あらすじ
リゾートアイランドに集められた、外見と内面の美を競い合うコンテストの最終候補者。メンバーは女子高生モデル、経営者、小説家、医師、シェフ、インフルエンサー、大学院生の七人。これから二週間、互いを知りながら、高め合いながら、助け合いながら、最終選考の準備を行う。その日々を見守ってグランプリを決めるはずだった主催者が、二日目の朝、瀕死で見つかった。次々と殺人が起きるなか、巧妙に隠された参加者たちの「嘘」も明らかになっていく――。この中で、一番嘘つきの殺人鬼は誰? 最高に後味の悪いイヤミス長編!
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すごく面白かった。
無人島で殺人が繰り返し起きて皆疑心暗鬼になっていく様子の文章に引き込まれ、読む手が止まらなかった。みんなの話を聞いているうちに誰も動機がなく、なぜ殺人が起きているのかわからなかったが、犯人が予想の斜め上で驚いた。殺人でよくあるお金や復讐ではなく、大好きな姉と同じ遺伝子を求めて移植するという「健康」を求めていたという結末に度肝を抜かれた。
表紙のイラストが写実的できれい。
女なら誰もが抱える美への執着をうまく言語化していて面白かった。
Posted by ブクログ
読みやすい!結構スラスラ読めて、展開もスムーズ!一人一人みんな違う個性のインパクト高い人物で面白い!結末は思いもしなかったまさかの展開で裏切られました、、
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秋吉理香子さん最高
そんなことがありえるの?
世の中いくら情報社会だとはいえ、そこまで行き着くことができるのか
彼女たちは本当に幸せになれるのだろうかと疑問が残る作品
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クローズドサークルもので女子のドロドロが読めるかなと思って気軽に読み始めてみたけれど、思っていたよりおもしろかった。
これだけクローズドサークル作品が増えるとなかなか驚きってないけれど、これは動機が予想してなかったものだから最後までおもしろかった。
そして犯人たちしか救われないラストもいい。
Posted by ブクログ
やられたー。というのが、まず初めに出てくる感想です。物語の途中で時折出てくる時系列の違う話にも狙い通りに翻弄されましたが、結末は疑問も残らずスッキリしていました。
2日で読み切りましたが、時間をかければ1日でも一気読みが可能だと思います。複雑性はなく、読みやすい一冊でした。
秋吉さんの他の作品を是非拝読させていただきたいと思います。
Posted by ブクログ
海外の無人島に集められたミスコンのファイナリストの美女7人、コンテストの主催者が襲われ、美女の1人も殺害されてしまう。
結末が意外で恐ろしい。秋吉理香子さん流石です。
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キャラ濃い女子ばっかりのミステリ! ミスコンに出る人はこのくらいの自負は持って然るべき、と思うかな。悪女ってほどでもない。ただ、最高に後味の悪いイヤミスっていうのは納得。
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ビューティーコンテスト『ミューズ・オブ・ジャパン』のファイナリスト7名はクルーザーでリゾートアイランドに集められる。
そこでは充実したモダンな設備が揃う中で2週間のビューティーキャンプを行い、互いを高めあった後、ファイナルステージが行われる。
ファイナリストと主催者しかいないはずの孤島で主催者がトロフィーで殴られ瀕死の重傷を負う ─────
外見も内面も美しい美女達が集う孤島の楽園。そのシチュエーションにワクワクしてしまう。何このキラキラ感。
それぞれが個性的で魅力的な女性たちだが、事件が起こるごとに、徐々に嘘もバレていき、一人ひとりの本性があらわれ、疑心暗鬼に落ちていく。その過程にもゾクゾクしてしまう。何このドロドロ感。
犯行動機は思ってもいなかったもので、うーんどうだろう!?と思ったけれど、読み返しながら、
本当に自分の大切な人の命の危機に追い込まれたとき、
選択肢の一つになり得るのならば、、、。
それが最善だと思ってしまったならば、、、。
実行できる立場と状況がそろったならば、、、。
そう考えると、人って恐ろしい。
〈ミューズ・オブ・ジャパン募集要項〉
● 十八歳から三十二歳の独身女性
● 日本国籍を有すること
● 結婚、出産経験がないこと
● 心身ともに健康であること
● 身長百六十五センチ以上あること
● タトゥー、ボディピアス、豊胸手術を行っ
た方の募集はご遠慮いただいております
Posted by ブクログ
秋吉理香子さんの作品は自分に合っているのか、いつも読みやすく、展開も好み。
ミスコンファイナリストの美女達がゴージャス。孤島での生活も華やかになると思ったら…
ドロドロしたところが意外とあっさり書かれているので、サクサク読めた。
ミスコンに集められた理由が壮絶。
Posted by ブクログ
テンポ良く展開し、予想だにしなった結末へと収束してゆく、とても面白い作品だった。美しい美女たちが主人公というだけでも、読んでいるのがちょっとワクワクしました。結末と現在がうまいこと交互に書きつらなる文才が読んでいて心地よかった。
Posted by ブクログ
ちょっと無理があるのでは…という設定もあるがさくっと楽しめて面白かった!
