秋吉理香子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこどもは、当たり前に授かるものではなく、奇蹟。
そして、不妊治療を経て心身、金銭、生活すべてを捧げ
授かった命に、全てかけて護ると誓う保奈美、序章。
剣道部、真琴が女子学生に告白される。仲間が、その気はなくても、一度付き合ってみろよ!と、普通の高校生活が映し出される。
そんな中、猟奇的幼児殺害事件。犯人が語る心抉る犯罪描写、その必要性があったのかと思いつつ進む。
最終章で明かされる種明かしに、驚かされるものの、それぞれの抱えてた苦難を、子を護る強さが昇華させ、聖母となった母の所業。 もとの残酷な苦難を与えた者の罪は、計りきれず重く、逃れて浮かべた狡猾な笑みは、天網恢恢疎にして漏らさず、惨憺たる末路を辿る。
犯罪の描写は、真琴の受けた心の傷の深さを物語るのかもだけど、苦手な人にはお勧めできません。
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Posted by ブクログ
秋吉理香子さんの中学受験ミステリー
どんでん返しの秋吉さんなので、今回は序盤から用心深く読み進めた。
にも関わらず、あれよあれよと完全に騙されました。ま、それもまた楽しい♪
4組のお受験家族がそれぞれに抱える事情。
親達の立場や願い、嫉妬や様々な葛藤もさることながら、子供たちの心情や考え方に寄り添った描写がとてもリアルで、どんどん引き込まれた。
優秀な男児が行方不明になるという展開に、最悪の事態も予想しながら恐る恐る読んでいくのだが…
中学受験も友情も家族関係も、ラストは読後感も配慮されてのことだと思うが、意外に爽快だった。
ただ、行方不明となった多門の母親の人物像がブレているように感じたのは私だけだろうか…
男女関係となると、また別なのか…うーん…
一方、キーマンとなる男性が学歴を隠していた件も、気になるところ…
でも細部を気にせず、展開重視で読むと、疾走感にあふれて、とても面白い作品だった。