秋吉理香子のレビュー一覧

  • 殺める女神の島

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    え?という展開だけど… なんだかツッコミどころはいろいろある気がするけれど、久しぶりにスイスイ読める本だった。

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    2026年01月12日
  • 放課後に死者は戻る

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    導入部こそスリリングでミステリアスで「これから何が起こるのか」と期待を煽られるが、内容としては青春モノとしてもミステリとしてもそこまで入れ込める内容ではなかった。
    ミスリードも仕掛けられているが、予定調和の範囲内で、「えっ、そこに向かうの?」という驚きがない。スクールカーストなどのテーマもあるが、深く切り込めていない印象が強い。学校を舞台にするからとりあえず入れてみました、という感じで今ひとつだった。

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    2024年05月18日
  • 絶対正義

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    正義を絶対視する範子という友達に翻弄される4人の友達が範子を殺して5年後、謎の招待状が届く。そこで明かされる真実でひっくり返される。完璧な正義とは野蛮で暴力的で禍々しい。全ての価値基準が正しいかどうかの正義モンスターが友人にいたら、周りの人間はどう付き合えば良いのか大変悩まされると思う。場合によっては正義は快楽となり人を依存させる薬物のような物。正義の牙が他人へ向けられた時逃れる事ができるのか、この作品では殺害をして逃れたがそれほどまでに正義のもつ怖さに追い詰められていった。正しいから批判も難しい、それでも絶対的な正義から身を守りたいと思った。

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    2024年05月10日
  • サイレンス

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    結婚の報告にと田舎の島へ帰省した主人公。しかし神のいたずらかその島から出る事ができない。そこにこの小説の怖さがある。田舎特有の狭苦しい価値観や風習がリアリティをもって描き出され、村社会の閉塞感がもつジワジワくる嫌な感じが主人公達を外へと向かわせる。島の魅力と相対するように島ならではの連帯感が恐怖を倍増しているようように感じた。どんな形にしろこの島からは出られない内容になっているので読後感の嫌な感覚は一級品でした。

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    2024年05月02日
  • サイレンス

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    オチははっきり書かれていないけど、途中で予想できた。
    島の人たちが一丸となって深雪を守ろうとする田舎特有の怖さが象徴的なイヤミスだった。

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    2024年04月28日
  • 哀愁しんでれら もう一人のシンデレラ

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    まずはどん底からのシンデレラストーリーで、半分経過。 どう展開するか?って言ってる間のラストで気づく、そうかコレはエンターテイメントとして楽しむ作品だと。 元ネタの映画も観てみるか。

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    2024年04月23日
  • 鏡じかけの夢(新潮文庫)

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    人間の飽くなき欲望が皮肉的に描かれています。
    また、古い鏡のように少し怪しいものに惹かれる気持ちは、分かる気がします。

    「二回も騙される奴があるか。」

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    2024年03月23日
  • サイレンス

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    ネタバレ

    深雪はアイドルという夢を親や島のせいで諦めさせられたために東京への執着がすごいのと、俊亜貴に依存しすぎて周りが見えていない。俊亜貴は誰がどう見てもクズすぎて正直死んでも何とも思わんかった。
    雪之島は昔からのしきたりとかがちゃんと残っていて、本家や分家があったり、親や親戚との繋がりを大事にするだったり、島全体が大きな家族みたいな感じに思えた。島外からの部外者は拒み、島から出て行った人を連れ戻すことが暗黙のルールみたいな。
    朋子の前婚約者の鈴木さん(こいつもクズ)も達也と一真に殺されてるし、俊亜貴も達也に殺されてる。達也はずっと深雪のことが好きやったから俊亜貴を許されへんかったのもあったと思うけど

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    2024年02月09日
  • 絶対正義

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    高校の同級生の範子はいつも正しく、正義感に溢れていた。
    ただ、正しいはずなのに、間違っていないのに、受け入れ難いものがあった。
    仲の良い5人組であり、範子の正義に助けられたこともあった彼女たちだったが、十数年振りに集まってから後に、各々が範子に突きつけられた正義に追い詰められる。
    そして、その限界に4人の想いが殺人へと向いた。
    それなのに、数年後に届いた範子からの招待状に怯える。
    一体、なんの招待状なのか…彼女は死んでなかったのか…
    範子の存在、そして物語の最後にも衝撃。

    2024.1.27

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    2024年01月27日
  • 灼熱

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    帯の「一気読み必至」はホント。同著者の作品の中ではあまり好きだと思えなかったにもかかわらず、どうなるのかが読めなくて途中で止まれませんでした。