すごい方向にいく真相からの救いのないラストが怖すぎて鳥肌!
イヤミスってなんでこんなに嫌な気持ちになる読後感なのに面白いのだろうか
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白亜のヴィラのあるリゾートアイランド。裏の顔を持つミスコンのファイナリストたち。連続殺人。
孤島ミステリ好きにはたまらないシチュエーション。ヴィラで戯れる美女たちの光景は絵になるし、まさに女神の島クローズドサークル。
そしてなにより、女神の所業とも残酷な展開。
とはいえさらっと読めるライトさで、おとぎ話を読んだ感覚に近いかも。ラストの光景が心に浮かんで残っている感じ。
Posted by ブクログ
ストーリーは面白くて、オチも納得感はあったけど…
「大掛かりの計画のわりには行き当たりばったりが多くないか?」「いくらなんでも離島で1人でそれは無理では?」ってツッコミがどうしても拭えない。
でも、一人一人のキャラが立ってて想像しながら読めたからストーリーは楽しめた!
Posted by ブクログ
表紙が気になって読みました。
全員悪女という売り文句に、普段猫をかぶっている女性のドロドロが読みたい!となりました。
本の中に出てくる、個人の容貌と表紙を比べながら読むと面白い。
キャラクターがミスコンの人なのでそれぞれにキャラクター的特徴があり良かったです!
個人的には、十角館の殺人と大枠が似ており、(離島密室殺人)十角館の殺人を映像で見てしまっていたため、犯人や最終展開に物足りなさを感じてしまいました。。。
ただ、部屋を燃やすトリックは知見がない私でも、そういう手でできるのかと簡単に納得アンド驚きができてよかった。
また、悪女と言うには弱いかな、犯人の動機以外は想像通りだったな、と思ってしまった。。
Posted by ブクログ
ミューズを決めるコンテストと銘打って島に集められた女性陣。そこには、衝撃な秘密が隠されていた。一人ずつ殺されていく度に不安と焦りが高まっていく彼女らは儚くもあった。一風変わった作品でした。
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理由はそれ??
ネットでそこまで調べる事が出来るならミスコンのファイナリストに集めなくても、と思ったり。容姿の描写と表紙のイラストと見比べて、誰かなと思ったり。エンタメ要素多く気軽に読める。イヤミスというほどでもないかな。
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全体としてアイデアが素晴らしい小説だと思ったのですが、「余った受精卵から生まれた子が全員美しくミスコンに出てもおかしくないだけのプロポーションをもっていることってある?」と思ってしまった。私の解釈が間違ってる?
Posted by ブクログ
クローズドサークル、孤島ものというだけで嬉しい。
舞台は南国の無人島に建てられたオープン前のリゾートホテル。
ホテルのプレオープンに合わせて歴史あるミスコンの最終選考が開催されるが…
テンポ良し。
Posted by ブクログ
愛という言葉でまとめようとすると人間の欲は醜く恐ろしいと思った。
過去のコンテストが関係してそうくらいまでは予測できたが、あの真相は予測できない。できてもあ〜というかんじだけど。
孤島の連続殺人というところだけ熱い!
