秋吉理香子のレビュー一覧
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ネタバレ磨けば願いが叶うと言われる鏡に人生を狂わされた人たちの話.
1章: 鏡の持ち主の若旦那.奥さんは精神的な病で入院中.看護師が若旦那に恋をし,奥さんを殺す.その後,看護師が後妻として家に入るも鏡の魔力で精神的におかしくなり,前妻と同じ道をたどる.
2章: 大震災でズタボロになった後に大金持ちになった人.劇団員に恋をして支援.有名女優となった劇団員は他の劇団員と付き合う.すったもんだあって,支援者が劇団員を殺したのかな?記憶が曖昧だし,1章と2章は逆かも.ここで売られた鏡が若旦那の手元に行くのかな.
3章: 若旦那の世話をしている女性が鏡研師に鏡を研ぐよう依頼.研師と優男がお互いの気持ちを知らずにお互いに恋をする.最後は研師が勘違いから優男を殺し,その事実に気付いて自殺.
4章: 戦争で不自由な体になった奇術師.戦争浮浪児が弟子入り.一発逆転を狙ったオーディションに弟子を参加させるためにスリをした相手が悪かった.オーディションに弟子が向かう途中で奇術師はお礼参りの結果死ぬ.
5章: 4章の浮浪児が鏡を渡す.親もいない貧乏な双子はサーカスに拾われる.双子を利用したマジック.マジックの種がばれないよう,双子ではなく一人の人間と思わせるように生活しなければいけないのに,姉だけが外出して妹は不自由な生活.実はサーカスの団長が買春をさせており,妹を守るために姉は妹を家に閉じ込めていた.彼氏が奪われたと勘違いした妹が姉を殺し,団長も殺し,そして警察に捕まる. -
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秋吉 理香子さんの本作はイヤミス度ゼロのバレエ・ミステリーです。
まず装丁がとても綺麗です。
表だけではなく裏表紙の美しさにも感動物です。
ずっしりと重い341ページですが、登場人物のキャラクターが濃く、会話が多い事もありテンポ良く読み進める事が出来ました。
東京グランド・バレエ団の創立15周年記念公演の演目が「ジゼル」に決定し、その配役を巡って劇団員同士が争ったり嫉妬のオンパレードです。
そしてこの「ジゼル」を巡り15年前の事件の真相も明らかになって行きます。
若干のホラー色と犯人探しのミステリー要素で中盤以降は一気読みでした。
文章の合間合間に、実際の「ジゼル」のストーリーが組み込まれていて、それが登場人物達の行動と見事にリンクして行く部分は面白い趣向でした。
「第二幕」のラストから最終章の「カーテンコール」では全ての謎がパズルがピタリと嵌る様に収まり、スッキリとした読後感となりました。
ストーリー自体は即出感もありましたが、面白かったです。 -
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ネタバレそこまで望んでいないといいながら、8ページ9ページあたりを読むと、結構な望みだよなぁとおもってしまった。いろいろと大変な家庭事情が出てくるけれど、それにしても壮大な幸せを望むなあと。そして結婚後、「最高のクライマックス」「これ以上ないハッピーエンド」「それから、シンデレラと王子さまは、いつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ」と思ってしまっている主人公。ここからがスタートなのに、ゴールだと思っている。そして、崩壊、暴走へ…。幸せになりたいだけと言っていた彼女、何が本当に必要か、わかっていたらこんなことにはならなかったのか?幸せに縛られたら不幸だなぁと思いながら読んだ。
再読。記録。 -
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復讐と懺悔の物語。
内容としてはまずまずだったが、少しチープな印象。
男手一つ父親に育てられた咲花子は、小学生の頃にたった1人の肉親である父親を轢き逃げ事故で失くした。咲花子は、叔母の家に引き取られ、中学時代を窮屈な思いをしながら過ごした。
その後、一人暮らしをし、バイトをしながら夜間高校に通う。そこで似たような境遇の忠時と出会い、惹かれあうように付き合い、結婚をする。幸せな生活をしていたが、忠時が不審な死を遂げる。果たして自殺か事故か、それとも事件か。
咲花子は、一度浮かび上がった被疑者である英雄に復讐するため、整形をし、猛アプローチの末、英雄と結婚し、その機会を伺うのだが、英雄の人柄と接しているうちに、次第に惹かれていって・・・。そして、意外な結末が待ち受ける。
咲花子が次第に英雄に惹かれていき、この先どうなるんだろう?と後半は楽しめた。でも、愛する者の仇を好きになれるのだろうか?疑問がいくつか残った。復讐と懺悔、そして赦しの物語。 -
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道路を走行中の車の台数としては少ないのに、どうしてここだけ混んでいるんだと思って右車線の行く先を見たら、やたら遅い車がいるということが結構な頻度であります。そういうとき、「〇〇なんたらの何番の車を先頭に渋滞しています」とアナウンスしてほしくなる。ええ、私はそういう人間です。
渋滞のもとを作っている車にすれば、法定速度を守っているだけ。しかし流れに乗るということを知らんのかい!といつも思っていましたが、正義の夜叉には通じない。私も同じ目に遭うところを想像するとゾッとします。そして正義は常に勝つ。
凄いイヤミス。とても面白いけれど、嫌な話すぎる(笑)。