉さんの名曲「雪の華」とは関係ありません。雪の下で健気に咲く水仙の花にもらう元気と勇気。

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    2019年01月31日
  • 双葉社ジュニア文庫 暗黒女子

    匿名

    ネタバレ

    暗黒女子

    名門女子高で、最も美しいカリスマ性のある女子生徒・いつみが死んだ。一週間後に集められたのは、いつみと親しかったはずの文学サークルのメンバー。ところが、彼女たちによる事件の証言は、思いがけない方向へー。果たしていつみの死の真相とは?

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    2018年05月13日
  • 猫ミス!

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    新井素子さんと小松エメルさん目当てで買いましたが、どなたも面白くて買ってよかった!
    ただ、推理を期待する方は物足りないかもです。「猫どろぼう猫」「オッドアイ」の風味が味わい深く好みでした。

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    2017年11月03日
  • 暗黒女子

    購入済み

    面白かった

    面白かった
    読みやすいし、次から次へと読みたくなる作品でした

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    2017年04月08日
  • 婚活中毒

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    ネタバレ

    軽くてサクッと読めちゃう世にも奇妙な物語的婚活ミステリ短編集。理系女子がど田舎で婚活バラエティに参加する話が面白かった笑

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    2026年01月31日
  • それはそれはよく燃えた

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    全ての作品が「それはそれはよく燃えた。」という1文から始まる。
    25名の作家からなるアンソロジー。

    その中でも
    市塔 承さん(2025年のメフィスト賞受賞、まだ作品は未発売)を知れただけでも、この本を買う価値があったと思う。

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    2026年01月26日
  • それはそれはよく燃えた

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    「それはそれはよく燃えた」の1文から始まる数多の短編。燃えたのは物質であり概念であり、「燃やす」という人間ならではの行いは唯一つには留まらないのだのと認識させられた。
    黄金の森の神様とレヴナントが印象深かった
    皆川博子の作品は大御所流石の表現力

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    2026年01月23日
  • 灼熱

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    ネタバレ

    一気読み
    ミステリーを読んでるはずが途中から恋愛小説!?
    感動までしてしまって…
    所々ありえないなぁと思うところはあったけど最後まで面白かった

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    2026年01月11日
  • 灼熱

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    ネタバレ

    主人公の咲花子が整形して、他人である絵里になりすまし、最愛の人を殺した犯人と結婚するという設定がまず怖かったです。
    物語の後半、探っている相手に実はこちらも探られているのではと、疑念が起こったあたりからは、鳥肌がたつような怖さと臨場感がありました。
    そして予想しなかった真実と全体的に衝撃的なストーリーでした。残された主人公と英雄の妹は、今後どのような人生を過ごしていくのかと考えると、
    やりきれない思いになりました。 

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    2026年01月07日
  • 聖母

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    「ひとり娘を失うなんて考えたくない。この子を、娘を、守ってみせる。そのためなら何でもする。」

    すごく丁寧に描かれていてそして騙された。
    なぜ?だれ?が全部ちゃんとしっくりと繋がるラスト。
    ほぼ一気読みでした。

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    2026年01月06日
  • これが最後の仕事になる

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    作品紹介・あらすじ

    最初の1行は全員一緒。
    1編6ページ、24種の「最後の仕事」。

    早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
    ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。

    『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第三弾。

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    24編からなるショートショート集。
    Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第3弾とのこと。第6弾の「それはそれはよく燃えた」をまず読んだので、次はこれということで

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    2026年01月02日