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ミスコンの最終審査への合宿でリゾートアイランドに集められた美女たち。しかし主催者が襲われ、参加者にも犠牲者が…
途中までの穏やかな雰囲気から、本性が現れた後の展開あたりが面白かった!結末については少しだけ現実離れしてる感があるけど、思いもよらなかったなーと。
Posted by ブクログ
前半部分は展開が読めず、ドキドキしながら読み進めていましたが、終盤から結末にかけては少し釈然としない部分がありました…
久しぶりに秋吉さんの作品を読めて良かったです!
Posted by ブクログ
コンテストファイナリストになった7名が2週間リゾート無人島に滞在する。共に生活する中で、内面・外見とも美しい人物がグランプリに選ばれるはずだったが、殺人事件が起こり…。
こういうクローズドサークル設定好き。
美しい人たちの、裏事情。窮地に追い込まれた時に表れる本性…。
ここまではとっても面白かった。
最後の展開は、あまりに想像も付かない方向に進んで、ちょっと微妙なまま終わった。
普通に、ありがちな動機でも良かったのに…。
雪下まゆさんのイラスト、7人がドレスを纏い並んでいる表紙が良い。
Posted by ブクログ
*リゾートアイランドに集められた、外見と内面の美を競い合うコンテストの最終候補者。メンバーは女子高生モデル、経営者、小説家、医師、シェフ、インフルエンサー、大学院生の七人。これから二週間、互いを知りながら、高め合いながら、助け合いながら、最終選考の準備を行う。その日々を見守ってグランプリを決めるはずだった主催者が、二日目の朝、瀕死で見つかった。次々と殺人が起きるなか、巧妙に隠された参加者たちの「嘘」も明らかになっていく――。この中で、一番嘘つきの殺人鬼は誰? 最高に後味の悪いイヤミス長編!*
全員、悪女。と言うほどではないと思うけど、全員何かしら後ろめたい何かを隠しつつの参加なので、全員怪しく見えるのはお約束。
そんな中で、一番嘘つきなのは…、となるわけですが、この結末はちょっと想像できなかった。
やや苦しい展開もあるけど、全般的にはサクサク読みやすく、綺麗に収束するラストも悪くない。
軽めのイヤミスをお求めの方にお勧めです。
Posted by ブクログ
※
ミスコンのファイナリストに残った女性たちが、
最終審査に集まった青い海に浮かぶリゾート地の
孤島で次々に殺害されていくミステリー。
犯人は内部犯か外部犯か、そして何のために
彼女たちを殺害しているのか、見当のつかない
理不尽な恐怖に怯えながら、互いに疑い合い
腹のうちを探り合う参加者たちの心理戦は
とてもスリリング。
なんとなく犯人に当たりをつけられたし、
動機も概ね予想が着いたけれど、根本的な
繋がりまでは思いもよらなかったです。
最後に明かされた種明かしが、意外性が
あって面白かった。
Posted by ブクログ
リゾート地にて、ミスコンに勝ち抜いた7人の最終審査が行われた。
殺人が起こるたびに、彼女たちの裏の顔が暴かれていく。
7人も集まると、同じ美しい女性と言う括りだと個性を覚えるのが大変でした。話はとんとん拍子、つっかかることなく、ミステリーなのにスムーズだった。
Posted by ブクログ
孤島に集められたミスコンのファイナリスト7人、最終審査を前に殺人事件が起きる…。
”絶海の孤島”モノの王道ではあるが、オチは変化球そのもの。これで納得できるかは微妙。
しかも200ページそこそこしかないのに、7人のキャラを描きこもうとしてか、無駄な描写や会話が多い。
女性作家ならではのちょっと冷徹な女性描写は小気味いいが、せっかくのステージを上手くいかせてない。
これは90分くらいで映画化かな?ただトリックが難しいけど。
色んな意味でジャケットのビジュアルがよく出来ている。