秋吉理香子のレビュー一覧

  • 婚活中毒

    韓国人としてとんかつは好きですが婚活はあまり慣れていない単語です。 作品内で登場する複数の婚活のうち、結婚情報会社やバラエティ番組のような場合は韓国でも比較的よく見かけますが、婚活パーティーや特に親の代理婚活はなかなか馴染みがありません。 いくらなんでもこれはちょっとやりすぎではないかと思う一方...続きを読む
  • 無人島ロワイヤル
    「無人島に3つ持っていくとしたら?」このありふれたような質問を、リアルに無人島で試してみるという発想が面白そうで本作を手に取りましたが、個人的には好きな展開ではなかったのかなと思います。

    物語としては、とあるバーに集う人たちがバーのマスターの提案で持ち物3つだけで無人島生活をやってみることになる。...続きを読む
  • 絶対正義
    面白かった。正論言ってる時、なんか気持ちよくなっちゃう人自体はいるいるって思った。立場に引き摺られたりして。
    誰にでもある感情だけど、自分にとって正しいことでも、それを振りかざしては、人を傷つけてしまうことがあると誰もが成長過程で学ぶはず。また、生きていくうちに、人にはいろいろ事情があると知っていく...続きを読む
  • 哀愁しんでれら もう一人のシンデレラ
    娘のサイコパス度に恐怖を覚えた、、このまま成長したらどんな怪物になるんだろう。
    咲良の心情の変化についていけない部分もあった。そんなにコロッと変わってしまうものなのだろうか、、、恐い
  • 終活中毒
    婚活中毒からの流れでイヤミスかと思ったら、あれ!?ちょっと優しい系!?
    どんでん返される前にカラクリに気づけたので、答え合わせするような感じで読み進められた。
    カラクリに気づいても最後まで飽きずに読めた。
  • 暗黒女子
    名門女子校のカリスマ的存在のいつみが死亡、彼女を偲んで文学サークルのメンバーが鍋を囲み各々書き上げた小説を朗読する話。矛盾する小説に真相が気になり、女子の嫌な所を闇鍋かの様に詰め込んだ正に暗黒女子な各々の小説にも明かされた結末にも大変満足した。良き。
    イヤミスって言われてるみたいやけど、個人的には全...続きを読む
  • 婚活中毒
    後味は悪いが、どんなどんでん返しが来るのかが気になりサクサク読めた。
    自分がのほほ〜んと日々を過ごしてるなぁ…こんな風に頭回んないわーと読みながら思い浮かんだ。

    リケジョの話は怖っっと目が醒める。
  • 月夜行路
     秋吉理香子さんの新刊、なんともオトナな雰囲気の表紙ですよね!しかもタイトルは「月夜行路」、ちょっとロマンチックな作品かと、わくわくしながら手にしてみました。

     主人公は専業主婦の涼子…夫と2人の子どもの4人家族、子どもたちは涼子の言うことは聞かず、そして夫は家庭を顧みず仕事と称して浮気をしている...続きを読む
  • 暗黒女子
    結末は予想しなかったものでした。それぞれ書いた小説は誰かを犯人としていて、順番に読み進めて行くと真犯人が分かる流れかと思ってた。

    白石いつみの小説を読んでいて、「慎二さん」と名前が出てきて、ん?!教師と生徒の関係?!…北条先生か??短期留学に同行はしてて、影薄かったけど男性は他にいなかったよな…
    ...続きを読む
  • 月夜行路
    ラストのママの去り方にグッときた…!
    各章ごとのプチミステリも面白かったし、あたたかいストーリーにうるっとしたが、なにより文豪ツアーが書面越しでも楽しすぎた。一番最初の子供たちや夫には主人公と一緒にイライラしたので、まさかこんな優しい結末に導かれるとは思いもよらなかった。ママ最高。
  • 聖母
    この子と娘が違うのかなと直感的に感じてしまい真琴は女性として読んでしまった。結果的にはそうだったのだが、わざとミスリードを誘う文章が散見され混乱してしまったのも事実。
  • 月夜行路
    「暗夜行路」
    「曽根崎心中」
    「春琴抄」
    「黒蜥蜴」
    「月夜行路」
    タイトルに日本文学を取り入れた連作短編集。

    秋吉さんお得意のイヤミスは封印されハートフル&ホワイトなミステリー。

    主人公の涼子は元バレーボール選手で二人の子を持つ専業主婦。
    夫の浮気と反抗的な子供達に嫌気が差し45歳の誕生日に家...続きを読む
  • 聖母
    ページターナーの小説が読みたくなり、一気読み。
    こういう次が気になってやめられない小説って、時々読みたくなります。
    最後の展開は(確かに騙されたけど)ちょっとムリがあるような?
    ま、でも楽しめたからいいとしよう!
  • 終活中毒
    すべて"終活"をテーマにした短編集。最初の「SDGsな終活」が、ゾッとするようなバッドエンド(でいいのかな?)で一番面白かったので他の章が物足りなく感じられた。他の章ももっと毒のある話でよかったのになぁ。
  • 月夜行路
    主人公が昔の恋人に会いに行くのを、バーのママがサポートする、という、ちょっと始まりとしてはあり得ない感じはあったけれど、次から次へと起こるトラブルとママの行動につい引き込まれて最後まで楽しく読みました。
  • 絶対正義
    読んでてイヤ〜な気持ちになる物語でした。
    ミステリーではなく、サスペンスものですね。
    たまにいますよね。正論しか言わない人。
    正論であるだけに間違って無いんですよ。でも
    正論で片付けられない事もあるんですよね。
    そんなもどかしい気持ちでザワザワしながらも
    読み終えました。読後感は非常に悪いです。
    ...続きを読む
  • 終活中毒
    「死」がテーマの短編集。
    遺産目的で結婚した夫婦の末路、自分が認知症だと気がついていない父と息子の話、人気小説家だった作家と現在進行形で人気小説家の人間関係の話、お笑い芸人の命をかけたグランプリの話。

    第一話がミステリ的な話だったので、その系統の話が続くのかなと思いきや、また別の系統の話だったので...続きを読む
  • 暗黒女子
    初見のつもりで読んだけど、かなり前にドラマか映画を見たのを思い出した。
    でもそんなに覚えてないから読みながら思い出しながら、って感じで読みました。
    オチは面白いけど、途中の各々の嫌なこととか全く関係ない。
    同じような思い出を同級生に刷り込んでいるだけで回収などはない。
    でも気持ち悪くて読みやすかった...続きを読む
  • 猫ミス!
    黒猫ナイトの冒険が良かったかな。
    作家さんによってけっこうテイストが変わって、飽きることなく読めちゃう。
  • サイレンス
    そういうラストかなという気はした。東京と比べたときの島の人間関係や村おこしのみんな知り合いの小ささと分家本家などの立ち回りの息苦しさ窮屈さがなんとも言えず。あの島が猛暑になったら大変そう笑