    自分の夫を殺したとおぼしき男に復讐するために、顔を変えてまで近づいて結婚する。でも相手の男はどうやらそれに気づいているらしい。怖っ。

    しかしその後は意外な展開。意外すぎてしばし目が点になりました。「ほおっ」というよりは「そんなん、あり!?」の気持ちのほうが本作に関しては強い。いつもの、かなりどんよりさせられる嫌ミスのほうが好きかもしれません。って、性格が悪いか(笑)。

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    2024年01月15日
  • 哀愁しんでれら もう一人のシンデレラ

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    市役所で働き家庭を支える咲良が開業医の孝太と出会うシンデレラストーリー、かと思っていた。咲良、孝太とその娘の視点で語られる裏の顔に歯車が狂っていく音が聞こえる気がする。映画を基に書き下ろしたとのことで、映画がどんななのか気になる

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    2023年12月06日
  • ジゼル

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    15年の封印が解かれたジゼル、その後起こる事件は呪いなのか、というバレエミステリ。バレエ初心者やけどあっという間にのめり込み、演技の臨場感が凄くて思わず鳥肌が立つ場面も。華やかな舞台にドロドロする舞台裏、そのアンバランスが良かった。そして私は掌の上で踊るだけ。

    読めばバレエが見たくなる!
    ということで、早速見てみたんやけど……喋らんの!?いや、小説読んどいて何言い始めるんって感じなんやけど、演技中喋らんのに衝撃。読み返したら確かに喋ってない……なんて浅瀬にいるんだ自分。けど小説のお陰で大筋は分かるし見てて楽しい。生で見てみたいなぁ。

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    2023年11月12日
  • 絶対正義

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    面白かった。正論言ってる時、なんか気持ちよくなっちゃう人自体はいるいるって思った。立場に引き摺られたりして。
    誰にでもある感情だけど、自分にとって正しいことでも、それを振りかざしては、人を傷つけてしまうことがあると誰もが成長過程で学ぶはず。また、生きていくうちに、人にはいろいろ事情があると知っていく。
    彼女がなぜそれを学ばなかったのか謎すぎる。衝突することも多いだろう、いかに専業主婦でも正義正義では生きていけない気がする。だから、正義の問題点を表す小説上のキャラクターという印象。

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    2023年10月19日
  • 哀愁しんでれら もう一人のシンデレラ

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    娘のサイコパス度に恐怖を覚えた、、このまま成長したらどんな怪物になるんだろう。
    咲良の心情の変化についていけない部分もあった。そんなにコロッと変わってしまうものなのだろうか、、、恐い

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    2023年10月12日
  • 絶対正義

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    読んでてイヤ〜な気持ちになる物語でした。
    ミステリーではなく、サスペンスものですね。
    たまにいますよね。正論しか言わない人。
    正論であるだけに間違って無いんですよ。でも
    正論で片付けられない事もあるんですよね。
    そんなもどかしい気持ちでザワザワしながらも
    読み終えました。読後感は非常に悪いです。
    ただホラーモノとか好きであれば雰囲気は良い
    かも知れません。ゾクゾクもさせられます。
    ラストのオチもいい意味で裏切られて、しっかり
    とオチてます。この作家さん2作目ですが読むの
    がしんどくなってきました。

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    2023年09月01日
  • 猫ミス!

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    黒猫ナイトの冒険が良かったかな。
    作家さんによってけっこうテイストが変わって、飽きることなく読めちゃう。

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    2023年08月07日
  • サイレンス

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    そういうラストかなという気はした。東京と比べたときの島の人間関係や村おこしのみんな知り合いの小ささと分家本家などの立ち回りの息苦しさ窮屈さがなんとも言えず。あの島が猛暑になったら大変そう笑

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    2023年08月03日
  • 灼熱

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    ネタバレ

    殺されたと思われる旦那の容疑者に整形して近づき、復讐を計画する話。
    誰が悪だったのか、自分が復讐すべき相手は誰なのか、関係者と関わるうちに、気持ちの変化が鮮明に描かれていた。
    でも、どこかで読んだことのあるストーリー。そんなことできるの?と疑ってしまうような事件の解明方法。もう少しサスペンス要素が強いと面白かった。
    作品としては、軽快なテンポで進んでいくので、一気読みできて楽しかったです。

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    2023年07月19日
  • 放課後に死者は戻る

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    高校生が感じるルッキズムやそれに伴う葛藤が、非現実的な設定を通してよく描かれていると思います。

    前作『暗黒女子』と同様のイヤミスを期待していると、拍子抜けしてしまうかもしれませんが、切なさと爽やかさを残す読後感は、前作とは違った一面が垣間見えるようでした。

    次作以降の作品も楽しみです。

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    2023年06月04日
  • 自殺予定日

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    正確に書くと星3.2。
    ストーリーの流れは面白かった。
    恋の部分に関しては仕掛けが分かっていて、友情の部分に関してはそんな上手くいくか?という感じ。

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    2023年05月18日